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二章 ノメンゼン子爵の断罪
19.クリスタ嬢の手紙
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ブリギッテ様は十歳だという。
クリスタ嬢の倍の年齢に当たる。
そんなブリギッテ様がクリスタ嬢を馬鹿にするように笑ったり、「赤ちゃんではないのですから」などと侮辱する言葉を吐いたことはわたくしにとって許せないことだった。
朝食の席でわたくしは声を潜めて両親に言ってみる。
「子ども同士の諍いに親が口を出すのはどうかと思われるかもしれませんが、ブリギッテ様は十歳でクリスタ嬢よりも倍生きていて、身分も公爵令嬢です。わたくしにはブリギッテ様がクリスタ嬢を権力を笠に着て苛めているように見えたのです」
わたくしの言葉に一番驚いたのはクリスタ嬢だった。
「わたくし、いじめられていたの!?」
「わたくしが見たところ、馬鹿にするように笑ったり、『赤ちゃん』などと言ったり、無理矢理にバーデン家に連れて行こうとしたり、ブリギッテ様はクリスタ嬢を苛めているとしか思えませんでした」
実家では虐待をされて酷い扱いを受けて来たクリスタ嬢。ブリギッテ様の嫌な態度に気付いていなかったようだが、わたくしはそれを見逃してはいなかった。
両親に相談すると、両親の表情が曇る。
「バーデン公爵家の令嬢がクリスタ嬢を苛めていたというのは聞き捨てならないな」
「この件、国王陛下に相談した方がいいかもしれないですね」
両親も権力と地位があるブリギッテ嬢が、五歳も年下で年齢が半分のクリスタ嬢を苛めていたという事実を重く見てくれていた。
わたくしが考えていると、クリスタ嬢が澄んだ水色のお目目でわたくしをじっと見つめて来る。
「わたくし、いじめられていたの?」
「わたくしにはそう見えました」
「どうしましょう……わたくし、きづいてなかったわ」
「クリスタ嬢が気付いてなかったのは救いですが、嫌な態度をブリギッテ様は取っていたと思いますよ」
はっきりとわたくしが断言すると、クリスタ嬢は少し考えて両親に手を上げて発言していた。可愛い小さなお手手を上げている。
「わたくし、ハインリヒでんかにおてがみをかいてもいいですか?」
「ハインリヒ殿下にお手紙を書きたかったら、いつでも書いていいんだよ」
「ハインリヒ殿下に届けさせますよ」
「わたくし、いじめられていたなんて、くやしい! かなしい! ハインリヒでんかにそうだんしたいのです」
国王陛下に知らせる手段として、クリスタ嬢からハインリヒ殿下に手紙を書いて状況を知らせるというのは悪くないかもしれない。ブリギッテ様がクリスタ嬢を連れ去ろうとする理由も国王陛下ならば内密に探れるかもしれない。
わたくしもクリスタ嬢に倣って手を上げる。
「わたくし、クリスタ嬢と一緒に手紙を書いてもいいですか? クリスタ嬢の説明ではよく伝わらないところがあるかもしれません」
「おねえさま、わたくしをたすけてくれるのね」
「いつでもクリスタ嬢のことは守ります」
「いっしょにおてがみをかいてください」
クリスタ嬢にもお願いされて、わたくしは両親の顔を見る。両親は考えていたようだが、答えを出した。
「クリスタ嬢もエリザベートも書いた内容を私たちに見せてから手紙を出そうか」
「わたくし、二人のそばで添削いたしますわ」
母の添削があれば更に心強い。わたくしとクリスタ嬢は朝食の後で、勉強の時間を少し待ってもらって手紙を書いた。
「えーっと、『わたくし、ブリギッテさまにいやなことをされていたみたいです。おねえさまがおしえてくれました。わたくしにはわからないように、ばかにされていたようなので、とてもくやしいです。ハインリヒでんか、バーデンけのことをしらべていただけませんか?』、これでいいですか?」
長い文章もしっかりと書けていてわたくしは感心してしまう。
クリスタ嬢は勉強の成果か手紙をしっかりと書けるようになっていたようだ。
「クリスタ嬢の素直な気持ちが出ていると思います。五歳のクリスタ嬢が書いたものですから、ハインリヒ殿下も重く受け止めてくれるでしょう」
わたくしも便箋に文字を綴る。
『ハインリヒ殿下へ
ブリギッテ様がクリスタ嬢を貶めるような行為をしているようにわたくしには思えてなりません。女同士の争いに殿方は口出ししないと仰るかもしれませんが、身分が上のものが権力を笠に着て身分が下のものを攻撃するのは、もはや女同士の争いの域を超えています。
特にクリスタ嬢はまだ五歳。ブリギッテ様の半分の年しかないのです。
バーデン家がブリギッテ様の行いをどう考え、許しているのかをわたくしは知りたいと思っております。
エリザベート・ディッペル』
便箋にわたくしの主張を書くと、母が見て確認してくれる。
「バーデン家の暴走がこれで止まるとよいのですが……。本当に、権力を笠に着て身分が下のものを苛めるなど、淑女のすることではありません」
クリスタ嬢は子爵家の令嬢で、公爵家の令嬢のブリギッテ様には適うはずがない。
「わたくしをターゲットにするならばともかく、クリスタ嬢を狙ったのが許せません」
「おねえさま、そんなにもわたくしのことをおもってくださるのね」
「わたくしならば公爵家の娘同士、正々堂々とやり合えたものを! クリスタ嬢をしきりにバーデン家に連れて行こうとするのも気味が悪いです」
わたくしの言葉に母が眉をひそめている。
「ブリギッテ嬢はクリスタ嬢をバーデン家に連れて行こうとしていたと先ほども言いましたよね。それは確かですか?」
「確かです。バーデン家に連れて行って、周囲に味方のいない状態にして更に苛めていたかもしれません」
そんなことにはわたくしがさせないのだが、クリスタ嬢一人だったら危なかったかもしれない。これからもお茶会ではクリスタ嬢をしっかりと見張っておかねばならないとわたくしは考えていた。
手紙を書き終わると母がそれを封筒に入れてハインリヒ殿下の元に送ってくれた。
わたくしとクリスタ嬢は日常に戻ってリップマン先生の授業に急ぐ。
リップマン先生に聞きたいことがあったのだ。
「リップマン先生、おはようございます」
「リップマンせんせい、おくれてごめんなさい」
「大事な御用があったのでしょう? 聞いていますよ。おはようございます、今日もお勉強しましょうね」
リップマン先生にはきちんとわたくしとクリスタ嬢が手紙を書くことが伝わっていた。
リップマン先生にわたくしは問いかける。
「この国の医療制度はどうなっているのですか?」
「正直に申し上げると、医者が潤沢にいるわけではありませんね。医者になるための医学校の数も少なく、王都にしかありません。それに学費が非常に高いので、医者になれるのは貴族か、裕福な平民だけですね」
この国では医者の数がまず足りていなかった。そんな状況で医療技術が高くなるはずがない。
「奨学金の制度はないのですか?」
「街の学校で成績優秀だったものには、奨学金が支払われて医学校に進学できるのですが、その奨学金も貸与制なので、返さなくてはいけなくて、医者になる道を険しくしていますね」
奨学金が貸与制ならば、返すことを考えると成績がよくても進学を諦めるものは多いだろう。
「公爵領の平民は医者にかかるときにはどうしているのですか?」
「民間医療を学んだ医者にかかります。何かと瀉血ばかりする医者が多いですね」
瀉血とは人体の血液を外部に排出させることで体調の改善を求める治療法ではなかっただろうか。刃物で腕を傷付けて血を抜いて、それで治療をした気になっている方法である。
わたくしの前世ではそういう方法は、基本的に行われないのだが、この時代ではまだ行われているようである。
