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四章 キスがしたい十五歳
21.短期留学前半
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隣国の王城に着くと、ヒルダ姉上とカスパル義兄上が迎えてくれた。ミルカとラウラにも会いたいが、今回は僕は留学生として来ていて、ヒルダ姉上の弟としての訪問ではないのでぐっと我慢する。
ヒルダ姉上とカスパル義兄上は僕とアルマスとヘンリッキをお茶に招いてくれた。
「これから一週間、この国のことを大いに学んでください」
「今夜は歓迎会を開きますので是非参加されてください」
「ありがとうございます」
ヒルダ姉上とカスパル義兄上の言葉に、お礼を言ってお茶に口をつける。それは温かなミントティーだった。温かいのに飲んだ後は喉がすっと冷たくなるから不思議だ。
「初日が歓迎会、二日目が高等学校の見学、三日目が我が国の特産品を知っていただく日、四日目が我が国の歴史の授業、五日目が魔窟の管理方法の見学、六日目が交流会、七日目が送迎会と帰国となっています」
「一週間、たっぷりと我が国のことを知って行ってください」
ヒルダ姉上とカスパル義兄上という姉と義理の兄なのに、僕は弟ではなく一介の高等学校の生徒として振舞わなくてはいけない。緊張した面持ちでいると、ヒルダ姉上がくすくすと笑っている。
「エド、いつも通りでいいのですよ?」
「え? でも、僕……じゃない、私は高等学校で選ばれてきた短期留学生です」
「エドのことも、アルマス殿のことも知っています。ヘンリッキ殿もエドの親友でしょう。そんなに緊張しなくていいのですよ」
いつも通りにヒルダ姉上に話しかけられて、僕は力が抜ける思いだった。
短期留学の泊まる部屋は、僕とアルマスとヘンリッキの要望で、同じ部屋にしてもらった。
もちろんベッドは別々にあって、王城の中にある客間なので広くて豪華だが、高等学校の留学生という立場を崩したくなかったのだ。
純粋にアルマスとヘンリッキともっと親しくなりたいというのもあった。
部屋に通されて荷物を片付ける。クローゼットの中に持って来た服をかけていると、ヘンリッキから驚かれる。
「エドヴァルド殿下は自分でなさるんですね。爺やさんがすると思っていました」
「これくらいは自分でできるよ」
「私はこのために練習したんですよ」
ヘンリッキは公爵家の子息で、身の回りのことは使用人さんにやってもらうのが当たり前だ。高等学校の生徒として留学している身なので、使用人さんまで連れて来られなかったから、ヘンリッキもきっちりと自分で服の整理をやっている。
「俺は貴族になって、何でも使用人さんがやろうとするのが気持ち悪かったな。『アルマス様、わたくしがやります』とか言われても、自分のことくらい自分でできるって思ってた」
「使用人にとってはそれが仕事なんだよ。仕事をさせてやるのも、貴族の務めだ」
「そういうところは、ヘンリッキは生まれながらの貴族だよな。自分でできることもやらないなんて、俺は落ち着かない」
アルマスとヘンリッキの話を聞きながら、僕とアルマスは本当に生まれが違うのだと実感する。アルマスは平民だったから、自分のことをするだけでなく、弟妹の面倒まで見ていたのだ。
それが急に使用人さんに何でもしてもらうとなると、落ち着かないのも当然だろう。
「僕はずっと爺やにしてもらってたけど、去年の冬から自分でしようと思ったんだ。ロヴィーサ嬢は自分でやってるから」
「ロヴィーサ様は何でもできてすごいよ」
「それでいて、偉そうなところはないし、控えめだし、最高の婚約者ですよね」
アルマスとヘンリッキにロヴィーサ嬢を褒められて僕は誇らしい気持ちになっていたが、それと同時にロヴィーサ嬢に会いたくなっていた。
イヤリングの効果は一回だけ。こんなところで使うわけにはいかない。
それにしても。
「これは、何?」
