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十章 奏歌くんとの十年目
29.晩白柚でバースデー
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奏歌くんのお誕生日、私は挑戦したいことがあった。
六月の真尋さんの公演のときも、その前にも、奏歌くんはグレープフルーツやピンクグレープフルーツを綺麗に剥いて私たちのために食べやすくしてお弁当につけてくれていた。
私にも奏歌くんのためにそういうことができないのか、考えたのだ。
相談する相手は毎年のことでやっちゃんである。
「奏歌くんのお誕生日にグレープフルーツを剥きたいの」
奏歌くんが高校に行っている間に、篠田家にお邪魔して劇団が休みだと同じく休みであるやっちゃんに話してみる。
「みっちゃん、グレープフルーツを剥きたいのか? ちょっと無謀じゃないか?」
「やっぱり、あれ、難しいのね」
「かなり手先が器用じゃないと綺麗に剥けないよ。バラバラになってもいいんだったら向けるだろうけど、誕生日お祝いにバラバラになったグレープフルーツっていうのはちょっとみっちゃんのプライドにも関わるだろう」
そうなのだ。
房は少し崩れていたりするけれど、奏歌くんは粒がバラバラになっていない半分以上の大きさの状態でグレープフルーツやピンクグレープフルーツを剥いていた。その大きさが宝石のようでとても美しかったのだが、私が剥くと粒がバラバラになってしまうとやっちゃんは指摘してくる。
確かに私は手先が器用な方ではない。
「奏歌くんがあんな丁寧なことをしてくれて、私、すごく嬉しかったの。なんとかできないかな?」
手間のかかることをしてくれるのも愛だと私には分かっていた。綺麗に剥かれたグレープフルーツやピンクグレープフルーツは、奏歌くんの私に対する愛情だったのだ。それが分かっているからこそ、私も剥いてみたい。
「練習してもすぐに上達するわけじゃないし、剥いた分をどうするかって話になるからなぁ」
そういえば奏歌くんはグレープフルーツを剥くときに、五個とか六個分一気に剥いていた。それだけ練習で剥いたとして、誰が食べるかというのは問題になって来る。
困っているとやっちゃんから提案があった。
「晩白柚はどうだ?」
「ばんぺいゆ? 何それ?」
初めて聞く単語に聞き返すと、やっちゃんが説明してくれる。
「南の方のひとの頭くらい大きな柑橘系のことなんだ。皮が分厚くて、粒がすごくしっかりしていて、比較的剥きやすいんだよ」
「私でも剥ける?」
「練習してみたらいい。どうせ、一度に食べられるのは二人でも半分が精々だから、一個買って、半分は練習、もう半分は本番に取っておけばいいよ」
晩白柚という漢字を教えてもらって、私はデパートに買いに行くことにした。
やっちゃんにデパートまで車で送ってもらって、青果売り場で晩白柚を探す。高級な果物の売り場に巨大な黄色い蜜柑のようなものがあった。私の頭くらいはありそうなそれは「晩白柚」と書かれたシールが貼ってある。
しっかりと箱入りの晩白柚を持ってお会計を済ませて、エコバッグに入れようとしたが入らなくて、私は晩白柚の箱を抱えてマンションに戻った。箱の中には解体の仕方が書いてある。
分厚い皮の表面に包丁で切り目を入れていって、まずは皮を剥がして、身だけにする。それから二つに切って、房を外して行く手順を確認して、私は包丁を持った。
