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九章 クリスタちゃんの婚約と学園入学
41.冬休み前の最後のお茶会
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運動会が終わると冬休みまであっという間だった。
冬休み前の試験では、二年生はわたくしが首席を、ハインリヒ殿下が一問落として二位を取った。
一年生はクリスタちゃんが首席で、レーニちゃんが二位、ミリヤムちゃんは五位と成績が上がって来ていて、ノエル殿下もミリヤムちゃんの成績に満足している様子だった。
将来自分の子どもの養育を委ねる乳母にしようと考えているのだったら、賢い女性がいいに決まっている。
ノルベルト殿下は三年生で首席を、ノエル殿下は五年生で首席を取っていた。
成績ではやはりペオーニエ寮が圧倒的に有利であることには変わりはないが、その中でも五位に入れたミリヤムちゃんは相当優秀といえた。
今年の冬は両親のお誕生日の後にある国王陛下の生誕祭にも参加することになる。
わたくしもクリスタちゃんも社交界にデビューしたので、国王陛下の生誕祭に招かれることになるだろうし、クリスタちゃんはハインリヒ殿下の隣りで王族側で生誕祭に参加しなければいけないのだ。
十二歳のクリスタちゃんには荷が重い役目かもしれないが、皇太子殿下であるハインリヒ殿下の婚約者となるとどうしてもそうするしかなかった。
「冬休みは故郷に帰るのですか、ミリヤム嬢」
ノエル殿下のお茶会も今年はこれが最後になる。
冬休み前の最終日、わたくしたちはペオーニエ寮の中庭のサンルームで紅茶を飲んで軽食とケーキを食べていた。
紅茶を一口飲んだノエル殿下がミリヤムちゃんに問いかけている。
「そのつもりです」
「椿油がなくなってきたので、わたくし、アレンス子爵領に注文しようと思っています」
「わたくしがプレゼントいたしますのに」
「いいえ、こういうことはきっちりとしておかないと。わたくしがアレンス子爵領の椿油と柘植の櫛を使っていること、それを寄木細工の箱に入れていることはもっと知られていいと思います」
答えるミリヤムちゃんに、ノエル殿下は椿油を注文することを告げていた。
ミリヤムちゃんの故郷が潤えば、もっとアレンス子爵家は力を持つだろう。将来ミリヤムちゃんをアッペル大公の領地に連れて行って、侍女として迎え、子どもが生まれた暁には乳母に任じようと考えているノエル殿下にとっては、ミリヤムちゃんの実家が豊かになるのは重要なことだった。
「わたくしも椿油と柘植の櫛と寄木細工の宣伝を致しますわね」
「ありがとうございます、レーニ様」
「わたくしも協力致しますわ。いいものは広まった方がいいですからね」
「クリスタ様まで。ありがたいことです」
わたくしも柘植の櫛と椿油を使っているが、髪の毛が艶々でさらさらになったような気がしているので、これは王都でもすぐに流行るのではないかと思っていた。
ディッペル公爵家は畜産業や農業で富を得ている領地なので、アレンス子爵家と競合するようなこともない。
心置きなくわたくしも柘植の櫛と椿油と寄木細工を流行らせるお手伝いができる。
「王都の貴婦人は新しいもの好きですから、すぐに流行ると思いますわ」
「エリザベート様の着けられる、コスチュームジュエリーも流行りそうですよね」
ミリヤムちゃんが言えば、ノエル殿下が紅茶のカップを置いて美しいプラチナブロンドの髪を少し持ち上げて、自分の首筋が目立つようにする。
制服は一応リボンタイがあるのだが、それを着けなくてもいいし、他の装飾品を着けても構わないことになっている。
ノエル殿下の首元には白いバロック真珠のネックレスがあった。
「これはガラスでできた模造パールなのです。模造パールは軽くて手入れも簡単で、気に入って普段使いにしているのです」
「コスチュームジュエリーですね」
「ノルベルト殿下がくださったのです」
嬉しそうに頬を染めて目を伏せるノエル殿下に、ノルベルト殿下が嬉しそうに微笑んでいる。
「エクムント殿に注文したら、イメージ以上のものを作ってくださいました。ノエル殿下にはやはりパールが似合うと思っていたので、プレゼントできて嬉しいです」
「お揃いでイヤリングとブレスレットもあるのですが、学園に着けて来るのは華美すぎるので、ネックレスだけ着けています」
「リボンタイの代わりですよね」
「そのつもりです」
ノルベルト殿下とノエル殿下は二歳の年の差はあるけれど、間違いなく想い合っているのだと感じて羨ましくなってしまう。
わたくしはまだエクムント様の中では小さな子どもの域を出ていない気がするのだ。エクムント様はわたくしに好意を抱いてはくれているが、それは恋愛感情ではなく、妹や小さな子どもに対するもののような気がしてならないのだ。
エクムント様は優しい。
将来はエクムント様を振り向かせる大人になりたかったが、十四歳のわたくしでは、まだ二十五歳のエクムント様には程遠かった。
「ディッペル公爵夫妻のお誕生日には、フランツ様とマリア様も参加されるのでしょう?」
レーニちゃんに聞かれてわたくしははっとして顔を上げる。
エクムント様のことを考えていて難しい顔になっていたかもしれない。
「お父様はフランツとマリアがお誕生日に参加することをずっと望まれていますので、今年も参加すると思いますわ」
「わたくし、フランツ様に詩のお礼を言わないといけませんわ」
「フランツはレーニ嬢にそんなに頻繁に詩を送っているのですか?」
ふーちゃんとレーニちゃんが文通をしているのは知っていたが、毎回詩を送っているとは思わなかった。
レーニちゃんに確認すると、レーニちゃんが困ったような顔になっている。
「毎回詩をいただくのですが、わたくしにはよく分からなくて……」
「レーニ嬢もですか? わたくしもフランツの詩がよく分からないのです」
「ノエル殿下やクリスタ様なら分かるのかもしれませんが、わたくしには芸術を解する心がないようなのです。詩集を買って勉強してみるのですが、詩集に書かれた詩は意味が分かりますが、フランツ様の詩は高度なのか難解で……」
ふーちゃんの詩がよく分からないのはわたくしだけではない。レーニちゃんもそうだし、まーちゃんもよく分からないと言っていた。
わたくしは一人ではないのだと励まされる。
「フランツはレーニ嬢が余程好きなのですね」
「フランツ殿の詩を見せていただきたいところですが、それは二人きりの秘密ですよね。二人の間で交わされる詩を盗み見るなんて失礼なことはできませんわ」
クリスタちゃんはにこにこしているし、ノエル殿下もふーちゃんの詩に興味を持って聞きたそうにしているが、必死に我慢している様子である。
ここでふーちゃんの詩を披露されてもわたくしも困ってしまうし、レーニちゃんにあてられた詩を公の場で読んでしまえばふーちゃんも傷付くだろうと、レーニちゃんはそんなことはしなかった。
「相談したい気持ちはありますが、フランツ様とわたくしとのやり取りですので、申し訳ありません」
「謝ることはないのですよ」
「フランツのこと、よろしくお願いします」
まだ五歳のふーちゃんだが、わたくしは自分が物心ついたころからエクムント様のことが大好きで、ずっと追いかけていたから、ふーちゃんがレーニちゃんに恋心を持っていることを絶対に馬鹿にしたりすることはできなかった。
「フランツ様はわたくしの赤毛を褒めてくださる詩が多いのです」
「フランツがそのようなことを」
「わたくし、前の父のときには赤毛を嫌われて愛されなかったのですが、今の父はわたくしの赤毛もデニスの赤毛も可愛いと言ってくれるし、フランツ様にも褒められて、わたくし、自分の髪が嫌いではなくなりました」
ふーちゃんの言葉がレーニちゃんに響いていた。
レーニちゃんは自分が赤毛であることがあまり好きではなかったようだが、それを好きといってくれるひとたちのおかげで気持ちが変わってきたようだ。
