71 / 81
王都来訪編Ⅱ 道草の章
1 ローラン子爵領
しおりを挟む
分岐点で商隊と別れた俺達は、再び三人で王国領を目指す。
王都へはこの先にあるローラン子爵領というところを抜けて行くことになる。
この辺りまで来れば魔物や盗賊の数もぐんと減って、一応ひと安心と言えるらしい。
その言葉通り、特に戦闘に巻き込まれることもなく、二刻程進んだところで砦のような場所に出た。
石造りの城壁に囲まれた如何にも堅牢そうな建物で、中には相応の数の兵士が駐留していることが外まで漂う気配から見て取れた。
恐らく国境に面していて関所を兼ねていることから、このような物々しい警備が敷かれているのだろう。
早速、その中の一人に城壁の上から誰何の声が掛けられる。
「そこの者、止まれ。この先はルタ王国ローラン子爵領である。そのことを知った上での来訪であろうな?」
「我々はルタ王国の冒険者だ。ハンマーフェローより帰還し、これより王都へ向かう者である」
俺は慣例に倣った口上を述べる。
厳密に言えばミアはまだルタ王国の冒険者になっていないが、それくらいの齟齬は問題になるまい。
「それならば砦内で入国審査を受けて貰うぞ。異存はないだろうな?」
ない、と答えると、それを待ち構えていたかのように正面の城門が重々しい音を立てて内側へ開いた。
後になって聞いたところ、門は普段から閉じているとは限らず、旅客が多い時は開け放しておくこともあるそうだ。今回はたまたま通行人が少なかったと見える。夜間が閉め切られるのは言うまでもない。
審査は冒険者ギルド発行の認識票を見せただけで呆気なくパスした。
特に黄金級冒険者で貴族令嬢でもあるセレスの威光は絶大で、所持品検査もなおざりに済まされ、こんなことで大丈夫かと心配になるほどだったが、それだけ身分の格差が顕著ということだろう。
ちなみにギルド発行の認識票は、首に掛けるいわゆるドッグタグ形式のものだ。
等級によって色や輝き具合が違うのは、表面に鍍金される金属の種類が異なるせいらしい。
当然、青磁のミアや黒曜の俺より、黄金級のセレスの方が遥かに輝いて見える。
いずれにしても無事国境を通過できたので、ここからは大手を振ってルタ王国内を行けるわけだ。
まずはローラン子爵領の領都に寄って、一旦これまでの旅塵を払うとしよう。
「なかなかに活気がありそうな都市ね」
到着したローラン市はクーベルタン市ほどではないにしろ、領都に相応しい賑わいを見せていた。
特に農作物の栽培が盛んなようで、市場には見慣れた物から初めて目にする変わり種まで、実に色取り取りの野菜や果物が並んでいる。
これらは重要な輸出品目にもなっているそうだ。
「ひと先ず宿を取ったら、浴場に行きたいわ」
目抜き通りを進みながらセレスがそんなことを口にする。
ハンマーフェローには入浴の文化はなく、自宅において行水などで済ませるのが一般的だ。当然、公衆浴場も見かけない。
不潔にしていたわけではないので衛生面での問題はないとはいえ、ひと月以上に渡ってそんな生活をしていたせいで、風呂好きのセレスとしては待ちに待った瞬間と言えるのだろう。
ミアは風呂そのものを知らなかった。狗狼族にも入浴の習慣はない模様。あとで連れて行ってどんな反応をするのか見るのが愉しみだ。
と、ここでハタと気付く。
いつの間にかセレスやミアと一緒に入浴するのが当たり前と考えるようになってしまっていた。
まあ、毎日自分の身体を見ているので、今更女性の裸を前にしたところで興奮するわけではないのだが、それはそれで淋しい気がする。
もし男に戻れたら再び新鮮な気持ちで女性と向き合えるのだろうか。やや心配である。
そんなことを考えているうちに、目的の宿に到着する。門前で衛士に教えて貰ったお勧めの宿屋だ。少々値は張るが、厩舎があって馬を預けられる上、部屋の清潔さに定評があるそうだ。
チェックインを終えると、早速セレスが公衆浴場に行きたがったので、三人で連れ立って紹介された施設に向かう。
ここでもやはりクーベルタン市の公衆浴場と比べると若干見劣りするものの、全体の流れとしては同じで、入浴料を払い、湯着に着替えて浴場へ赴く。
掛け湯をして、セレスに誘われるまま恐る恐るお湯に浸かったミアが、不思議そうな声を上げた。
「何かヘン」
周囲の水が温かいのに戸惑っているようだが、湯船から上がろうとはしないので、それなりに気に入ったようだ。
