29 / 41
五章
賽は投げられた
しおりを挟む
「その心意気は買いましょう。帝都を救済し王とし君臨するのでは無く、一から務めるというのですね?」
ルミエルは、頭を抱え表情を崩し高笑いをした。
耳障りな声を右から左へと流し口に出す。
「ええ、そうよ。私がルールであり、私が正義になる。全てを壊し一から始めるわ。堕天使も何もかもいない平和な世界を」
「まあ、どちらにせよこの世界の監視者となるのなら計画通り……と言う事ですか」
「何を言っているの?」
「いえ、こちらの話です。貴女が王となり方翼は神と──これはこれは、面白くなってきましたね」
「意味の分からないことを……」
「すいません。では、始めましょうか」
ルミエルは、槍を構え急降下をする。だがそれはアルトリアにとっては都合が良かった。先ほどのように空から攻撃をされては防戦一方となる所。直接攻撃に転じてくれたのなら対処のしようもある。
剣を構え、視線は逸らさずにルミエルを捉え間合いに入ったのを確認し自分に対して叫ぶ。
「ここだ!! ──はぁぁあ!!」
目は翡翠に変わり、時は止まる。堕天使にも効果があるのは確信がこれで出来た。
アルトリアは、柄を力強く握り振り上げる。初めて人の形をした生き物を手にかける故に、莫大な勇気を消費。
「でも、手は汚さなくてはならない」
意を決し、振り上げた剣を振り下げる。空を切る音が短く鳴るとアルトリアの口からは「えっ?」と言葉が漏れる。
血が出る事も無く、肉を切った感覚もない。それどころかルミエルは砂煙が如く消え、切っ先は地を叩いていた。
辺を見渡せどルミエルは、見当たらない。
「えっと……はぁはぁ……逃げた、のかしら」
相手の逃避に、微かな期待を乗せて天を仰ぎみると一つの影がアルトリアを包む。
「逃げる? 私が? それは、有り得ない話ですよ」
確信は、見事に崩壊。目の前には翼を翻すルミエルが時を生きている。
「やはり、私の力では……ダメ、なのッ」
悔し紛れに出た言葉は弱音では無く、自分を責める鋭利な刃物。挫かれた戦意を首の皮一枚で持ち堪えてるのは、それでも約束を果たす為。
アルトリアは、目に力を再び宿し言った。
「ダメなんかじゃないわ……。何度でも、何度でも私はっ!!」
「はぁあああ!!」
「それじゃあ、意味がありません」
ルミエルは、背後から容赦なくアルトリアの脇腹を蹴り上げる。降下するスピードと合わせた物理攻撃は、いくら鎧を纏っていようと意味は成さず。
逆に逃げ場のなくなった衝撃は、体全身に行き渡った。
「ガッ……ハ……」
初めて味わった血の味、他者からの容赦がない暴力。アルトリアは、飛びそうになる意識を痛みを用いて手繰り寄せる。数回バウンドをし、木に体をめり込ませ停止。呼吸がしにくいことから、あばら骨が数本イッてると考えに至る。だが、それでもアルトリアは立ち上がる。文字通り、命を燃やし守ってくれたバルハの為にも大人になるのだ、と。
視界は霞み、鼻血は止まらない。息をする度に血が器官を伝い口に行き渡る。たった一撃で満身創痍。それは、人と天使との圧倒的な力の差を知らしめるのに十分だった。
「ふむ、どうやら一命は取り留めたようですね」
鎧は、蹴られた所を中心に大破しており、青黒く染まった横っ腹が露わになっている。ルミエルは、着地をすると蹴った右足の爪先で地を叩いた。それは、アルトリアから見れば蹴ったダメージさえも微々たるものだと思えるぐらい余裕な素振り。
「こ、こんなの余裕、よ」
負けじと歯を食いしばり、蹌踉めき笑う膝に喝をいれて剣を構える。
「クロノスとは、世界。世界とは時間に縛られている。貴女が扱う時間は、流れを止めるだけ。それでは世界に疎まれ終わるのみ」
(世界は……時間? ……クロノスは時間を制する……)
ルミエルの言葉にアルトリアは何かを掴む。
(なら、時を加速させるのは? でも、この場所を加速させた所でなんの意味も成さない。ならば……私、そう、私自身の時を加速させるのはどうかしら)
「何かを掴んだようですね、クロノスの残り香よ」
「煩いわね。お喋りすぎた自分を恨みなさい」
(行くわよッ!!)
