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8話 【想 い】
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オレの前に何故かキレイな巨大ヘビの氷像ができていた。芸術的で躍動しているようなリアル感も出ていて感動するような作品に仕上がっていた。
「シエラ…この大蛇のモニメントは何かな?」
「ドラゴスネークのモニメント!」
(この子……センスあるね♪…じゃない!)
「私、ヘビって苦手なんだもん…グロイ感じにならない様に仕上げてみたの♪」
あの一瞬でこのデカさの大蛇が氷漬けになってしまうって驚異的だ!
「これって死んでるの?」
「えっとね…仮死状態ってやつだよ。急速冷凍しているから死んでないよ?」
「この状態で死んでないのかよ!?」
「今から撃つ銃弾でチェックメイト」
(他の銃弾でトドメを刺すのか……)
「破壊の弾丸!」
打ち込まれた弾丸はドラゴスネークに触れた瞬間に細かな粒子になって消え去ってしまった。
「今のすごくない?まさか…あんなキレイに粉々になるなんて思いもしなかったぞ!」
「私の能力は弾丸の調合と錬成もできるんだよ!」
(ガンナーって撃つだけじゃないんだな…恐れ入りました!)
〈レベルが上がりました!〉
「え?ナニ?レベルアップ……?」
「おめでとうタクト♪初レベルアップだね!」
「レベルアップってオレは一切戦ってないけど?」
「それは私とタクトは共有しているからだよ?」
「シエラとオレがリンクしているって?」
「タクトが私を創造スキルで生み出したってことになるからスキルで倒した…つまり攻撃になるってことだよ♪」
そうか……彼女は人間であってもオレのスキル扱いになるのか。ちょっと複雑な心境だな……。
「なるほどな。理解した……けど、シエラがオレのスキル扱いは正直に言えば嫌だ!」
「スキルで生み出されただけだから…それに普通の人間だからタクトが人間扱いしてくれたら私はそれでイイ♡」
「よし決めた……。」
「え?」
「他に女の子を創造で生み出さない。オレはシエラだけを愛するから!」
「待った!嬉しい……けど、この先の冒険の中で私の力だけでは乗り切れないかもしれない。
そうなるとタクトを死なせてしまうかも…そう思うと戦力強化と言う意味でも仲間は大事だよ?」
だからと言って男の加入はオレがイヤだし……。条件で恋人を外すなら浮気にならない?シエラだって仲間は欲しいみたいだし……。
「分かった。仲間はいずれ増やすよ!でも、恋人はシエラだけにする。」
「それも待った!他の子達がタクトを好きになってフってしまったら居心地悪と思うし、私はその……仲良くしたい。同じくタクトを好きになったならそれは嬉しいかな♡」
「そう言うものなのか……?」
「うん♡」
「分かった!それなら恋愛は別として仲間は創造スキルを使って増やしていこう!」
話をしながら歩いていたらようやく森を抜けることができ、丘を下った先には小さな町が見えたのだった。
「シエラ…この大蛇のモニメントは何かな?」
「ドラゴスネークのモニメント!」
(この子……センスあるね♪…じゃない!)
「私、ヘビって苦手なんだもん…グロイ感じにならない様に仕上げてみたの♪」
あの一瞬でこのデカさの大蛇が氷漬けになってしまうって驚異的だ!
「これって死んでるの?」
「えっとね…仮死状態ってやつだよ。急速冷凍しているから死んでないよ?」
「この状態で死んでないのかよ!?」
「今から撃つ銃弾でチェックメイト」
(他の銃弾でトドメを刺すのか……)
「破壊の弾丸!」
打ち込まれた弾丸はドラゴスネークに触れた瞬間に細かな粒子になって消え去ってしまった。
「今のすごくない?まさか…あんなキレイに粉々になるなんて思いもしなかったぞ!」
「私の能力は弾丸の調合と錬成もできるんだよ!」
(ガンナーって撃つだけじゃないんだな…恐れ入りました!)
〈レベルが上がりました!〉
「え?ナニ?レベルアップ……?」
「おめでとうタクト♪初レベルアップだね!」
「レベルアップってオレは一切戦ってないけど?」
「それは私とタクトは共有しているからだよ?」
「シエラとオレがリンクしているって?」
「タクトが私を創造スキルで生み出したってことになるからスキルで倒した…つまり攻撃になるってことだよ♪」
そうか……彼女は人間であってもオレのスキル扱いになるのか。ちょっと複雑な心境だな……。
「なるほどな。理解した……けど、シエラがオレのスキル扱いは正直に言えば嫌だ!」
「スキルで生み出されただけだから…それに普通の人間だからタクトが人間扱いしてくれたら私はそれでイイ♡」
「よし決めた……。」
「え?」
「他に女の子を創造で生み出さない。オレはシエラだけを愛するから!」
「待った!嬉しい……けど、この先の冒険の中で私の力だけでは乗り切れないかもしれない。
そうなるとタクトを死なせてしまうかも…そう思うと戦力強化と言う意味でも仲間は大事だよ?」
だからと言って男の加入はオレがイヤだし……。条件で恋人を外すなら浮気にならない?シエラだって仲間は欲しいみたいだし……。
「分かった。仲間はいずれ増やすよ!でも、恋人はシエラだけにする。」
「それも待った!他の子達がタクトを好きになってフってしまったら居心地悪と思うし、私はその……仲良くしたい。同じくタクトを好きになったならそれは嬉しいかな♡」
「そう言うものなのか……?」
「うん♡」
「分かった!それなら恋愛は別として仲間は創造スキルを使って増やしていこう!」
話をしながら歩いていたらようやく森を抜けることができ、丘を下った先には小さな町が見えたのだった。
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