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三章.雪豹の青年
84.雪豹の青年と欲求(★)
アークと二人きり。熱気が籠った寝室に、艶やかな嬌声と荒い呼吸音、グチグチと粘着質な音が響く。
「ほら、だいぶ綻んできたぞ」
「ぁあっ! ぁ……ん、ふ……」
後孔に入れられたアークの人差し指が、内部で曲げられてスノウの内壁を抉るように刺激する。そのまま入り口を緩めるようにぐるりとかき混ぜられると、スノウは背をのけ反らせて大きく喘いだ。
内壁がアークの指に抵抗するようにうねるけれど、全く意味をなしていない。むしろ、その反応を喜ぶように、アークは動きをより力強く、激しいものにした。
「あうっ……も、やぁ……」
後孔を弄られ始めてからどれほど時間が経ったのだろうか。
アークの香りに満たされたスノウの身体は、際限なく熱を発し、アークが弄るさらに奥の方がズクズクと疼く。滴る汗が不快だけれど、それを拭う余裕はない。
絶え間なく与えられる暴力的なほどの快感に、スノウの身体は力を失い、指は枕に縋るだけ。たまに反射的に足で宙を蹴るほかは、アークにされるがままの状態だった。
「可愛いぞ、スノウ。気持ちいいか?」
「わかんな、っ……あっ、うぅ!」
耳元で囁かれて答えながらも、後孔だけではなく、胸の尖りまで指先で弄られ、スノウはその甘く刺激的な快感に、ポロポロと涙を零して喘いだ。
「――も、むりぃ……アーク、ちょうだいっ……」
ずっと奥が疼いている。指が届かない場所が、アークを求めて切なく蠢いていた。求める快感を先延ばしにされている気がして、もどかしくてたまらない。
涙でぼやける視界に必死に目をこらし、アークを見つめる。
スノウの本能的な欲求は、もう限界を迎えようとしていた。力が入らない手を必死に動かし、アークの肩に縋る。
「……そろそろ良さそうかな」
アークがニヤリと笑った気がした。唇を重ねるだけのキスの後、スノウの身体がコロリとシーツの上で転がされる。
枕に抱きつくようにしながら、スノウは背後のアークの姿を追って振り返った。
力の抜けた腰がアークに抱えられる。弄られ続けていた後孔を、アークがじっと見下ろしていた。
「んん……そんなに、見ちゃ、いや……」
ブワッと顔が熱くなる。
そんなところ、誰かに見せるようなものではないはずだ。恥ずかしさで逃げ出したくなるけれど、腰を掴まれているから、ただ揺れるだけになる。
その動きは、アークの目にはむしろ先をねだっているように見えたらしい。
愉快げに喉で笑いながら、お尻を開くように掴まれた。ぐずぐずに蕩けた後孔に親指の先が忍び込み、グイッと開く。中まで見るようなアークの仕草に、スノウの羞恥心は最高潮に達した。
「やだって、ばぁっ!」
力を振り絞って逃げようとしたら、アークの雰囲気が急変した。
恐ろしいほどの密度で香りが押し寄せてきて、腰が力強く掴まれる。
引き寄せられた先にあったのは、熱くて硬いもの。後孔に触れた熱さに、内壁が本能的に蠢いた。長い愛撫によって綻んでいたそこが、求めていたものを必死に食もうとしているのだ。
「ああっ! アーク、ほしいっ。それ、ちょうだいっ!」
もう逃げるなんてスノウの頭になかった。ただひたすらに、本能がアークを欲していた。
「……たくさんやるぞ。だから、逃げてくれるなよ」
アークの身体が、スノウの背に覆いかぶさってくる。耳の端が甘噛みされて、スノウは背をのけ反らせた。そんな些細な愛撫さえ、今のスノウにとっては泣いてしまうほどの刺激なのだ。
