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五章 奏歌くんとの五年目
8.大成功のフランス公演
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オペラ座での公演は大成功で新聞にも取り上げられた。
「『エキゾチックな東洋の美と、女性だけの劇団が作り上げる世界最古の物語、源氏物語』ですって」
「百合、フランス語が読めたの!?」
「ううん、携帯で訳した」
なぜか劇団の公演が休みで、フランスでの唯一の自由時間の日に、百合は私たちのコテージを訪ねて来ていた。早朝からやってきてしっかりと朝ご飯をご馳走になるあたり、とても百合だ。
「朝から甘いパンとコーヒーばかりで辟易してたのよね。やっぱり白いご飯が美味しいわ」
コテージで私がやっちゃんと奏歌くんと茉優ちゃんにちゃんと食べさせてもらっているのを百合は羨ましく思っていたようだった。食後の紅茶を飲みながら、当然のように聞いてくる。
「今日はどこに行くの?」
「ついてくるつもり?」
「幼馴染でしょ! 良いじゃない」
今日の休みは百合が一緒になってしまった。
寒くなるかもしれないので上着を羽織って、茉優ちゃんの行きたがっていたチュイルリー公園まで歩いてすぐだったので、そこにまず行く。マイヨールやロダンの彫刻があるようだが、どれがそれなのか私には分からない。
やっちゃんが茉優ちゃんに説明しているのもあまり聞かずに私は奏歌くんと手を繋いで秋の公園の散歩を楽しんだ。
ルーブル美術館の前にはガラス張りのピラミッドのようなものが置かれている。それを見て中に入る。
「装身具が見たいんです」
茉優ちゃんの要望を第一に考えて、装身具の展示されているスペースを最初に回った。公爵夫人のティアラやブレスレット、ルイ15世の王冠など、実物が展示してあるスペースを茉優ちゃんはじっと見ていた。
有名なモナリザやナポレオンや自由の女神の絵画などを見て回っていたが、サクサクと見て進む私と、じっくり見る茉優ちゃんとやっちゃんと足並みが揃わない。
奏歌くんは私のところに来てくれていた。
「モナリザってすごく小さいんだね」
「大きいイメージがあったかも」
奏歌くんもそれなりには興味はあるようだが、私も百合もざっとしか見ていないようだった。
茉優ちゃんとやっちゃんが見終わるのを待っていると、お昼近くになった。
お腹が空いていた私たちはルーヴル美術館の中に入っているパン屋でパンを買う。
よく分からないが美味しそうなものを選んで買うと、歩きながら食べられるように手で持てる紙袋に入れてくれた。サクサクのパイ生地に果物が乗ったパンを食べながら、次の目的地へ向かう。
エッフェル塔を見て、やっちゃんが写真を撮るのに、茉優ちゃんが何か言いたそうにしている。
「やっちゃんも入って。私が撮るから」
「みっちゃんにこのカメラは無理」
「携帯で撮るもん!」
せっかくフランスに来たのに茉優ちゃんとやっちゃんが一緒に写っている写真が一枚もないなんてもったいない。無理やり二人を並ばせると私は携帯電話で写真を撮った。
スーパーで残りの日程の買い出しをして、おやつの時間には通りのカフェに入る。
「フランスに来たら、エクレアかサントノレかオペラを食べなきゃ!」
「サントノレって何?」
「実は僕も分からない」
奏歌くんと百合と席について、茉優ちゃんとやっちゃんは入らなかったので別の席に座って、メニューを見るが何が書いてあるのか分からない。
奏歌くんがきりっと表情を引き締めて、店員さんに日本語ではっきりと言った。
「エクレアと、サントノレと、オペラをください! 飲み物は紅茶で!」
店員さんは何か聞き返したようだが、奏歌くんは分かっているようで頷いている。通じたのか通じていないのか、タルトの上に小さなシュークリームが乗ったようなお菓子と、シュー生地にチョコレートを乗せたお菓子と、真っ黒な艶のあるチョコレートのお菓子が来た。
