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第二章 俺の幼馴染は御曹司でポンコツで
八話
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前回までのあらすじ。
売れないバンドマンの元カレに「やっぱり女の子が好きだわ」という理由で振られた俺、兎山俊太郎(とやま しゅんたろう)のもとに社長の息子である幼馴染の有栖川麗音(ありすがわ れおん)がやってきた。
麗音は俺を教育係に指名したが、プレッシャーを感じていた俺の緊張を解し、できるやつの雰囲気がプンプンしていた、しかし。
「……ぴーしーって、何ですか?」
俺の幼馴染、有栖川麗音は、ポンコツかもしれない。
-
「……っえ?ぴ、PCを、知らない?」
「はい、なんか特別なものとかですか?」
きょとんとした表情の麗音。
「えーと、パソコンは分かるよな?」
「あっはい、カタカタするやつですよね?」
あー、それ位の認識かぁ~!
俺は頭を抱えた。
俺がチラッと思い浮かべた『ハイスペ御曹司を懐かせて営業トップになり社内の全員を見返す夢』が一瞬にして崩れ去った。
「あっ!もしかして、俺今から、パソコン使って仕事するんですか!?やったー!」
そんな俺を余所に、無邪気に喜ぶ麗音。
御曹司がこんなにも仕事ができないとは、いや仕事をする以前の問題だ!
落ち着け、状況を整理しよう。
「有栖川、一応確認するが、今までパソコンを使ったことはないのか?」
「はい!」
もう、満面の笑み。
俺は言葉を失った。
「えーと、有栖川?パソコン使ってないのは、前の会社でもか?」
「はい!全然!だから俺、パソコン早く使ってみたいです!」
うきうきとした様子で俺を見つめる。
社長はこのことを理解して入社させたのか?
そこまでして、血筋を守りたい程の『何か』があるのか?
俺は麗音に向き直った。
「……分かった。パソコンの使い方も、資料作成の方法も、今から教える」
「はい!よろしくお願いします!」
先行きは不安だが、麗音の笑顔に、少しだけ心が緩んだ。
売れないバンドマンの元カレに「やっぱり女の子が好きだわ」という理由で振られた俺、兎山俊太郎(とやま しゅんたろう)のもとに社長の息子である幼馴染の有栖川麗音(ありすがわ れおん)がやってきた。
麗音は俺を教育係に指名したが、プレッシャーを感じていた俺の緊張を解し、できるやつの雰囲気がプンプンしていた、しかし。
「……ぴーしーって、何ですか?」
俺の幼馴染、有栖川麗音は、ポンコツかもしれない。
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「……っえ?ぴ、PCを、知らない?」
「はい、なんか特別なものとかですか?」
きょとんとした表情の麗音。
「えーと、パソコンは分かるよな?」
「あっはい、カタカタするやつですよね?」
あー、それ位の認識かぁ~!
俺は頭を抱えた。
俺がチラッと思い浮かべた『ハイスペ御曹司を懐かせて営業トップになり社内の全員を見返す夢』が一瞬にして崩れ去った。
「あっ!もしかして、俺今から、パソコン使って仕事するんですか!?やったー!」
そんな俺を余所に、無邪気に喜ぶ麗音。
御曹司がこんなにも仕事ができないとは、いや仕事をする以前の問題だ!
落ち着け、状況を整理しよう。
「有栖川、一応確認するが、今までパソコンを使ったことはないのか?」
「はい!」
もう、満面の笑み。
俺は言葉を失った。
「えーと、有栖川?パソコン使ってないのは、前の会社でもか?」
「はい!全然!だから俺、パソコン早く使ってみたいです!」
うきうきとした様子で俺を見つめる。
社長はこのことを理解して入社させたのか?
そこまでして、血筋を守りたい程の『何か』があるのか?
俺は麗音に向き直った。
「……分かった。パソコンの使い方も、資料作成の方法も、今から教える」
「はい!よろしくお願いします!」
先行きは不安だが、麗音の笑顔に、少しだけ心が緩んだ。
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