どれくらい深い切れ目を入れればいいのか分からなかったけれど、身まで到達しないように気を付けながら包丁で切れ目を入れて、皮を剥がす。分厚い皮には内側に数センチはありそうな層があって、その中に二回りくらい小さな身が入っていた。
取り出した身も普通ならば手では外せないので包丁で切るように指示がされていたが、私は腕力には自信があるので頭頂部に指を入れて二つに割った。
内側の皮が剥がれる抵抗感から、かなり皮も身も硬い雰囲気がする。
ひと房取ってみて、真ん中の部分から外側に向けて、中の皮を剥がして行くと、意外とするすると皮は向けた。背中の部分の皮もあまり難しくはない。
最初の一個は真っ二つになってしまったが、二個目からは上が欠けたりするがそこそこ大きな房が剥けるようになって、私は安心していた。
これならば奏歌くんのお誕生日に晩白柚を剥くことができる。
練習用に剥いた半分の晩白柚は一人では食べきれないのでタッパーに入れて、明日の稽古に持っていくことにした。
稽古のお昼の休憩で晩白柚を出すと、百合と美鳥さんと真月さんが喜んでいる。
「ダーリンったら本当にマメね。美味しそう」
「ちょっと崩れてるけど、崩れやすい蜜柑なんですかね?」
「すごくひと房が大きいですね」
すっかり奏歌くんが剥いたものだと思い込んでいる百合と美鳥さんと真月さんの前で、私はない胸を張って宣言する。
「これは私が剥いたの!」
「え!? 海瑠が!?」
「そうだったんですか!? 海瑠さん頑張りましたね」
「綺麗に剥けてます」
驚きの声を上げる百合と美鳥さんと真月さんに私はとても誇らしい気持ちだった。私にだって晩白柚は剥ける。それを教えてくれたやっちゃんには感謝しかない。
奏歌くんのお誕生日はその翌日で、平日だったので奏歌くんは高校が終わってから私の部屋に来てくれた。
「誕生日は海瑠さんと祝いたかったから、家族で祝うのは週末にしてもらったんだ」
「奏歌くん、お誕生日おめでとう」
これまでは奏歌くんのお誕生日に篠田家でお祝いをして、私の家に来るのはその後の休みの日だったから、ちょっと調子が狂ってしまう。ケーキも用意していなかったし、奏歌くんが晩御飯を自分で作ってしまうのも予想外だった。
「海瑠さんは僕が作ってる間、歌っててよ」
「応援の歌を歌う?」
「いつも通りのコンサートをして」
奏歌くんが晩ご飯の支度をする間、私は歌って踊って、対面キッチンの奏歌くんにアピールしまくっていた。これまでに演じた役の曲や、出演した演目の曲とダンスを披露する。奏歌くんは晩御飯を作りながら私の歌とダンスを楽しんでくれた。
晩ご飯は冷やし中華だった。
中華麺の上に、薄焼き卵を切ったものと、鶏肉を割いたものと、キュウリと、トマトが乗っていて、薬味に細かく切った大葉が散らされていた。
ちょっと酸っぱいゴマダレで食べる冷やし中華は絶品である。
「ご馳走じゃないんだけど、僕、冷やし中華好きだけど、海瑠さんと食べるときは作ったことないと思って」
「冷やし中華の美味しい季節だもんね」
お店では食べたことがあるが、奏歌くんの作る冷やし中華は初めてである。大葉がいいアクセントになっていてとても美味しい。
冷やし中華を食べ終わると、私は奏歌くんを椅子に座らせたままで、冷蔵庫からラップをかけた晩白柚の残り半分を取り出してきた。
「奏歌くんのために剥きます。見てて」
「僕のために剥いてくれるの!? しかも、それ晩白柚だよね。高くてなかなか食べられないんだ。僕、大好き」
やっちゃん、グッジョブ!
