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一章 クリスタ嬢との出会い
3.お茶会の終わり
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前世でも私は両親に愛されていた。幸いにも誰かが暴力を振るわれたりする場面に出会ったことはなかったし、私が暴力を振るわれることもなかった。
今世でも母は私を厳しく躾けてはいたけれど、暴力を振るわれたことは一度もなかった。同じことを何度もやり直しさせられることはあったけれど、できたときには母は私をたくさん褒めてくれて、できなかったときにも、次はできると励ましてくれた。
母が私に厳しくするのは私を立派なフェアレディにするためであって、私が憎いからではない。むしろ母は私のことをとても可愛がって大事に愛してくれている。
ノメンゼン子爵夫人は母とは全く違った。
四歳の子どもが食べ物を前にして我慢できずに食べてしまうのはよくあることだし、おかしいことでは何もない。まだ自制ができない時期なのでどうしようもないこともあるだろう。
それにクリスタは明らかにやせ細っていた。あれはまともに食事を与えられているとは思えない。髪もぱさぱさで近付くと酸っぱいような臭いがしたので、お風呂にも入れられているか分からない。
そんな状態で食べ物を前にして、クリスタが我慢できずがつがつと食べてしまったのは仕方がないだろう。
それを咎めて叩くなど、私には信じられなかった。
叩くのは躾だと前世でもいうものはいなかったわけではないけれど、私の周囲は年端も行かない子どもを叩くような大人はいなかった。
今世でも父も母も私を叩いたことは一度もない。いけないことをした場合には、父も母も穏やかに私と視線を合わせて、それが何故いけなかったか、これからどうすればいいかを話してくれた。
私は前世も今世も合わせて、ひとが叩かれる場面を初めて見てしまったのだ。
クリスタの腕には、袖に隠れるような場所に痣があったから、ずっと叩かれ続けていたのだろう。それを見ていた異母妹は、泣き喚くクリスタの様子を楽しんでいるようですらあった。
思い出すだけでぞっとしてしまうのだが、ひと先ずは落ち着けたので私はお茶会の席に戻った。先に席に戻っていた母に近寄ると、手を握られて髪を撫でられる。
「落ち着きましたか?」
「はい。あとでおはなしをきいてくれますか?」
「もちろんですよ。お茶会ももう少しでお開きになります。それまで待てますか?」
「はい、まてます」
待てなければまた別室に移動して話を聞いてくれようとする母に感謝しつつ、私は戻って来たクリスタとその異母妹とノメンゼン子爵夫人に近付いて行った。
クリスタは震えながら涙を必死に堪えている。
『クリスタ・ノメンゼンの真実の愛』では、私、エリザベート・ディッペルはクリスタを苛め抜いて、最終的には辺境に追放されて公爵位を奪われてしまう。
だから絶対にクリスタには関わらない人生を送ろうと決めていた。そうすれば私は追放されることも公爵位を奪われることもないように物語を進められるかもしれないと考えたからだ。
しかし、幼いクリスタは継母に苛められていた。
いや、これは苛めなどという生半可なものではない。
虐待に違いない。
現代だったら児童相談所に通報して継母からクリスタを引き離す措置がされるはずだ。
今は物語の中なので、クリスタを助けるひとはどこにもいない。
これを見てしまったからには、クリスタには関わらないなんて言えなかった。
「クリスタじょう、テラスからにわをみるととてもきれいなのですよ。いっしょにテラスにでましょう」
「てあす?」
「りょうりはおおざらからちょくせつとらずに、とりざらにとりわけるのです。わたくしがしてさしあげますね」
取り皿にスコーンやサンドイッチやケーキを取り分けると、私はそれを持ってテラスに出た。テラスは風が冷たかったが、ノメンゼン子爵夫人もクリスタの異母妹もいなくて、二人きりになれる。
二人きりと言っても、護衛の騎士たちはいるし、給仕のメイドもいるのだが。
「あたたかいミルクティーをもってきてもらいましょう。ドレスがよごれないように、ひざのうえにナプキンをおくのですよ」
「なぷちん? どぉれ?」
「このしろいぬのです」
ナプキンを座ったクリスタの膝の上に敷いてあげて、取り皿をクリスタの手の届く場所に置くと、クリスタは涎を垂らしながらも食べ物に手を付けない。
「クリスタじょうのためにとってきたので、たべなかったらすててしまうことになりますね」
「すてうの!?」
「もったいないので、たべてくださいますか?」
「わたちが、じぇんぶたべていいの?」
「どうぞ、めしあがれ」
叩かれたことでお茶会で食べ物を食べると怒られると思っているのか委縮しているクリスタに、私は優しく語り掛けた。我慢していたクリスタの手がサンドイッチに伸びて、食べ始めるとあっという間にお皿の上のサンドイッチもスコーンもケーキもなくなってしまった。
スコーンにはジャムやクロテッドクリームを用意していたのだが、全く気付かずにそのまま食べてしまったし、ケーキも手掴みで食べてしまった。
「ミルクティーはあついのできをつけてくださいね」
「あっち!」
「こうやってふきさましてのむのですよ」
「ふう、ふう!」
運ばれて来たミルクティーの熱さに驚きつつも、私が手本を見せてカップを吹いて冷ましていると、一生懸命クリスタも真似をしている。
「あち! あちち!」
「いそがないで、ゆっくりふきさましてのむのです」
「あい……あいがちょ」
お礼を言われてしまった。
痩せて頬がこけて目が落ち窪んだ顔で、にっこりと笑うクリスタはあまりにも可愛かった。私が大好きだった『クリスタ・ノメンゼンの真実の愛』の主人公のクリスタの面影が、笑うと浮かび上がってくる。
美しい挿絵が私はとても好きだったのだ。
「え、えい、エリザベートおねえたま!」
「はい、なんでしょう、クリスタじょう」
「ごちとうたまでちた」
頭を下げて挨拶をするクリスタに、私はもう耐えられなかった。近寄ってクリスタを抱き締める。
抱き締められたクリスタは水色の目を丸くして私を見ている。
「かかわらないときめたのに、ノメンゼンししゃくふじんめ……! こんなの、たすけるしかないじゃないの!」
「おねえたま?」
「わたくしがあなたをたすけて、りっぱないちにんまえのレディにしてさしあげます!」
「おねえたま、わたちといっちょ?」
そうだ、一緒に暮せばいいのだ。
このままクリスタを返してはいけない。私は父と母に提案してみることにした。
「おとうさま、おかあさま、ししゃくけのおやしきはとおいのでしょう? きょうはとまっていってもらったらいかがかしら?」
「妹がクリスタ嬢を産んで亡くなってから、ずっとわたくしもクリスタ嬢のことは気にかけていましたの。エリザベートがクリスタ嬢と仲良くなったのでしたら、一晩くらい一緒に過ごさせてやりたいですわ」
「そうだな。ノメンゼン子爵には手紙を書こう」
母は私がクリスタ……いえ、クリスタ嬢とテラスで二人きりでお茶をしていたのを見ていたようだ。私のためにノメンゼン子爵夫人と異母妹とクリスタ嬢の滞在を望んでくれている。
父がノメンゼン子爵夫人に話しに行けば、ノメンゼン子爵夫人は断れずに滞在を決めた。
「娘のエリザベートがクリスタ嬢を気に入ったようで、エリザベートの部屋にクリスタ嬢を泊めてもいいですかな?」
「クリスタはエリザベート様の部屋で粗相をするかもしれませんわ。あの子、まだ赤ん坊のようで。妹のローザの方がしっかりしておりますのよ」
「エリザベートと年が近くて、エリザベートが気に入ったのはクリスタ嬢ですので。ローザ嬢はもう少し大きくなってからの方がいいかもしれませんね」
遠回しに自分の娘のローザを進めて来ようとするノメンゼン子爵夫人に、母がきっぱりと断った。
クリスタ嬢は母の妹の娘であるし、私にとっても従妹だ。後妻の子どものローザとは全く違うのだということを示しておかねばならなかった。
ノメンゼン子爵夫人が娘のローザと部屋に行ってから、私は両親を呼んでクリスタ嬢の袖を捲り上げた。
袖の下には痛々しい痣が残っている。畳んだ扇で叩かれた痕だろう。
「おとうさま、おかあさま、わたしみてしまったの。ノメンゼンししゃくふじんは、クリスタじょうをおてあらいでかくれてたたいていたのです」
「こんな小さな子に惨いことを」
「医者に診せた方がいいだろう。すぐに呼んでこよう」
母も父もクリスタ嬢の両腕にある叩かれた痕を見て息を飲んでいた。
全てを話そうとする私の目から涙がぽろぽろと零れる。
「クリスタじょうはノメンゼンけで、いじめられているにちがいないとおもうのです。おかあさま、おとうさま、クリスタじょうをどうか、わがやにひきとることができないでしょうか?」
泣きながら言う私に、父も母も真剣に考えてくれた。
今世でも母は私を厳しく躾けてはいたけれど、暴力を振るわれたことは一度もなかった。同じことを何度もやり直しさせられることはあったけれど、できたときには母は私をたくさん褒めてくれて、できなかったときにも、次はできると励ましてくれた。
母が私に厳しくするのは私を立派なフェアレディにするためであって、私が憎いからではない。むしろ母は私のことをとても可愛がって大事に愛してくれている。
ノメンゼン子爵夫人は母とは全く違った。
四歳の子どもが食べ物を前にして我慢できずに食べてしまうのはよくあることだし、おかしいことでは何もない。まだ自制ができない時期なのでどうしようもないこともあるだろう。
それにクリスタは明らかにやせ細っていた。あれはまともに食事を与えられているとは思えない。髪もぱさぱさで近付くと酸っぱいような臭いがしたので、お風呂にも入れられているか分からない。
そんな状態で食べ物を前にして、クリスタが我慢できずがつがつと食べてしまったのは仕方がないだろう。
それを咎めて叩くなど、私には信じられなかった。
叩くのは躾だと前世でもいうものはいなかったわけではないけれど、私の周囲は年端も行かない子どもを叩くような大人はいなかった。
今世でも父も母も私を叩いたことは一度もない。いけないことをした場合には、父も母も穏やかに私と視線を合わせて、それが何故いけなかったか、これからどうすればいいかを話してくれた。
私は前世も今世も合わせて、ひとが叩かれる場面を初めて見てしまったのだ。
クリスタの腕には、袖に隠れるような場所に痣があったから、ずっと叩かれ続けていたのだろう。それを見ていた異母妹は、泣き喚くクリスタの様子を楽しんでいるようですらあった。
思い出すだけでぞっとしてしまうのだが、ひと先ずは落ち着けたので私はお茶会の席に戻った。先に席に戻っていた母に近寄ると、手を握られて髪を撫でられる。
「落ち着きましたか?」
「はい。あとでおはなしをきいてくれますか?」
「もちろんですよ。お茶会ももう少しでお開きになります。それまで待てますか?」
「はい、まてます」
待てなければまた別室に移動して話を聞いてくれようとする母に感謝しつつ、私は戻って来たクリスタとその異母妹とノメンゼン子爵夫人に近付いて行った。
クリスタは震えながら涙を必死に堪えている。
『クリスタ・ノメンゼンの真実の愛』では、私、エリザベート・ディッペルはクリスタを苛め抜いて、最終的には辺境に追放されて公爵位を奪われてしまう。
だから絶対にクリスタには関わらない人生を送ろうと決めていた。そうすれば私は追放されることも公爵位を奪われることもないように物語を進められるかもしれないと考えたからだ。
しかし、幼いクリスタは継母に苛められていた。
いや、これは苛めなどという生半可なものではない。
虐待に違いない。
現代だったら児童相談所に通報して継母からクリスタを引き離す措置がされるはずだ。
今は物語の中なので、クリスタを助けるひとはどこにもいない。
これを見てしまったからには、クリスタには関わらないなんて言えなかった。
「クリスタじょう、テラスからにわをみるととてもきれいなのですよ。いっしょにテラスにでましょう」
「てあす?」
「りょうりはおおざらからちょくせつとらずに、とりざらにとりわけるのです。わたくしがしてさしあげますね」
取り皿にスコーンやサンドイッチやケーキを取り分けると、私はそれを持ってテラスに出た。テラスは風が冷たかったが、ノメンゼン子爵夫人もクリスタの異母妹もいなくて、二人きりになれる。
二人きりと言っても、護衛の騎士たちはいるし、給仕のメイドもいるのだが。
「あたたかいミルクティーをもってきてもらいましょう。ドレスがよごれないように、ひざのうえにナプキンをおくのですよ」
「なぷちん? どぉれ?」
「このしろいぬのです」
ナプキンを座ったクリスタの膝の上に敷いてあげて、取り皿をクリスタの手の届く場所に置くと、クリスタは涎を垂らしながらも食べ物に手を付けない。
「クリスタじょうのためにとってきたので、たべなかったらすててしまうことになりますね」
「すてうの!?」
「もったいないので、たべてくださいますか?」
「わたちが、じぇんぶたべていいの?」
「どうぞ、めしあがれ」
叩かれたことでお茶会で食べ物を食べると怒られると思っているのか委縮しているクリスタに、私は優しく語り掛けた。我慢していたクリスタの手がサンドイッチに伸びて、食べ始めるとあっという間にお皿の上のサンドイッチもスコーンもケーキもなくなってしまった。
スコーンにはジャムやクロテッドクリームを用意していたのだが、全く気付かずにそのまま食べてしまったし、ケーキも手掴みで食べてしまった。
「ミルクティーはあついのできをつけてくださいね」
「あっち!」
「こうやってふきさましてのむのですよ」
「ふう、ふう!」
運ばれて来たミルクティーの熱さに驚きつつも、私が手本を見せてカップを吹いて冷ましていると、一生懸命クリスタも真似をしている。
「あち! あちち!」
「いそがないで、ゆっくりふきさましてのむのです」
「あい……あいがちょ」
お礼を言われてしまった。
痩せて頬がこけて目が落ち窪んだ顔で、にっこりと笑うクリスタはあまりにも可愛かった。私が大好きだった『クリスタ・ノメンゼンの真実の愛』の主人公のクリスタの面影が、笑うと浮かび上がってくる。
美しい挿絵が私はとても好きだったのだ。
「え、えい、エリザベートおねえたま!」
「はい、なんでしょう、クリスタじょう」
「ごちとうたまでちた」
頭を下げて挨拶をするクリスタに、私はもう耐えられなかった。近寄ってクリスタを抱き締める。
抱き締められたクリスタは水色の目を丸くして私を見ている。
「かかわらないときめたのに、ノメンゼンししゃくふじんめ……! こんなの、たすけるしかないじゃないの!」
「おねえたま?」
「わたくしがあなたをたすけて、りっぱないちにんまえのレディにしてさしあげます!」
「おねえたま、わたちといっちょ?」
そうだ、一緒に暮せばいいのだ。
このままクリスタを返してはいけない。私は父と母に提案してみることにした。
「おとうさま、おかあさま、ししゃくけのおやしきはとおいのでしょう? きょうはとまっていってもらったらいかがかしら?」
「妹がクリスタ嬢を産んで亡くなってから、ずっとわたくしもクリスタ嬢のことは気にかけていましたの。エリザベートがクリスタ嬢と仲良くなったのでしたら、一晩くらい一緒に過ごさせてやりたいですわ」
「そうだな。ノメンゼン子爵には手紙を書こう」
母は私がクリスタ……いえ、クリスタ嬢とテラスで二人きりでお茶をしていたのを見ていたようだ。私のためにノメンゼン子爵夫人と異母妹とクリスタ嬢の滞在を望んでくれている。
父がノメンゼン子爵夫人に話しに行けば、ノメンゼン子爵夫人は断れずに滞在を決めた。
「娘のエリザベートがクリスタ嬢を気に入ったようで、エリザベートの部屋にクリスタ嬢を泊めてもいいですかな?」
「クリスタはエリザベート様の部屋で粗相をするかもしれませんわ。あの子、まだ赤ん坊のようで。妹のローザの方がしっかりしておりますのよ」
「エリザベートと年が近くて、エリザベートが気に入ったのはクリスタ嬢ですので。ローザ嬢はもう少し大きくなってからの方がいいかもしれませんね」
遠回しに自分の娘のローザを進めて来ようとするノメンゼン子爵夫人に、母がきっぱりと断った。
クリスタ嬢は母の妹の娘であるし、私にとっても従妹だ。後妻の子どものローザとは全く違うのだということを示しておかねばならなかった。
ノメンゼン子爵夫人が娘のローザと部屋に行ってから、私は両親を呼んでクリスタ嬢の袖を捲り上げた。
袖の下には痛々しい痣が残っている。畳んだ扇で叩かれた痕だろう。
「おとうさま、おかあさま、わたしみてしまったの。ノメンゼンししゃくふじんは、クリスタじょうをおてあらいでかくれてたたいていたのです」
「こんな小さな子に惨いことを」
「医者に診せた方がいいだろう。すぐに呼んでこよう」
母も父もクリスタ嬢の両腕にある叩かれた痕を見て息を飲んでいた。
全てを話そうとする私の目から涙がぽろぽろと零れる。
「クリスタじょうはノメンゼンけで、いじめられているにちがいないとおもうのです。おかあさま、おとうさま、クリスタじょうをどうか、わがやにひきとることができないでしょうか?」
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