強く念じ、アルトリアは自分自身の歩む時間と今いる世界の時間に矛盾を生じさせた。この大陸での一秒はアルトリアが十秒進んだ過去の話。確実に今、アルトリアは時間を超越した存在に近づいたのだ。
「まだ甘い! もっとです、もっと高みを目指しなさい! 誰にも囚われることなく、この世界を守れる存在になる為に、早く速く強くなるのです!」
ルミエルは、尋常ではないスピードのアルトリアの剣戟を躱す。今を楽しんでいるかのように顔は歪み、瞳には凶器の色が色濃く宿っていた。
脱兎し、飛びかかり音を置き去りに振るわれる剣は、凡そ人が追いつけるスピードではない。もし、かりに追いつけるモノがあるとするならば、今でもなおアルトリアを照らす光、ぐらいだろうか。
「はぁはぁ、でも体の負荷が莫大……」
「何を苦しそうな顔をしているのですか!まだまだいきますよ」
ルミエルは、太陽の光で体を眩ませながら縦一閃、アルトリアに切りかかる。
「くっ……まだ、まだ……よ!!」
アルトリアは、ルミエルの時をマイナスへと働きかけ紙一重で躱し自分の時を早めて背中に切りかかる。だが、それすらも見越した思考をルミエルはしていたのか、難なく躱し飛翔した。
「さあ、もっと楽しませて下さい。貴女にはそれだけの価値がある」
「はあはあ、何を言ってるのよ。勝手に期待されていい迷惑よ、本当に」
何十分にも渡る攻防は、どちら側によることも無く均衡を保つ。そんな中でアルトリアは、とうとう膝をついた。
「残念です。クロノスの残り香よ、貴女に少なからず期待をした私達が間違えだったのかも知れません。──では、死んでくださ──」
額に切っ先を当てられ、少し押されただけで皮膚は裂け、血は鼻筋を伝い滴る。
掴みかけた時の力を発揮できずに居る自分が悔しく、手は拳を作り強く握った。
瞳は生きるのを諦めず、まだある可能性を逃さまいとルミエルを穿つ。
「大丈夫? アルトリア」
この時、正に奇跡が起こった瞬間だった。
ルミエルは、頭を抱え表情を崩し高笑いをした。
耳障りな声を右から左へと流し口に出す。
「ええ、そうよ。私がルールであり、私が正義になる。全てを壊し一から始めるわ。堕天使も何もかもいない平和な世界を」
「まあ、どちらにせよこの世界の監視者となるのなら計画通り……と言う事ですか」
「何を言っているの?」
「いえ、こちらの話です。貴女が王となり方翼は神と──これはこれは、面白くなってきましたね」
「意味の分からないことを……」
「すいません。では、始めましょうか」
ルミエルは、槍を構え急降下をする。だがそれはアルトリアにとっては都合が良かった。先ほどのように空から攻撃をされては防戦一方となる所。直接攻撃に転じてくれたのなら対処のしようもある。
剣を構え、視線は逸らさずにルミエルを捉え間合いに入ったのを確認し自分に対して叫ぶ。
「ここだ!! ──はぁぁあ!!」
目は翡翠に変わり、時は止まる。堕天使にも効果があるのは確信がこれで出来た。