晩白柚を提案してくれたやっちゃんは奏歌くんの好物を教えてくれていた。
目の前でひと房ひと房外して行って、内側の皮を剥いていく。
剥き終わった大きな晩白柚の身を奏歌くんのお皿の上に置くと、嬉しそうに手を合わせて食べてくれる。
「僕も海瑠さんに剥いてあげる」
「今日は全部私にやらせて!」
「海瑠さんと一緒に剥きたいんだ」
奏歌くんも手を伸ばして晩白柚を剥いて私の前のお皿に置いてくれた。剥くのを失敗した晩白柚を食べようと思っていた私は、奏歌くんが綺麗に剥いた晩白柚を食べることができた。
「失敗しちゃったから、これは私が食べるね」
「ダメだよ。海瑠さんは僕に剥いてくれてるんだから、海瑠さんが剥いてくれたのは全部僕が食べる」
失敗した分は自分で処理しようと思っていたのも奏歌くんに遮られる。
奏歌くんのおかげで、私は最高の日を過ごさせてもらった。私が奏歌くんを祝うはずだったのに、私の方が祝われている気さえする。
「海瑠さん、今日はありがとう」
帰り際に奏歌くんにキスをされた。
触れるだけの唇は、甘酸っぱい晩白柚の香りがした。
六月の真尋さんの公演のときも、その前にも、奏歌くんはグレープフルーツやピンクグレープフルーツを綺麗に剥いて私たちのために食べやすくしてお弁当につけてくれていた。
私にも奏歌くんのためにそういうことができないのか、考えたのだ。
相談する相手は毎年のことでやっちゃんである。
「奏歌くんのお誕生日にグレープフルーツを剥きたいの」
奏歌くんが高校に行っている間に、篠田家にお邪魔して劇団が休みだと同じく休みであるやっちゃんに話してみる。
「みっちゃん、グレープフルーツを剥きたいのか? ちょっと無謀じゃないか?」
「やっぱり、あれ、難しいのね」
「かなり手先が器用じゃないと綺麗に剥けないよ。バラバラになってもいいんだったら向けるだろうけど、誕生日お祝いにバラバラになったグレープフルーツっていうのはちょっとみっちゃんのプライドにも関わるだろう」
そうなのだ。
房は少し崩れていたりするけれど、奏歌くんは粒がバラバラになっていない半分以上の大きさの状態でグレープフルーツやピンクグレープフルーツを剥いていた。その大きさが宝石のようでとても美しかったのだが、私が剥くと粒がバラバラになってしまうとやっちゃんは指摘してくる。
確かに私は手先が器用な方ではない。
「奏歌くんがあんな丁寧なことをしてくれて、私、すごく嬉しかったの。なんとかできないかな?」
手間のかかることをしてくれるのも愛だと私には分かっていた。綺麗に剥かれたグレープフルーツやピンクグレープフルーツは、奏歌くんの私に対する愛情だったのだ。それが分かっているからこそ、私も剥いてみたい。
「練習してもすぐに上達するわけじゃないし、剥いた分をどうするかって話になるからなぁ」
そういえば奏歌くんはグレープフルーツを剥くときに、五個とか六個分一気に剥いていた。それだけ練習で剥いたとして、誰が食べるかというのは問題になって来る。
困っているとやっちゃんから提案があった。
「晩白柚はどうだ?」
「ばんぺいゆ? 何それ?」
初めて聞く単語に聞き返すと、やっちゃんが説明してくれる。
「南の方のひとの頭くらい大きな柑橘系のことなんだ。皮が分厚くて、粒がすごくしっかりしていて、比較的剥きやすいんだよ」
「私でも剥ける?」
「練習してみたらいい。どうせ、一度に食べられるのは二人でも半分が精々だから、一個買って、半分は練習、もう半分は本番に取っておけばいいよ」
晩白柚という漢字を教えてもらって、私はデパートに買いに行くことにした。
やっちゃんにデパートまで車で送ってもらって、青果売り場で晩白柚を探す。高級な果物の売り場に巨大な黄色い蜜柑のようなものがあった。私の頭くらいはありそうなそれは「晩白柚」と書かれたシールが貼ってある。
しっかりと箱入りの晩白柚を持ってお会計を済ませて、エコバッグに入れようとしたが入らなくて、私は晩白柚の箱を抱えてマンションに戻った。箱の中には解体の仕方が書いてある。
分厚い皮の表面に包丁で切り目を入れていって、まずは皮を剥がして、身だけにする。それから二つに切って、房を外して行く手順を確認して、私は包丁を持った。
どれくらい深い切れ目を入れればいいのか分からなかったけれど、身まで到達しないように気を付けながら包丁で切れ目を入れて、皮を剥がす。分厚い皮には内側に数センチはありそうな層があって、その中に二回りくらい小さな身が入っていた。
