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魔女(男)とこねこ(虎)たん
4.アデーラの秘密
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アデーラは男性としての機能がない。魔女の一族として生まれた時点でそうであろうと予測はされていたが、アデーラがはっきりとそれを知ったのは、年頃になってからだった。
女性ばかりの一族なので、アデーラ一人が男性だが、周囲はそんなことを気にしていなかった。同じ年くらいの女の子はアデーラの前でも服を脱いで川遊びをする。伸びやかな白い肢体に膨らんだ胸や尻。それらを見てもアデーラが欲望を抱くことはなかった。
身体は成長して身長も大きくなったのだが、年上の魔女がアデーラを家に呼んだときにそれははっきりとした。年上の魔女が誘って来ても、アデーラの中心に触れても、アデーラのそこは全く反応しなかったのだ。困り果てて逃げようとするアデーラを、ダーシャが庇ってくれて、無事に年上の魔女の家からは逃げることができたが、アデーラは自分が普通の男性ではないことははっきりと知ってしまった。
「アデーラ、あなたは本来女性として生まれるはずだったのよ」
逃げ帰って来たアデーラが落ち込んでいるのを見て、ブランカが慰めてくれる。
「魔女として覚醒することがあったら……このひとの子どもを産みたいと思う相手に出会ったら、あなたもきっと子どもを産める体になると思うわ」
男性だがアデーラは魔女なので子どもを産める体になるかもしれない。ブランカの言葉はアデーラを慰めるための方便にしか聞こえなかった。アデーラの体には女性の機能はついていないし、ダーシャや他の魔女たちのように毎月血を流すこともない。明らかに男性の身体で、ついているものもしっかりとついているのに、それが全く機能しないとなるとアデーラは自分に関しては諦めなければいけなかった。
自分は一生子どもを持つことはない。男性としての機能も持たず、それなのに女性として生まれてきたわけでもないアデーラ。
魔女としては規格外すぎるアデーラを、魔女の一族が森から追い出さないでくれているのが奇跡のようだった。アデーラは魔女の森の入口に家を建てて、仲間を守る門番のつもりで生きている。その場所が他の国からも比較的来やすく、アデーラの得意分野である縫物の仕事を受けやすい場所であったというのも幸運して、アデーラは穏やかに生活をできていた。
そのアデーラの家に飛び込んで来た可愛い猫の獣人の男の子、レオシュ。
「まっま、まんま」
「もうそんな時間かな? 美味しいベーコンをもらっているから、ミネストローネを作って、それにご飯を入れて粉チーズを振って食べようか?」
「おいちっ! たべう!」
縫物の仕事をしているとき、針を落としたりすることがあるので、最初はレオシュを別の部屋で遊ばせようとしていたが、遊びに夢中になっていてもアデーラの姿が見えなくなると大声で泣きだしてしまうので、結局アデーラはレオシュを足元で遊ばせながら仕事をしていた。
レオシュの元にはたくさんの玩具が集まって来ていた。
「アデーラ、お腹空いた」
「何で、私の家で普通に自分のご飯が出て来ると思うわけ?」
「レオシュにお土産があるんだよ。ほら、布の絵本」
「布の絵本?」
近隣の街に働きに出ているダーシャは帰るたびにレオシュにお土産を買ってきて、懐柔しようと企んでいる。素早い動きでレオシュはお土産を奪うと、口に咥えて四つん這いで走って逃げてしまう。俊敏な猫の動きに感心していると、ダーシャが悔しそうに呻く。
「お土産はもらうのに、私にありがとうもない!」
「いつも、ありがとう、ダーシャ。晩ご飯食べていくんだね」
「食べる!」
生まれた年が同じで、昔から気が合うダーシャは、アデーラが女性だったならば間違いなくパートナーになっていただろう。魔女の一族は女性同士でパートナーになって二人で暮らして、外の男からもらってきた種で産んだ子どもを育てる。
ブランカにもエリシュカという美しいパートナーがいて、アデーラはブランカとエリシュカの二人を母親として育ったようなものだった。
パートナーを持って子どもを産んでもいい年になってもダーシャがパートナーを持たず、子どもも産まないのは、アデーラをパートナーのように思っていて、それが魔女の一族で周知されているからだろう。
「ダーシャ、一緒に住む?」
