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最終章 わたくしの結婚一年目とクリスタの結婚
3.ガブリエラ嬢へのプレゼント
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十二歳になったガブリエラ嬢は今年から学園に入学する。
学園ではマニキュアやイヤリングやネックレスの着用は許されていなかったが。リボンの色を変えるとか、上着やリボンに飾りをつけるとか、その程度のことならば許される。
エクムント様は可愛い姪のために入学祝いを考えていたようだ。
「学園でも着用が許されているものや、使ってもいいものはありますか? 私は学園には通っていなかったのでよく分かりません」
素直に聞いてくるエクムント様にわたくしは少し考える。士官学校に通っていたエクムント様は学園のことをよく知らない。こういうときにはわたくしが力になるのが妻として当然の行動だった。
「リボンを変えたり、上着やリボンの結び目にブローチを付けて飾ったりしているものはいました。その他に、あまり華美ではない指輪を付けているもの、紐で編んだブレスレットを付けているものもいました。そういうものは注意されていませんでした」
「なるほど。リボンは辺境伯領の特産品の布で作ったものに刺繍をさせましょう。紐で編んだブレスレットはフィンガーブレスレットの工房に行けば作ってもらえるかもしれませんね」
「行ってきますか?」
「エリザベート、一緒に行って選んでもらえますか?」
わたくしの方が学園のことはよく分かっているのでプレゼント選びには最適だろうとエクムント様が誘ってくださる。喜んでエクムント様に協力することにした。
最初に向かったのは辺境伯領の特産品の布の工房である。
工房に行くとたくさん布が収納された部屋に連れて行かれる。
「今日はリボンを買いに来たのだ」
「それでしたらいいものがあります」
「見せてくれるか?」
エクムント様が商人を促すと、薄紫のリボンの中央に金糸で刺繍がされたものを見せてくれた。
「これは辺境伯夫人が結婚式のときに使っていたのを真似たものです。辺境伯領では辺境伯様と辺境伯夫人の結婚式で使われたものを真似るのが今ブームになっております」
「ガブリエラはエリザベートに懐いているようだったから、エリザベートの結婚式で使ったものを模したリボンなら喜ぶでしょうね。これでいいですか?」
「いいと思います」
あっさりとリボンは決まって、わたくしはそのリボンを制服の襟に結べるくらいの長さを指定してエクムント様が支払って買った。
続いてフィンガーブレスレットの工房に行くと、工房の管理人にエクムント様は注文を伝える。
「ガラスビーズを使わない、紐だけのブレスレットを編んでほしい。王都の学園で使える程度のものだ」
「心得ました」
「それと似たようなものでガラスビーズを使ったものももう一本注文したい」
「こちらはガラスビーズを使うのですね。色はどういたしますか?」
「どちらも赤系統でお願いする」
ガラスビーズを使っていると華美だと思われて学園では使えないのではないだろうか。
「エクムント様、ガラスビーズは使わない方がいいのではないでしょうか」
「いえ、こちらはフリーダにあげます。ガブリエラばかりに上げていると、フリーダが拗ねてしまうことがあるので」
そうだった。
エクムント様は昔からこういう心遣いができる方だった。
わたくしのお誕生日のときにダリアの花を持ってきてくださったときにも、きちんとクリスタの分も用意していた。誕生日だということが分かっていても、自分に何もないのは子ども的にはショックだし、つらいものだとエクムント様はしっかりと分かっていてくださるのだ。
職人の手にかかると紐だけのブレスレットも、紐とガラスビーズを合わせたブレスレットも、短時間で編めてしまった。待っている時間はそれほど長くなかった。
「ガブリエラのお誕生日のお茶会で渡しましょう」
「きっと喜ぶでしょうね」
出来上がった品を梱包してもらって受け取って、わたくしとエクムント様は辺境伯家に帰った。
ガブリエラ嬢のお誕生日は新学期が始まってすぐである。
学園に通っていたころは忙しい時期だったので辞退させていただくことも多かったが、エクムント様は可愛い姪のお誕生日なので毎年行っている。わたくしは今年はご一緒させてもらった。
