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chapter.1 日焼けた傷跡
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人間というものはどういう訳か、嫌な思い出を強く記憶に残す。特に押さえ込んで忘れようとする記憶ほど強く残り、無意識下でそういった思い出は閉じていた蓋を無理やりこじ開けて自分のことを襲ってくる。
──暗闇が昔から苦手だった。嫌な思い出と記憶を呼び起こす闇が怖くて、未だに寝る時電気を消すことが出来ない。そもそも目を閉じると闇が目の前に広がるから、眠ることすら嫌いだ。
だから時たまこうして眠れなくなる時がある。ベッドの上で天井を眺めながら、深い溜息を吐いた。眠らなくては死んでしまうが、眠ることが怖い。生命活動の維持をするのが怖いという時点で、自分は生物の範疇から外れた不良品なのではないかと思う。
自分は壊れているのだと、眠れない時は強く思い、また眠れなくなる。ベッドのサイドテーブルに置いている薬を口に含み、ミネラルウォーターのボトルの口をひねってその中身を薬と一緒に飲んだ。次第に眠くなる。大丈夫、大丈夫と喉元を水と薬が通っていく中唱えていた。
朝起きた時、どうして目覚めるのだろうと思う時がよくある。そんなことを考え出したのはいつからだったか、もう物心ついた時には思っていたような気がする。布団の中で掛け布団をかき集めてそれにしがみつき、暗い朝を迎えた。
どうにかして体を起こし、スマートフォンで時間を確認するとまだ一限すら始まらないようなかなり早朝に目を覚ましていた。充電済みのスマートフォンから充電コードを引き抜き、どうにか布団から這い出て洗面所まで向かう。
小さい洗面台に写った自分の顔をじっと見る。どこをとっても、派手な顔をしていた両親に似ていない地味な顔つきだ。唯一人より目立つところは、このロングヘアと瞳だろうか。生まれた時から色素が薄かったようで、髪の毛は染めなくても明るい茶髪のようだし、瞳も少し赤みがかかった薄茶色をしていた。
不思議なことに、父も母もどちらも髪の毛も瞳の色も濡羽色というやつで、そんな二人の血をわけられて生まれた兄も美しい黒髪が特徴的な美男子だった。血が繋がっていないのではと思ったことはなくもないが、よく見ると私の顔は母の顔のパーツをいくつか引き継いでいて、母親似なことがわかる。
「顔洗うかな。」
冷たい水を出して水だけで朝の洗顔を終え、勉強をするためにリビングと言ってもいいのかよくわからない部屋へと戻り、ローテーブルの前に腰を下ろした。
二年生までは必修科目の第一、第二外国語の勉強のため、教材と勉強用のノートを開いてスマートフォンをテーブルの上に置いてから、ノートにシャーペンを走らせる。夜の仕事を始めると決めてから引っ越してきたこのアパートは、繁華街から少し奥にあるおかげなのか案外静かで勉強に集中できるからありがたい。
シャーペンをノートに走らせながらひたすら勉強に勤しんでいるうちに時は過ぎていき、通学時間がやってきていた。今日は昼のカフェでのアルバイトしかないし、ベースメイクもいつもより適当でいいだろう。テーブルに置いた百均の鏡と対面しながら薄づきのベースメイクを終えて、一応リップを軽く塗った。
クローゼットと言えるのか疑問な元から付いている薄いクローゼットからマウンテンパーカーと、七分丈のボーダーシャツ、タイトなジーパンを取り出し、ハンガーから全部外した。お洒落や可愛い服に興味が無い訳では無いのだけれど、お金がないせいでそういったものを満喫できずにいつも比較的安価で済むカジュアルな服になってしまう。
「ワンピースとか久しぶりに着たい……。」
幼い頃はよく着ていた布をたっぷり使ったような贅沢なワンピースのことを思い出しながら、それとは似ても似つかない素材たちの服を着ていった。