取り出した身も普通ならば手では外せないので包丁で切るように指示がされていたが、私は腕力には自信があるので頭頂部に指を入れて二つに割った。
内側の皮が剥がれる抵抗感から、かなり皮も身も硬い雰囲気がする。
ひと房取ってみて、真ん中の部分から外側に向けて、中の皮を剥がして行くと、意外とするすると皮は向けた。背中の部分の皮もあまり難しくはない。
最初の一個は真っ二つになってしまったが、二個目からは上が欠けたりするがそこそこ大きな房が剥けるようになって、私は安心していた。
これならば奏歌くんのお誕生日に晩白柚を剥くことができる。
練習用に剥いた半分の晩白柚は一人では食べきれないのでタッパーに入れて、明日の稽古に持っていくことにした。
稽古のお昼の休憩で晩白柚を出すと、百合と美鳥さんと真月さんが喜んでいる。
「ダーリンったら本当にマメね。美味しそう」
「ちょっと崩れてるけど、崩れやすい蜜柑なんですかね?」
「すごくひと房が大きいですね」
すっかり奏歌くんが剥いたものだと思い込んでいる百合と美鳥さんと真月さんの前で、私はない胸を張って宣言する。
「これは私が剥いたの!」
「え!? 海瑠が!?」
「そうだったんですか!? 海瑠さん頑張りましたね」
「綺麗に剥けてます」
驚きの声を上げる百合と美鳥さんと真月さんに私はとても誇らしい気持ちだった。私にだって晩白柚は剥ける。それを教えてくれたやっちゃんには感謝しかない。
奏歌くんのお誕生日はその翌日で、平日だったので奏歌くんは高校が終わってから私の部屋に来てくれた。
「誕生日は海瑠さんと祝いたかったから、家族で祝うのは週末にしてもらったんだ」
「奏歌くん、お誕生日おめでとう」
これまでは奏歌くんのお誕生日に篠田家でお祝いをして、私の家に来るのはその後の休みの日だったから、ちょっと調子が狂ってしまう。ケーキも用意していなかったし、奏歌くんが晩御飯を自分で作ってしまうのも予想外だった。
「海瑠さんは僕が作ってる間、歌っててよ」
「応援の歌を歌う?」
「いつも通りのコンサートをして」
奏歌くんが晩ご飯の支度をする間、私は歌って踊って、対面キッチンの奏歌くんにアピールしまくっていた。これまでに演じた役の曲や、出演した演目の曲とダンスを披露する。奏歌くんは晩御飯を作りながら私の歌とダンスを楽しんでくれた。
晩ご飯は冷やし中華だった。
中華麺の上に、薄焼き卵を切ったものと、鶏肉を割いたものと、キュウリと、トマトが乗っていて、薬味に細かく切った大葉が散らされていた。
ちょっと酸っぱいゴマダレで食べる冷やし中華は絶品である。
「ご馳走じゃないんだけど、僕、冷やし中華好きだけど、海瑠さんと食べるときは作ったことないと思って」
「冷やし中華の美味しい季節だもんね」
お店では食べたことがあるが、奏歌くんの作る冷やし中華は初めてである。大葉がいいアクセントになっていてとても美味しい。
冷やし中華を食べ終わると、私は奏歌くんを椅子に座らせたままで、冷蔵庫からラップをかけた晩白柚の残り半分を取り出してきた。
「奏歌くんのために剥きます。見てて」
「僕のために剥いてくれるの!? しかも、それ晩白柚だよね。高くてなかなか食べられないんだ。僕、大好き」
やっちゃん、グッジョブ!
晩白柚を提案してくれたやっちゃんは奏歌くんの好物を教えてくれていた。
目の前でひと房ひと房外して行って、内側の皮を剥いていく。
剥き終わった大きな晩白柚の身を奏歌くんのお皿の上に置くと、嬉しそうに手を合わせて食べてくれる。
「僕も海瑠さんに剥いてあげる」
「今日は全部私にやらせて!」
「海瑠さんと一緒に剥きたいんだ」
奏歌くんも手を伸ばして晩白柚を剥いて私の前のお皿に置いてくれた。剥くのを失敗した晩白柚を食べようと思っていた私は、奏歌くんが綺麗に剥いた晩白柚を食べることができた。
「失敗しちゃったから、これは私が食べるね」
「ダメだよ。海瑠さんは僕に剥いてくれてるんだから、海瑠さんが剥いてくれたのは全部僕が食べる」
失敗した分は自分で処理しようと思っていたのも奏歌くんに遮られる。
奏歌くんのおかげで、私は最高の日を過ごさせてもらった。私が奏歌くんを祝うはずだったのに、私の方が祝われている気さえする。
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