アルトリアは、柄を力強く握り振り上げる。初めて人の形をした生き物を手にかける故に、莫大な勇気を消費。
「でも、手は汚さなくてはならない」
意を決し、振り上げた剣を振り下げる。空を切る音が短く鳴るとアルトリアの口からは「えっ?」と言葉が漏れる。
血が出る事も無く、肉を切った感覚もない。それどころかルミエルは砂煙が如く消え、切っ先は地を叩いていた。
辺を見渡せどルミエルは、見当たらない。
「えっと……はぁはぁ……逃げた、のかしら」
相手の逃避に、微かな期待を乗せて天を仰ぎみると一つの影がアルトリアを包む。
「逃げる? 私が? それは、有り得ない話ですよ」
確信は、見事に崩壊。目の前には翼を翻すルミエルが時を生きている。
「やはり、私の力では……ダメ、なのッ」
悔し紛れに出た言葉は弱音では無く、自分を責める鋭利な刃物。挫かれた戦意を首の皮一枚で持ち堪えてるのは、それでも約束を果たす為。
アルトリアは、目に力を再び宿し言った。
「ダメなんかじゃないわ……。何度でも、何度でも私はっ!!」
「はぁあああ!!」
「それじゃあ、意味がありません」
ルミエルは、背後から容赦なくアルトリアの脇腹を蹴り上げる。降下するスピードと合わせた物理攻撃は、いくら鎧を纏っていようと意味は成さず。
逆に逃げ場のなくなった衝撃は、体全身に行き渡った。
「ガッ……ハ……」
初めて味わった血の味、他者からの容赦がない暴力。アルトリアは、飛びそうになる意識を痛みを用いて手繰り寄せる。数回バウンドをし、木に体をめり込ませ停止。呼吸がしにくいことから、あばら骨が数本イッてると考えに至る。だが、それでもアルトリアは立ち上がる。文字通り、命を燃やし守ってくれたバルハの為にも大人になるのだ、と。
視界は霞み、鼻血は止まらない。息をする度に血が器官を伝い口に行き渡る。たった一撃で満身創痍。それは、人と天使との圧倒的な力の差を知らしめるのに十分だった。
「ふむ、どうやら一命は取り留めたようですね」
鎧は、蹴られた所を中心に大破しており、青黒く染まった横っ腹が露わになっている。ルミエルは、着地をすると蹴った右足の爪先で地を叩いた。それは、アルトリアから見れば蹴ったダメージさえも微々たるものだと思えるぐらい余裕な素振り。
「こ、こんなの余裕、よ」
負けじと歯を食いしばり、蹌踉めき笑う膝に喝をいれて剣を構える。
「クロノスとは、世界。世界とは時間に縛られている。貴女が扱う時間は、流れを止めるだけ。それでは世界に疎まれ終わるのみ」
(世界は……時間? ……クロノスは時間を制する……)
ルミエルの言葉にアルトリアは何かを掴む。
(なら、時を加速させるのは? でも、この場所を加速させた所でなんの意味も成さない。ならば……私、そう、私自身の時を加速させるのはどうかしら)
「何かを掴んだようですね、クロノスの残り香よ」
「煩いわね。お喋りすぎた自分を恨みなさい」
(行くわよッ!!)