「正しい医療の知識を持ったひとが治療に当たらないと救えるひとも救えないではないですか」
呆然とするわたくしに、「その通りです」とリップマン先生も苦い表情だった。
クリスタ嬢の倍の年齢に当たる。
そんなブリギッテ様がクリスタ嬢を馬鹿にするように笑ったり、「赤ちゃんではないのですから」などと侮辱する言葉を吐いたことはわたくしにとって許せないことだった。
朝食の席でわたくしは声を潜めて両親に言ってみる。
「子ども同士の諍いに親が口を出すのはどうかと思われるかもしれませんが、ブリギッテ様は十歳でクリスタ嬢よりも倍生きていて、身分も公爵令嬢です。わたくしにはブリギッテ様がクリスタ嬢を権力を笠に着て苛めているように見えたのです」
わたくしの言葉に一番驚いたのはクリスタ嬢だった。
「わたくし、いじめられていたの!?」
「わたくしが見たところ、馬鹿にするように笑ったり、『赤ちゃん』などと言ったり、無理矢理にバーデン家に連れて行こうとしたり、ブリギッテ様はクリスタ嬢を苛めているとしか思えませんでした」
実家では虐待をされて酷い扱いを受けて来たクリスタ嬢。ブリギッテ様の嫌な態度に気付いていなかったようだが、わたくしはそれを見逃してはいなかった。
両親に相談すると、両親の表情が曇る。
「バーデン公爵家の令嬢がクリスタ嬢を苛めていたというのは聞き捨てならないな」
「この件、国王陛下に相談した方がいいかもしれないですね」
両親も権力と地位があるブリギッテ嬢が、五歳も年下で年齢が半分のクリスタ嬢を苛めていたという事実を重く見てくれていた。
わたくしが考えていると、クリスタ嬢が澄んだ水色のお目目でわたくしをじっと見つめて来る。
「わたくし、いじめられていたの?」
「わたくしにはそう見えました」
「どうしましょう……わたくし、きづいてなかったわ」
「クリスタ嬢が気付いてなかったのは救いですが、嫌な態度をブリギッテ様は取っていたと思いますよ」
はっきりとわたくしが断言すると、クリスタ嬢は少し考えて両親に手を上げて発言していた。可愛い小さなお手手を上げている。
「わたくし、ハインリヒでんかにおてがみをかいてもいいですか?」
「ハインリヒ殿下にお手紙を書きたかったら、いつでも書いていいんだよ」
「ハインリヒ殿下に届けさせますよ」
「わたくし、いじめられていたなんて、くやしい! かなしい! ハインリヒでんかにそうだんしたいのです」
国王陛下に知らせる手段として、クリスタ嬢からハインリヒ殿下に手紙を書いて状況を知らせるというのは悪くないかもしれない。ブリギッテ様がクリスタ嬢を連れ去ろうとする理由も国王陛下ならば内密に探れるかもしれない。
わたくしもクリスタ嬢に倣って手を上げる。
「わたくし、クリスタ嬢と一緒に手紙を書いてもいいですか? クリスタ嬢の説明ではよく伝わらないところがあるかもしれません」
「おねえさま、わたくしをたすけてくれるのね」
「いつでもクリスタ嬢のことは守ります」
「いっしょにおてがみをかいてください」
クリスタ嬢にもお願いされて、わたくしは両親の顔を見る。両親は考えていたようだが、答えを出した。
「クリスタ嬢もエリザベートも書いた内容を私たちに見せてから手紙を出そうか」
「わたくし、二人のそばで添削いたしますわ」
母の添削があれば更に心強い。わたくしとクリスタ嬢は朝食の後で、勉強の時間を少し待ってもらって手紙を書いた。
「えーっと、『わたくし、ブリギッテさまにいやなことをされていたみたいです。おねえさまがおしえてくれました。わたくしにはわからないように、ばかにされていたようなので、とてもくやしいです。ハインリヒでんか、バーデンけのことをしらべていただけませんか?』、これでいいですか?」
長い文章もしっかりと書けていてわたくしは感心してしまう。
