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三章 奏歌くんとの三年目
26.雨の水族館
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六月の梅雨時期。連日の雨でタクシーから降りた私は小走りに学童保育の建物に入った。学童保育の中でも学年が上の方になって来た奏歌くんは、特徴的なハニーブラウンのふわふわの髪の毛ですぐに分かる。
宿題をしていた奏歌くんも私を見るとすぐに手を上げて挨拶をしてくれた。最近は宿題の切りの良いところまではしてしまって私のところに駆けて来る。一年生や二年生のときはすぐに宿題を片付けて来てくれていたのが少し寂しいが、奏歌くんも成長したのだと思って我慢することにする。
宿題を切りの良いところまで仕上げた奏歌くんはランドセルに教科書とノートを入れて私のところにやって来た。
「宿題がもうちょっとで終わるところだったんだ。終わらせたら、すぐに海瑠さんの部屋で遊べるでしょう」
「そうだったんだ」
そこまで考えて私がお迎えに来るまでに大急ぎで宿題を終えてくれていたのならば、寂しいと思ったことが申し訳なくなる。タクシーを拾う大通りまで出る間、私と奏歌くんは片手で傘をさしていた。雨が傘を叩きつける音がして、会話はない。
「あの、瀬川海瑠さんですか?」
大通りで声をかけられてしまって私は飛び上がりそうになった。奏歌くんの後ろに隠れようとする本能をぐっと抑えて踏み止まる。奏歌くんは守らなければいけない。
「大ファンなんです。うちの息子の小学校に瀬川海瑠さんが来てるって聞いてたけど、本当だったなんて」
大ファン!?
サインと握手を求められて、びくびくしながらそれに応じた。劇団のファンのひとはお行儀よく稽古入りするときも話しかけて来たりしないし、劇場入りするときも並んでお手紙を渡してくれる。
こんな風に街で声をかけられたことは初めてで、私は緊張していた。
「私って目立つ?」
傘をさして顔もよく見えなかったはずなのに、相手は私をすぐに瀬川海瑠だと言い当てた。奏歌くんに聞いてみると、素直に「うん」と頷かれる。
「海瑠さんは背も高いし、スタイルも良いから、目立っちゃうよ」
「背は高いけど、スタイルは良いのか分からないよ?」
「腰の位置が全然違うって母さんが言ってた」
スタイルの良さは胸の大きさなどではなく、腰の位置の高さだったようだ。足が長いとは言われるが、それもただの遺伝なので私は特に気にしていなかった。
「海瑠さんはかっこよくて可愛い自覚がないのかな?」
奏歌くんに言われると嬉しくてニヤニヤしてしまう。
奏歌くんにとってだけかっこよくて可愛ければ良いのだが、仕事上そういうわけにもいかない。劇団の役者たちはみんな夢を与える存在でなければいけないのだ。
そのためにも私服にもドレスコードのようなものがあって、私のような男役はフェミニンな服は避けるように言われている。中性的で男女どちらか分からないような装いを求められているのだ。
私はまだ女役をやることもあるので良いが、他の男役だけの団員たちはもっと厳しく服を選んでいる。
「奏歌くん、また背が伸びたんじゃない?」
「そうかな? クラスでは大きい方じゃないんだけど」
華奢で頬だけ丸くあどけない奏歌くんは6歳のときよりもずっと大きくなった。入学式に買ったセーラー襟の服はもう着られなくなっているのではないだろうか。
「お洋服を買いに行かない?」
「海瑠さん、僕はまだまだ大きくなるんだから、高いお洋服はもったいないよ」
金銭感覚のしっかりしている奏歌くんに言われてしまって、私は俯いた。目の前を通ったタクシーを捕まえて、マンションまで送ってもらう。支払いを終えて傘を畳んでマンションのエレベーターに乗ると、奏歌くんのランドセルに水滴が付いていた。
