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本編
28.楽しい観光
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翌日も滝川さんはホテルの前まで迎えに来てくれていた。
朝ご飯はコンビニで買ったおにぎりとインスタントの春雨スープを食べて、準備万端の私は滝川さんと合流する。
「朝ご飯、ちゃんと食べましたか?」
「ばっちりですよ!」
答えると滝川さんは般若心境の書かれたリュックサックの中から、チケットを二枚取り出す。
アルフォンス・ミュシャ展のチケットだった。
「錦市場に行く前に、行きませんか?」
「私がミュシャ好きだって覚えててくださったんですね」
「私も好きですからね」
電車で美術館のある駅まで行って、美術館まで少しだけ歩く。
歩きながら私はスラブ展の話をしていた。
「姉と二人でミュシャのスラブ展を見に行くためだけに東京に行ったんですけど、素晴らしかったですよ」
「ミュシャの絵は素晴らしいですからね」
美術館について、滝川さんのチケットで中に入る。
料金を支払おうとしたら、滝川さんは「貰いものだから気にしないで」と笑っていた。
ミュシャが描いたポスターがたくさん飾られている美術館の中に入る。
特にサラ・ベルナールのポスターが多かった。
「これって、今でいえば劇団のポスターなわけですよね」
「これを見て、『推しが美しい』とか、『眩しい』とか言って、観に行っていたひと、いたんでしょうね」
当時も今も、推しは尊いもの。
私と滝川さんの意見は一致していた。
十二星座を描いたポスターの前で私と滝川さんが立ち止まる。
十二の星座の絵が美しい女性の周囲に描かれているのだが、蟹座だけが異色を放っていた。
「これ、ザリガニでは?」
「いいとこ、海老ですよね」
「蟹じゃない」
「絶対に蟹じゃない」
私と滝川さんの意見は一致していた。
ミュシャ展をゆっくりたっぷり楽しんでから、お土産物ショップでポストカードや一筆箋を手に取る。
ポストカードの中に十二星座の絵がなかったのを、滝川さんは残念がっていた。
「あのザリガニを持って帰りたかったです」
「一周回って気に入ってません?」
「Tシャツにしたいくらい気に入ってます」
そういえば滝川さんのTシャツはいつも不思議なものを着ている。
今日のTシャツには「怠惰」とでかでかと書かれていて、「働きたくないで御座る」と読み仮名が振られていた。
「そのTシャツ……」
「気付いてくれましたか? 七つの大罪シリーズなんです。貪食、淫蕩、強欲、悲嘆、怒り、怠惰、虚栄心、傲慢があるんですよー!」
「は、はぁ?」
「まだ全部は揃えられてないんですけど、揃えようと思っていて」
熱く語る滝川さんに私は聞いてみる。
「どこで売ってるんですか?」
「うちの近くにアーティストさんのショップがあって、そこで売っているんです。貪食とか、『食い放題で御座る』なんですよ!」
よく分からないけれど、滝川さんが楽しそうなのでいいことにする。
美術館からは錦市場まで歩いて行ける距離だった。
足を鈍らせている私にはちょっときつかったが、話しながら歩いて行くとすぐだった。
「千早さん、お漬物が好きって言ってたでしょう。お漬物のイートインできるお店があるんですよ」
「え! 行きたいです」
滝川さんが連れて来てくれたのは、お漬物とご飯を食べられるお店だった。
白ご飯か麦飯を選んで、お漬物を数種類選んで、お茶と一緒にいただくスタイルだ。
パンデミックのせいで席は少なかったけれど、私と滝川さんは座ることができた。
「お漬物五種類セットください。白米で」
「私もそれで」
滝川さんと同じものを頼んで、ワクワクしながら待っていると、小皿に盛られたお漬物とご飯が運ばれて来る。
お茶は急須でお盆に乗っていた。
「よろしければ、お茶漬けにしてお召し上がりください」
お茶漬けという単語に私は滝川さんの方を見る。滝川さんは気にせずに「はい」と店員さんに答えていた。
「お茶漬けってアレじゃないですか? ぶぶ漬け食べますか? っていう……」
「お店ではそういうことは言いませんよ。こっちでもそういうことを言うひとはもうほとんどいません」
「ほとんどってことは、少しはいるの!?」
ぶぶ漬け召し上がりますか?
