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一章 王子と冒険者の出会い
21.ミエト侯爵家を公爵家にするために
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ハーヤネン公爵家の沙汰はそれで決まったかと思われたが、エリアス兄上が父上に発言した。
「ハーヤネン公爵家のハンヌの企んだことは、弟の十二歳のヘンリッキが実行したとはいえ、謀反と捉えられかねません」
「確かに。ミエト侯爵家の屋敷の中に入り込んで、ミエト侯爵家の当主であり、王子であるエドの婚約者であるロヴィーサ嬢の部屋に入り込んだ」
「暗殺を疑われても仕方がない事態です」
僕はそこまでは考えていなかったけれど、エリアス兄上はヘンリッキの行動がそれだけ重大なものと考えていた。
十二歳のヘンリッキは意味も分からずロヴィーサ嬢の部屋に入り込んで鬼の力の指輪を盗み、その罪をアルマスに着せてアルマスを僕から遠ざけたかっただけだろうけれど、僕の婚約者でありミエト侯爵家の当主であるロヴィーサ嬢の部屋に忍び込んだというのはそれだけの重大な罪になりうるのだ。
「エリアスはエドと私が話し合った沙汰では、不服ということか?」
「エドが臣籍降下するにあたって、ミエト家は侯爵で少しばかり身分が低すぎると噂されています。これを機にミエト家を公爵家に陞爵させるというのはいかがですか?」
ハーヤネン公爵家が起こそうとした謀反を食い止めたということで、ミエト侯爵家を公爵家に陞爵させる。
それは確かに僕が後ろ指差されることなくロヴィーサ嬢と結婚するためには必要なことかも知れなかった。
「エリアス兄上はそんな悪巧みをしていたのですか? そうなると、首謀者である嫡男のハンヌの首が必要になりますよ? ハンヌは私の一つ年下。可哀想ではありませんか?」
エルランド兄上が話し合いに加わって、ハンヌに同情している。
弟をけしかけたハンヌは確かに重大なことをしでかしてしまっているが、首を取られるくらいのことをしてしまったとは思っていないだろう。
「僕もひとの死の上にミエト家が陞爵しても気が咎めます」
僕の言葉に、エリアス兄上は真剣に言う。
「子どもの遊び半分だったかもしれないが、謀反としてお家が取り潰しになってもおかしくはない事態だったのだよ」
「それほどですか!?」
「わたくしも、ひとの命を奪うのは心苦しいです」
ロヴィーサ嬢も自分の意見を口にして、一瞬場が静まる。
口を開いたのは父上だった。
「ミエト侯爵家の陞爵は確かに必要なことかもしれぬ。そのためにハーヤネン公爵家の嫡男のハンヌの首を取るというのはエドにもロヴィーサ嬢にも後悔が残ろう。どうだろうか、嫡男のハンヌを修道院に送るというのは」
首を取らない代わりに修道院に送るのならば、僕も納得できる。
謀反になりうることを企てたことは許されないが、まだ成人してもいないということで、特別に温情をかけて修道院送りにする。
それならば僕の胸も痛まない。
話を聞けば聞くほど、ハンヌは軽い気持ちで弟のヘンリッキを危ない目に遭わせていた。ヘンリッキが死んでも構わないくらいの気持ちだったのかもしれない。
僕も弟であるので、兄がそんな風に弟を扱うのは聞いていて非常に嫌な気分になる。
「ハーヤネン公爵家は、お家を取り潰しにされないためならば何でもするでしょう。これで、ミエト侯爵家が公爵家に陞爵する理由ができましたね」
「エドが臣籍降下するならば、公爵家くらいにはなっていてもらわねば困るからな」
エリアス兄上と父上は最初からミエト侯爵家を公爵家にすることを考えていたのではないだろうか。
いい口実を見付けたような言い草に僕はちょっとエリアス兄上と父上の政治的な面を見出していた。
「所領も奪われ、侯爵家としての身分も相応しくないと言われていたミエト侯爵家が、公爵家になるのですね」
「オーケルマン伯爵の所領をもらって、所領も増えているし、父上から所領を増やすような勅命も出されるでしょう」
