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最終章 わたくしの結婚一年目とクリスタの結婚
21.蟹クリームコロッケとカレーライスはご馳走だった
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王家の辺境伯領の別荘での三日間は、過ぎてしまえばあっという間だった。
辺境伯家に戻ったわたくしには大事な仕事があった。
辺境伯家でエクムント様とわたくしのお誕生日を合同で祝うのだ。
夫婦のお誕生日を合同で祝うのはディッペル家でもやっているので前例がないわけではないし、近い時期にお誕生日を二回も祝うのは辺境伯家にとっても負担になるし、お客様の貴族たちにとっても出費がかさんでしまう。
辺境伯家ではわたくしは二回に分けてしまうと二回とも違うドレスを準備しなければいけないし、昼食会と晩餐会のメニューもそれぞれ考えないといけないし、宿泊するお客様のための客室の準備もしなければいけない。
お客様の貴族たちもドレスやスーツを二回分用意しなければいけないし、何より、短期間で辺境伯領に二回も来なければいけないのはとても負担になる。
そういうことを考えると合同でするのが一番いいという考えでエクムント様と納得したのだ。
夫であるエクムント様のお誕生日にわたくしのお誕生日も合同で祝うのだが、わたくしのお誕生日は家族だけでひっそりとお祝いすることになっていた。
「蟹クリームコロッケも、カレーライスも十分ご馳走だと思うのですが、昼食会や晩餐会で出してはいけないのですか?」
エクムント様の問いかけに、昼食会と晩餐会のメニューを相談していたわたくしは困ってしまう。
「蟹クリームコロッケやカレーライスはご馳走ではないと思うのです」
「豪華に蟹をたっぷり使った蟹クリームコロッケや、異国から運ばれてくるスパイスを贅沢に使ったカレーライスがご馳走でなければ何なのでしょう」
「そ、それは確かに」
前世の記憶があるだけに、カレーライスや蟹クリームコロッケはご馳走という括りに入っていないのだが、エクムント様にそう言われれば確かにその通りだと認めなければいけなかった。
蟹は食べるのに手間がかかる豪華な食べ物で、しかもその身を出して、身だけ使うような蟹クリームコロッケは確かにエクムント様の感覚ではご馳走だろう。カレーライスも異国から運ばれてきたスパイスを贅沢に使っている。王族の辺境伯領での別荘で食べたように牛肉で……特に牛すじ肉で作れば、ビーフシチュー以上の価値があるものになるのは分かっているのだ。
分かっているのだが、前世の記憶がそれを邪魔をする。
カレーライスも蟹クリームコロッケも庶民が食べるもので、貴族の食卓に上がるようなものではないと感じてしまうのは、わたくしに前世の記憶があるから仕方がないことだった。
前世の記憶は前世のものとして忘れなければいけない。
この世界、この時代において、蟹はいつでも獲れるものではないし、それを贅沢に使った蟹クリームコロッケは昼食会や晩餐会に出されてもおかしくはない十分なご馳走なのだ。同じく、異国から運ばれてくる希少なスパイスをふんだんに使ったカレーライスは、この世界、この時代においては存在しえないほど贅沢な食べ物である。
「エリザベートがどうしてもいやならば昼食会や晩餐会のメニューにしないが、私はできればエリザベートがレシピを見つけた料理を広めたいのです」
エクムント様がそこまで言うのならば仕方がない。
わたくしは覚悟を決めた。
「昼食会にカレーライスと蟹クリームコロッケを出します」
この国でお米と言えば野菜のようにして食べられているので、カレーライスはシチューのサラダ添えみたいな感じになるのだろう。蟹クリームコロッケはポジションとしては魚料理に当たるのだろうか。
「昼食会のオードブルは海鮮サラダにして、まだ暑さが残るので冷製スープをお出しして、メインの魚料理を蟹クリームコロッケ、肉料理をカレーライスにしたいと思います」
「辺境伯領でしか食べられない料理をお出しするのがお客様も喜ばれるでしょうね」
エクムント様も納得してくださったので、わたくしはその方向で調整して、晩餐会のメニューはもっと豪華なものを考えていた。
メニューも決まって、着るドレスも決まると、後は客室の点検である。辺境伯家の女主人として、埃一つ落ちていないような清潔な客室をお客様に提供できなければいけない。
「客室は一室一室、わたくしが点検します。侍女長もそのように心構えをして掃除をさせるように」
「心得ました、奥様」
「奥様、旦那様、料理長から相談が入っております。当日、蟹が手に入るとも限らないので、近い日にちで手に入った蟹を海水で飼って、当日に出せるようにしてよいかと聞かれております」
「それで構わないと伝えてくれ」
侍女長にはわたくしが命じて、執事にはエクムント様が返事をする。
辺境伯家の主人はわたくし、エリザベート・ディッペルとエクムント・ヒンケルなのだ。全ての使用人たちを従わせ、隅々まで教育を行き届かせなければいけない。
エクムント様と甘い時間を過ごすだけがわたくしが嫁いできた意味ではなかった。
けれど、打ち合わせが終わるとエクムント様は屋根のある東屋でお茶をしてくださった。
小さな一口サイズのサンドイッチとスコーンとキッシュが用意されたテーブルに、エクムント様に膝の上に抱かれるようにして椅子に座っていると、女主人の威厳も何もあったものではないが、侍女長も執事もこの場にはいないのでいいことにする。
エクムント様はミルクティーを一口飲んだわたくしの唇をついばむように口付けをした。
「ミルクと紅茶の甘い匂いがします」
「エクムント様……」
「今日は苺のフレーバーティーなのですね」
「そうです。お誕生日のお茶会のときに出そうと、苺のフレーバーティーを多めに仕入れさせました」
恥ずかしいけれど、エクムント様が女主人としての仕事を頑張るわたくしをご褒美のように甘やかしてくれるのが嬉しくてたまらない。
膝の上に抱き上げられていると、ふわふわと心地よくて幸せな気分になる。
「エリザベート、今度の誕生日のお祝いで、何か言われても気にしないように」
「はい。わたくし、何か至らないことがありますか?」
「いいえ、エリザベートは完璧です。ただ、至らない連中が、夫婦のことに口出ししてくることがあるのです」
言葉を濁しているが、それでエクムント様が何を言いたいのか理解できた。
「お子様はまだですか?」とか、「男の子と女の子、どちらが欲しいですか?」とか、夫婦の問題でもあり、自分たちでは決められないことをわざわざ聞いてくる下世話な連中がいないとも限らないのだ。
特に今年はノエル殿下にお子様が生まれている。
ノエル殿下は結婚してから妊娠までが早かった。
いつ妊娠するかとか、子どもを授かるのかとか、そういうことはわたくしもエクムント様も決められない。決められないことについて問いかけられても困ってしまうし、子どもが生まれなければ養子をもらえばいいとカサンドラ様も言ってくださっていたので、わたくしは子どもを急ぐ気もなかった。
「エリザベートは辺境伯家の女主人としても、辺境伯領の共同統治者としても、軍の副司令官としても、とても優秀です。エリザベートが私と結婚してくれて本当によかったと私は思っています。エリザベートは誰に何を言われても気にせずに堂々としていればいいのです」
「はい、分かりました」
「何より、エリザベートには望まれることが多すぎます。それを全てこなしていたら、エリザベートが病んでしまうのではないかと私は心配なのです」
抱き寄せられてつむじにキスをされてわたくしは考える。
辺境伯家の女主人としての仕事はエクムント様も手伝ってくださっているし、辺境伯領の共同統治者としての仕事はエクムント様が中心となってしていて、わたくしはまだ学びつつ補佐の段階でしかない。軍の副司令官としての仕事は、まだ十分に果たせていない気もするし、その間を縫ってカサンドラ様から軍のことを学んでいる最中なのだ。
やることは多いが、エクムント様の助力があるのでやり遂げられないほどではない。
それでも、全部を完璧にやれと言われれば、まだまだ難しいところがあるだろう。
エクムント様の助けが必要なのだ。
「エクムント様はわたくしをいつも助けてくださいます。エクムント様と一緒ならば、どんな山でも越えられると思うのです」
「エリザベート、私でよければどれだけでも力になります。いいえ、むしろエリザベートが私を助けてくれているのです」