部屋中にマンドラゴラがごろごろといるのだ。アルマスの飼っている大根マンドラゴラの大根一号と人参マンドラゴラの人参二号と蕪マンドラゴラの蕪三号ではない。三匹はアクセリとアンニーナ嬢がしっかりと抱いていたので、置いて行っているのを確認している。
「誰とも分からない護衛が部屋に入るのは嫌ではないですか?」
「確かに嫌だな」
「護衛をマンドラゴラ兵団にしたのですよ!」
誇らしげな顔のヘンリッキに、マンドラゴラたちが「びぎゃびぎゃ!」と声を上げる。マンドラゴラが部屋にいる方が、誰とも知らない護衛が部屋にいるよりもいいのだが、ちょっとうるさい。
マンドラゴラたちは自由に踊って、歌っている。
「これで僕、眠れるかな」
ちょっと心配な僕だった。
歓迎会は晩ご飯の時間に開かれる。
晩ご飯が立食形式なのは慣れないが、隣国の国王陛下やお妃様が僕とアルマスとヘンリッキを歓迎してくれるので仕方がない。
着替えて大広間に降りていくと、ダンスの音楽が流れている。
「びーぎゃ!」
「びょえ!」
「ぎょわ!」
マンドラゴラ兵団が大喜びでダンスの輪の中に入って行くのを僕は見送っていた。
「この度は短期留学生として招いていただき誠にありがとうございます。我が国とこの国は隣り同士で、交流も盛んです。この国のことをしっかりと学んで帰りたいと思います」
代表としてアルマスが膝をついて国王陛下に挨拶をする。
高等学校の生徒として僕とアルマスとヘンリッキは来ているので、アルマスの爵位が一番低くても、アルマスが成績優秀者としては一番なのだから、アルマスが僕たちの代表なのだ。
「アルマス・バックリーン殿、ヘンリッキ・ハーヤネン殿、エドヴァルド・ナーラライネン殿下、どうか、この国のことを学び、自国に帰って伝えてほしい。また、アルマス・バックリーン殿は疫病からこの国を救ってくれた。できる限りの歓待をして恩に報いたい」
「あり難き幸せです」
「緊張せずに、この宴を楽しんでいって欲しい」
国王陛下に言われて、僕とアルマスとヘンリッキは会場を散策する。料理を取ろうと見て回ったが、何となく食べたいと思うものがない。お腹も空いているような気がしない。
「エドヴァルド殿下、ラム肉の香草焼きがありますよ」
「こっちには、若鶏の唐揚げもあるよ」
「うーん……いいかな……」
「何か食べないと、もちませんよ?」
「パンとスープだけでも」
食欲がない僕にヘンリッキとアルマスは色んなものを勧めてくれたが、僕はサンドイッチを一つだけ齧って終わった。
部屋に帰るとヘンリッキとアルマスと順番にシャワーを浴びる。
今は冬なのだが、この国は雪も降っていないし、きっちりとスーツを着ると汗ばむくらいの温度だった。
シャワーを浴びてさっぱりしてベッドに倒れ込むと、お腹がきゅるきゅると切なく鳴く。先ほどの料理を見ても食べたいと思わなかったのに、僕はどうしてしまったのだろうか。
マジックポーチからお弁当箱を取り出して、焼き菓子を食べているとヘンリッキとアルマスの視線がこちらに向いている。
「ヘンリッキとアルマスも食べる?」
「いいえ、遠慮します。エドヴァルド殿下はそれしか食べられないのでしょう?」
「ロヴィーサ様の作ったお菓子なんだろう。大事に食べろよ」
ヘンリッキにもアルマスにもお見通しだった。
全部食べ尽くしてしまわないように、僕は焼き菓子を大事に食べた。
翌日の高等学校の見学で僕もヘンリッキもアルマスも驚いた。
高等学校の生徒がみんな同じデザインの服を着ているのだ。
灰色のジャケットに灰色のスラックスに白いシャツ。女子生徒はスカートをはいているものもいるが、スラックスをはいているものもいる。
「これはどういうことですか?」
「これとは?」
「みんな同じ服を着ています」
案内役のひとに僕が聞けば、逆に驚かれてしまった。
「そちらの国には制服がないのですか?」
「制服、ですか?」
「我が国では高等学校に入学する生徒には無料で制服を仕立てています。服装で貧富の差が現れないようにしているのです」
理由を聞けば納得できる。
「制服があれば、俺も高等学校であんなに浮かずに済んだのか」
しみじみとアルマスが言っている。