「そうしたいけど、私、アデーラの息子にめちゃくちゃ嫌われてる気しかしないのよね」
「ふしゃああああああ!」
アデーラと一緒に住むことによってダーシャが子どもを産んで育てられるなら、アデーラは一緒に住むこともやぶさかではないが、アデーラが息子だと思っているレオシュがなぜかダーシャのことをものすごく嫌っている。
「虎って言うからだよ」
「だって、虎でしょ!?」
「にゃーにゃ!」
ダーシャがレオシュを虎と言い張る限り、ダーシャとレオシュが和解できる日は来ないようだった。
ダーシャがいてくれると少し安心してアデーラはキッチンに入れる。ものすごくダーシャを威嚇するが、レオシュはダーシャが一緒に遊び始めると、なんとなくつられて遊んでしまうところがあった。今回はお土産が布でできた絵本ということで、文字は全く読めないレオシュにダーシャが読んであげていると、一生懸命白い毛に黒い縞のある耳をピンと立てて聞いている。手で触って遊ぶ布の絵本は、レオシュの心を掴んだようだ。
その間にアデーラはキッチンでジャガイモと人参と玉ねぎとトマトとベーコンを細切れにして、スープでことことと煮込む。トマトとスープのいい香りがしてくると、リビングのレオシュが落ち着かなくなっているのをアデーラは感じ取る。
「まっま、おいち! おいち!」
「もう少しだからね」
対面キッチンからリビングに声をかけて、炊いたご飯を柔らかく煮えたミネストローネの中に入れて、上から粉チーズを振りかけると、粉チーズが蕩けて糸を引く。
お鍋のまま鍋敷きをテーブルに置いて、ミネストローネ雑炊を持って行けば、レオシュは幼児用の椅子によじ登って待っていた。ダーシャも手を洗って食べるのを待っている。
それぞれお椀に注いで、レオシュの分は丹念に吹き冷ましてから、アデーラがスプーンで食べさせる。とろとろに蕩けた粉チーズの混ざったミネストローネ雑炊は、トマトの味がよく出ていて美味しい。熱さにもめげず、レオシュは顔を真っ赤にしながら食べている。
「もうちょっと、塩コショウが欲しいところね」
「卓上の塩コショウで味を足して」
レオシュ用に味付けは控えめにしてあるので、ダーシャには薄すぎたようだが、卓上の塩コショウで味を調えて食べている。レオシュが食べ終えると、アデーラも急いで食べてしまって、お風呂の用意をした。
レオシュは猫なのにお風呂を嫌がらない。
それどころか、お風呂に一度入れると出るのを嫌がる。
身体と頭を洗って、バスタブにレオシュを立たせて、大急ぎでアデーラも体と髪を洗って、レオシュとバスタブに入ると、玩具のカップを渡される。
「あい!」
「ありがとう」
「ぱーい!」
「はい、かんぱーい!」
乾杯をして遊んでいるとお湯は段々ぬるくなってくるのだが、レオシュはそんなことを気にしない。ずっと遊び続けようとするレオシュがくしゃみをする。
「くちん!」
「もう出よう?」
「やーの!」
「風邪ひいちゃうよ?」
「やーのおおおおお!」
泣き出しそうなレオシュを毎回説得して何とか脱衣所に出すと、ダーシャが待っていてくれる。ダーシャにレオシュを渡して、アデーラはバスルームに戻って体を拭いている間に、レオシュとダーシャは戦争をしている。
「オムツ、はくわよ!」
「やーの!」
「服も着るわよ」
「ふしゃああああああ!」
威嚇するがレオシュは分かっているのか、一度も噛み付いたことも引っ掻いたこともなかった。獣人国の皇子は部屋をボロボロにするくらい暴れ回って手が付けられず、着替えは寝ている間にして、食べ物は部屋の中に置いて勝手に食べさせていたという話だから、レオシュは絶対に皇子ではないという確信がアデーラにはあった。
レオシュは捨てられた猫の獣人の子ども。
アデーラは信じ込んでいた。
女性ばかりの一族なので、アデーラ一人が男性だが、周囲はそんなことを気にしていなかった。同じ年くらいの女の子はアデーラの前でも服を脱いで川遊びをする。伸びやかな白い肢体に膨らんだ胸や尻。それらを見てもアデーラが欲望を抱くことはなかった。
身体は成長して身長も大きくなったのだが、年上の魔女がアデーラを家に呼んだときにそれははっきりとした。年上の魔女が誘って来ても、アデーラの中心に触れても、アデーラのそこは全く反応しなかったのだ。困り果てて逃げようとするアデーラを、ダーシャが庇ってくれて、無事に年上の魔女の家からは逃げることができたが、アデーラは自分が普通の男性ではないことははっきりと知ってしまった。
「アデーラ、あなたは本来女性として生まれるはずだったのよ」