ガブリエラ嬢のお誕生日にはクリスタとフランツとマリアと両親と、レーニ嬢とデニス殿とゲオルグ殿と、オリヴァー殿とナターリエ嬢も来ていた。
ハインリヒ殿下とユリアーナ殿下は来られていないようだ。
「エクムント叔父様、エリザベート叔母様、わたくしのお誕生日にお越しくださってありがとうございます」
「ガブリエラにはプレゼントがあるんだよ」
「何ですか、エクムント叔父様?」
「エリザベートが一緒に選んでくれたんだ」
リボンの入った箱とブレスレットが入った箱をエクムント様がガブリエラ嬢に手渡すと、箱を開けたガブリエラ嬢が目を輝かせている。
「このリボン、エリザベート叔母様の結婚式のときに使われたものに似ています」
「辺境伯領ではエリザベートの結婚式の衣装で使われたものを真似るのが流行っているらしい」
「とても素敵です」
「学園ではリボンを違うものに変えるのは許されていますから、使ってくださいね」
「はい! ありがとうございます、エリザベート叔母様」
喜んでいるガブリエラ嬢のそばでフリーダ嬢がもじもじとしている。
フリーダ嬢はガブリエラ嬢の二つ年下でまだ十歳なので、ガブリエラ嬢だけプレゼントをもらったら気になる年頃だろう。一歳年下のケヴィン殿は装飾品には全く興味がないようで、エクムント様に挨拶をしたら、お茶会の軽食やケーキを取りに走っていた。
「フリーダにもこれを」
「いいのですか!? わたくし、お誕生日ではありませんよ?」
「ガブリエラとフリーダの二人がこのブレスレットを付けたら可愛いだろうと思ったから買ってきたんだよ。もらってくれるかな?」
「ありがとうございます、エクムント叔父様!」
しょんぼりしていたフリーダ嬢もブレスレットの箱を開けて目を輝かせている。
ブレスレットにはガラスビーズが編み込まれていて、ガブリエラ嬢のものもフリーダ嬢のものも赤を基調として、赤と紫の薔薇が編み込まれていた。
「これはエリザベート叔母様のウエディングドレスを飾っていた薔薇ではありませんか」
「そのようだね」
「とても嬉しいです。エリザベート叔母様のウエディングドレスとお揃いのブレスレットなんて」
早速腕に結んでもらって、フリーダ嬢はうっとりとブレスレットを撫でていた。
「わたくしは学園でブレスレットを付けますわ。エクムント叔父様、エリザベート叔母様、本当にありがとうございます」
ガブリエラ嬢のような大きな子に「叔母様」と言われるのは若干気にならなくもないが、エクムント様と結婚した証だと思うと嬉しくもなってくる。
「お姉様、お茶会でお会いできましたね。お姉様、わたくしのお誕生日でわたくしにピアノを弾いてくださって、わたくしが歌うという約束を忘れていたでしょう?」
「忘れていました。ごめんなさい、クリスタ」
「その話をキルヒマン侯爵夫妻にしたら、ぜひ、ここで歌ってほしいと言われましたの。お姉様、ピアノを弾いてくださいますか?」
「キルヒマン侯爵夫妻が認めてくださっているのならば、ピアノを弾かせていただきましょう」
辺境伯領とディッペル家を慌ただしく行き来したので、わたくしはクリスタのお誕生日にピアノを弾いてクリスタが歌うという約束を忘れていた。クリスタに促されてピアノの椅子に座ると、クリスタがそばに立ってわたくしを見詰める。
息を合わせてわたくしはピアノの演奏を始めた。
小さいころにピアノの演奏をして拍手をもらったのも、このキルヒマン家の大広間だった。前のキルヒマン侯爵夫妻がわたくしとクリスタの演奏を高く評価してくれて、キルヒマン家に招いて演奏をお願いされたのだ。
あのときはとても緊張したが、前のキルヒマン侯爵夫妻は手放しで褒めてくださってとてもいい思い出になっている。
ピアノを弾くとクリスタが高く澄んだ声で歌う。
クリスタの歌に合わせてピアノを弾いて、最後まで弾き終わると、拍手喝さいが巻き起こった。
「エリザベート叔母様、クリスタ様、とてもお上手です」
「素晴らしい演奏でした」
「キルヒマン家でエリザベート様とクリスタ様が演奏するのを見て、昔を思い出しました」
「両親も二人の演奏が大好きでした」
ガブリエラ嬢にもフリーダ嬢にもキルヒマン侯爵夫妻にも褒められてわたくしとクリスタは顔を見合わせて頬を染める。
エクムント様の元に戻ってくると、エクムント様がわたくしの手を引いて肩を抱いた。
「私の妻は本当に才能豊かですね」
「そう言ってもらえると嬉しいです」
「エリザベート、踊りましょうか?」