「正直、公爵家になってやっていけるのかどうか自信はありませんが、エドヴァルド殿下がミエト侯爵家に臣籍降下するために必要なことだと思えば、耐えられます」
貴族社会に染まってしまうよりも、ロヴィーサ嬢はモンスターを狩り、家庭菜園で植物を育て、料理をしている方が似合う。公爵家の当主になればこれまでのように気軽にモンスターを狩りに行けないことは確かだった。
「所領を奪われたのは、わたくしの母が亡くなった、三年前。その頃にはミエト侯爵家は使用人を十分に雇う余裕もなくて、わたくしは仕方なく料理を始めました。最初は食べられるようなものを作れなかったのですが、作るうちにたくさんのものを作れるようになっていた」
所領を失った時期も決して無駄ではなかったとロヴィーサ嬢は言っている。
その時期に料理を覚えてくれたので、僕に美味しい料理を作ってもらえているのだと思うと、ロヴィーサ嬢が挫けることなく料理に挑戦してくれてよかったと思わずにいられない。
「冒険者としても、鬼の力の指輪があっても、止めを刺す勇気がなかったり、タイミングを見誤ってしまったり、最初は上手くモンスターを仕留められませんでした。それが今はSSランクの冒険者になれている」
「ロヴィーサ嬢は努力家で、自分のできることを頑張っていたからではないのですか」
「エドヴァルド殿下にそうやって認められると嬉しいです」
ロヴィーサ嬢の胸の内も聞けて、僕は安心していた。
「父上、エリアス兄上、エルランド兄上、僕はロヴィーサ嬢にも『エド』と呼んでもらいたいのですが、許されるでしょうか?」
素直に父上とエリアス兄上とエルランド兄上に聞いた僕に、ロヴィーサ嬢が顔を真っ赤にしている。父上は苦笑いをして、エリアス兄上とエルランド兄上が僕を突いた。
「そういうことは、二人きりのときに言うんだよ、エド」
「公の場ではエドと呼べなくても、二人きりの場所ではどれだけでも呼べるからね」
「あぁ、そうなんですね!?」
僕の呼び方に関しては父上やエリアス兄上やエルランド兄上に許可がいると思い込んでいた僕だったが、どうやらいらなかったようだ。
「恋人同士が秘密の呼び方をするのを、どうして止められようか」
「は、はい」
「ロヴィーサ嬢、エドはこの通り、まだ十二歳の子どもなので許して欲しい」
「とんでもないです。エドヴァルド殿下は聡明で……」
「素直すぎるのだ」
父上が謝るのにロヴィーサ嬢は恐縮している。
これまで公の場でもドレスが貧相なものだったので、できる限り姿を隠していたロヴィーサ嬢が王家の国王を筆頭とする家族の中に混じっている。それだけでもプレッシャーは相当なものだろう。
帰りの馬車の中で、僕はロヴィーサ嬢に囁いた。
「僕のことはエドと呼んでください」
「二人きりのときだけの特別な呼び方ですね」
「二人きりのときだけでなくて、爺やがいるときも、アルマスがいるときも、公でなければいいと思うのです」
「分かりました、エド殿下」
ずっとそう呼ばれたかった。
僕は小さな頃からヒルダ姉上やエリアス兄上やエルランド兄上や父上に『エド』と呼ばれているので、ロヴィーサ嬢にもそう呼んで欲しかったのだ。
殿下が若干邪魔だが、それはもう仕方がない。
ロヴィーサ嬢と結婚できて、ミエト侯爵家……公爵家となるミエト家に臣籍降下すれば、ロヴィーサ嬢も僕のことをもっと親しみを持って呼んでくれるはずだ。
その頃には、僕はロヴィーサ嬢をロヴィーサと呼び捨てにしているかもしれない。
ロヴィーサ。
いつか呼びたいロヴィーサ嬢の名前。
それを呼べる日まではまだまだ遠かった。
僕が十八歳になって、高等学校も卒業したら、ロヴィーサ嬢と正式に結婚をする。
そのときには僕はロヴィーサ嬢を『ロヴィーサ』と呼んで、ロヴィーサ嬢も僕のことを『エド様』と呼んでくれるはずだ。
「エド殿下、なんだか照れますね」
「もっと呼んでください、僕のロヴィーサ嬢」
「恥ずかしいです」