それは恐ろしい言葉だった。
遠回しな表現を好むこの地方において、邪魔な客を「さっさと帰れ」という意味で、それを知らずにぶぶ漬けを食べてしまうと、「嫌味も分からない客」と蔑まれるという。
そんな恐ろしい噂を聞いていたので、私は警戒してしまったが、滝川さんが大丈夫というのならば大丈夫なのだろう。
お漬物とご飯を食べて、最後はお漬物をご飯の上に乗せて、お茶をかけてお茶漬けにしてさらさらと食べた。
お茶もただのお茶ではなく、お出汁が入っていてとても美味しい。
「美味しかったですね」
「千早さんが気に入ってくれて良かったです」
お会計をして店から出ると、平日の昼間なのに賑わっている市場の中に入っていく。
市場では私は目を引くものが多くて大変だった。
「ちりめん山椒、美味しそう……。あ、お漬物! こっちは出汁巻き卵だ。七味唐辛子も買って行かなきゃ」
「千早さん、辛いの平気でしたっけ?」
「兄が好きなんですよ。いつもお世話になっているから、お土産くらい買わなきゃいけないですよね」
大量に買い込んで、般若心境を書いたトートバッグがパンパンになってしまった。
錦市場の奥には錦天満宮という神社がある。
滝川さんと私はそこにお参りすることにした。
神社の入口の高くなっている場所を跨ごうとすると、滝川さんが靴を引っかけてこけそうになる。
素早く猫さんが巨大化して、後ろ足で立って、前足を滝川さんのお腹辺りに押し当てて支えてくれた。
「危なかった」
「今、猫さんが助けてくれました」
「ありがとう、猫さん」
お礼を言う滝川さんに、私はぽつりと呟く。
「鶏さんがいないせいで、運気が下がっているのかもしれませんね」
「仕方ないですよ。転ぶくらいは平気です」
それよりも十歳の子どもが両親の元に行けない方が問題だと言い切る滝川さんは筋が通っている。
私も頷きながら、錦天満宮にお参りをした。
買い物も終えて、私と滝川さんはコーヒーショップに入っていた。
由緒正しい、海外の有名人も来た歴史あるコーヒーショップということで、ソファも座り心地がいいし、長居してしまいそうだ。
これまで滝川さんに話せなかったことも、今なら話せる気がする。
「私、ブラックな職場を辞めてから、一年間兄のところで住み込みのベビーシッターをして、それから、午前中だけの仕事で保育園に就職したんですよね」
家から少し遠い保育園だったが、大学の後輩が就職していて、ホワイトな場所だと分かっていたので、そこに決めたのだ。
それでも、私の体と心は完全に蝕まれていた。
「仕事は苦しくないのに、どうしても出勤できない日があったり、電車に乗って出勤しようとする途中で、何度も線路に飛び込もうと考えていました」
そんな精神状態の中で交流小説を書き始めて、出会った人々との交流に溺れて行った私にある日、父が声をかけて来た。
「『お前は、生きていて幸せだと思うことがあるか?』って聞かれたんです」
生きていて幸せだと思うことがないのならば、あるようにすればいい。
仕事がつらいのならば、本当にしたいことを探せばいい。
「父に背を押されて、私は職場を辞めて、アクセサリー作りに専念するようになったんです」
「いいお父様なんですね」
「すごく干渉してくる方じゃないけど、いざというときは頼れる父です」
私が答えると、滝川さんは微笑んでそれを聞いていてくれた。
コーヒーショップから出ると、滝川さんは私をホテルまで送ってくれた。
もう少しだけお話ししたかったけれど、明日は観劇の日だ。
何より、この三日間、滝川さんは他の予定をキャンセルして、私にずっと付き合ってくれた。
「ミュシャ展まで見られてすごく楽しかったです」
「鶏さんの騒動が二日かかるかもしれないので、伝えてなかったんですけど、チケットは前からもらってたんですよね」
「ありがとうございました」
「こちらこそ、ありがとうございました」
頭を下げ合って、二人で顔を見合わせる。
「明日が本番ですよ!」
「ですよね! 推しの観劇!」
「楽しみましょうね!」
「存分に生の推しと同じ空気を吸って来ましょう」
お互いに拳を握って見せ合って、私と滝川さんは別れた。