ちゃんと紅茶も運ばれてきている。
「ダーリン、すごいわ」
「多分、これがサントノレで、こっちがエクレア、これがオペラ」
タルトの上に小さなシュークリームのようなものとクリームの乗ったものがサントノレで、縦長のシュー生地にチョコレートを乗せたのがエクレアで、真っ黒な艶のあるチョコレートのお菓子がオペラだと奏歌くんは説明してくれる。
三人で分けて食べると、サントノレは不思議な食感が楽しめて、エクレアは中のカスタードクリームも濃厚で、オペラはチョコレートの味がこれでもかというくらいしっかりしていて、どれも美味しい。
あっという間に食べて紅茶を飲んでいると、茉優ちゃんとやっちゃんの方も食べ終わったようだった。
「フランスでも日本語、通じるのね」
「気合が大事って、父さんは言ってた」
奏歌くんは小さい頃に真里さんに海外に何度も連れて行かれていたのだった。その経験がきっちりと活きていた。
早めにコテージに帰って、休日は終わるはずだったが、百合と別れてコテージに帰る途中でその人物は私たちに接触して来た。
「やっちゃんが海外に来るなんて珍しい」
「真里さん……」
「大丈夫、邪魔する気はないよ。やっちゃんが生きている人間から血を吸うことに慣れてくれたら嬉しいし」
茉優ちゃんを餌のように言う真里さんに私が茉優ちゃんの前に立てば、その前に奏歌くんが入る。
「父さん、邪魔する気がないなら、どこかへ行って」
「酷いな。僕は奏歌の父親だよ?」
もうちょっと優しくしてくれてもいいんじゃない?
奏歌くんとよく似た顔で言われても、今まで真里さんがしてきたことを思うと、そんな気持ちにはとてもなれない。それどころか、美歌さんから聞いた話や奏歌くんから聞いた話を合わせると、できれば真里さんは近付いて欲しくなかった。
「僕に何か隠し事をしてる?」
じっと奏歌くんを見つめる真里さんの目が赤く光っているような気がして、私は奏歌くんを抱き寄せる。奏歌くんも赤く光る目で真里さんを睨み付けている。
「父さんには関係ないことだよ」
「奏歌に関係あることは、僕に関係あることだよ?」
「僕は父さんの子どもに選んで生まれて来たわけじゃない!」
宙夢さんの言葉が奏歌くんの心を支えている。
赤い目で見つめられても奏歌くんが操られるようなことはなかった。
「たくさんいい写真が撮れたから、そのうち纏めて送るね」
「盗撮してたのか!?」
「僕の可愛い妖精さんを撮ってただけだよ」
奏歌くんを操って情報を聞き出すことを諦めた様子の真里さんは、あっさりと引いて行った。長く息を吐いて奏歌くんが力を抜く。座り込みそうな奏歌くんを私は抱き上げた。
「守ってくれてありがとう。格好良かったよ」
「奏歌くんありがとう」
私と茉優ちゃんにお礼を言われて奏歌くんは恥ずかしそうにしていた。抱っこされているのが恥ずかしいのかもしれないが、下ろすわけにはいかない。下ろしたら奏歌くんが石畳の上に座り込んでしまう。
コテージまで奏歌くんを抱っこして連れて帰った私に、やっちゃんが怪訝な顔をしていた。
「何か隠し事があるって……」
「やっちゃんには、美歌さんからそのうちちゃんと話してもらえると思うよ」
私の口から言うことではないと告げると、やっちゃんは納得したようだった。
残りの期間も私たちの劇団はオペラ座で公演を続けた。
毎日お客さんが満員で、立ち見も出て、公演は大盛況だった。
最終日の公演を終えてコテージに帰ると、シャワーを浴びて荷物を纏める。
長いようであっという間の二週間だった。
最終日は奏歌くんとやっちゃんと茉優ちゃんで、ステーキを焼いてジュースで乾杯をした。
「これで終わりだけど、帰りの飛行機がなぁ……」
明日の早朝の飛行機で私たちはフランスを発つ。
帰りも十三時間近いフライトが待っていて、やっちゃんは今からそれが不安なようだった。
「安彦さん、私がいるわ」
フランス公演中に茉優ちゃんはやっちゃんに一度血を分けている。二人の関係はフランスに来て変わったような気がする。