馬車の中で吹っ飛ばされると馬車が転倒する可能性があるので、僕はそれ以上ロヴィーサ嬢に求めなかった。
僕のロヴィーサ嬢と呼べただけでも幸せな気分だった。
「ハーヤネン公爵家のハンヌの企んだことは、弟の十二歳のヘンリッキが実行したとはいえ、謀反と捉えられかねません」
「確かに。ミエト侯爵家の屋敷の中に入り込んで、ミエト侯爵家の当主であり、王子であるエドの婚約者であるロヴィーサ嬢の部屋に入り込んだ」
「暗殺を疑われても仕方がない事態です」
僕はそこまでは考えていなかったけれど、エリアス兄上はヘンリッキの行動がそれだけ重大なものと考えていた。
十二歳のヘンリッキは意味も分からずロヴィーサ嬢の部屋に入り込んで鬼の力の指輪を盗み、その罪をアルマスに着せてアルマスを僕から遠ざけたかっただけだろうけれど、僕の婚約者でありミエト侯爵家の当主であるロヴィーサ嬢の部屋に忍び込んだというのはそれだけの重大な罪になりうるのだ。
「エリアスはエドと私が話し合った沙汰では、不服ということか?」
「エドが臣籍降下するにあたって、ミエト家は侯爵で少しばかり身分が低すぎると噂されています。これを機にミエト家を公爵家に陞爵させるというのはいかがですか?」
ハーヤネン公爵家が起こそうとした謀反を食い止めたということで、ミエト侯爵家を公爵家に陞爵させる。
それは確かに僕が後ろ指差されることなくロヴィーサ嬢と結婚するためには必要なことかも知れなかった。
「エリアス兄上はそんな悪巧みをしていたのですか? そうなると、首謀者である嫡男のハンヌの首が必要になりますよ? ハンヌは私の一つ年下。可哀想ではありませんか?」
エルランド兄上が話し合いに加わって、ハンヌに同情している。
弟をけしかけたハンヌは確かに重大なことをしでかしてしまっているが、首を取られるくらいのことをしてしまったとは思っていないだろう。
「僕もひとの死の上にミエト家が陞爵しても気が咎めます」
僕の言葉に、エリアス兄上は真剣に言う。
「子どもの遊び半分だったかもしれないが、謀反としてお家が取り潰しになってもおかしくはない事態だったのだよ」
「それほどですか!?」
「わたくしも、ひとの命を奪うのは心苦しいです」
ロヴィーサ嬢も自分の意見を口にして、一瞬場が静まる。
口を開いたのは父上だった。
「ミエト侯爵家の陞爵は確かに必要なことかもしれぬ。そのためにハーヤネン公爵家の嫡男のハンヌの首を取るというのはエドにもロヴィーサ嬢にも後悔が残ろう。どうだろうか、嫡男のハンヌを修道院に送るというのは」
首を取らない代わりに修道院に送るのならば、僕も納得できる。
謀反になりうることを企てたことは許されないが、まだ成人してもいないということで、特別に温情をかけて修道院送りにする。
それならば僕の胸も痛まない。
話を聞けば聞くほど、ハンヌは軽い気持ちで弟のヘンリッキを危ない目に遭わせていた。ヘンリッキが死んでも構わないくらいの気持ちだったのかもしれない。
僕も弟であるので、兄がそんな風に弟を扱うのは聞いていて非常に嫌な気分になる。
「ハーヤネン公爵家は、お家を取り潰しにされないためならば何でもするでしょう。これで、ミエト侯爵家が公爵家に陞爵する理由ができましたね」
「エドが臣籍降下するならば、公爵家くらいにはなっていてもらわねば困るからな」
エリアス兄上と父上は最初からミエト侯爵家を公爵家にすることを考えていたのではないだろうか。
いい口実を見付けたような言い草に僕はちょっとエリアス兄上と父上の政治的な面を見出していた。
「所領も奪われ、侯爵家としての身分も相応しくないと言われていたミエト侯爵家が、公爵家になるのですね」
「オーケルマン伯爵の所領をもらって、所領も増えているし、父上から所領を増やすような勅命も出されるでしょう」
「正直、公爵家になってやっていけるのかどうか自信はありませんが、エドヴァルド殿下がミエト侯爵家に臣籍降下するために必要なことだと思えば、耐えられます」