ホテルの部屋に戻ると、猫さんがベッドの上に丸くなっている。
「猫さん、今日もありがとう」
お礼を言えば、猫さんは『なぅん』と鳴いて答えてくれたようだった。
朝ご飯はコンビニで買ったおにぎりとインスタントの春雨スープを食べて、準備万端の私は滝川さんと合流する。
「朝ご飯、ちゃんと食べましたか?」
「ばっちりですよ!」
答えると滝川さんは般若心境の書かれたリュックサックの中から、チケットを二枚取り出す。
アルフォンス・ミュシャ展のチケットだった。
「錦市場に行く前に、行きませんか?」
「私がミュシャ好きだって覚えててくださったんですね」
「私も好きですからね」
電車で美術館のある駅まで行って、美術館まで少しだけ歩く。
歩きながら私はスラブ展の話をしていた。
「姉と二人でミュシャのスラブ展を見に行くためだけに東京に行ったんですけど、素晴らしかったですよ」
「ミュシャの絵は素晴らしいですからね」
美術館について、滝川さんのチケットで中に入る。
料金を支払おうとしたら、滝川さんは「貰いものだから気にしないで」と笑っていた。
ミュシャが描いたポスターがたくさん飾られている美術館の中に入る。
特にサラ・ベルナールのポスターが多かった。
「これって、今でいえば劇団のポスターなわけですよね」
「これを見て、『推しが美しい』とか、『眩しい』とか言って、観に行っていたひと、いたんでしょうね」
当時も今も、推しは尊いもの。
私と滝川さんの意見は一致していた。
十二星座を描いたポスターの前で私と滝川さんが立ち止まる。
十二の星座の絵が美しい女性の周囲に描かれているのだが、蟹座だけが異色を放っていた。
「これ、ザリガニでは?」
「いいとこ、海老ですよね」
「蟹じゃない」
「絶対に蟹じゃない」
私と滝川さんの意見は一致していた。
ミュシャ展をゆっくりたっぷり楽しんでから、お土産物ショップでポストカードや一筆箋を手に取る。
ポストカードの中に十二星座の絵がなかったのを、滝川さんは残念がっていた。
「あのザリガニを持って帰りたかったです」
「一周回って気に入ってません?」
「Tシャツにしたいくらい気に入ってます」
そういえば滝川さんのTシャツはいつも不思議なものを着ている。
今日のTシャツには「怠惰」とでかでかと書かれていて、「働きたくないで御座る」と読み仮名が振られていた。
「そのTシャツ……」
「気付いてくれましたか? 七つの大罪シリーズなんです。貪食、淫蕩、強欲、悲嘆、怒り、怠惰、虚栄心、傲慢があるんですよー!」
「は、はぁ?」
「まだ全部は揃えられてないんですけど、揃えようと思っていて」
熱く語る滝川さんに私は聞いてみる。
「どこで売ってるんですか?」
「うちの近くにアーティストさんのショップがあって、そこで売っているんです。貪食とか、『食い放題で御座る』なんですよ!」
よく分からないけれど、滝川さんが楽しそうなのでいいことにする。
美術館からは錦市場まで歩いて行ける距離だった。
足を鈍らせている私にはちょっときつかったが、話しながら歩いて行くとすぐだった。
「千早さん、お漬物が好きって言ってたでしょう。お漬物のイートインできるお店があるんですよ」
「え! 行きたいです」
滝川さんが連れて来てくれたのは、お漬物とご飯を食べられるお店だった。
白ご飯か麦飯を選んで、お漬物を数種類選んで、お茶と一緒にいただくスタイルだ。
パンデミックのせいで席は少なかったけれど、私と滝川さんは座ることができた。
「お漬物五種類セットください。白米で」
「私もそれで」
滝川さんと同じものを頼んで、ワクワクしながら待っていると、小皿に盛られたお漬物とご飯が運ばれて来る。
お茶は急須でお盆に乗っていた。
「よろしければ、お茶漬けにしてお召し上がりください」
お茶漬けという単語に私は滝川さんの方を見る。滝川さんは気にせずに「はい」と店員さんに答えていた。
「お茶漬けってアレじゃないですか? ぶぶ漬け食べますか? っていう……」
「お店ではそういうことは言いませんよ。こっちでもそういうことを言うひとはもうほとんどいません」
「ほとんどってことは、少しはいるの!?」
ぶぶ漬け召し上がりますか?
それは恐ろしい言葉だった。
遠回しな表現を好むこの地方において、邪魔な客を「さっさと帰れ」という意味で、それを知らずにぶぶ漬けを食べてしまうと、「嫌味も分からない客」と蔑まれるという。
そんな恐ろしい噂を聞いていたので、私は警戒してしまったが、滝川さんが大丈夫というのならば大丈夫なのだろう。
お漬物とご飯を食べて、最後はお漬物をご飯の上に乗せて、お茶をかけてお茶漬けにしてさらさらと食べた。
お茶もただのお茶ではなく、お出汁が入っていてとても美味しい。
「美味しかったですね」
「千早さんが気に入ってくれて良かったです」
お会計をして店から出ると、平日の昼間なのに賑わっている市場の中に入っていく。
市場では私は目を引くものが多くて大変だった。
「ちりめん山椒、美味しそう……。あ、お漬物! こっちは出汁巻き卵だ。七味唐辛子も買って行かなきゃ」
「千早さん、辛いの平気でしたっけ?」
「兄が好きなんですよ。いつもお世話になっているから、お土産くらい買わなきゃいけないですよね」
大量に買い込んで、般若心境を書いたトートバッグがパンパンになってしまった。
錦市場の奥には錦天満宮という神社がある。
滝川さんと私はそこにお参りすることにした。
神社の入口の高くなっている場所を跨ごうとすると、滝川さんが靴を引っかけてこけそうになる。
素早く猫さんが巨大化して、後ろ足で立って、前足を滝川さんのお腹辺りに押し当てて支えてくれた。
「危なかった」
「今、猫さんが助けてくれました」
「ありがとう、猫さん」
お礼を言う滝川さんに、私はぽつりと呟く。
「鶏さんがいないせいで、運気が下がっているのかもしれませんね」
「仕方ないですよ。転ぶくらいは平気です」
それよりも十歳の子どもが両親の元に行けない方が問題だと言い切る滝川さんは筋が通っている。
私も頷きながら、錦天満宮にお参りをした。
買い物も終えて、私と滝川さんはコーヒーショップに入っていた。
由緒正しい、海外の有名人も来た歴史あるコーヒーショップということで、ソファも座り心地がいいし、長居してしまいそうだ。
これまで滝川さんに話せなかったことも、今なら話せる気がする。
「私、ブラックな職場を辞めてから、一年間兄のところで住み込みのベビーシッターをして、それから、午前中だけの仕事で保育園に就職したんですよね」
家から少し遠い保育園だったが、大学の後輩が就職していて、ホワイトな場所だと分かっていたので、そこに決めたのだ。
それでも、私の体と心は完全に蝕まれていた。
「仕事は苦しくないのに、どうしても出勤できない日があったり、電車に乗って出勤しようとする途中で、何度も線路に飛び込もうと考えていました」
そんな精神状態の中で交流小説を書き始めて、出会った人々との交流に溺れて行った私にある日、父が声をかけて来た。
「『お前は、生きていて幸せだと思うことがあるか?』って聞かれたんです」
生きていて幸せだと思うことがないのならば、あるようにすればいい。
仕事がつらいのならば、本当にしたいことを探せばいい。
「父に背を押されて、私は職場を辞めて、アクセサリー作りに専念するようになったんです」
「いいお父様なんですね」
「すごく干渉してくる方じゃないけど、いざというときは頼れる父です」
私が答えると、滝川さんは微笑んでそれを聞いていてくれた。
コーヒーショップから出ると、滝川さんは私をホテルまで送ってくれた。
もう少しだけお話ししたかったけれど、明日は観劇の日だ。
何より、この三日間、滝川さんは他の予定をキャンセルして、私にずっと付き合ってくれた。
「ミュシャ展まで見られてすごく楽しかったです」
「鶏さんの騒動が二日かかるかもしれないので、伝えてなかったんですけど、チケットは前からもらってたんですよね」
「ありがとうございました」
「こちらこそ、ありがとうございました」
頭を下げ合って、二人で顔を見合わせる。
「明日が本番ですよ!」
「ですよね! 推しの観劇!」
「楽しみましょうね!」
「存分に生の推しと同じ空気を吸って来ましょう」
お互いに拳を握って見せ合って、私と滝川さんは別れた。
ホテルの部屋に戻ると、猫さんがベッドの上に丸くなっている。
「猫さん、今日もありがとう」
お礼を言えば、猫さんは『なぅん』と鳴いて答えてくれたようだった。
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