「――じゃないと、身体中噛みついて、ひどいことをしたくなる。……スノウを傷つけたくないんだ。分かるな?」
「うんっ、もう、ちょうだい……っ!」
正直何を言われているかなんて、理解していなかった。でも、何かを聞かれたことは分かっていて、それに頷かないと、求めるものを与えられないことには気づいていた。
必死に頷くと、アークが愉快げな声を零し、スノウの首の後ろを熱い舌で舐める。
「――あああっ!」
信じられないほどの快感で、身体がガクガクと震える。舐められたところが、アークに支配の印を刻まれることを歓迎しているようだった。
「……いれるぞ」
トロトロに蕩けた後孔に、熱い塊が押し付けられ、些細な抵抗をものともせずに侵入してくる。愛撫で溢れていた蜜が、その動きを助けながら、ぐぷっと淫らな音を立てた。
「あ、ああ! はい、ちゃ……んああっ!」
「クッ……」
蕩けた内壁を擦り上げ、熱い剛直が内部を押し広げる。その圧迫感に声を漏らしながら、スノウは押し寄せてくる香りと快感に、うっとりと目を細めた。
ようやく、求めていたものを与えられた。
その満足感は例えようもないほど幸せで、スノウは自分の下腹部に手を伸ばす。そこが僅かに膨らんでいる気がして、思わず頬が緩んだ。
(この中に、アークが、いっぱい……)
スノウを気遣うように、ゆっくりと侵入してくるアークの剛直。狭いスノウの中を隙間なく満たすもの。
それが愛おしくてたまらなくて、もっと味わいたくて、意識して後孔に力を籠めた。
途端に蠢く内壁に、アークから「ウッ……」と低く艶やかな声が漏れる。
「ぁあっ!」
止めようと思っても、内壁はきゅうきゅうとアークを締めつけ続けた。次から次へと快感が溢れてどうしようもない。
スノウは背をのけ反らせて喘ぎながら、ポロポロと涙を零した。
「……自分がしたくせに、なんで泣いてるんだ」
アークが苦しそうに笑いながら呟き、スノウの頭を撫でる。その言葉を理解する余裕さえ、今のスノウには残っていなかったけれど。
「ほら、だいぶ綻んできたぞ」
「ぁあっ! ぁ……ん、ふ……」
後孔に入れられたアークの人差し指が、内部で曲げられてスノウの内壁を抉るように刺激する。そのまま入り口を緩めるようにぐるりとかき混ぜられると、スノウは背をのけ反らせて大きく喘いだ。
内壁がアークの指に抵抗するようにうねるけれど、全く意味をなしていない。むしろ、その反応を喜ぶように、アークは動きをより力強く、激しいものにした。
「あうっ……も、やぁ……」
後孔を弄られ始めてからどれほど時間が経ったのだろうか。
アークの香りに満たされたスノウの身体は、際限なく熱を発し、アークが弄るさらに奥の方がズクズクと疼く。滴る汗が不快だけれど、それを拭う余裕はない。
絶え間なく与えられる暴力的なほどの快感に、スノウの身体は力を失い、指は枕に縋るだけ。たまに反射的に足で宙を蹴るほかは、アークにされるがままの状態だった。
「可愛いぞ、スノウ。気持ちいいか?」
「わかんな、っ……あっ、うぅ!」
耳元で囁かれて答えながらも、後孔だけではなく、胸の尖りまで指先で弄られ、スノウはその甘く刺激的な快感に、ポロポロと涙を零して喘いだ。
「――も、むりぃ……アーク、ちょうだいっ……」
ずっと奥が疼いている。指が届かない場所が、アークを求めて切なく蠢いていた。求める快感を先延ばしにされている気がして、もどかしくてたまらない。
涙でぼやける視界に必死に目をこらし、アークを見つめる。
スノウの本能的な欲求は、もう限界を迎えようとしていた。力が入らない手を必死に動かし、アークの肩に縋る。
「……そろそろ良さそうかな」