ひと通り温まったところで、洗い場で自分の身体を洗うついでにミアの髪の毛や背中も流してやる。この辺りのことはハンマーフェローに滞在中も行水の際にしていたので、もはや手慣れたものだ。
どちらかというと、姪っ子に対する叔父さんの気分で接している。
さすがにセレス相手に、そんな感情にはなれないけどね。
公衆浴場から宿に戻ると、何故か手紙が届いていた。しかも御丁寧に印章入りの封蝋までしてある。
庶民がそんなことをするはずがないから、送り主はそれなりに身分ある相手に違いない。
差出人を見たセレスが僅かに眉を顰める。
冒険者ギルドの依頼票くらいの簡単な読み書きならできるようになった俺だが、固有名詞はさすがに判読するのは不可能だ。
封蝋を破ったセレスが内容を読み終えるのをミアと二人で待つ。
素早く手紙に目を通したセレスが大きく溜め息を吐いた。
「誰からだったの?」
俺は真っ先にそう訊ねた。
「ローラン子爵家次期当主からのものよ。嫡男ヴィクトル名義で送られているわ」
「次期当主……?」
当主ではなく、その息子からということのようだ。それには何か貴族社会特有の意味があるのだろうか? 送り先が当主ではないからそれに合わせてのこととか。あるいは単純に相手を見くびっているという線も考えられる。
そんな俺の思考を読んだように、違う違う、とセレスが苦笑いしながら否定する。
「手紙によれば当主であるローラン子爵様は社交シーズンに合わせて王都に行って不在とのことよ。その間、領地の運営を任されているのは自分だから名代として送ったということみたい」
どうやら他意はなかったようだ。
「それで何って書いてあったの?」
俺の考え過ぎとわかった途端、肝心の内容が気になり出す。
「どこかで私達がやって来たことを聞き付けたようね。たぶん、砦からの知らせを受けたんでしょう。それで明日の晩餐に招待したいって。こういうことがあるから目立ちたくなかったのよね」
セレスに目立つなというのは、まあ無理な相談だろう。
「それでどうするの? 明日の朝には発つ予定だったけど、受けるなら私とミアは二人で適当に時間を潰すわよ」
「ここにはお付きの人も一緒にどうぞと書いてあるわ。二人のこともわかっているようね」
〈えっ? 俺達まで?〉
庶民の間ではそれほどでもないが、貴族には亜人に偏見を持つ者も少なくないと聞く。俺だってどう見ても王国人とは思われまい。
そんな俺達を招いてトラブルにはならないのだろうか。
「当主不在の私的な食事会だから気兼ねしなくていいそうよ。出席者も向こうは次期当主だけみたいだし」
「断ることはできるの?」
俺は念のため、セレスに訊いてみる。
「私的な会食とはいえ、正式な招待を受けた以上、二人はともかく私は相応の理由が無ければ難しいでしょうね。下手をすると実家に苦情が届くかも知れない」
そうなると俺とミアが出席しなかった場合、次期当主とセレスの二人きりになるわけか。使用人や給仕係はいるに違いないからまったく二人だけの空間ではないにしろ、それは何だか面白くない。
それにどこかで聞いた名だと気になっていたが、急に思い出した。確かローラン子爵家の嫡男ヴィクトルと言ったら以前にセレスの兄、ランベールが勝手に見合いをセッティングした相手だったはずだ。
結局、見合いは実現しなかったらしいが、まさかその時の代わりということではないだろうな。
二人はどうする? とセレスが訊いてきて、俺は、行く、と即断した。
これこそ穿った見方と言えるかも知れないが、そんな場にセレス一人をやるわけにはいかない。
その場でセレスが出席する旨の返事を書き、宿の人間に手間賃を与えて領主館に届けさせた。
俺とセレスの衣装はカミラさんから餞別に貰ったドレスで良いだろう。
あとはミアの着る物を明日の晩までに用意すれば良いだけだ。
王都へはこの先にあるローラン子爵領というところを抜けて行くことになる。
この辺りまで来れば魔物や盗賊の数もぐんと減って、一応ひと安心と言えるらしい。
その言葉通り、特に戦闘に巻き込まれることもなく、二刻程進んだところで砦のような場所に出た。
石造りの城壁に囲まれた如何にも堅牢そうな建物で、中には相応の数の兵士が駐留していることが外まで漂う気配から見て取れた。
恐らく国境に面していて関所を兼ねていることから、このような物々しい警備が敷かれているのだろう。
早速、その中の一人に城壁の上から誰何の声が掛けられる。
「そこの者、止まれ。この先はルタ王国ローラン子爵領である。そのことを知った上での来訪であろうな?」
「我々はルタ王国の冒険者だ。ハンマーフェローより帰還し、これより王都へ向かう者である」
俺は慣例に倣った口上を述べる。
厳密に言えばミアはまだルタ王国の冒険者になっていないが、それくらいの齟齬は問題になるまい。
「それならば砦内で入国審査を受けて貰うぞ。異存はないだろうな?」
ない、と答えると、それを待ち構えていたかのように正面の城門が重々しい音を立てて内側へ開いた。
後になって聞いたところ、門は普段から閉じているとは限らず、旅客が多い時は開け放しておくこともあるそうだ。今回はたまたま通行人が少なかったと見える。夜間が閉め切られるのは言うまでもない。
審査は冒険者ギルド発行の認識票を見せただけで呆気なくパスした。
特に黄金級冒険者で貴族令嬢でもあるセレスの威光は絶大で、所持品検査もなおざりに済まされ、こんなことで大丈夫かと心配になるほどだったが、それだけ身分の格差が顕著ということだろう。
ちなみにギルド発行の認識票は、首に掛けるいわゆるドッグタグ形式のものだ。
等級によって色や輝き具合が違うのは、表面に鍍金される金属の種類が異なるせいらしい。
当然、青磁のミアや黒曜の俺より、黄金級のセレスの方が遥かに輝いて見える。
いずれにしても無事国境を通過できたので、ここからは大手を振ってルタ王国内を行けるわけだ。
まずはローラン子爵領の領都に寄って、一旦これまでの旅塵を払うとしよう。
「なかなかに活気がありそうな都市ね」
到着したローラン市はクーベルタン市ほどではないにしろ、領都に相応しい賑わいを見せていた。
特に農作物の栽培が盛んなようで、市場には見慣れた物から初めて目にする変わり種まで、実に色取り取りの野菜や果物が並んでいる。
これらは重要な輸出品目にもなっているそうだ。
「ひと先ず宿を取ったら、浴場に行きたいわ」
目抜き通りを進みながらセレスがそんなことを口にする。
ハンマーフェローには入浴の文化はなく、自宅において行水などで済ませるのが一般的だ。当然、公衆浴場も見かけない。
不潔にしていたわけではないので衛生面での問題はないとはいえ、ひと月以上に渡ってそんな生活をしていたせいで、風呂好きのセレスとしては待ちに待った瞬間と言えるのだろう。
ミアは風呂そのものを知らなかった。狗狼族にも入浴の習慣はない模様。あとで連れて行ってどんな反応をするのか見るのが愉しみだ。
と、ここでハタと気付く。
いつの間にかセレスやミアと一緒に入浴するのが当たり前と考えるようになってしまっていた。
まあ、毎日自分の身体を見ているので、今更女性の裸を前にしたところで興奮するわけではないのだが、それはそれで淋しい気がする。
もし男に戻れたら再び新鮮な気持ちで女性と向き合えるのだろうか。やや心配である。
そんなことを考えているうちに、目的の宿に到着する。門前で衛士に教えて貰ったお勧めの宿屋だ。少々値は張るが、厩舎があって馬を預けられる上、部屋の清潔さに定評があるそうだ。
チェックインを終えると、早速セレスが公衆浴場に行きたがったので、三人で連れ立って紹介された施設に向かう。
ここでもやはりクーベルタン市の公衆浴場と比べると若干見劣りするものの、全体の流れとしては同じで、入浴料を払い、湯着に着替えて浴場へ赴く。
掛け湯をして、セレスに誘われるまま恐る恐るお湯に浸かったミアが、不思議そうな声を上げた。
「何かヘン」
周囲の水が温かいのに戸惑っているようだが、湯船から上がろうとはしないので、それなりに気に入ったようだ。
ひと通り温まったところで、洗い場で自分の身体を洗うついでにミアの髪の毛や背中も流してやる。この辺りのことはハンマーフェローに滞在中も行水の際にしていたので、もはや手慣れたものだ。
どちらかというと、姪っ子に対する叔父さんの気分で接している。
さすがにセレス相手に、そんな感情にはなれないけどね。
公衆浴場から宿に戻ると、何故か手紙が届いていた。しかも御丁寧に印章入りの封蝋までしてある。
庶民がそんなことをするはずがないから、送り主はそれなりに身分ある相手に違いない。
差出人を見たセレスが僅かに眉を顰める。