アルマスは僕と出会った頃は平民で、とても上等とは言えない服を着ていた。
制服があればアルマスも高等学校で明らかに平民と分からず、周りに溶け込めたのかもしれない。
「制服とはいい文化かもしれないな」
僕は隣国の高等学校で制服の重要性を学んだ。
ヒルダ姉上とカスパル義兄上は僕とアルマスとヘンリッキをお茶に招いてくれた。
「これから一週間、この国のことを大いに学んでください」
「今夜は歓迎会を開きますので是非参加されてください」
「ありがとうございます」
ヒルダ姉上とカスパル義兄上の言葉に、お礼を言ってお茶に口をつける。それは温かなミントティーだった。温かいのに飲んだ後は喉がすっと冷たくなるから不思議だ。
「初日が歓迎会、二日目が高等学校の見学、三日目が我が国の特産品を知っていただく日、四日目が我が国の歴史の授業、五日目が魔窟の管理方法の見学、六日目が交流会、七日目が送迎会と帰国となっています」
「一週間、たっぷりと我が国のことを知って行ってください」
ヒルダ姉上とカスパル義兄上という姉と義理の兄なのに、僕は弟ではなく一介の高等学校の生徒として振舞わなくてはいけない。緊張した面持ちでいると、ヒルダ姉上がくすくすと笑っている。
「エド、いつも通りでいいのですよ?」
「え? でも、僕……じゃない、私は高等学校で選ばれてきた短期留学生です」
「エドのことも、アルマス殿のことも知っています。ヘンリッキ殿もエドの親友でしょう。そんなに緊張しなくていいのですよ」
いつも通りにヒルダ姉上に話しかけられて、僕は力が抜ける思いだった。
短期留学の泊まる部屋は、僕とアルマスとヘンリッキの要望で、同じ部屋にしてもらった。
もちろんベッドは別々にあって、王城の中にある客間なので広くて豪華だが、高等学校の留学生という立場を崩したくなかったのだ。
純粋にアルマスとヘンリッキともっと親しくなりたいというのもあった。
部屋に通されて荷物を片付ける。クローゼットの中に持って来た服をかけていると、ヘンリッキから驚かれる。
「エドヴァルド殿下は自分でなさるんですね。爺やさんがすると思っていました」
「これくらいは自分でできるよ」
「私はこのために練習したんですよ」
ヘンリッキは公爵家の子息で、身の回りのことは使用人さんにやってもらうのが当たり前だ。高等学校の生徒として留学している身なので、使用人さんまで連れて来られなかったから、ヘンリッキもきっちりと自分で服の整理をやっている。
「俺は貴族になって、何でも使用人さんがやろうとするのが気持ち悪かったな。『アルマス様、わたくしがやります』とか言われても、自分のことくらい自分でできるって思ってた」
「使用人にとってはそれが仕事なんだよ。仕事をさせてやるのも、貴族の務めだ」
「そういうところは、ヘンリッキは生まれながらの貴族だよな。自分でできることもやらないなんて、俺は落ち着かない」
アルマスとヘンリッキの話を聞きながら、僕とアルマスは本当に生まれが違うのだと実感する。アルマスは平民だったから、自分のことをするだけでなく、弟妹の面倒まで見ていたのだ。
それが急に使用人さんに何でもしてもらうとなると、落ち着かないのも当然だろう。
「僕はずっと爺やにしてもらってたけど、去年の冬から自分でしようと思ったんだ。ロヴィーサ嬢は自分でやってるから」
「ロヴィーサ様は何でもできてすごいよ」
「それでいて、偉そうなところはないし、控えめだし、最高の婚約者ですよね」
アルマスとヘンリッキにロヴィーサ嬢を褒められて僕は誇らしい気持ちになっていたが、それと同時にロヴィーサ嬢に会いたくなっていた。
イヤリングの効果は一回だけ。こんなところで使うわけにはいかない。
それにしても。
「これは、何?」
部屋中にマンドラゴラがごろごろといるのだ。アルマスの飼っている大根マンドラゴラの大根一号と人参マンドラゴラの人参二号と蕪マンドラゴラの蕪三号ではない。三匹はアクセリとアンニーナ嬢がしっかりと抱いていたので、置いて行っているのを確認している。