強く念じ、アルトリアは自分自身の歩む時間と今いる世界の時間に矛盾を生じさせた。この大陸での一秒はアルトリアが十秒進んだ過去の話。確実に今、アルトリアは時間を超越した存在に近づいたのだ。
「まだ甘い! もっとです、もっと高みを目指しなさい! 誰にも囚われることなく、この世界を守れる存在になる為に、早く速く強くなるのです!」
ルミエルは、尋常ではないスピードのアルトリアの剣戟を躱す。今を楽しんでいるかのように顔は歪み、瞳には凶器の色が色濃く宿っていた。
脱兎し、飛びかかり音を置き去りに振るわれる剣は、凡そ人が追いつけるスピードではない。もし、かりに追いつけるモノがあるとするならば、今でもなおアルトリアを照らす光、ぐらいだろうか。
「はぁはぁ、でも体の負荷が莫大……」
「何を苦しそうな顔をしているのですか!まだまだいきますよ」
ルミエルは、太陽の光で体を眩ませながら縦一閃、アルトリアに切りかかる。
「くっ……まだ、まだ……よ!!」
アルトリアは、ルミエルの時をマイナスへと働きかけ紙一重で躱し自分の時を早めて背中に切りかかる。だが、それすらも見越した思考をルミエルはしていたのか、難なく躱し飛翔した。
「さあ、もっと楽しませて下さい。貴女にはそれだけの価値がある」
「はあはあ、何を言ってるのよ。勝手に期待されていい迷惑よ、本当に」
何十分にも渡る攻防は、どちら側によることも無く均衡を保つ。そんな中でアルトリアは、とうとう膝をついた。
「残念です。クロノスの残り香よ、貴女に少なからず期待をした私達が間違えだったのかも知れません。──では、死んでくださ──」
額に切っ先を当てられ、少し押されただけで皮膚は裂け、血は鼻筋を伝い滴る。
掴みかけた時の力を発揮できずに居る自分が悔しく、手は拳を作り強く握った。
瞳は生きるのを諦めず、まだある可能性を逃さまいとルミエルを穿つ。
「大丈夫? アルトリア」
この時、正に奇跡が起こった瞬間だった。
0
あなたにおすすめの小説
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
辺境のスローライフを満喫したいのに、料理が絶品すぎて冷酷騎士団長に囲い込まれました
腐ったバナナ
恋愛
異世界に転移した元会社員のミサキは、現代の調味料と調理技術というチート能力を駆使し、辺境の森で誰にも邪魔されない静かなスローライフを送ることを目指していた。
しかし、彼女の作る絶品の料理の香りは、辺境を守る冷酷な「鉄血」騎士団長ガイウスを引き寄せてしまった。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
「お前の戦い方は地味すぎる」とギルドをクビになったおっさん、その正体は大陸を震撼させた伝説の暗殺者。
夏見ナイ
ファンタジー
「地味すぎる」とギルドをクビになったおっさん冒険者アラン(40)。彼はこれを機に、血塗られた過去を捨てて辺境の村で静かに暮らすことを決意する。その正体は、10年前に姿を消した伝説の暗殺者“神の影”。
もう戦いはこりごりなのだが、体に染みついた暗殺術が無意識に発動。気配だけでチンピラを黙らせ、小石で魔物を一撃で仕留める姿が「神業」だと勘違いされ、噂が噂を呼ぶ。
純粋な少女には師匠と慕われ、元騎士には神と崇められ、挙句の果てには王女や諸国の密偵まで押しかけてくる始末。本人は畑仕事に精を出したいだけなのに、彼の周りでは勝手に伝説が更新されていく!
最強の元暗殺者による、勘違いスローライフファンタジー、開幕!
異世界に転移したらぼっちでした〜観察者ぼっちーの日常〜
キノア9g
ファンタジー
「異世界に転移したら、ぼっちでした!?」
20歳の普通の会社員、ぼっちーが目を覚ましたら、そこは見知らぬ異世界の草原。手元には謎のスマホと簡単な日用品だけ。サバイバル知識ゼロでお金もないけど、せっかくの異世界生活、ブログで記録を残していくことに。
一風変わったブログ形式で、異世界の日常や驚き、見知らぬ土地での発見を綴る異世界サバイバル記録です!地道に生き抜くぼっちーの冒険を、どうぞご覧ください。
毎日19時更新予定。
落ちこぼれと追放された俺、実は神々の直系だった件~気づいたら最上位種族を次々救ってハーレムができてた~
えりぽん
ファンタジー
冒険者パーティを追放された青年カイは、力を封じたまま生きていた。
だが、助けた少女の一言をきっかけに、封印されていた「神の血」が覚醒する。
無自覚に最強を通り越した力で魔王国を滅ぼし、竜や精霊、女神たちまでも惹きつけていく――。
「ざまぁ? 俺はただ助けたかっただけなんだけど……」
気づけば、世界中のヒロインたちが彼に跪いていた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる