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後編 (受け視点)
5.不審者の襲撃
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離れの棟に戻った後で、ミヒャエルはルイーゼの残した手記を読んでいた。アルトゥロはディーデリヒの付けている防御の魔法具で命は落とさないが、左腕に銃弾を受けて病院に運ばれる。その後も銃弾の傷が痛むことがあるというアルトゥロが、どうにかして怪我をせずに済む方法をミヒャエルは考えていた。
「兄上、俺だ。アルトゥロだ。ドアを開けてくれ」
離れの棟の玄関をノックする音に、ミヒャエルは自分の部屋から出て玄関に向かった。ドアを開けると、アルトゥロはミヒャエルの頭の上の隙間から室内を覗き込んでいる。
部屋には手記があるがそれを見せる気はなかったし、部屋のドアは閉めて来たので平気だが、アルトゥロがミヒャエルを訪ねて来た真意が分からない。
「なんで君がここに?」
「兄上は母屋に……いえ、俺たちと暮らしたくないのなら、せめて俺たちが住んでいた離れの屋敷に住めばいい」
唐突に言われてミヒャエルは苦笑してしまう。アルトゥロは親切で言ってくれているのだろうが、ミヒャエルはこの狭い棟での暮らしが気に入っていた。
「離れの屋敷には君たちの思い出があるだろう。それを僕は荒らしたくない」
「母屋には兄上の思い出があったはずでしょう?」
「思い出? そんなものはこれから死ぬ人間には必要のないものだよ」
何より、これから死んでいく運命しかない自分には、これ以上何も必要ないと分かっている。
「この離れの棟も、死ぬ人間にはもったいないくらいだ」
「兄上は、どうして自分を粗末にしようとするんだ! 俺は兄上を絶対に殺さないと言っているじゃないか! 兄上は死なない! 死なないんだ!」
駄々っ子のように繰り返すアルトゥロは本当に英雄としてやっていけるのだろうか。体は大きくてもミヒャエルはアルトゥロがまだ15歳だということを知っている。ミヒャエルを殺して英雄になるまではまだ三年間は必要だ。
「どれだけ抵抗しても無駄だよ。君は僕を殺す。二か月後、怪我をしないように気を付けるんだよ」
兄として弟を守ってやらなければいけないという気持ちで穏やかに告げると、アルトゥロは一瞬苦しそうな表情になった後で、真面目な顔になる。
「もう兄上の皿に毒が盛られることはありません。もっと食べて、身体を労わってください」
「君は優しいね。優しいからこそ、英雄になれるのだろうけれど」
「君は、幸せだね」とミヒャエルが言った意味をアルトゥロなりに考えてくれたのだろう。優しい英雄であり弟であるアルトゥロの行動に感謝しつつも、ミヒャエルは食事に積極的になれそうにない自分にも自覚があった。
アルトゥロが帰った後に運ばれてきた料理に手をつけてみると、確かに毒物が入っている気配はない。それでもたくさん食べる気にはならず、パンとスープだけは完食して、それ以外のおかずは少し食べただけで食器を母屋の厨房に返した。
秋に高校に入学したアルトゥロは英雄譚に書いてある通りにディーデリヒと同じクラスになったようだ。
フリーダの男遊びが原因で生まれた子どもだとしてもアルトゥロはルイーゼがハーマン家の次子として認めていたので、これまで表立って差別されることはなかった。それでも裏で陰口をたたく連中がいなかったわけではない。
それが王太子殿下のディーデリヒの学友となってからは、周囲は手の平を返したようだ。ディーデリヒは周囲から見ても丸わかりなほどにアルトゥロを慕っているという。同じくらいの背丈で、仲良く校庭を歩いているのをミヒャエルも校舎の教室の中から見かけたことがある。
順調に英雄としての道、将来の国王陛下の配偶者としての道を歩いているのだとミヒャエルは安心していた。アルトゥロが英雄譚に逆らおうと駄々を捏ねたような振る舞いをするのも、ミヒャエルが兄だから甘えているだけなのかもしれない。兄として弟の多少の甘えは受け止める気でいたが、19歳になってミヒャエルが死んだ後にもそんな子どもっぽいことをしていたらディーデリヒに愛想を尽かされるかもしれないから、一度きちんと話をした方がいいのかもしれない。
そんなことを考えているうちに、高校に不審者グループの襲撃の日が来た。校門を車で突き破って入って来た不審者グループのほとんどは途中で警備員に取り押さえられたが、一人だけが逃げおおせて、ディーデリヒのいるクラスまでたどり着く。英雄譚の通りならばそうなるはずだった。
『校内に不審者が入り込んでいます。生徒は素早く校庭に逃げてください』
アナウンスが流れる中、ミヒャエルは校庭に行こうとしてその途中の廊下の先に不審者の姿を見付けてしまった。ディーデリヒのクラスの入口に立って、そこで無差別に機関銃を打ち続けている。
頭をよぎったのはアルトゥロのことだった。命を落とすことはないが、消えない傷を負ってしまう。
「撃つのをやめろ!」
叫びながら駆け寄ると、不審者の持つ機関銃の銃口がミヒャエルに向いた。貴族の嗜みとして防御の魔法と攻撃の魔法は身に着けている。目の前に透明の盾のような魔法を張り巡らせて、ミヒャエルは不審者の腕を狙って魔法を発動させた。
不審者が機関銃を落として床に倒れて呻くのと、ミヒャエルが右肩の痛みに気付くのとはほぼ同時だった。興奮して臨戦態勢だったので、痛みを感じていなかったようだ。戦うことに慣れていないミヒャエルは防御の魔法を攻撃の魔法と同時に編めなくて、右肩を銃弾が掠めてしまったようだ。
クラスから出て来たアルトゥロがミヒャエルに駆け寄る。
「兄上!? 怪我をしたのか!?」
「魔法で不審者の機関銃は落とさせた。取り押さえてくれるか?」
右肩の痛みはだんだんと酷くなる。自分では取り押さえられないのでアルトゥロに頼むと、アルトゥロは不審者を取り押さえて、警備員に引き渡した。これで大丈夫だと校庭に避難しようとすると、アルトゥロに引き留められる。
「兄上、保健室に行きましょう」
「一人で行ける」
「いや、俺が連れていく!」
確かに傷を負っているし、保健室に行った方がいいかもしれないが、アルトゥロが付いていく必要はない。そう主張したのに、アルトゥロはミヒャエルを抱き上げて保健室まで無理やる連れて行ってしまった。
「僕に構っていないで、王太子殿下についていた方がいい」
「兄上の方が心配だ」
「僕に構っても意味がないだろう?」
服を脱がされて右肩の傷口を診てもらっている間に、早くディーデリヒの元に戻った方がいいと忠告するのに、アルトゥロはそれに従ってくれない。ディーデリヒも襲撃事件に遭って心細い思いをしているだろう。こういうときこそ、将来の国王の配偶者となるアルトゥロが支えなければいけない場面だ。
「これは病院で縫合した方がよさそうですね」
「俺の兄なんです。ついていきます」
「保護者の方に連絡をしておきますね」
それなのにアルトゥロはミヒャエルについて病院に行くと言っている。あまり歓迎できないことだったが、ミヒャエルの方もアルトゥロには怪我をしないように気を付けろと言ったのに、自分が怪我をしてしまった引け目があった。
病院で治療をして屋敷に帰る車の中で、ミヒャエルはため息を吐く。
「君は王太子殿下についていて、ますます信頼が厚くなるはずだったのに」
「ディーデリヒは俺がミヒャエルについていったことに関して、当然だと思うよ。兄が怪我をしているのに、弟がついて行かないわけがないだろう」
「僕はそんなことをされる価値のある人間じゃない」
俯いてアルトゥロの輝かしい英雄としての歩みを阻んでしまったかもしれないと反省しているミヒャエルに、突然アルトゥロが手を伸ばしてきた。顎を掴まれて無理やりに唇を塞がれる。息ができなくて苦しくて、アルトゥロの胸を押して逃れようとするが、がっちりと抱き締められていてミヒャエルの細腕では敵わない。
舌を口の中に差し込まれ、口の中を蹂躙される間、ミヒャエルはとにかく息苦しくて涙が出るくらいだった。なんで口の中を舐めたり、舌を吸ったりしたがるのか全く意味が分からない。アルトゥロがこういうことをすべき相手はディーデリヒであって、ミヒャエルではないはずだ。
「なん、で、こんな……」
「あなたは、自覚がないのか?」
「なんの、じ、かく?」
息苦しくて、もう勘弁してほしいと思っているミヒャエルの唇を舐めて、アルトゥロが口を放す。呼吸を封じられるのがこんなにつらいだなんてミヒャエルは知らなかった。
「放っておけるわけないじゃないか。俺は、あなたのことが……」
「放っておいてほしい。僕に残された時間は少しだけなんだから」
残り三年間はミヒャエルが自由にできる時間だ。それだけしかミヒャエルには残っていない。最終的に英雄のアルトゥロに殺されることは救いではあったが、死ぬことが本当に完全に怖くないわけではなかった。
残っている僅かな時間くらいはミヒャエルの好きにさせて欲しい。
そう願うミヒャエルに、アルトゥロは膝の上で拳を握り締めて深刻な表情で告げる。
「俺は、絶対に兄上を殺さない」
「運命には逆らえない。君は僕を殺すんだ」
殺されることでミヒャエルが救われるのだとどうしてアルトゥロは分かってくれないのだろう。
ミヒャエルは自分の言葉不足を棚に上げて、理不尽な弟に僅かな怒りを抱いていた。
「兄上、俺だ。アルトゥロだ。ドアを開けてくれ」
離れの棟の玄関をノックする音に、ミヒャエルは自分の部屋から出て玄関に向かった。ドアを開けると、アルトゥロはミヒャエルの頭の上の隙間から室内を覗き込んでいる。
部屋には手記があるがそれを見せる気はなかったし、部屋のドアは閉めて来たので平気だが、アルトゥロがミヒャエルを訪ねて来た真意が分からない。
「なんで君がここに?」
「兄上は母屋に……いえ、俺たちと暮らしたくないのなら、せめて俺たちが住んでいた離れの屋敷に住めばいい」
唐突に言われてミヒャエルは苦笑してしまう。アルトゥロは親切で言ってくれているのだろうが、ミヒャエルはこの狭い棟での暮らしが気に入っていた。
「離れの屋敷には君たちの思い出があるだろう。それを僕は荒らしたくない」
「母屋には兄上の思い出があったはずでしょう?」
「思い出? そんなものはこれから死ぬ人間には必要のないものだよ」
何より、これから死んでいく運命しかない自分には、これ以上何も必要ないと分かっている。
「この離れの棟も、死ぬ人間にはもったいないくらいだ」
「兄上は、どうして自分を粗末にしようとするんだ! 俺は兄上を絶対に殺さないと言っているじゃないか! 兄上は死なない! 死なないんだ!」
駄々っ子のように繰り返すアルトゥロは本当に英雄としてやっていけるのだろうか。体は大きくてもミヒャエルはアルトゥロがまだ15歳だということを知っている。ミヒャエルを殺して英雄になるまではまだ三年間は必要だ。
「どれだけ抵抗しても無駄だよ。君は僕を殺す。二か月後、怪我をしないように気を付けるんだよ」
兄として弟を守ってやらなければいけないという気持ちで穏やかに告げると、アルトゥロは一瞬苦しそうな表情になった後で、真面目な顔になる。
「もう兄上の皿に毒が盛られることはありません。もっと食べて、身体を労わってください」
「君は優しいね。優しいからこそ、英雄になれるのだろうけれど」
「君は、幸せだね」とミヒャエルが言った意味をアルトゥロなりに考えてくれたのだろう。優しい英雄であり弟であるアルトゥロの行動に感謝しつつも、ミヒャエルは食事に積極的になれそうにない自分にも自覚があった。
アルトゥロが帰った後に運ばれてきた料理に手をつけてみると、確かに毒物が入っている気配はない。それでもたくさん食べる気にはならず、パンとスープだけは完食して、それ以外のおかずは少し食べただけで食器を母屋の厨房に返した。
秋に高校に入学したアルトゥロは英雄譚に書いてある通りにディーデリヒと同じクラスになったようだ。
フリーダの男遊びが原因で生まれた子どもだとしてもアルトゥロはルイーゼがハーマン家の次子として認めていたので、これまで表立って差別されることはなかった。それでも裏で陰口をたたく連中がいなかったわけではない。
それが王太子殿下のディーデリヒの学友となってからは、周囲は手の平を返したようだ。ディーデリヒは周囲から見ても丸わかりなほどにアルトゥロを慕っているという。同じくらいの背丈で、仲良く校庭を歩いているのをミヒャエルも校舎の教室の中から見かけたことがある。
順調に英雄としての道、将来の国王陛下の配偶者としての道を歩いているのだとミヒャエルは安心していた。アルトゥロが英雄譚に逆らおうと駄々を捏ねたような振る舞いをするのも、ミヒャエルが兄だから甘えているだけなのかもしれない。兄として弟の多少の甘えは受け止める気でいたが、19歳になってミヒャエルが死んだ後にもそんな子どもっぽいことをしていたらディーデリヒに愛想を尽かされるかもしれないから、一度きちんと話をした方がいいのかもしれない。
そんなことを考えているうちに、高校に不審者グループの襲撃の日が来た。校門を車で突き破って入って来た不審者グループのほとんどは途中で警備員に取り押さえられたが、一人だけが逃げおおせて、ディーデリヒのいるクラスまでたどり着く。英雄譚の通りならばそうなるはずだった。
『校内に不審者が入り込んでいます。生徒は素早く校庭に逃げてください』
アナウンスが流れる中、ミヒャエルは校庭に行こうとしてその途中の廊下の先に不審者の姿を見付けてしまった。ディーデリヒのクラスの入口に立って、そこで無差別に機関銃を打ち続けている。
頭をよぎったのはアルトゥロのことだった。命を落とすことはないが、消えない傷を負ってしまう。
「撃つのをやめろ!」
叫びながら駆け寄ると、不審者の持つ機関銃の銃口がミヒャエルに向いた。貴族の嗜みとして防御の魔法と攻撃の魔法は身に着けている。目の前に透明の盾のような魔法を張り巡らせて、ミヒャエルは不審者の腕を狙って魔法を発動させた。
不審者が機関銃を落として床に倒れて呻くのと、ミヒャエルが右肩の痛みに気付くのとはほぼ同時だった。興奮して臨戦態勢だったので、痛みを感じていなかったようだ。戦うことに慣れていないミヒャエルは防御の魔法を攻撃の魔法と同時に編めなくて、右肩を銃弾が掠めてしまったようだ。
クラスから出て来たアルトゥロがミヒャエルに駆け寄る。
「兄上!? 怪我をしたのか!?」
「魔法で不審者の機関銃は落とさせた。取り押さえてくれるか?」
右肩の痛みはだんだんと酷くなる。自分では取り押さえられないのでアルトゥロに頼むと、アルトゥロは不審者を取り押さえて、警備員に引き渡した。これで大丈夫だと校庭に避難しようとすると、アルトゥロに引き留められる。
「兄上、保健室に行きましょう」
「一人で行ける」
「いや、俺が連れていく!」
確かに傷を負っているし、保健室に行った方がいいかもしれないが、アルトゥロが付いていく必要はない。そう主張したのに、アルトゥロはミヒャエルを抱き上げて保健室まで無理やる連れて行ってしまった。
「僕に構っていないで、王太子殿下についていた方がいい」
「兄上の方が心配だ」
「僕に構っても意味がないだろう?」
服を脱がされて右肩の傷口を診てもらっている間に、早くディーデリヒの元に戻った方がいいと忠告するのに、アルトゥロはそれに従ってくれない。ディーデリヒも襲撃事件に遭って心細い思いをしているだろう。こういうときこそ、将来の国王の配偶者となるアルトゥロが支えなければいけない場面だ。
「これは病院で縫合した方がよさそうですね」
「俺の兄なんです。ついていきます」
「保護者の方に連絡をしておきますね」
それなのにアルトゥロはミヒャエルについて病院に行くと言っている。あまり歓迎できないことだったが、ミヒャエルの方もアルトゥロには怪我をしないように気を付けろと言ったのに、自分が怪我をしてしまった引け目があった。
病院で治療をして屋敷に帰る車の中で、ミヒャエルはため息を吐く。
「君は王太子殿下についていて、ますます信頼が厚くなるはずだったのに」
「ディーデリヒは俺がミヒャエルについていったことに関して、当然だと思うよ。兄が怪我をしているのに、弟がついて行かないわけがないだろう」
「僕はそんなことをされる価値のある人間じゃない」
俯いてアルトゥロの輝かしい英雄としての歩みを阻んでしまったかもしれないと反省しているミヒャエルに、突然アルトゥロが手を伸ばしてきた。顎を掴まれて無理やりに唇を塞がれる。息ができなくて苦しくて、アルトゥロの胸を押して逃れようとするが、がっちりと抱き締められていてミヒャエルの細腕では敵わない。
舌を口の中に差し込まれ、口の中を蹂躙される間、ミヒャエルはとにかく息苦しくて涙が出るくらいだった。なんで口の中を舐めたり、舌を吸ったりしたがるのか全く意味が分からない。アルトゥロがこういうことをすべき相手はディーデリヒであって、ミヒャエルではないはずだ。
「なん、で、こんな……」
「あなたは、自覚がないのか?」
「なんの、じ、かく?」
息苦しくて、もう勘弁してほしいと思っているミヒャエルの唇を舐めて、アルトゥロが口を放す。呼吸を封じられるのがこんなにつらいだなんてミヒャエルは知らなかった。
「放っておけるわけないじゃないか。俺は、あなたのことが……」
「放っておいてほしい。僕に残された時間は少しだけなんだから」
残り三年間はミヒャエルが自由にできる時間だ。それだけしかミヒャエルには残っていない。最終的に英雄のアルトゥロに殺されることは救いではあったが、死ぬことが本当に完全に怖くないわけではなかった。
残っている僅かな時間くらいはミヒャエルの好きにさせて欲しい。
そう願うミヒャエルに、アルトゥロは膝の上で拳を握り締めて深刻な表情で告げる。
「俺は、絶対に兄上を殺さない」
「運命には逆らえない。君は僕を殺すんだ」
殺されることでミヒャエルが救われるのだとどうしてアルトゥロは分かってくれないのだろう。
ミヒャエルは自分の言葉不足を棚に上げて、理不尽な弟に僅かな怒りを抱いていた。
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