アークがニヤリと笑った気がした。唇を重ねるだけのキスの後、スノウの身体がコロリとシーツの上で転がされる。
枕に抱きつくようにしながら、スノウは背後のアークの姿を追って振り返った。
力の抜けた腰がアークに抱えられる。弄られ続けていた後孔を、アークがじっと見下ろしていた。
「んん……そんなに、見ちゃ、いや……」
ブワッと顔が熱くなる。
そんなところ、誰かに見せるようなものではないはずだ。恥ずかしさで逃げ出したくなるけれど、腰を掴まれているから、ただ揺れるだけになる。
その動きは、アークの目にはむしろ先をねだっているように見えたらしい。
愉快げに喉で笑いながら、お尻を開くように掴まれた。ぐずぐずに蕩けた後孔に親指の先が忍び込み、グイッと開く。中まで見るようなアークの仕草に、スノウの羞恥心は最高潮に達した。
「やだって、ばぁっ!」
力を振り絞って逃げようとしたら、アークの雰囲気が急変した。
恐ろしいほどの密度で香りが押し寄せてきて、腰が力強く掴まれる。
引き寄せられた先にあったのは、熱くて硬いもの。後孔に触れた熱さに、内壁が本能的に蠢いた。長い愛撫によって綻んでいたそこが、求めていたものを必死に食もうとしているのだ。
「ああっ! アーク、ほしいっ。それ、ちょうだいっ!」
もう逃げるなんてスノウの頭になかった。ただひたすらに、本能がアークを欲していた。
「……たくさんやるぞ。だから、逃げてくれるなよ」
アークの身体が、スノウの背に覆いかぶさってくる。耳の端が甘噛みされて、スノウは背をのけ反らせた。そんな些細な愛撫さえ、今のスノウにとっては泣いてしまうほどの刺激なのだ。
「――じゃないと、身体中噛みついて、ひどいことをしたくなる。……スノウを傷つけたくないんだ。分かるな?」
「うんっ、もう、ちょうだい……っ!」
正直何を言われているかなんて、理解していなかった。でも、何かを聞かれたことは分かっていて、それに頷かないと、求めるものを与えられないことには気づいていた。
必死に頷くと、アークが愉快げな声を零し、スノウの首の後ろを熱い舌で舐める。
「――あああっ!」
信じられないほどの快感で、身体がガクガクと震える。舐められたところが、アークに支配の印を刻まれることを歓迎しているようだった。
「……いれるぞ」
トロトロに蕩けた後孔に、熱い塊が押し付けられ、些細な抵抗をものともせずに侵入してくる。愛撫で溢れていた蜜が、その動きを助けながら、ぐぷっと淫らな音を立てた。
「あ、ああ! はい、ちゃ……んああっ!」
「クッ……」
蕩けた内壁を擦り上げ、熱い剛直が内部を押し広げる。その圧迫感に声を漏らしながら、スノウは押し寄せてくる香りと快感に、うっとりと目を細めた。
ようやく、求めていたものを与えられた。
その満足感は例えようもないほど幸せで、スノウは自分の下腹部に手を伸ばす。そこが僅かに膨らんでいる気がして、思わず頬が緩んだ。
(この中に、アークが、いっぱい……)
スノウを気遣うように、ゆっくりと侵入してくるアークの剛直。狭いスノウの中を隙間なく満たすもの。
それが愛おしくてたまらなくて、もっと味わいたくて、意識して後孔に力を籠めた。
途端に蠢く内壁に、アークから「ウッ……」と低く艶やかな声が漏れる。
「ぁあっ!」
止めようと思っても、内壁はきゅうきゅうとアークを締めつけ続けた。次から次へと快感が溢れてどうしようもない。
スノウは背をのけ反らせて喘ぎながら、ポロポロと涙を零した。
「……自分がしたくせに、なんで泣いてるんだ」
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