ピアノの演奏が終わると演奏隊がダンスの音楽を演奏している。エクムント様の手に手を重ねて、わたくしは踊りの輪の中に入って行った。
学園ではマニキュアやイヤリングやネックレスの着用は許されていなかったが。リボンの色を変えるとか、上着やリボンに飾りをつけるとか、その程度のことならば許される。
エクムント様は可愛い姪のために入学祝いを考えていたようだ。
「学園でも着用が許されているものや、使ってもいいものはありますか? 私は学園には通っていなかったのでよく分かりません」
素直に聞いてくるエクムント様にわたくしは少し考える。士官学校に通っていたエクムント様は学園のことをよく知らない。こういうときにはわたくしが力になるのが妻として当然の行動だった。
「リボンを変えたり、上着やリボンの結び目にブローチを付けて飾ったりしているものはいました。その他に、あまり華美ではない指輪を付けているもの、紐で編んだブレスレットを付けているものもいました。そういうものは注意されていませんでした」
「なるほど。リボンは辺境伯領の特産品の布で作ったものに刺繍をさせましょう。紐で編んだブレスレットはフィンガーブレスレットの工房に行けば作ってもらえるかもしれませんね」
「行ってきますか?」
「エリザベート、一緒に行って選んでもらえますか?」
わたくしの方が学園のことはよく分かっているのでプレゼント選びには最適だろうとエクムント様が誘ってくださる。喜んでエクムント様に協力することにした。
最初に向かったのは辺境伯領の特産品の布の工房である。
工房に行くとたくさん布が収納された部屋に連れて行かれる。
「今日はリボンを買いに来たのだ」
「それでしたらいいものがあります」
「見せてくれるか?」
エクムント様が商人を促すと、薄紫のリボンの中央に金糸で刺繍がされたものを見せてくれた。
「これは辺境伯夫人が結婚式のときに使っていたのを真似たものです。辺境伯領では辺境伯様と辺境伯夫人の結婚式で使われたものを真似るのが今ブームになっております」
「ガブリエラはエリザベートに懐いているようだったから、エリザベートの結婚式で使ったものを模したリボンなら喜ぶでしょうね。これでいいですか?」
「いいと思います」
あっさりとリボンは決まって、わたくしはそのリボンを制服の襟に結べるくらいの長さを指定してエクムント様が支払って買った。
続いてフィンガーブレスレットの工房に行くと、工房の管理人にエクムント様は注文を伝える。
「ガラスビーズを使わない、紐だけのブレスレットを編んでほしい。王都の学園で使える程度のものだ」
「心得ました」
「それと似たようなものでガラスビーズを使ったものももう一本注文したい」
「こちらはガラスビーズを使うのですね。色はどういたしますか?」
「どちらも赤系統でお願いする」
ガラスビーズを使っていると華美だと思われて学園では使えないのではないだろうか。
「エクムント様、ガラスビーズは使わない方がいいのではないでしょうか」
「いえ、こちらはフリーダにあげます。ガブリエラばかりに上げていると、フリーダが拗ねてしまうことがあるので」
そうだった。
エクムント様は昔からこういう心遣いができる方だった。
わたくしのお誕生日のときにダリアの花を持ってきてくださったときにも、きちんとクリスタの分も用意していた。誕生日だということが分かっていても、自分に何もないのは子ども的にはショックだし、つらいものだとエクムント様はしっかりと分かっていてくださるのだ。
職人の手にかかると紐だけのブレスレットも、紐とガラスビーズを合わせたブレスレットも、短時間で編めてしまった。待っている時間はそれほど長くなかった。
「ガブリエラのお誕生日のお茶会で渡しましょう」
「きっと喜ぶでしょうね」
出来上がった品を梱包してもらって受け取って、わたくしとエクムント様は辺境伯家に帰った。
ガブリエラ嬢のお誕生日は新学期が始まってすぐである。
学園に通っていたころは忙しい時期だったので辞退させていただくことも多かったが、エクムント様は可愛い姪のお誕生日なので毎年行っている。わたくしは今年はご一緒させてもらった。
ガブリエラ嬢のお誕生日にはクリスタとフランツとマリアと両親と、レーニ嬢とデニス殿とゲオルグ殿と、オリヴァー殿とナターリエ嬢も来ていた。
ハインリヒ殿下とユリアーナ殿下は来られていないようだ。
「エクムント叔父様、エリザベート叔母様、わたくしのお誕生日にお越しくださってありがとうございます」