このランドセルも三年目。大事に使っているようだが、買ったときのような新品感はなくなっていたが、使い込まれた艶が出てきている。ハンカチで水滴を拭くと奏歌くんが微笑む。
「ありがとう、海瑠さん」
「どういたしまして」
6歳のときにあれだけ悩んで買ってもらった水色のランドセルは、奏歌くんにとっては大事な宝物になっているようだった。
「『ランドセルが水色なんて女みたい』って上級生にからかわれたんだ」
登校時はもう奏歌くんは誰にも送ってもらわずに茉優ちゃんと一緒に小学校に行っている。茉優ちゃんと同学年の男の子が奏歌くんに絡んできたのだという。
「あれは、きっと茉優ちゃんのことが好きなんだと思うんだ。女みたいって言われたけど、海瑠さんは女役も男役もするし、僕と踊るときに僕が女役をするときがあるでしょう」
子どもっぽい嫌がらせなど気にならなかったという奏歌くん。私の存在が奏歌くんを支えているのならばそれ以上に嬉しいことはない。
「雨の日の水族館も悪くないと思うんだけど、海瑠さんどう?」
誘われて私は喜んで答える。
「奏歌くんと一緒なら、いつでも」
私の答えに奏歌くんが声を潜めた。
「茉優ちゃんが水族館に行ったことがないみたいなんだ。やっちゃんは誘いたがってるけど、なんだか上手くいってないみたいで」
「私と奏歌くんがやっちゃんと茉優ちゃんを誘えばいいのね」
「うん、それだったら、みんなで楽しく行けるかなと思って」
やっちゃんが車を出してくれればちょっと遠い水族館にも行くことができる。調べてみて奏歌くんと気になったのは、ペンギン館のある水族館だった。
「各種ペンギンがそろえてあるんだって!」
「何種類ものペンギンが見られるのね」
携帯電話で検索して私と奏歌くんは盛り上がってしまった。
メッセージをやっちゃんに送る。
『ペンギン館のある水族館に行きたいのですが、少し遠いので、車を出してくれませんか。やっちゃんと茉優ちゃんも一緒に行きましょう』
明日は休日で天気予報は雨だったが、ペンギン館に行くのならばなんの問題もない。
やっちゃんの答えは『了解』と短いものだった。
お泊りをした奏歌くんを次の日の朝、茉優ちゃんを乗せたやっちゃんの車が迎えに来てくれる。私も車に乗り込んで水族館に向かった。
「茉優ちゃんのことを好きな男の子がいるみたいよ。やっちゃん、大丈夫なの?」
「あのなぁ、茉優ちゃんは10歳だぞ?」
「運命のひとなんでしょう?」
車の中でやっちゃんに小声で話しかけていると、呆れた顔をされた。なんでやっちゃんは私と奏歌くんみたいに茉優ちゃんと仲良くしないのだろう。茉優ちゃんの心を掴んで両想いになればもっと楽しく過ごせるのに。
「茉優ちゃんは、子ども時代は子どもらしく過ごして欲しいんだよ」
それもまた愛なのだろう。
やっちゃんの言葉に私は黙り込んだ。
ペンギン館のある水族館に入って、色んなペンギンを見る。小さなフェアリーペンギン、中くらいのジェンツーペンギンにヒゲペンギンにアデリーペンギン、コウテイペンギンとキングペンギンは大きさに驚いた。
「コウテイペンギンは大きいのは120センチくらいあるんだって。僕よりちょっと小さいくらい」
「奏歌くん、今、何センチ?」
「132センチ」
ちょうどクラスの真ん中くらいの身長だという奏歌くん。
以前はもっと小さかった気がするのに、あっという間に大きくなった印象がある。脇の下に手を入れて持ち上げると、やはり軽いけれど骨格は前よりもしっかりしている。
「抱っこは恥ずかしいよ」
「コウテイペンギンより大きくなったよ」
「もう、海瑠さん」
暴れはしないが恥ずかしがる奏歌くんに私は渋々床の上に下ろした。ペンギン館はその名の通りガラス張りの飼育室のある屋内の施設で、雨が降っていても少しも関係ない。
「もうすぐペンギンのお散歩があるんだって」
「見に行くか、茉優ちゃん」