貴族社会に染まってしまうよりも、ロヴィーサ嬢はモンスターを狩り、家庭菜園で植物を育て、料理をしている方が似合う。公爵家の当主になればこれまでのように気軽にモンスターを狩りに行けないことは確かだった。
「所領を奪われたのは、わたくしの母が亡くなった、三年前。その頃にはミエト侯爵家は使用人を十分に雇う余裕もなくて、わたくしは仕方なく料理を始めました。最初は食べられるようなものを作れなかったのですが、作るうちにたくさんのものを作れるようになっていた」
所領を失った時期も決して無駄ではなかったとロヴィーサ嬢は言っている。
その時期に料理を覚えてくれたので、僕に美味しい料理を作ってもらえているのだと思うと、ロヴィーサ嬢が挫けることなく料理に挑戦してくれてよかったと思わずにいられない。
「冒険者としても、鬼の力の指輪があっても、止めを刺す勇気がなかったり、タイミングを見誤ってしまったり、最初は上手くモンスターを仕留められませんでした。それが今はSSランクの冒険者になれている」
「ロヴィーサ嬢は努力家で、自分のできることを頑張っていたからではないのですか」
「エドヴァルド殿下にそうやって認められると嬉しいです」
ロヴィーサ嬢の胸の内も聞けて、僕は安心していた。
「父上、エリアス兄上、エルランド兄上、僕はロヴィーサ嬢にも『エド』と呼んでもらいたいのですが、許されるでしょうか?」
素直に父上とエリアス兄上とエルランド兄上に聞いた僕に、ロヴィーサ嬢が顔を真っ赤にしている。父上は苦笑いをして、エリアス兄上とエルランド兄上が僕を突いた。
「そういうことは、二人きりのときに言うんだよ、エド」
「公の場ではエドと呼べなくても、二人きりの場所ではどれだけでも呼べるからね」
「あぁ、そうなんですね!?」
僕の呼び方に関しては父上やエリアス兄上やエルランド兄上に許可がいると思い込んでいた僕だったが、どうやらいらなかったようだ。
「恋人同士が秘密の呼び方をするのを、どうして止められようか」
「は、はい」
「ロヴィーサ嬢、エドはこの通り、まだ十二歳の子どもなので許して欲しい」
「とんでもないです。エドヴァルド殿下は聡明で……」
「素直すぎるのだ」
父上が謝るのにロヴィーサ嬢は恐縮している。
これまで公の場でもドレスが貧相なものだったので、できる限り姿を隠していたロヴィーサ嬢が王家の国王を筆頭とする家族の中に混じっている。それだけでもプレッシャーは相当なものだろう。
帰りの馬車の中で、僕はロヴィーサ嬢に囁いた。
「僕のことはエドと呼んでください」
「二人きりのときだけの特別な呼び方ですね」
「二人きりのときだけでなくて、爺やがいるときも、アルマスがいるときも、公でなければいいと思うのです」
「分かりました、エド殿下」
ずっとそう呼ばれたかった。
僕は小さな頃からヒルダ姉上やエリアス兄上やエルランド兄上や父上に『エド』と呼ばれているので、ロヴィーサ嬢にもそう呼んで欲しかったのだ。
殿下が若干邪魔だが、それはもう仕方がない。
ロヴィーサ嬢と結婚できて、ミエト侯爵家……公爵家となるミエト家に臣籍降下すれば、ロヴィーサ嬢も僕のことをもっと親しみを持って呼んでくれるはずだ。
その頃には、僕はロヴィーサ嬢をロヴィーサと呼び捨てにしているかもしれない。
ロヴィーサ。
いつか呼びたいロヴィーサ嬢の名前。
それを呼べる日まではまだまだ遠かった。
僕が十八歳になって、高等学校も卒業したら、ロヴィーサ嬢と正式に結婚をする。
そのときには僕はロヴィーサ嬢を『ロヴィーサ』と呼んで、ロヴィーサ嬢も僕のことを『エド様』と呼んでくれるはずだ。
「エド殿下、なんだか照れますね」
「もっと呼んでください、僕のロヴィーサ嬢」
「恥ずかしいです」
馬車の中で吹っ飛ばされると馬車が転倒する可能性があるので、僕はそれ以上ロヴィーサ嬢に求めなかった。
僕のロヴィーサ嬢と呼べただけでも幸せな気分だった。
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