しっかりとやっちゃんを支えようとする茉優ちゃんの姿に、私はやっちゃんと茉優ちゃんの仲を応援していた。
「『エキゾチックな東洋の美と、女性だけの劇団が作り上げる世界最古の物語、源氏物語』ですって」
「百合、フランス語が読めたの!?」
「ううん、携帯で訳した」
なぜか劇団の公演が休みで、フランスでの唯一の自由時間の日に、百合は私たちのコテージを訪ねて来ていた。早朝からやってきてしっかりと朝ご飯をご馳走になるあたり、とても百合だ。
「朝から甘いパンとコーヒーばかりで辟易してたのよね。やっぱり白いご飯が美味しいわ」
コテージで私がやっちゃんと奏歌くんと茉優ちゃんにちゃんと食べさせてもらっているのを百合は羨ましく思っていたようだった。食後の紅茶を飲みながら、当然のように聞いてくる。
「今日はどこに行くの?」
「ついてくるつもり?」
「幼馴染でしょ! 良いじゃない」
今日の休みは百合が一緒になってしまった。
寒くなるかもしれないので上着を羽織って、茉優ちゃんの行きたがっていたチュイルリー公園まで歩いてすぐだったので、そこにまず行く。マイヨールやロダンの彫刻があるようだが、どれがそれなのか私には分からない。
やっちゃんが茉優ちゃんに説明しているのもあまり聞かずに私は奏歌くんと手を繋いで秋の公園の散歩を楽しんだ。
ルーブル美術館の前にはガラス張りのピラミッドのようなものが置かれている。それを見て中に入る。
「装身具が見たいんです」
茉優ちゃんの要望を第一に考えて、装身具の展示されているスペースを最初に回った。公爵夫人のティアラやブレスレット、ルイ15世の王冠など、実物が展示してあるスペースを茉優ちゃんはじっと見ていた。
有名なモナリザやナポレオンや自由の女神の絵画などを見て回っていたが、サクサクと見て進む私と、じっくり見る茉優ちゃんとやっちゃんと足並みが揃わない。
奏歌くんは私のところに来てくれていた。
「モナリザってすごく小さいんだね」
「大きいイメージがあったかも」
奏歌くんもそれなりには興味はあるようだが、私も百合もざっとしか見ていないようだった。
茉優ちゃんとやっちゃんが見終わるのを待っていると、お昼近くになった。
お腹が空いていた私たちはルーヴル美術館の中に入っているパン屋でパンを買う。
よく分からないが美味しそうなものを選んで買うと、歩きながら食べられるように手で持てる紙袋に入れてくれた。サクサクのパイ生地に果物が乗ったパンを食べながら、次の目的地へ向かう。
エッフェル塔を見て、やっちゃんが写真を撮るのに、茉優ちゃんが何か言いたそうにしている。
「やっちゃんも入って。私が撮るから」
「みっちゃんにこのカメラは無理」
「携帯で撮るもん!」
せっかくフランスに来たのに茉優ちゃんとやっちゃんが一緒に写っている写真が一枚もないなんてもったいない。無理やり二人を並ばせると私は携帯電話で写真を撮った。
スーパーで残りの日程の買い出しをして、おやつの時間には通りのカフェに入る。
「フランスに来たら、エクレアかサントノレかオペラを食べなきゃ!」
「サントノレって何?」
「実は僕も分からない」
奏歌くんと百合と席について、茉優ちゃんとやっちゃんは入らなかったので別の席に座って、メニューを見るが何が書いてあるのか分からない。
奏歌くんがきりっと表情を引き締めて、店員さんに日本語ではっきりと言った。
「エクレアと、サントノレと、オペラをください! 飲み物は紅茶で!」
店員さんは何か聞き返したようだが、奏歌くんは分かっているようで頷いている。通じたのか通じていないのか、タルトの上に小さなシュークリームが乗ったようなお菓子と、シュー生地にチョコレートを乗せたお菓子と、真っ黒な艶のあるチョコレートのお菓子が来た。
ちゃんと紅茶も運ばれてきている。
「ダーリン、すごいわ」
「多分、これがサントノレで、こっちがエクレア、これがオペラ」