クリスタ嬢は勉強の成果か手紙をしっかりと書けるようになっていたようだ。
「クリスタ嬢の素直な気持ちが出ていると思います。五歳のクリスタ嬢が書いたものですから、ハインリヒ殿下も重く受け止めてくれるでしょう」
わたくしも便箋に文字を綴る。
『ハインリヒ殿下へ
ブリギッテ様がクリスタ嬢を貶めるような行為をしているようにわたくしには思えてなりません。女同士の争いに殿方は口出ししないと仰るかもしれませんが、身分が上のものが権力を笠に着て身分が下のものを攻撃するのは、もはや女同士の争いの域を超えています。
特にクリスタ嬢はまだ五歳。ブリギッテ様の半分の年しかないのです。
バーデン家がブリギッテ様の行いをどう考え、許しているのかをわたくしは知りたいと思っております。
エリザベート・ディッペル』
便箋にわたくしの主張を書くと、母が見て確認してくれる。
「バーデン家の暴走がこれで止まるとよいのですが……。本当に、権力を笠に着て身分が下のものを苛めるなど、淑女のすることではありません」
クリスタ嬢は子爵家の令嬢で、公爵家の令嬢のブリギッテ様には適うはずがない。
「わたくしをターゲットにするならばともかく、クリスタ嬢を狙ったのが許せません」
「おねえさま、そんなにもわたくしのことをおもってくださるのね」
「わたくしならば公爵家の娘同士、正々堂々とやり合えたものを! クリスタ嬢をしきりにバーデン家に連れて行こうとするのも気味が悪いです」
わたくしの言葉に母が眉をひそめている。
「ブリギッテ嬢はクリスタ嬢をバーデン家に連れて行こうとしていたと先ほども言いましたよね。それは確かですか?」
「確かです。バーデン家に連れて行って、周囲に味方のいない状態にして更に苛めていたかもしれません」
そんなことにはわたくしがさせないのだが、クリスタ嬢一人だったら危なかったかもしれない。これからもお茶会ではクリスタ嬢をしっかりと見張っておかねばならないとわたくしは考えていた。
手紙を書き終わると母がそれを封筒に入れてハインリヒ殿下の元に送ってくれた。
わたくしとクリスタ嬢は日常に戻ってリップマン先生の授業に急ぐ。
リップマン先生に聞きたいことがあったのだ。
「リップマン先生、おはようございます」
「リップマンせんせい、おくれてごめんなさい」
「大事な御用があったのでしょう? 聞いていますよ。おはようございます、今日もお勉強しましょうね」
リップマン先生にはきちんとわたくしとクリスタ嬢が手紙を書くことが伝わっていた。
リップマン先生にわたくしは問いかける。
「この国の医療制度はどうなっているのですか?」
「正直に申し上げると、医者が潤沢にいるわけではありませんね。医者になるための医学校の数も少なく、王都にしかありません。それに学費が非常に高いので、医者になれるのは貴族か、裕福な平民だけですね」
この国では医者の数がまず足りていなかった。そんな状況で医療技術が高くなるはずがない。
「奨学金の制度はないのですか?」
「街の学校で成績優秀だったものには、奨学金が支払われて医学校に進学できるのですが、その奨学金も貸与制なので、返さなくてはいけなくて、医者になる道を険しくしていますね」
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「民間医療を学んだ医者にかかります。何かと瀉血ばかりする医者が多いですね」
瀉血とは人体の血液を外部に排出させることで体調の改善を求める治療法ではなかっただろうか。刃物で腕を傷付けて血を抜いて、それで治療をした気になっている方法である。
わたくしの前世ではそういう方法は、基本的に行われないのだが、この時代ではまだ行われているようである。
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