冒険者ギルドの依頼票くらいの簡単な読み書きならできるようになった俺だが、固有名詞はさすがに判読するのは不可能だ。
封蝋を破ったセレスが内容を読み終えるのをミアと二人で待つ。
素早く手紙に目を通したセレスが大きく溜め息を吐いた。
「誰からだったの?」
俺は真っ先にそう訊ねた。
「ローラン子爵家次期当主からのものよ。嫡男ヴィクトル名義で送られているわ」
「次期当主……?」
当主ではなく、その息子からということのようだ。それには何か貴族社会特有の意味があるのだろうか? 送り先が当主ではないからそれに合わせてのこととか。あるいは単純に相手を見くびっているという線も考えられる。
そんな俺の思考を読んだように、違う違う、とセレスが苦笑いしながら否定する。
「手紙によれば当主であるローラン子爵様は社交シーズンに合わせて王都に行って不在とのことよ。その間、領地の運営を任されているのは自分だから名代として送ったということみたい」
どうやら他意はなかったようだ。
「それで何って書いてあったの?」
俺の考え過ぎとわかった途端、肝心の内容が気になり出す。
「どこかで私達がやって来たことを聞き付けたようね。たぶん、砦からの知らせを受けたんでしょう。それで明日の晩餐に招待したいって。こういうことがあるから目立ちたくなかったのよね」
セレスに目立つなというのは、まあ無理な相談だろう。
「それでどうするの? 明日の朝には発つ予定だったけど、受けるなら私とミアは二人で適当に時間を潰すわよ」
「ここにはお付きの人も一緒にどうぞと書いてあるわ。二人のこともわかっているようね」
〈えっ? 俺達まで?〉
庶民の間ではそれほどでもないが、貴族には亜人に偏見を持つ者も少なくないと聞く。俺だってどう見ても王国人とは思われまい。
そんな俺達を招いてトラブルにはならないのだろうか。
「当主不在の私的な食事会だから気兼ねしなくていいそうよ。出席者も向こうは次期当主だけみたいだし」
「断ることはできるの?」
俺は念のため、セレスに訊いてみる。
「私的な会食とはいえ、正式な招待を受けた以上、二人はともかく私は相応の理由が無ければ難しいでしょうね。下手をすると実家に苦情が届くかも知れない」
そうなると俺とミアが出席しなかった場合、次期当主とセレスの二人きりになるわけか。使用人や給仕係はいるに違いないからまったく二人だけの空間ではないにしろ、それは何だか面白くない。
それにどこかで聞いた名だと気になっていたが、急に思い出した。確かローラン子爵家の嫡男ヴィクトルと言ったら以前にセレスの兄、ランベールが勝手に見合いをセッティングした相手だったはずだ。
結局、見合いは実現しなかったらしいが、まさかその時の代わりということではないだろうな。
二人はどうする? とセレスが訊いてきて、俺は、行く、と即断した。
これこそ穿った見方と言えるかも知れないが、そんな場にセレス一人をやるわけにはいかない。
その場でセレスが出席する旨の返事を書き、宿の人間に手間賃を与えて領主館に届けさせた。
俺とセレスの衣装はカミラさんから餞別に貰ったドレスで良いだろう。
あとはミアの着る物を明日の晩までに用意すれば良いだけだ。
0
あなたにおすすめの小説
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
俺、何しに異世界に来たんだっけ?
右足の指
ファンタジー
「目的?チートスキル?…なんだっけ。」
主人公は、転生の儀に見事に失敗し、爆散した。
気づいた時には見知らぬ部屋、見知らぬ空間。その中で佇む、美しい自称女神の女の子…。
「あなたに、お願いがあります。どうか…」
そして体は宙に浮き、見知らぬ方陣へと消え去っていく…かに思えたその瞬間、空間内をとてつもない警報音が鳴り響く。周りにいた羽の生えた天使さんが騒ぎたて、なんだかポカーンとしている自称女神、その中で突然と身体がグチャグチャになりながらゆっくり方陣に吸い込まれていく主人公…そして女神は確信し、呟いた。
「やべ…失敗した。」
女神から託された壮大な目的、授けられたチートスキルの数々…その全てを忘れた主人公の壮大な冒険(?)が今始まる…!
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる