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三章 甥の誕生と六年目まで
17.俊宇のお泊り
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夏が来て俊宇が三歳になった。
三歳の誕生日に俊宇は龍王とヨシュアにおねだりをしてきた。
「わたち、おじーえとねんねちたい」
子どもと碌に触れ合ったことのない龍王にとっては驚きの展開で、龍王はヨシュアの方を見た。
「わたしと俊宇が一緒に寝るのですか?」
「星宇は俊宇殿下の伯父上ですからね」
「おじーえと、おじーえと、ねんね!」
「わたしもですか?」
龍王だけだと思っていた様子のヨシュアは俊宇に膝を曲げて問いかける。
「あい。おじーえと、おじーえ、ふーふ。ちちーえとははーえ、ふーふ。いっちょねんねつる」
梓晴と浩然が夫婦であるように、龍王とヨシュアも夫夫であるので一緒に寝るのが正しいのだと主張する俊宇にヨシュアが龍王の方を見てくる。
一人で俊宇を預かれる気はしていなかったが、ヨシュアと一緒に俊宇と眠るというのも少し複雑な龍王だった。
「ヨシュアはわたしの伴侶で、俊宇と寝るのは……」
「わたしは構いませんよ。星宇が俊宇殿下を青陵殿にお招きすることを許してくださったら」
「青陵殿には招くことはできない。前例を作ってはならないと思うのです」
抵抗する龍王に、梓晴が助け舟を出す。
「青陵殿に招くのがお嫌なら、赤栄殿にお二人で泊ればよろしいではないですか。赤栄殿は王族の暮らす宮殿。兄上と義兄上が泊ってもおかしくはありませんわ」
その通りなのだが、そうなると俊宇と寝なければいけなくなる。
ヨシュアと龍王で俊宇を挟んで健全に眠るのだから何も問題はないはずなのだが、龍王は子どもの何をするのか分からないところが少し怖いという感情があった。春の旅行から帰ってきたときに俊宇を青陵殿の厩舎と庭に招いたが、そのときにはとてもいい子だった。俊宇は大人しい子なのかもしれないが、それはあのときだけだったかもしれない。
大暴れされたら龍王はどうすればいいのか分からなくなってしまう。
「星宇、いいではありませんか」
「ヨシュアは慣れているからいいのかもしれませんが、わたしは慣れていないので少し怖いです」
「大丈夫ですよ。寝返りで潰してしまうようなこともないでしょう」
小さいけれど龍族である俊宇を寝返りで潰すことはない。分かっていても龍王は子どもをどう扱っていいかよく分からず困ってしまっていた。
俊宇三歳の誕生日には宴が開かれた。
宴の途中で眠くなってしまった俊宇が両親に抱かれて下がるのを許し、その日はヨシュアと青陵殿で休んだのだが、翌日の夜に、梓晴と浩然と俊宇と夕餉を食べているときには俊宇のお泊りが決定事項になっていた。
「おじーえ、よろちくおねがいちまつ!」
「俊宇もとても楽しみにしていました」
「どうか、よろしくお願いします」
俊宇にも梓晴にも浩然にも言われて、龍王は断ることができなくなってしまった。
青陵殿でヨシュアと一緒に湯あみしてから、赤栄殿に行くことになっていた。
赤栄殿の湯殿は龍王もヨシュアも落ち着いて使えない。ヨシュアの秘密に関しては梓晴と浩然には伝えてあるが、他のものは知らないのだ。子睿と麗夏ですら教えていない。
子睿と麗夏に関しては、結婚後には伝えなければいけないと思っているのだが、ヨシュアがどのように切り出すかはヨシュアに任せている。
洗い場で体を洗って、髪をヨシュアに洗ってもらって、湯船に入るとヨシュアが薄翅を広げていた。光で構成された薄翅は美しくヨシュアの鍛え上げられた背中を透けさせている。
手を伸ばして触れると、ヨシュアが振り向いて微笑む。
「こうして星宇と一緒に湯殿にいるときが一番心休まる」
「わたしもヨシュアと湯あみするのが好きです」
「全身の力が抜けるというか、落ち着けるというか」
ヨシュアにとって自分と二人きりの時間がそんな風に感じられるものであることを龍王は喜んでいた。
湯殿で口付けだけ交わし、なんとか我慢して赤栄殿に向かうと、湯あみを終えた俊宇がお気に入りのぬいぐるみを抱いて梓晴と浩然と一緒に待っていた。龍王とヨシュアの顔を見ると、梓晴と浩然に手を振って駆けてくる。
「ちちーえ、ははーえ、おやしゅみなたい」
「お休み、俊宇」
「眠れなかったらお部屋に戻ってきてもいいのですよ」
「おじーえとねんねつるの!」
固い決意をしている俊宇に文句を言えるわけもなく、龍王とヨシュアは俊宇を連れて用意された部屋に入る。
大きな寝台のある部屋には、警護の兵士が当然のようにいた。
「警護は部屋の外でしてくれ。おれがいるから龍王陛下と俊宇殿下は守れる」
「よろしいのですか?」
「よい。下がれ」
ヨシュアの言葉に警護の兵士は龍王に許可を取ってくるが、龍王は短く告げて下がることを命じた。
ふかふかの布団の上には沓を脱いだ俊宇が一番に上がっている。
「おじーえがこっち。おじーえはこっち」
「どっちがどっちか分かりにくいですね」
「わたしのことは星伯父上と、ヨシュアのことはヨー伯父上といいなさい」
「あい! シンおじーえがこっち。ヨーおじーえがこっち」
龍王が奥でヨシュアが手前に寝かせてもらえるようだ。
龍王とヨシュアで俊宇を挟むようにしていると、俊宇はぬいぐるみを枕元に置いて布をかけて寝かせて、龍王とヨシュアの手を小さなお手手で握ってきた。
「おはなち、きかてて」
「何のお話がいいですか?」
「ラバンおーこくのおはなち」
ヨシュアに眠るまで話を強請る俊宇に、龍王も耳を澄ます。
「ラバン王国は元々妖精の国でした。妖精たちは非常に子どもができにくかったので、妖精の森に入ってくる人間と結ばれるようになりました。そうして生まれたのが大陸中の魔術師です」
「ようせー……ヨーおじーえ、ようせー?」
「それは今のところは内緒です。俊宇殿下がもっと大きくなったらお伝えします」
「ヨーおじーえのおみみ、とがってる?」
「そのように見えますか?」
「えほんでよんだ、ようせーみたい」
ヨシュアの耳に触れて目を輝かせている俊宇にヨシュアが本当のことを告げるのはもう少し後のことになるかもしれない。まだ俊宇は秘密というものを守れず、誰にでも話してしまう素直さがあるに違いないのだから。
「ヨーおじーえ、まじゅちゅち」
「わたしは魔術師ですよ」
「まじゅちゅ、みてて」
「それでは、少しだけ」
お願いされてヨシュアが手の平を上にして見せると、そこに光の玉ができていた。光の玉はふわふわと浮いて寝台の天幕の近くまで飛んでいく。燭で照らされていた寝台の上がぱっと明るくなった。
「すごいすごい!」
手を叩いて喜んでいる俊宇に、ヨシュアは光の玉を降ろしてきて枕元に置く。光の玉に触れながら、俊宇は目を輝かせていたが、やがて大きな欠伸をして布団に横になった。光の玉を消してヨシュアも横になる。
「ヨーおじーえ、シンおじーえ、だいすち」
小さく呟いて俊宇は眠りに落ちて行った。
夜中に厠で起こされたが、龍王はもう俊宇のことをそれほど怖いとは思っていなかった。
むしろ可愛さが勝っている。
小さな子どもがこんなに可愛いと思えるなんて考えてもみなかった。
夜は厠とおもらしで二回起きた俊宇だったが、厠に連れて行き、着替えさせてやったらまたぐっすりと眠っていた。ヨシュアも龍王もその手の温かさに誘われるようにして眠りに落ちた。
翌朝、俊宇より先に起きた龍王とヨシュアは簡易だが寝台の上で祈りを捧げた。水の加護が国土全体に行き渡るように。
俊宇が手を繋いでいたので動けなかったともいうのだが。
朝餉の時刻にはすっきり起きて来た俊宇の身支度を整えてやり、厠や洗面も済ませたヨシュアが、俊宇を膝に座らせる。
「ヨシュア、後でわたしも座らせてくださいね」
さすがにヨシュアの膝は自分のものだと主張できなかったが、後で膝に乗せてもらう約束はした。
朝餉を食べ終えるころには梓晴と浩然が俊宇を迎えに来ていた。
「夜泣きしたりしませんでしたか?」
「お手数をおかけしませんでしたか?」
「とてもいい子でしたよ」
「わたしも俊宇のことが可愛いと思えるようになってきた」
ヨシュアも龍王も素直に答えると、梓晴も浩然も安堵した様子だった。
三歳の誕生日に俊宇は龍王とヨシュアにおねだりをしてきた。
「わたち、おじーえとねんねちたい」
子どもと碌に触れ合ったことのない龍王にとっては驚きの展開で、龍王はヨシュアの方を見た。
「わたしと俊宇が一緒に寝るのですか?」
「星宇は俊宇殿下の伯父上ですからね」
「おじーえと、おじーえと、ねんね!」
「わたしもですか?」
龍王だけだと思っていた様子のヨシュアは俊宇に膝を曲げて問いかける。
「あい。おじーえと、おじーえ、ふーふ。ちちーえとははーえ、ふーふ。いっちょねんねつる」
梓晴と浩然が夫婦であるように、龍王とヨシュアも夫夫であるので一緒に寝るのが正しいのだと主張する俊宇にヨシュアが龍王の方を見てくる。
一人で俊宇を預かれる気はしていなかったが、ヨシュアと一緒に俊宇と眠るというのも少し複雑な龍王だった。
「ヨシュアはわたしの伴侶で、俊宇と寝るのは……」
「わたしは構いませんよ。星宇が俊宇殿下を青陵殿にお招きすることを許してくださったら」
「青陵殿には招くことはできない。前例を作ってはならないと思うのです」
抵抗する龍王に、梓晴が助け舟を出す。
「青陵殿に招くのがお嫌なら、赤栄殿にお二人で泊ればよろしいではないですか。赤栄殿は王族の暮らす宮殿。兄上と義兄上が泊ってもおかしくはありませんわ」
その通りなのだが、そうなると俊宇と寝なければいけなくなる。
ヨシュアと龍王で俊宇を挟んで健全に眠るのだから何も問題はないはずなのだが、龍王は子どもの何をするのか分からないところが少し怖いという感情があった。春の旅行から帰ってきたときに俊宇を青陵殿の厩舎と庭に招いたが、そのときにはとてもいい子だった。俊宇は大人しい子なのかもしれないが、それはあのときだけだったかもしれない。
大暴れされたら龍王はどうすればいいのか分からなくなってしまう。
「星宇、いいではありませんか」
「ヨシュアは慣れているからいいのかもしれませんが、わたしは慣れていないので少し怖いです」
「大丈夫ですよ。寝返りで潰してしまうようなこともないでしょう」
小さいけれど龍族である俊宇を寝返りで潰すことはない。分かっていても龍王は子どもをどう扱っていいかよく分からず困ってしまっていた。
俊宇三歳の誕生日には宴が開かれた。
宴の途中で眠くなってしまった俊宇が両親に抱かれて下がるのを許し、その日はヨシュアと青陵殿で休んだのだが、翌日の夜に、梓晴と浩然と俊宇と夕餉を食べているときには俊宇のお泊りが決定事項になっていた。
「おじーえ、よろちくおねがいちまつ!」
「俊宇もとても楽しみにしていました」
「どうか、よろしくお願いします」
俊宇にも梓晴にも浩然にも言われて、龍王は断ることができなくなってしまった。
青陵殿でヨシュアと一緒に湯あみしてから、赤栄殿に行くことになっていた。
赤栄殿の湯殿は龍王もヨシュアも落ち着いて使えない。ヨシュアの秘密に関しては梓晴と浩然には伝えてあるが、他のものは知らないのだ。子睿と麗夏ですら教えていない。
子睿と麗夏に関しては、結婚後には伝えなければいけないと思っているのだが、ヨシュアがどのように切り出すかはヨシュアに任せている。
洗い場で体を洗って、髪をヨシュアに洗ってもらって、湯船に入るとヨシュアが薄翅を広げていた。光で構成された薄翅は美しくヨシュアの鍛え上げられた背中を透けさせている。
手を伸ばして触れると、ヨシュアが振り向いて微笑む。
「こうして星宇と一緒に湯殿にいるときが一番心休まる」
「わたしもヨシュアと湯あみするのが好きです」
「全身の力が抜けるというか、落ち着けるというか」
ヨシュアにとって自分と二人きりの時間がそんな風に感じられるものであることを龍王は喜んでいた。
湯殿で口付けだけ交わし、なんとか我慢して赤栄殿に向かうと、湯あみを終えた俊宇がお気に入りのぬいぐるみを抱いて梓晴と浩然と一緒に待っていた。龍王とヨシュアの顔を見ると、梓晴と浩然に手を振って駆けてくる。
「ちちーえ、ははーえ、おやしゅみなたい」
「お休み、俊宇」
「眠れなかったらお部屋に戻ってきてもいいのですよ」
「おじーえとねんねつるの!」
固い決意をしている俊宇に文句を言えるわけもなく、龍王とヨシュアは俊宇を連れて用意された部屋に入る。
大きな寝台のある部屋には、警護の兵士が当然のようにいた。
「警護は部屋の外でしてくれ。おれがいるから龍王陛下と俊宇殿下は守れる」
「よろしいのですか?」
「よい。下がれ」
ヨシュアの言葉に警護の兵士は龍王に許可を取ってくるが、龍王は短く告げて下がることを命じた。
ふかふかの布団の上には沓を脱いだ俊宇が一番に上がっている。
「おじーえがこっち。おじーえはこっち」
「どっちがどっちか分かりにくいですね」
「わたしのことは星伯父上と、ヨシュアのことはヨー伯父上といいなさい」
「あい! シンおじーえがこっち。ヨーおじーえがこっち」
龍王が奥でヨシュアが手前に寝かせてもらえるようだ。
龍王とヨシュアで俊宇を挟むようにしていると、俊宇はぬいぐるみを枕元に置いて布をかけて寝かせて、龍王とヨシュアの手を小さなお手手で握ってきた。
「おはなち、きかてて」
「何のお話がいいですか?」
「ラバンおーこくのおはなち」
ヨシュアに眠るまで話を強請る俊宇に、龍王も耳を澄ます。
「ラバン王国は元々妖精の国でした。妖精たちは非常に子どもができにくかったので、妖精の森に入ってくる人間と結ばれるようになりました。そうして生まれたのが大陸中の魔術師です」
「ようせー……ヨーおじーえ、ようせー?」
「それは今のところは内緒です。俊宇殿下がもっと大きくなったらお伝えします」
「ヨーおじーえのおみみ、とがってる?」
「そのように見えますか?」
「えほんでよんだ、ようせーみたい」
ヨシュアの耳に触れて目を輝かせている俊宇にヨシュアが本当のことを告げるのはもう少し後のことになるかもしれない。まだ俊宇は秘密というものを守れず、誰にでも話してしまう素直さがあるに違いないのだから。
「ヨーおじーえ、まじゅちゅち」
「わたしは魔術師ですよ」
「まじゅちゅ、みてて」
「それでは、少しだけ」
お願いされてヨシュアが手の平を上にして見せると、そこに光の玉ができていた。光の玉はふわふわと浮いて寝台の天幕の近くまで飛んでいく。燭で照らされていた寝台の上がぱっと明るくなった。
「すごいすごい!」
手を叩いて喜んでいる俊宇に、ヨシュアは光の玉を降ろしてきて枕元に置く。光の玉に触れながら、俊宇は目を輝かせていたが、やがて大きな欠伸をして布団に横になった。光の玉を消してヨシュアも横になる。
「ヨーおじーえ、シンおじーえ、だいすち」
小さく呟いて俊宇は眠りに落ちて行った。
夜中に厠で起こされたが、龍王はもう俊宇のことをそれほど怖いとは思っていなかった。
むしろ可愛さが勝っている。
小さな子どもがこんなに可愛いと思えるなんて考えてもみなかった。
夜は厠とおもらしで二回起きた俊宇だったが、厠に連れて行き、着替えさせてやったらまたぐっすりと眠っていた。ヨシュアも龍王もその手の温かさに誘われるようにして眠りに落ちた。
翌朝、俊宇より先に起きた龍王とヨシュアは簡易だが寝台の上で祈りを捧げた。水の加護が国土全体に行き渡るように。
俊宇が手を繋いでいたので動けなかったともいうのだが。
朝餉の時刻にはすっきり起きて来た俊宇の身支度を整えてやり、厠や洗面も済ませたヨシュアが、俊宇を膝に座らせる。
「ヨシュア、後でわたしも座らせてくださいね」
さすがにヨシュアの膝は自分のものだと主張できなかったが、後で膝に乗せてもらう約束はした。
朝餉を食べ終えるころには梓晴と浩然が俊宇を迎えに来ていた。
「夜泣きしたりしませんでしたか?」
「お手数をおかけしませんでしたか?」
「とてもいい子でしたよ」
「わたしも俊宇のことが可愛いと思えるようになってきた」
ヨシュアも龍王も素直に答えると、梓晴も浩然も安堵した様子だった。
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