講義の行われる教室に着いてすぐ教材を開き、講義の予習というかもう何度かしている下調べをもう一度行っておく。
大学二年生になってからと言うもの、選択できる講義が一年生の時よりずっと増えて、専門的な話もより多くなる。そうなると試験の時、ややこしい単語だらけになって大変なことになるから教材を読み込んでおくのは結構大事だ。
一人で教材を読み込んでいると、おはよう瑠璃!と元気に声をかけられた。声をかけ、隣に座ってきた人物へ目を向ける。
「ああ、芽依。おはよう。」
大学一年の頃から友人の三田芽依だ。基本的にアルバイトばかりして、常時金欠の私にも友人でいてくれる優しい女の子。
「もう予習?ほんと馬鹿真面目ね。」
「真面目というかやらないと奨学金減るからね。」
死活問題だから、と再度教材に目を向けると芽依は大変ー、と言いながら鞄を横の椅子へ置いたようだ、そういう音がした。
「ね、ところで今日アルバイト休み?」
「んー、一応休みだけど。」
じゃあ飲み会行くわよ、芽依のそんな誘いを断ろうとしたけれど、押しの強い芽依に押される形で、今日の夜飲み会に参加することになってしまった。ああ、まずい、今月の貯金が減る。
芽依に教えられた居酒屋へ行くと割と人が集まっていて、私が顔を出した途端本当に来た!と少しだけ騒がしくなる。
「まさかSSRキャラの瑠理さんに会えるとは。」
握手してくださいとふざけるのは芽依の彼氏である杉谷肇で、私は杉谷の頭を軽く殴っておいた。
いてぇ、と言いながらも楽しそうな杉谷に連れられ、後々芽依が来る予定らしい席の向かい側に座らせられる。こういう居酒屋に来たのが久しぶりで、なんだかすごく居心地が悪い。
「瑠璃ってマジで夜遊べないこと多いけど何してんだよ。」
一番されたくない質問をされた。私が夜にしていることはアルバイトだけれど、もちろん居酒屋だったり普通のアルバイトではない。いわゆる水商売というやつで、まあ簡単に言ってしまえばキャバクラで働いている。
「実家の手伝い。」
ここで口ごもると怪しまれることが分かっていたため、あっさりと嘘を吐いた。動揺もしなかったから杉谷は疑うこともなく、大学生になったってのに大変だなぁと苦笑いをする。
キャバクラで働いているということは、絶対誰にもバレたくなかった。別に恥ずかしいからとかそういう理由ではなくて、キャバクラで働く理由を聞かれたくないからだ。
「あ、もう来てたの?」
口元に手を持って行ったとき芽依が現れて、慌てて口から手を離した。いかん、気を抜くとすぐ癖が出そうになる。あまりこの癖は行儀が良くないから外ではしないようにしているのに。
「そういえば今回の飲み会、あの人来るらしいわ。」
あの人?と首を傾げたとき、きゃあきゃあと女の子が騒がしくなった。げっ、まさか、あの人って……。
「遅いぞ一条ー!」
四年の先輩が、一条と呼んだ背の高い黒髪の男の肩に腕を回す。先輩に絡まれた黒髪の男は少し困ったような笑みを浮かべてから、すみませんと謝ってさりげなく先輩の腕を自分の肩から剥がした。
芸能人みたいに整ったその顔で、惜しげもなく笑顔を振りまいているのは一条秀。人文学科の有名人で、この場にいる全員は多分彼のことを知っているだろう。
成績優秀、容姿端麗、そして実家は一条グループという元財閥の超資産家。ここまでの三拍子が揃って女性にモテないはずもなく、一年生の頃から女生徒から告白されまくっていると噂の男だ。
「そういえば瑠璃って一条先輩と会ったの初めてじゃない?挨拶しておきなさい。」
「えっ、な、なんで、いい、平気。」
余計な気を利かせようとしている芽依を止めようとするも遅く、一条先輩、と芽依は一条秀に声をかけていた。どうしたの?とこちらを見る顔が、小さい頃とそっくりで寒気がしてくる。
「この子先輩に会うの初めてで、ね?」
「あー、ああうん……初めまして。香椎瑠璃です。」
最早やけくそで挨拶をし、頭を下げておいた。初めましてでもなんでもないけれど、もしかすると相手は忘れているかもしれない。苗字も両親が離婚したから変わったし。
