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15.相容れない
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どうしよう。
中庭なう。
ここは巫女の膝枕スチルがあったベンチだ。
え?俺膝枕すれば良いの?何?(大混乱)
「あの、俺に何か用か?名前聞いても良いか?あ、良い、デスカ?」
沈黙に耐えかねたレイが口を開く。
レイは敬語に慣れていなくて、そこも一部貴族から不評だった。そして一部女子には新鮮で、慣れない敬語使ってるの可愛いと人気だった。なぁ~にが可愛いだ。可愛くないわ。
「俺はクレア・ブローナ。同学年だから敬語は要らない。学園では平等に。これは校則で決まっている。顔色悪いのに揉みくちゃにされてたから、無遠慮に引っ張ってきて悪かったな。」
「クレア。……。男、だよな?」
「は?」
はぁぁぁああ????なっっっっんだコイツ!?はぁぁぁ???俺が女に見えんのかぶっ(自主規制)すぞ!!
まあ確かに?遠目とか?薄目で見たら?女顔に見えなくなくもないと思いますが?俺も髪伸ばしちゃってるし?名前もかわいい系だし?いや。隣に座って俺の顔マジかで見ながら女か?はやばくない?控えめに言って頭をやばいぞマジで??
……はっ!!落ち着こう。怒ってはいけない。平常心。彼主人公。俺は一般人。おっけーおっけー。ひっひっふー。
俺がこんなにレイにキレてるのゲーム補正か何か入ってるのでは。自我が保てぬ。
そうするとレイも俺の事嫌うはず。そしてバドエン…!ひぇっ!
「俺が女に見えるか?」
「いや、男だと思う。」
は?????じゃあさっきの質問イズ何?おちょくったのか俺のことを。万死に値するぞ。
落ち着こうって。
「けど、凄く、その…綺麗だから。」
「ん?」
そういえば俺はレイの性格というか属性を1つ忘れていた。
「村にいた男はみんなガサツで暑苦しい馬鹿なヤツばっかだったからさ、クレアみたく優しくて美人で可愛い男は見たことないから。初めて見た時、本物の女神かと思った」
天然タラシ。
カイルのあからさまな口説きと違って、マジで思ったこと(しかも相手の心にクリーンヒットする褒め言葉)を言うから、レイはめちゃくちゃモテるのだった。
カイル相手ならちょっと遊んでくれたらラッキーみたいな、いわばホストだとしよう(そしてクレアはそれにのめり込むヤバい子)。それに対してレイはえ?私の事好きなの?私も好きっ!!ってなるタイプだ。
思い出せば、悪役のクレアに対して好感度は当然低かった気がしたが、初期は違う。
主人公はクレアに対して最初は特に何とも思ってなかった。寧ろ髪が綺麗だとほめたんだ。銀髪は珍しい。クレアのようにくすみ無く月光を閉じ込めたかのような色なら尚更。
嫌われるのは、クレアの嫌がらせがヒートアップし始めた時からだ。カイルが適当に褒める醜い体。自分でも醜いとわかっていながら、好きな人に触り心地が良いとか、ふっくらしてた方が可愛いとか言われてしまえば、現実から目を背けるしかなかった。
けど、本当は自分が嫌いだった。弱くて醜くて才能もない。誰からも愛されるはずが無いと信じていた自分を、曇りない瞳で、主人公は誉めた。
自分より何もかも勝っている人に、ただ純粋に、無垢な瞳で褒められた。
クレアはそれを、心底気持ち悪いと思ったのだ。
それはまるで、まるで…。何だ。うーん。
あ、そう、宇宙人。宇宙人に遭遇したかのように。
中庭なう。
ここは巫女の膝枕スチルがあったベンチだ。
え?俺膝枕すれば良いの?何?(大混乱)
「あの、俺に何か用か?名前聞いても良いか?あ、良い、デスカ?」
沈黙に耐えかねたレイが口を開く。
レイは敬語に慣れていなくて、そこも一部貴族から不評だった。そして一部女子には新鮮で、慣れない敬語使ってるの可愛いと人気だった。なぁ~にが可愛いだ。可愛くないわ。
「俺はクレア・ブローナ。同学年だから敬語は要らない。学園では平等に。これは校則で決まっている。顔色悪いのに揉みくちゃにされてたから、無遠慮に引っ張ってきて悪かったな。」
「クレア。……。男、だよな?」
「は?」
はぁぁぁああ????なっっっっんだコイツ!?はぁぁぁ???俺が女に見えんのかぶっ(自主規制)すぞ!!
まあ確かに?遠目とか?薄目で見たら?女顔に見えなくなくもないと思いますが?俺も髪伸ばしちゃってるし?名前もかわいい系だし?いや。隣に座って俺の顔マジかで見ながら女か?はやばくない?控えめに言って頭をやばいぞマジで??
……はっ!!落ち着こう。怒ってはいけない。平常心。彼主人公。俺は一般人。おっけーおっけー。ひっひっふー。
俺がこんなにレイにキレてるのゲーム補正か何か入ってるのでは。自我が保てぬ。
そうするとレイも俺の事嫌うはず。そしてバドエン…!ひぇっ!
「俺が女に見えるか?」
「いや、男だと思う。」
は?????じゃあさっきの質問イズ何?おちょくったのか俺のことを。万死に値するぞ。
落ち着こうって。
「けど、凄く、その…綺麗だから。」
「ん?」
そういえば俺はレイの性格というか属性を1つ忘れていた。
「村にいた男はみんなガサツで暑苦しい馬鹿なヤツばっかだったからさ、クレアみたく優しくて美人で可愛い男は見たことないから。初めて見た時、本物の女神かと思った」
天然タラシ。
カイルのあからさまな口説きと違って、マジで思ったこと(しかも相手の心にクリーンヒットする褒め言葉)を言うから、レイはめちゃくちゃモテるのだった。
カイル相手ならちょっと遊んでくれたらラッキーみたいな、いわばホストだとしよう(そしてクレアはそれにのめり込むヤバい子)。それに対してレイはえ?私の事好きなの?私も好きっ!!ってなるタイプだ。
思い出せば、悪役のクレアに対して好感度は当然低かった気がしたが、初期は違う。
主人公はクレアに対して最初は特に何とも思ってなかった。寧ろ髪が綺麗だとほめたんだ。銀髪は珍しい。クレアのようにくすみ無く月光を閉じ込めたかのような色なら尚更。
嫌われるのは、クレアの嫌がらせがヒートアップし始めた時からだ。カイルが適当に褒める醜い体。自分でも醜いとわかっていながら、好きな人に触り心地が良いとか、ふっくらしてた方が可愛いとか言われてしまえば、現実から目を背けるしかなかった。
けど、本当は自分が嫌いだった。弱くて醜くて才能もない。誰からも愛されるはずが無いと信じていた自分を、曇りない瞳で、主人公は誉めた。
自分より何もかも勝っている人に、ただ純粋に、無垢な瞳で褒められた。
クレアはそれを、心底気持ち悪いと思ったのだ。
それはまるで、まるで…。何だ。うーん。
あ、そう、宇宙人。宇宙人に遭遇したかのように。
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