「レーニ嬢のストロベリーブロンドは美しいですわ」
「レーニ嬢の髪はとても綺麗です」
わたくしとクリスタちゃんが言うのに、レーニちゃんは「ありがとうございます」とそばかすの散った頬を染めて微笑んでいた。
冬休み前の試験では、二年生はわたくしが首席を、ハインリヒ殿下が一問落として二位を取った。
一年生はクリスタちゃんが首席で、レーニちゃんが二位、ミリヤムちゃんは五位と成績が上がって来ていて、ノエル殿下もミリヤムちゃんの成績に満足している様子だった。
将来自分の子どもの養育を委ねる乳母にしようと考えているのだったら、賢い女性がいいに決まっている。
ノルベルト殿下は三年生で首席を、ノエル殿下は五年生で首席を取っていた。
成績ではやはりペオーニエ寮が圧倒的に有利であることには変わりはないが、その中でも五位に入れたミリヤムちゃんは相当優秀といえた。
今年の冬は両親のお誕生日の後にある国王陛下の生誕祭にも参加することになる。
わたくしもクリスタちゃんも社交界にデビューしたので、国王陛下の生誕祭に招かれることになるだろうし、クリスタちゃんはハインリヒ殿下の隣りで王族側で生誕祭に参加しなければいけないのだ。
十二歳のクリスタちゃんには荷が重い役目かもしれないが、皇太子殿下であるハインリヒ殿下の婚約者となるとどうしてもそうするしかなかった。
「冬休みは故郷に帰るのですか、ミリヤム嬢」
ノエル殿下のお茶会も今年はこれが最後になる。
冬休み前の最終日、わたくしたちはペオーニエ寮の中庭のサンルームで紅茶を飲んで軽食とケーキを食べていた。
紅茶を一口飲んだノエル殿下がミリヤムちゃんに問いかけている。
「そのつもりです」
「椿油がなくなってきたので、わたくし、アレンス子爵領に注文しようと思っています」
「わたくしがプレゼントいたしますのに」
「いいえ、こういうことはきっちりとしておかないと。わたくしがアレンス子爵領の椿油と柘植の櫛を使っていること、それを寄木細工の箱に入れていることはもっと知られていいと思います」
答えるミリヤムちゃんに、ノエル殿下は椿油を注文することを告げていた。
ミリヤムちゃんの故郷が潤えば、もっとアレンス子爵家は力を持つだろう。将来ミリヤムちゃんをアッペル大公の領地に連れて行って、侍女として迎え、子どもが生まれた暁には乳母に任じようと考えているノエル殿下にとっては、ミリヤムちゃんの実家が豊かになるのは重要なことだった。
「わたくしも椿油と柘植の櫛と寄木細工の宣伝を致しますわね」
「ありがとうございます、レーニ様」
「わたくしも協力致しますわ。いいものは広まった方がいいですからね」
「クリスタ様まで。ありがたいことです」
わたくしも柘植の櫛と椿油を使っているが、髪の毛が艶々でさらさらになったような気がしているので、これは王都でもすぐに流行るのではないかと思っていた。
ディッペル公爵家は畜産業や農業で富を得ている領地なので、アレンス子爵家と競合するようなこともない。
心置きなくわたくしも柘植の櫛と椿油と寄木細工を流行らせるお手伝いができる。
「王都の貴婦人は新しいもの好きですから、すぐに流行ると思いますわ」
「エリザベート様の着けられる、コスチュームジュエリーも流行りそうですよね」
ミリヤムちゃんが言えば、ノエル殿下が紅茶のカップを置いて美しいプラチナブロンドの髪を少し持ち上げて、自分の首筋が目立つようにする。
制服は一応リボンタイがあるのだが、それを着けなくてもいいし、他の装飾品を着けても構わないことになっている。
ノエル殿下の首元には白いバロック真珠のネックレスがあった。
「これはガラスでできた模造パールなのです。模造パールは軽くて手入れも簡単で、気に入って普段使いにしているのです」
「コスチュームジュエリーですね」
「ノルベルト殿下がくださったのです」
嬉しそうに頬を染めて目を伏せるノエル殿下に、ノルベルト殿下が嬉しそうに微笑んでいる。
「エクムント殿に注文したら、イメージ以上のものを作ってくださいました。ノエル殿下にはやはりパールが似合うと思っていたので、プレゼントできて嬉しいです」
「お揃いでイヤリングとブレスレットもあるのですが、学園に着けて来るのは華美すぎるので、ネックレスだけ着けています」
「リボンタイの代わりですよね」
「そのつもりです」
ノルベルト殿下とノエル殿下は二歳の年の差はあるけれど、間違いなく想い合っているのだと感じて羨ましくなってしまう。
わたくしはまだエクムント様の中では小さな子どもの域を出ていない気がするのだ。エクムント様はわたくしに好意を抱いてはくれているが、それは恋愛感情ではなく、妹や小さな子どもに対するもののような気がしてならないのだ。
エクムント様は優しい。
将来はエクムント様を振り向かせる大人になりたかったが、十四歳のわたくしでは、まだ二十五歳のエクムント様には程遠かった。
「ディッペル公爵夫妻のお誕生日には、フランツ様とマリア様も参加されるのでしょう?」
レーニちゃんに聞かれてわたくしははっとして顔を上げる。
エクムント様のことを考えていて難しい顔になっていたかもしれない。
「お父様はフランツとマリアがお誕生日に参加することをずっと望まれていますので、今年も参加すると思いますわ」
「わたくし、フランツ様に詩のお礼を言わないといけませんわ」
「フランツはレーニ嬢にそんなに頻繁に詩を送っているのですか?」
ふーちゃんとレーニちゃんが文通をしているのは知っていたが、毎回詩を送っているとは思わなかった。
レーニちゃんに確認すると、レーニちゃんが困ったような顔になっている。
「毎回詩をいただくのですが、わたくしにはよく分からなくて……」
「レーニ嬢もですか? わたくしもフランツの詩がよく分からないのです」
「ノエル殿下やクリスタ様なら分かるのかもしれませんが、わたくしには芸術を解する心がないようなのです。詩集を買って勉強してみるのですが、詩集に書かれた詩は意味が分かりますが、フランツ様の詩は高度なのか難解で……」
ふーちゃんの詩がよく分からないのはわたくしだけではない。レーニちゃんもそうだし、まーちゃんもよく分からないと言っていた。
わたくしは一人ではないのだと励まされる。
「フランツはレーニ嬢が余程好きなのですね」
「フランツ殿の詩を見せていただきたいところですが、それは二人きりの秘密ですよね。二人の間で交わされる詩を盗み見るなんて失礼なことはできませんわ」
クリスタちゃんはにこにこしているし、ノエル殿下もふーちゃんの詩に興味を持って聞きたそうにしているが、必死に我慢している様子である。
ここでふーちゃんの詩を披露されてもわたくしも困ってしまうし、レーニちゃんにあてられた詩を公の場で読んでしまえばふーちゃんも傷付くだろうと、レーニちゃんはそんなことはしなかった。
「相談したい気持ちはありますが、フランツ様とわたくしとのやり取りですので、申し訳ありません」
「謝ることはないのですよ」
「フランツのこと、よろしくお願いします」
まだ五歳のふーちゃんだが、わたくしは自分が物心ついたころからエクムント様のことが大好きで、ずっと追いかけていたから、ふーちゃんがレーニちゃんに恋心を持っていることを絶対に馬鹿にしたりすることはできなかった。
「フランツ様はわたくしの赤毛を褒めてくださる詩が多いのです」
「フランツがそのようなことを」
「わたくし、前の父のときには赤毛を嫌われて愛されなかったのですが、今の父はわたくしの赤毛もデニスの赤毛も可愛いと言ってくれるし、フランツ様にも褒められて、わたくし、自分の髪が嫌いではなくなりました」
ふーちゃんの言葉がレーニちゃんに響いていた。
レーニちゃんは自分が赤毛であることがあまり好きではなかったようだが、それを好きといってくれるひとたちのおかげで気持ちが変わってきたようだ。
「レーニ嬢のストロベリーブロンドは美しいですわ」
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