お互いにわたくしとエクムント様は助けられていると思っている。
それならば夫婦としてバランスがいいのではないだろうか。
エクムント様の金色の瞳を見詰めると、鼻先をこすり合わせるようにされた。
辺境伯家に戻ったわたくしには大事な仕事があった。
辺境伯家でエクムント様とわたくしのお誕生日を合同で祝うのだ。
夫婦のお誕生日を合同で祝うのはディッペル家でもやっているので前例がないわけではないし、近い時期にお誕生日を二回も祝うのは辺境伯家にとっても負担になるし、お客様の貴族たちにとっても出費がかさんでしまう。
辺境伯家ではわたくしは二回に分けてしまうと二回とも違うドレスを準備しなければいけないし、昼食会と晩餐会のメニューもそれぞれ考えないといけないし、宿泊するお客様のための客室の準備もしなければいけない。
お客様の貴族たちもドレスやスーツを二回分用意しなければいけないし、何より、短期間で辺境伯領に二回も来なければいけないのはとても負担になる。
そういうことを考えると合同でするのが一番いいという考えでエクムント様と納得したのだ。
夫であるエクムント様のお誕生日にわたくしのお誕生日も合同で祝うのだが、わたくしのお誕生日は家族だけでひっそりとお祝いすることになっていた。
「蟹クリームコロッケも、カレーライスも十分ご馳走だと思うのですが、昼食会や晩餐会で出してはいけないのですか?」
エクムント様の問いかけに、昼食会と晩餐会のメニューを相談していたわたくしは困ってしまう。
「蟹クリームコロッケやカレーライスはご馳走ではないと思うのです」
「豪華に蟹をたっぷり使った蟹クリームコロッケや、異国から運ばれてくるスパイスを贅沢に使ったカレーライスがご馳走でなければ何なのでしょう」
「そ、それは確かに」
前世の記憶があるだけに、カレーライスや蟹クリームコロッケはご馳走という括りに入っていないのだが、エクムント様にそう言われれば確かにその通りだと認めなければいけなかった。
蟹は食べるのに手間がかかる豪華な食べ物で、しかもその身を出して、身だけ使うような蟹クリームコロッケは確かにエクムント様の感覚ではご馳走だろう。カレーライスも異国から運ばれてきたスパイスを贅沢に使っている。王族の辺境伯領での別荘で食べたように牛肉で……特に牛すじ肉で作れば、ビーフシチュー以上の価値があるものになるのは分かっているのだ。
分かっているのだが、前世の記憶がそれを邪魔をする。
カレーライスも蟹クリームコロッケも庶民が食べるもので、貴族の食卓に上がるようなものではないと感じてしまうのは、わたくしに前世の記憶があるから仕方がないことだった。
前世の記憶は前世のものとして忘れなければいけない。
この世界、この時代において、蟹はいつでも獲れるものではないし、それを贅沢に使った蟹クリームコロッケは昼食会や晩餐会に出されてもおかしくはない十分なご馳走なのだ。同じく、異国から運ばれてくる希少なスパイスをふんだんに使ったカレーライスは、この世界、この時代においては存在しえないほど贅沢な食べ物である。
「エリザベートがどうしてもいやならば昼食会や晩餐会のメニューにしないが、私はできればエリザベートがレシピを見つけた料理を広めたいのです」
エクムント様がそこまで言うのならば仕方がない。
わたくしは覚悟を決めた。
「昼食会にカレーライスと蟹クリームコロッケを出します」
この国でお米と言えば野菜のようにして食べられているので、カレーライスはシチューのサラダ添えみたいな感じになるのだろう。蟹クリームコロッケはポジションとしては魚料理に当たるのだろうか。
「昼食会のオードブルは海鮮サラダにして、まだ暑さが残るので冷製スープをお出しして、メインの魚料理を蟹クリームコロッケ、肉料理をカレーライスにしたいと思います」
「辺境伯領でしか食べられない料理をお出しするのがお客様も喜ばれるでしょうね」
エクムント様も納得してくださったので、わたくしはその方向で調整して、晩餐会のメニューはもっと豪華なものを考えていた。
メニューも決まって、着るドレスも決まると、後は客室の点検である。辺境伯家の女主人として、埃一つ落ちていないような清潔な客室をお客様に提供できなければいけない。