タルトの上に小さなシュークリームのようなものとクリームの乗ったものがサントノレで、縦長のシュー生地にチョコレートを乗せたのがエクレアで、真っ黒な艶のあるチョコレートのお菓子がオペラだと奏歌くんは説明してくれる。
三人で分けて食べると、サントノレは不思議な食感が楽しめて、エクレアは中のカスタードクリームも濃厚で、オペラはチョコレートの味がこれでもかというくらいしっかりしていて、どれも美味しい。
あっという間に食べて紅茶を飲んでいると、茉優ちゃんとやっちゃんの方も食べ終わったようだった。
「フランスでも日本語、通じるのね」
「気合が大事って、父さんは言ってた」
奏歌くんは小さい頃に真里さんに海外に何度も連れて行かれていたのだった。その経験がきっちりと活きていた。
早めにコテージに帰って、休日は終わるはずだったが、百合と別れてコテージに帰る途中でその人物は私たちに接触して来た。
「やっちゃんが海外に来るなんて珍しい」
「真里さん……」
「大丈夫、邪魔する気はないよ。やっちゃんが生きている人間から血を吸うことに慣れてくれたら嬉しいし」
茉優ちゃんを餌のように言う真里さんに私が茉優ちゃんの前に立てば、その前に奏歌くんが入る。
「父さん、邪魔する気がないなら、どこかへ行って」
「酷いな。僕は奏歌の父親だよ?」
もうちょっと優しくしてくれてもいいんじゃない?
奏歌くんとよく似た顔で言われても、今まで真里さんがしてきたことを思うと、そんな気持ちにはとてもなれない。それどころか、美歌さんから聞いた話や奏歌くんから聞いた話を合わせると、できれば真里さんは近付いて欲しくなかった。
「僕に何か隠し事をしてる?」
じっと奏歌くんを見つめる真里さんの目が赤く光っているような気がして、私は奏歌くんを抱き寄せる。奏歌くんも赤く光る目で真里さんを睨み付けている。
「父さんには関係ないことだよ」
「奏歌に関係あることは、僕に関係あることだよ?」
「僕は父さんの子どもに選んで生まれて来たわけじゃない!」
宙夢さんの言葉が奏歌くんの心を支えている。
赤い目で見つめられても奏歌くんが操られるようなことはなかった。
「たくさんいい写真が撮れたから、そのうち纏めて送るね」
「盗撮してたのか!?」
「僕の可愛い妖精さんを撮ってただけだよ」
奏歌くんを操って情報を聞き出すことを諦めた様子の真里さんは、あっさりと引いて行った。長く息を吐いて奏歌くんが力を抜く。座り込みそうな奏歌くんを私は抱き上げた。
「守ってくれてありがとう。格好良かったよ」
「奏歌くんありがとう」
私と茉優ちゃんにお礼を言われて奏歌くんは恥ずかしそうにしていた。抱っこされているのが恥ずかしいのかもしれないが、下ろすわけにはいかない。下ろしたら奏歌くんが石畳の上に座り込んでしまう。
コテージまで奏歌くんを抱っこして連れて帰った私に、やっちゃんが怪訝な顔をしていた。
「何か隠し事があるって……」
「やっちゃんには、美歌さんからそのうちちゃんと話してもらえると思うよ」
私の口から言うことではないと告げると、やっちゃんは納得したようだった。
残りの期間も私たちの劇団はオペラ座で公演を続けた。
毎日お客さんが満員で、立ち見も出て、公演は大盛況だった。
最終日の公演を終えてコテージに帰ると、シャワーを浴びて荷物を纏める。
長いようであっという間の二週間だった。
最終日は奏歌くんとやっちゃんと茉優ちゃんで、ステーキを焼いてジュースで乾杯をした。
「これで終わりだけど、帰りの飛行機がなぁ……」
明日の早朝の飛行機で私たちはフランスを発つ。
帰りも十三時間近いフライトが待っていて、やっちゃんは今からそれが不安なようだった。
「安彦さん、私がいるわ」
フランス公演中に茉優ちゃんはやっちゃんに一度血を分けている。二人の関係はフランスに来て変わったような気がする。
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