「初めましてね……よろしく。」
にこやかにこちらに手を挙げた一条秀。ああ、あの様子じゃ、覚えているな。
そう思うと気が気じゃなくて、久しぶりに仕事以外でお酒を飲んでいるのに味はちっとも分からなかった。
──暗闇が昔から苦手だった。嫌な思い出と記憶を呼び起こす闇が怖くて、未だに寝る時電気を消すことが出来ない。そもそも目を閉じると闇が目の前に広がるから、眠ることすら嫌いだ。
だから時たまこうして眠れなくなる時がある。ベッドの上で天井を眺めながら、深い溜息を吐いた。眠らなくては死んでしまうが、眠ることが怖い。生命活動の維持をするのが怖いという時点で、自分は生物の範疇から外れた不良品なのではないかと思う。
自分は壊れているのだと、眠れない時は強く思い、また眠れなくなる。ベッドのサイドテーブルに置いている薬を口に含み、ミネラルウォーターのボトルの口をひねってその中身を薬と一緒に飲んだ。次第に眠くなる。大丈夫、大丈夫と喉元を水と薬が通っていく中唱えていた。
朝起きた時、どうして目覚めるのだろうと思う時がよくある。そんなことを考え出したのはいつからだったか、もう物心ついた時には思っていたような気がする。布団の中で掛け布団をかき集めてそれにしがみつき、暗い朝を迎えた。
どうにかして体を起こし、スマートフォンで時間を確認するとまだ一限すら始まらないようなかなり早朝に目を覚ましていた。充電済みのスマートフォンから充電コードを引き抜き、どうにか布団から這い出て洗面所まで向かう。
小さい洗面台に写った自分の顔をじっと見る。どこをとっても、派手な顔をしていた両親に似ていない地味な顔つきだ。唯一人より目立つところは、このロングヘアと瞳だろうか。生まれた時から色素が薄かったようで、髪の毛は染めなくても明るい茶髪のようだし、瞳も少し赤みがかかった薄茶色をしていた。
不思議なことに、父も母もどちらも髪の毛も瞳の色も濡羽色というやつで、そんな二人の血をわけられて生まれた兄も美しい黒髪が特徴的な美男子だった。血が繋がっていないのではと思ったことはなくもないが、よく見ると私の顔は母の顔のパーツをいくつか引き継いでいて、母親似なことがわかる。
「顔洗うかな。」
冷たい水を出して水だけで朝の洗顔を終え、勉強をするためにリビングと言ってもいいのかよくわからない部屋へと戻り、ローテーブルの前に腰を下ろした。
二年生までは必修科目の第一、第二外国語の勉強のため、教材と勉強用のノートを開いてスマートフォンをテーブルの上に置いてから、ノートにシャーペンを走らせる。夜の仕事を始めると決めてから引っ越してきたこのアパートは、繁華街から少し奥にあるおかげなのか案外静かで勉強に集中できるからありがたい。
シャーペンをノートに走らせながらひたすら勉強に勤しんでいるうちに時は過ぎていき、通学時間がやってきていた。今日は昼のカフェでのアルバイトしかないし、ベースメイクもいつもより適当でいいだろう。テーブルに置いた百均の鏡と対面しながら薄づきのベースメイクを終えて、一応リップを軽く塗った。
クローゼットと言えるのか疑問な元から付いている薄いクローゼットからマウンテンパーカーと、七分丈のボーダーシャツ、タイトなジーパンを取り出し、ハンガーから全部外した。お洒落や可愛い服に興味が無い訳では無いのだけれど、お金がないせいでそういったものを満喫できずにいつも比較的安価で済むカジュアルな服になってしまう。
「ワンピースとか久しぶりに着たい……。」
幼い頃はよく着ていた布をたっぷり使ったような贅沢なワンピースのことを思い出しながら、それとは似ても似つかない素材たちの服を着ていった。
講義の行われる教室に着いてすぐ教材を開き、講義の予習というかもう何度かしている下調べをもう一度行っておく。