「客室は一室一室、わたくしが点検します。侍女長もそのように心構えをして掃除をさせるように」
「心得ました、奥様」
「奥様、旦那様、料理長から相談が入っております。当日、蟹が手に入るとも限らないので、近い日にちで手に入った蟹を海水で飼って、当日に出せるようにしてよいかと聞かれております」
「それで構わないと伝えてくれ」
侍女長にはわたくしが命じて、執事にはエクムント様が返事をする。
辺境伯家の主人はわたくし、エリザベート・ディッペルとエクムント・ヒンケルなのだ。全ての使用人たちを従わせ、隅々まで教育を行き届かせなければいけない。
エクムント様と甘い時間を過ごすだけがわたくしが嫁いできた意味ではなかった。
けれど、打ち合わせが終わるとエクムント様は屋根のある東屋でお茶をしてくださった。
小さな一口サイズのサンドイッチとスコーンとキッシュが用意されたテーブルに、エクムント様に膝の上に抱かれるようにして椅子に座っていると、女主人の威厳も何もあったものではないが、侍女長も執事もこの場にはいないのでいいことにする。
エクムント様はミルクティーを一口飲んだわたくしの唇をついばむように口付けをした。
「ミルクと紅茶の甘い匂いがします」
「エクムント様……」
「今日は苺のフレーバーティーなのですね」
「そうです。お誕生日のお茶会のときに出そうと、苺のフレーバーティーを多めに仕入れさせました」
恥ずかしいけれど、エクムント様が女主人としての仕事を頑張るわたくしをご褒美のように甘やかしてくれるのが嬉しくてたまらない。
膝の上に抱き上げられていると、ふわふわと心地よくて幸せな気分になる。
「エリザベート、今度の誕生日のお祝いで、何か言われても気にしないように」
「はい。わたくし、何か至らないことがありますか?」
「いいえ、エリザベートは完璧です。ただ、至らない連中が、夫婦のことに口出ししてくることがあるのです」
言葉を濁しているが、それでエクムント様が何を言いたいのか理解できた。
「お子様はまだですか?」とか、「男の子と女の子、どちらが欲しいですか?」とか、夫婦の問題でもあり、自分たちでは決められないことをわざわざ聞いてくる下世話な連中がいないとも限らないのだ。
特に今年はノエル殿下にお子様が生まれている。
ノエル殿下は結婚してから妊娠までが早かった。
いつ妊娠するかとか、子どもを授かるのかとか、そういうことはわたくしもエクムント様も決められない。決められないことについて問いかけられても困ってしまうし、子どもが生まれなければ養子をもらえばいいとカサンドラ様も言ってくださっていたので、わたくしは子どもを急ぐ気もなかった。
「エリザベートは辺境伯家の女主人としても、辺境伯領の共同統治者としても、軍の副司令官としても、とても優秀です。エリザベートが私と結婚してくれて本当によかったと私は思っています。エリザベートは誰に何を言われても気にせずに堂々としていればいいのです」
「はい、分かりました」
「何より、エリザベートには望まれることが多すぎます。それを全てこなしていたら、エリザベートが病んでしまうのではないかと私は心配なのです」
抱き寄せられてつむじにキスをされてわたくしは考える。
辺境伯家の女主人としての仕事はエクムント様も手伝ってくださっているし、辺境伯領の共同統治者としての仕事はエクムント様が中心となってしていて、わたくしはまだ学びつつ補佐の段階でしかない。軍の副司令官としての仕事は、まだ十分に果たせていない気もするし、その間を縫ってカサンドラ様から軍のことを学んでいる最中なのだ。
やることは多いが、エクムント様の助力があるのでやり遂げられないほどではない。
それでも、全部を完璧にやれと言われれば、まだまだ難しいところがあるだろう。
エクムント様の助けが必要なのだ。
「エクムント様はわたくしをいつも助けてくださいます。エクムント様と一緒ならば、どんな山でも越えられると思うのです」
「エリザベート、私でよければどれだけでも力になります。いいえ、むしろエリザベートが私を助けてくれているのです」
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