「誰とも分からない護衛が部屋に入るのは嫌ではないですか?」
「確かに嫌だな」
「護衛をマンドラゴラ兵団にしたのですよ!」
誇らしげな顔のヘンリッキに、マンドラゴラたちが「びぎゃびぎゃ!」と声を上げる。マンドラゴラが部屋にいる方が、誰とも知らない護衛が部屋にいるよりもいいのだが、ちょっとうるさい。
マンドラゴラたちは自由に踊って、歌っている。
「これで僕、眠れるかな」
ちょっと心配な僕だった。
歓迎会は晩ご飯の時間に開かれる。
晩ご飯が立食形式なのは慣れないが、隣国の国王陛下やお妃様が僕とアルマスとヘンリッキを歓迎してくれるので仕方がない。
着替えて大広間に降りていくと、ダンスの音楽が流れている。
「びーぎゃ!」
「びょえ!」
「ぎょわ!」
マンドラゴラ兵団が大喜びでダンスの輪の中に入って行くのを僕は見送っていた。
「この度は短期留学生として招いていただき誠にありがとうございます。我が国とこの国は隣り同士で、交流も盛んです。この国のことをしっかりと学んで帰りたいと思います」
代表としてアルマスが膝をついて国王陛下に挨拶をする。
高等学校の生徒として僕とアルマスとヘンリッキは来ているので、アルマスの爵位が一番低くても、アルマスが成績優秀者としては一番なのだから、アルマスが僕たちの代表なのだ。
「アルマス・バックリーン殿、ヘンリッキ・ハーヤネン殿、エドヴァルド・ナーラライネン殿下、どうか、この国のことを学び、自国に帰って伝えてほしい。また、アルマス・バックリーン殿は疫病からこの国を救ってくれた。できる限りの歓待をして恩に報いたい」
「あり難き幸せです」
「緊張せずに、この宴を楽しんでいって欲しい」
国王陛下に言われて、僕とアルマスとヘンリッキは会場を散策する。料理を取ろうと見て回ったが、何となく食べたいと思うものがない。お腹も空いているような気がしない。
「エドヴァルド殿下、ラム肉の香草焼きがありますよ」
「こっちには、若鶏の唐揚げもあるよ」
「うーん……いいかな……」
「何か食べないと、もちませんよ?」
「パンとスープだけでも」
食欲がない僕にヘンリッキとアルマスは色んなものを勧めてくれたが、僕はサンドイッチを一つだけ齧って終わった。
部屋に帰るとヘンリッキとアルマスと順番にシャワーを浴びる。
今は冬なのだが、この国は雪も降っていないし、きっちりとスーツを着ると汗ばむくらいの温度だった。
シャワーを浴びてさっぱりしてベッドに倒れ込むと、お腹がきゅるきゅると切なく鳴く。先ほどの料理を見ても食べたいと思わなかったのに、僕はどうしてしまったのだろうか。
マジックポーチからお弁当箱を取り出して、焼き菓子を食べているとヘンリッキとアルマスの視線がこちらに向いている。
「ヘンリッキとアルマスも食べる?」
「いいえ、遠慮します。エドヴァルド殿下はそれしか食べられないのでしょう?」
「ロヴィーサ様の作ったお菓子なんだろう。大事に食べろよ」
ヘンリッキにもアルマスにもお見通しだった。
全部食べ尽くしてしまわないように、僕は焼き菓子を大事に食べた。
翌日の高等学校の見学で僕もヘンリッキもアルマスも驚いた。
高等学校の生徒がみんな同じデザインの服を着ているのだ。
灰色のジャケットに灰色のスラックスに白いシャツ。女子生徒はスカートをはいているものもいるが、スラックスをはいているものもいる。
「これはどういうことですか?」
「これとは?」
「みんな同じ服を着ています」
案内役のひとに僕が聞けば、逆に驚かれてしまった。
「そちらの国には制服がないのですか?」
「制服、ですか?」
「我が国では高等学校に入学する生徒には無料で制服を仕立てています。服装で貧富の差が現れないようにしているのです」
理由を聞けば納得できる。
「制服があれば、俺も高等学校であんなに浮かずに済んだのか」
しみじみとアルマスが言っている。
アルマスは僕と出会った頃は平民で、とても上等とは言えない服を着ていた。
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