大学二年生になってからと言うもの、選択できる講義が一年生の時よりずっと増えて、専門的な話もより多くなる。そうなると試験の時、ややこしい単語だらけになって大変なことになるから教材を読み込んでおくのは結構大事だ。
一人で教材を読み込んでいると、おはよう瑠璃!と元気に声をかけられた。声をかけ、隣に座ってきた人物へ目を向ける。
「ああ、芽依。おはよう。」
大学一年の頃から友人の三田芽依だ。基本的にアルバイトばかりして、常時金欠の私にも友人でいてくれる優しい女の子。
「もう予習?ほんと馬鹿真面目ね。」
「真面目というかやらないと奨学金減るからね。」
死活問題だから、と再度教材に目を向けると芽依は大変ー、と言いながら鞄を横の椅子へ置いたようだ、そういう音がした。
「ね、ところで今日アルバイト休み?」
「んー、一応休みだけど。」
じゃあ飲み会行くわよ、芽依のそんな誘いを断ろうとしたけれど、押しの強い芽依に押される形で、今日の夜飲み会に参加することになってしまった。ああ、まずい、今月の貯金が減る。
芽依に教えられた居酒屋へ行くと割と人が集まっていて、私が顔を出した途端本当に来た!と少しだけ騒がしくなる。
「まさかSSRキャラの瑠理さんに会えるとは。」
握手してくださいとふざけるのは芽依の彼氏である杉谷肇で、私は杉谷の頭を軽く殴っておいた。
いてぇ、と言いながらも楽しそうな杉谷に連れられ、後々芽依が来る予定らしい席の向かい側に座らせられる。こういう居酒屋に来たのが久しぶりで、なんだかすごく居心地が悪い。
「瑠璃ってマジで夜遊べないこと多いけど何してんだよ。」
一番されたくない質問をされた。私が夜にしていることはアルバイトだけれど、もちろん居酒屋だったり普通のアルバイトではない。いわゆる水商売というやつで、まあ簡単に言ってしまえばキャバクラで働いている。
「実家の手伝い。」
ここで口ごもると怪しまれることが分かっていたため、あっさりと嘘を吐いた。動揺もしなかったから杉谷は疑うこともなく、大学生になったってのに大変だなぁと苦笑いをする。
キャバクラで働いているということは、絶対誰にもバレたくなかった。別に恥ずかしいからとかそういう理由ではなくて、キャバクラで働く理由を聞かれたくないからだ。
「あ、もう来てたの?」
口元に手を持って行ったとき芽依が現れて、慌てて口から手を離した。いかん、気を抜くとすぐ癖が出そうになる。あまりこの癖は行儀が良くないから外ではしないようにしているのに。
「そういえば今回の飲み会、あの人来るらしいわ。」
あの人?と首を傾げたとき、きゃあきゃあと女の子が騒がしくなった。げっ、まさか、あの人って……。
「遅いぞ一条ー!」
四年の先輩が、一条と呼んだ背の高い黒髪の男の肩に腕を回す。先輩に絡まれた黒髪の男は少し困ったような笑みを浮かべてから、すみませんと謝ってさりげなく先輩の腕を自分の肩から剥がした。
芸能人みたいに整ったその顔で、惜しげもなく笑顔を振りまいているのは一条秀。人文学科の有名人で、この場にいる全員は多分彼のことを知っているだろう。
成績優秀、容姿端麗、そして実家は一条グループという元財閥の超資産家。ここまでの三拍子が揃って女性にモテないはずもなく、一年生の頃から女生徒から告白されまくっていると噂の男だ。
「そういえば瑠璃って一条先輩と会ったの初めてじゃない?挨拶しておきなさい。」
「えっ、な、なんで、いい、平気。」
余計な気を利かせようとしている芽依を止めようとするも遅く、一条先輩、と芽依は一条秀に声をかけていた。どうしたの?とこちらを見る顔が、小さい頃とそっくりで寒気がしてくる。
「この子先輩に会うの初めてで、ね?」
「あー、ああうん……初めまして。香椎瑠璃です。」
最早やけくそで挨拶をし、頭を下げておいた。初めましてでもなんでもないけれど、もしかすると相手は忘れているかもしれない。苗字も両親が離婚したから変わったし。
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