「いいの、安彦さん?」
やっちゃんと茉優ちゃんも楽しんでいるようで私は微笑ましくそれを見守っていた。
「海瑠さんも行こう」
「うん、奏歌くん」
私には奏歌くんが、茉優ちゃんにはやっちゃんがいる。
この関係が崩れることなくずっと続くように私は願っていた。
宿題をしていた奏歌くんも私を見るとすぐに手を上げて挨拶をしてくれた。最近は宿題の切りの良いところまではしてしまって私のところに駆けて来る。一年生や二年生のときはすぐに宿題を片付けて来てくれていたのが少し寂しいが、奏歌くんも成長したのだと思って我慢することにする。
宿題を切りの良いところまで仕上げた奏歌くんはランドセルに教科書とノートを入れて私のところにやって来た。
「宿題がもうちょっとで終わるところだったんだ。終わらせたら、すぐに海瑠さんの部屋で遊べるでしょう」
「そうだったんだ」
そこまで考えて私がお迎えに来るまでに大急ぎで宿題を終えてくれていたのならば、寂しいと思ったことが申し訳なくなる。タクシーを拾う大通りまで出る間、私と奏歌くんは片手で傘をさしていた。雨が傘を叩きつける音がして、会話はない。
「あの、瀬川海瑠さんですか?」
大通りで声をかけられてしまって私は飛び上がりそうになった。奏歌くんの後ろに隠れようとする本能をぐっと抑えて踏み止まる。奏歌くんは守らなければいけない。
「大ファンなんです。うちの息子の小学校に瀬川海瑠さんが来てるって聞いてたけど、本当だったなんて」
大ファン!?
サインと握手を求められて、びくびくしながらそれに応じた。劇団のファンのひとはお行儀よく稽古入りするときも話しかけて来たりしないし、劇場入りするときも並んでお手紙を渡してくれる。
こんな風に街で声をかけられたことは初めてで、私は緊張していた。
「私って目立つ?」
傘をさして顔もよく見えなかったはずなのに、相手は私をすぐに瀬川海瑠だと言い当てた。奏歌くんに聞いてみると、素直に「うん」と頷かれる。
「海瑠さんは背も高いし、スタイルも良いから、目立っちゃうよ」
「背は高いけど、スタイルは良いのか分からないよ?」
「腰の位置が全然違うって母さんが言ってた」
スタイルの良さは胸の大きさなどではなく、腰の位置の高さだったようだ。足が長いとは言われるが、それもただの遺伝なので私は特に気にしていなかった。
「海瑠さんはかっこよくて可愛い自覚がないのかな?」
奏歌くんに言われると嬉しくてニヤニヤしてしまう。
奏歌くんにとってだけかっこよくて可愛ければ良いのだが、仕事上そういうわけにもいかない。劇団の役者たちはみんな夢を与える存在でなければいけないのだ。
そのためにも私服にもドレスコードのようなものがあって、私のような男役はフェミニンな服は避けるように言われている。中性的で男女どちらか分からないような装いを求められているのだ。
私はまだ女役をやることもあるので良いが、他の男役だけの団員たちはもっと厳しく服を選んでいる。
「奏歌くん、また背が伸びたんじゃない?」
「そうかな? クラスでは大きい方じゃないんだけど」
華奢で頬だけ丸くあどけない奏歌くんは6歳のときよりもずっと大きくなった。入学式に買ったセーラー襟の服はもう着られなくなっているのではないだろうか。
「お洋服を買いに行かない?」
「海瑠さん、僕はまだまだ大きくなるんだから、高いお洋服はもったいないよ」
金銭感覚のしっかりしている奏歌くんに言われてしまって、私は俯いた。目の前を通ったタクシーを捕まえて、マンションまで送ってもらう。支払いを終えて傘を畳んでマンションのエレベーターに乗ると、奏歌くんのランドセルに水滴が付いていた。
このランドセルも三年目。大事に使っているようだが、買ったときのような新品感はなくなっていたが、使い込まれた艶が出てきている。ハンカチで水滴を拭くと奏歌くんが微笑む。
「ありがとう、海瑠さん」
「どういたしまして」
6歳のときにあれだけ悩んで買ってもらった水色のランドセルは、奏歌くんにとっては大事な宝物になっているようだった。
「『ランドセルが水色なんて女みたい』って上級生にからかわれたんだ」
登校時はもう奏歌くんは誰にも送ってもらわずに茉優ちゃんと一緒に小学校に行っている。茉優ちゃんと同学年の男の子が奏歌くんに絡んできたのだという。
「あれは、きっと茉優ちゃんのことが好きなんだと思うんだ。女みたいって言われたけど、海瑠さんは女役も男役もするし、僕と踊るときに僕が女役をするときがあるでしょう」
子どもっぽい嫌がらせなど気にならなかったという奏歌くん。私の存在が奏歌くんを支えているのならばそれ以上に嬉しいことはない。
「雨の日の水族館も悪くないと思うんだけど、海瑠さんどう?」
誘われて私は喜んで答える。
「奏歌くんと一緒なら、いつでも」
私の答えに奏歌くんが声を潜めた。
「茉優ちゃんが水族館に行ったことがないみたいなんだ。やっちゃんは誘いたがってるけど、なんだか上手くいってないみたいで」
「私と奏歌くんがやっちゃんと茉優ちゃんを誘えばいいのね」
「うん、それだったら、みんなで楽しく行けるかなと思って」
やっちゃんが車を出してくれればちょっと遠い水族館にも行くことができる。調べてみて奏歌くんと気になったのは、ペンギン館のある水族館だった。
「各種ペンギンがそろえてあるんだって!」
「何種類ものペンギンが見られるのね」
携帯電話で検索して私と奏歌くんは盛り上がってしまった。
メッセージをやっちゃんに送る。
『ペンギン館のある水族館に行きたいのですが、少し遠いので、車を出してくれませんか。やっちゃんと茉優ちゃんも一緒に行きましょう』
明日は休日で天気予報は雨だったが、ペンギン館に行くのならばなんの問題もない。
やっちゃんの答えは『了解』と短いものだった。
お泊りをした奏歌くんを次の日の朝、茉優ちゃんを乗せたやっちゃんの車が迎えに来てくれる。私も車に乗り込んで水族館に向かった。
「茉優ちゃんのことを好きな男の子がいるみたいよ。やっちゃん、大丈夫なの?」
「あのなぁ、茉優ちゃんは10歳だぞ?」
「運命のひとなんでしょう?」
車の中でやっちゃんに小声で話しかけていると、呆れた顔をされた。なんでやっちゃんは私と奏歌くんみたいに茉優ちゃんと仲良くしないのだろう。茉優ちゃんの心を掴んで両想いになればもっと楽しく過ごせるのに。
「茉優ちゃんは、子ども時代は子どもらしく過ごして欲しいんだよ」
それもまた愛なのだろう。
やっちゃんの言葉に私は黙り込んだ。
ペンギン館のある水族館に入って、色んなペンギンを見る。小さなフェアリーペンギン、中くらいのジェンツーペンギンにヒゲペンギンにアデリーペンギン、コウテイペンギンとキングペンギンは大きさに驚いた。
「コウテイペンギンは大きいのは120センチくらいあるんだって。僕よりちょっと小さいくらい」
「奏歌くん、今、何センチ?」
「132センチ」
ちょうどクラスの真ん中くらいの身長だという奏歌くん。
以前はもっと小さかった気がするのに、あっという間に大きくなった印象がある。脇の下に手を入れて持ち上げると、やはり軽いけれど骨格は前よりもしっかりしている。
「抱っこは恥ずかしいよ」
「コウテイペンギンより大きくなったよ」
「もう、海瑠さん」
暴れはしないが恥ずかしがる奏歌くんに私は渋々床の上に下ろした。ペンギン館はその名の通りガラス張りの飼育室のある屋内の施設で、雨が降っていても少しも関係ない。
「もうすぐペンギンのお散歩があるんだって」
「見に行くか、茉優ちゃん」
「いいの、安彦さん?」
やっちゃんと茉優ちゃんも楽しんでいるようで私は微笑ましくそれを見守っていた。
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