「ガブリエラにはプレゼントがあるんだよ」
「何ですか、エクムント叔父様?」
「エリザベートが一緒に選んでくれたんだ」
リボンの入った箱とブレスレットが入った箱をエクムント様がガブリエラ嬢に手渡すと、箱を開けたガブリエラ嬢が目を輝かせている。
「このリボン、エリザベート叔母様の結婚式のときに使われたものに似ています」
「辺境伯領ではエリザベートの結婚式の衣装で使われたものを真似るのが流行っているらしい」
「とても素敵です」
「学園ではリボンを違うものに変えるのは許されていますから、使ってくださいね」
「はい! ありがとうございます、エリザベート叔母様」
喜んでいるガブリエラ嬢のそばでフリーダ嬢がもじもじとしている。
フリーダ嬢はガブリエラ嬢の二つ年下でまだ十歳なので、ガブリエラ嬢だけプレゼントをもらったら気になる年頃だろう。一歳年下のケヴィン殿は装飾品には全く興味がないようで、エクムント様に挨拶をしたら、お茶会の軽食やケーキを取りに走っていた。
「フリーダにもこれを」
「いいのですか!? わたくし、お誕生日ではありませんよ?」
「ガブリエラとフリーダの二人がこのブレスレットを付けたら可愛いだろうと思ったから買ってきたんだよ。もらってくれるかな?」
「ありがとうございます、エクムント叔父様!」
しょんぼりしていたフリーダ嬢もブレスレットの箱を開けて目を輝かせている。
ブレスレットにはガラスビーズが編み込まれていて、ガブリエラ嬢のものもフリーダ嬢のものも赤を基調として、赤と紫の薔薇が編み込まれていた。
「これはエリザベート叔母様のウエディングドレスを飾っていた薔薇ではありませんか」
「そのようだね」
「とても嬉しいです。エリザベート叔母様のウエディングドレスとお揃いのブレスレットなんて」
早速腕に結んでもらって、フリーダ嬢はうっとりとブレスレットを撫でていた。
「わたくしは学園でブレスレットを付けますわ。エクムント叔父様、エリザベート叔母様、本当にありがとうございます」
ガブリエラ嬢のような大きな子に「叔母様」と言われるのは若干気にならなくもないが、エクムント様と結婚した証だと思うと嬉しくもなってくる。
「お姉様、お茶会でお会いできましたね。お姉様、わたくしのお誕生日でわたくしにピアノを弾いてくださって、わたくしが歌うという約束を忘れていたでしょう?」
「忘れていました。ごめんなさい、クリスタ」
「その話をキルヒマン侯爵夫妻にしたら、ぜひ、ここで歌ってほしいと言われましたの。お姉様、ピアノを弾いてくださいますか?」
「キルヒマン侯爵夫妻が認めてくださっているのならば、ピアノを弾かせていただきましょう」
辺境伯領とディッペル家を慌ただしく行き来したので、わたくしはクリスタのお誕生日にピアノを弾いてクリスタが歌うという約束を忘れていた。クリスタに促されてピアノの椅子に座ると、クリスタがそばに立ってわたくしを見詰める。
息を合わせてわたくしはピアノの演奏を始めた。
小さいころにピアノの演奏をして拍手をもらったのも、このキルヒマン家の大広間だった。前のキルヒマン侯爵夫妻がわたくしとクリスタの演奏を高く評価してくれて、キルヒマン家に招いて演奏をお願いされたのだ。
あのときはとても緊張したが、前のキルヒマン侯爵夫妻は手放しで褒めてくださってとてもいい思い出になっている。
ピアノを弾くとクリスタが高く澄んだ声で歌う。
クリスタの歌に合わせてピアノを弾いて、最後まで弾き終わると、拍手喝さいが巻き起こった。
「エリザベート叔母様、クリスタ様、とてもお上手です」
「素晴らしい演奏でした」
「キルヒマン家でエリザベート様とクリスタ様が演奏するのを見て、昔を思い出しました」
「両親も二人の演奏が大好きでした」
ガブリエラ嬢にもフリーダ嬢にもキルヒマン侯爵夫妻にも褒められてわたくしとクリスタは顔を見合わせて頬を染める。
エクムント様の元に戻ってくると、エクムント様がわたくしの手を引いて肩を抱いた。
「私の妻は本当に才能豊かですね」
「そう言ってもらえると嬉しいです」
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ピアノの演奏が終わると演奏隊がダンスの音楽を演奏している。エクムント様の手に手を重ねて、わたくしは踊りの輪の中に入って行った。
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