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第六章 突然の別れ
百二十一話
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「どうやら、ギリギリ間に合ったようだな」
俺は息を切らしながらそう続ける。
「な……」
麗音が口を開く前に、社長が怒鳴った。
「な……何故だ貴様!何故ここにいる!東京で最も奥地にある、この式場に!」
「あんたの思考をちょっと考えてみたんだよ、姿を見せずにコソコソやる卑怯なあんたのことだから、どこか人目につかない所で行うだろうってな。体調的にも東京からは出たくないだろうし、ってことでここに賭けたら当たりだったって訳だ」
「ぐ、ぐぬぬ……おいお前達、この男をつまみ出せ!」
参列者がわっと俺の方へ向かってくる。
「止めろ!」
突如、大声がして会場がしん、と静まり返った。
麗音が真剣な眼差しで会場全体を見渡した。
「彼は、僕が招待した大切なお客様です。どうか手荒な真似は避けてもらえますか」
「麗音、こいつは……」
「お父様。神聖な場所での争いは、くれぐれもお止めください」
社長が不服そうに座る。
俺も一番後ろの端に腰掛ける。
「……では、気を取り直して、新郎、永遠の愛を誓いますか?」
麗音はゆっくりと口を開いた。
「……はい、誓います」
-
俺は気が狂いそうだった。
あんなに頑張ったのに、麗音を助けられなかった。
麗音、どうして……
どうして俺の目の前にいるんだ?
「私、有栖川麗音は、兎山俊太郎の事を永遠に愛すると誓います」
俺は息を切らしながらそう続ける。
「な……」
麗音が口を開く前に、社長が怒鳴った。
「な……何故だ貴様!何故ここにいる!東京で最も奥地にある、この式場に!」
「あんたの思考をちょっと考えてみたんだよ、姿を見せずにコソコソやる卑怯なあんたのことだから、どこか人目につかない所で行うだろうってな。体調的にも東京からは出たくないだろうし、ってことでここに賭けたら当たりだったって訳だ」
「ぐ、ぐぬぬ……おいお前達、この男をつまみ出せ!」
参列者がわっと俺の方へ向かってくる。
「止めろ!」
突如、大声がして会場がしん、と静まり返った。
麗音が真剣な眼差しで会場全体を見渡した。
「彼は、僕が招待した大切なお客様です。どうか手荒な真似は避けてもらえますか」
「麗音、こいつは……」
「お父様。神聖な場所での争いは、くれぐれもお止めください」
社長が不服そうに座る。
俺も一番後ろの端に腰掛ける。
「……では、気を取り直して、新郎、永遠の愛を誓いますか?」
麗音はゆっくりと口を開いた。
「……はい、誓います」
-
俺は気が狂いそうだった。
あんなに頑張ったのに、麗音を助けられなかった。
麗音、どうして……
どうして俺の目の前にいるんだ?
「私、有栖川麗音は、兎山俊太郎の事を永遠に愛すると誓います」
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