訳あり殺人鬼は異世界転生で鬼になる!

ヨシオ@

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鬼は異世界で旅に出る!

鬼は準備をする

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俺は、女の子と約束をしたのでその準備をしていた…
「おーい!ここの店主~!この服はいくらだ?」
「あ~…その服はね…銅貨五十枚だよ」
「よし!じゃあ買うぜ!」
袋から銅貨を取り出しながら喋る、
「でもよ…こんな、いかにも犯罪者が着そうなコートを買うのかい?」
そう、俺が買っているのは、全身が黒く、フードが付いている隠密行動によさそうな服だ。
「いや~!俺は鬼だから目立って仕方がないからな~!」
「まぁ…確かに目立つがそこまでする必要あるか?」
「いや、あんたが売ってるんだろこの服!」
「そうだがよ…あんたみたいな若造が必要なのかい?」
店主が怪しんでいる…
「俺はなるべく目立ちたくないからな~」
「ふ~ん、じゃあ確かにお代は受け取った!今日からこれはお前さんの物だ!」
「おう!ありがとよ、おやじ!大切に着るぜ」
俺は店を足早に去っていった…
何故、俺がこんな地味な服を買ったかと言うと…
今日は、あのふざけた野郎の家に忍び込み女の子の剣を取り戻すのだ!
「次は何がいるかねぇ~…」
すると、絶賛考え中の俺に声が掛けられた。
「おにーさん!これを持っていきなよ!」
鍛治少女に短剣を渡された。
「それは、私が昨日打った自信作さ!」
確かに綺麗な金属の色をしている、
よく切れそうだ…
「おう、ありがとな!これを商人の首に投げつけるんだな?」
「違います!それはお守り的な物です!」
え、ナイフは投げる物じゃないの?
疑問に思っていると…
「無理はしないでくださいね?」
「俺に無理の文字は無い!安心安全に持ってくるぜ!」
そう言うと、笑顔になってくれた。
「じゃあ、俺はまだ準備があるから~」
鍛治少女と別れて他の店に向かった。
魔道具が売っていそうな店を探しだしたので入った。
「こんにちはー!買い物に来ましたー!」
「い、いらっしゃいませ!当店は魔道具をかなり置いてありますよ!」
そりゃ…魔道具店だからな。
「きょ、今日はどんなものをお探しですか?」
気の弱そうな男の店主がビビりながら聞いてきたので、
「あ~…俺は鬼だけど別に人は食わんよ?」
「いや、分かってますけど…やっぱり怖いんですよね~」
「とりあえず、煙を出す魔道具は無い?」
「は、はい!もちろんありますよ!ちょっと待っててください!」
そう言って店の奥に入っていった…
「あれ?どこだったっけ?」
不安になる声が聞こえたが聞こえなかった振りをする。
それから、少し時間が過ぎた…
「お、お待たせしました!これが発煙瓶です~」
店主が持っている魔道具を見ると確かに瓶だ、
しかも、なんか白いもやが入っている。
「これは割ると一時間煙が出てくるかなり効果が長い優れものです!」
「とりあえず…どのくらいの値段ですか?」
「銀貨二枚ですね~」
う、高いな…
だが、俺は必要なので買った…
「あ、ありがとうございました!」
店主の声を背に、俺は外に出ていった。
「金が足りねぇー!」
そう、買い物をしたので無くなったのだ…
「短剣を取り返したら仕事でもするか~…」
取り返す前提の話である。
夜の方が忍び込むのに都合がいいので夜になるまで待っておく、
「ゲームみたいに寝たら夜になってる、てこと無いかな~…」
ゲームなんてろくにやってないが一応知っている。
まず、ゲームなんて出来る状況ではなかった…
「そんなこと言っても何の意味も無いな~」
「夜前に終わる仕事でも探すか!」
いつもより気合いをいれた声で言った。

「そういうわけで…何かいい仕事ありませんか?」
「そうですね…壊れた家の解体作業なんてどうですか?」
「それでお願いします!」
日本で言う的な場所に来ていた…
「ところで、報酬はいくらですか?いつまでに終われますか?」
「えっとですね…報酬は銀貨三枚、夕方には終われますよ」
うん、こちらの条件にあっている!
「じゃあ、俺は行ってきます!ありがとうございました!」
「はい!どうぞ頑張ってください!」
俺は飛び出していった!

「おーい、あんちゃん!こっちも壊してくれ!」
「はい!分かりましたー!硬化、ふん!」
硬化をさせたハンマーで家を壊していく…
「ありがとよ!あんちゃんがいるから仕事がはかどるよ!」
「いえ、こちらも働かさせてもらっているので感謝しています!」
「お前ら!新人ばっかに任せきりじゃダメだぞ!俺らも壊すぞ!」
え…俺はいつからここの新人になったの?
ただのバイトですよ?
「あと少しで仕事が終わるんだ!一気に片付けるぞ!」

皆、やる気を出した…
この仕事は、ハンマーや斧などを使い家を壊す簡単そうな仕事だが、
実際には、かなり家が硬いので壊すのが大変である。
「硬化!オリャ!オリャ!オリャ!」
どんどん、壊していく…
「さすが鬼族だな!体力もすげぇな!」
お褒めの言葉を頂いた。
「いえ、俺はたぶん鬼の中でも弱いですから」
「いや、あんたはたぶん強い方だぞ!俺も昔は亜人と人間の全面戦争に参加していたが、
額に角が付いている奴はかなりの実力者と聞いていたからな」
「そ、そうなんですか…」
俺は実のところ、半信半疑だった。
だって、額に角が付いているだけで強い!ってことは無いと思っているから…
「まぁ、あんちゃんは自分の力に自信を持ちな!」
と、背中を叩かれた…
「はい!俺も頑張って強くなろうと思います!」
俺達はそんなことを話ながら仕事をしていると、
気づいたら終わっていた…
俺は終わっていると気づかずに、地面を何回か叩いていた。
「今日はありがとよ!あんちゃんがもしよかったら、明日も来てくよ!」
「分かりました!大丈夫だったら行きますね!」
俺が雇い主と別れる頃にはもう夕方になっていた…
「よし!そろそろ行きますか!」
あいつに後悔させたやるぐらいトラウマを刻み込んでやる!
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