逃げ帰って来たアデーラが落ち込んでいるのを見て、ブランカが慰めてくれる。
「魔女として覚醒することがあったら……このひとの子どもを産みたいと思う相手に出会ったら、あなたもきっと子どもを産める体になると思うわ」
男性だがアデーラは魔女なので子どもを産める体になるかもしれない。ブランカの言葉はアデーラを慰めるための方便にしか聞こえなかった。アデーラの体には女性の機能はついていないし、ダーシャや他の魔女たちのように毎月血を流すこともない。明らかに男性の身体で、ついているものもしっかりとついているのに、それが全く機能しないとなるとアデーラは自分に関しては諦めなければいけなかった。
自分は一生子どもを持つことはない。男性としての機能も持たず、それなのに女性として生まれてきたわけでもないアデーラ。
魔女としては規格外すぎるアデーラを、魔女の一族が森から追い出さないでくれているのが奇跡のようだった。アデーラは魔女の森の入口に家を建てて、仲間を守る門番のつもりで生きている。その場所が他の国からも比較的来やすく、アデーラの得意分野である縫物の仕事を受けやすい場所であったというのも幸運して、アデーラは穏やかに生活をできていた。
そのアデーラの家に飛び込んで来た可愛い猫の獣人の男の子、レオシュ。
「まっま、まんま」
「もうそんな時間かな? 美味しいベーコンをもらっているから、ミネストローネを作って、それにご飯を入れて粉チーズを振って食べようか?」
「おいちっ! たべう!」
縫物の仕事をしているとき、針を落としたりすることがあるので、最初はレオシュを別の部屋で遊ばせようとしていたが、遊びに夢中になっていてもアデーラの姿が見えなくなると大声で泣きだしてしまうので、結局アデーラはレオシュを足元で遊ばせながら仕事をしていた。
レオシュの元にはたくさんの玩具が集まって来ていた。
「アデーラ、お腹空いた」
「何で、私の家で普通に自分のご飯が出て来ると思うわけ?」
「レオシュにお土産があるんだよ。ほら、布の絵本」
「布の絵本?」
近隣の街に働きに出ているダーシャは帰るたびにレオシュにお土産を買ってきて、懐柔しようと企んでいる。素早い動きでレオシュはお土産を奪うと、口に咥えて四つん這いで走って逃げてしまう。俊敏な猫の動きに感心していると、ダーシャが悔しそうに呻く。
「お土産はもらうのに、私にありがとうもない!」
「いつも、ありがとう、ダーシャ。晩ご飯食べていくんだね」
「食べる!」
生まれた年が同じで、昔から気が合うダーシャは、アデーラが女性だったならば間違いなくパートナーになっていただろう。魔女の一族は女性同士でパートナーになって二人で暮らして、外の男からもらってきた種で産んだ子どもを育てる。
ブランカにもエリシュカという美しいパートナーがいて、アデーラはブランカとエリシュカの二人を母親として育ったようなものだった。
パートナーを持って子どもを産んでもいい年になってもダーシャがパートナーを持たず、子どもも産まないのは、アデーラをパートナーのように思っていて、それが魔女の一族で周知されているからだろう。
「ダーシャ、一緒に住む?」
「そうしたいけど、私、アデーラの息子にめちゃくちゃ嫌われてる気しかしないのよね」
「ふしゃああああああ!」
アデーラと一緒に住むことによってダーシャが子どもを産んで育てられるなら、アデーラは一緒に住むこともやぶさかではないが、アデーラが息子だと思っているレオシュがなぜかダーシャのことをものすごく嫌っている。
「虎って言うからだよ」
「だって、虎でしょ!?」
「にゃーにゃ!」
ダーシャがレオシュを虎と言い張る限り、ダーシャとレオシュが和解できる日は来ないようだった。
ダーシャがいてくれると少し安心してアデーラはキッチンに入れる。ものすごくダーシャを威嚇するが、レオシュはダーシャが一緒に遊び始めると、なんとなくつられて遊んでしまうところがあった。今回はお土産が布でできた絵本ということで、文字は全く読めないレオシュにダーシャが読んであげていると、一生懸命白い毛に黒い縞のある耳をピンと立てて聞いている。手で触って遊ぶ布の絵本は、レオシュの心を掴んだようだ。
その間にアデーラはキッチンでジャガイモと人参と玉ねぎとトマトとベーコンを細切れにして、スープでことことと煮込む。トマトとスープのいい香りがしてくると、リビングのレオシュが落ち着かなくなっているのをアデーラは感じ取る。
「まっま、おいち! おいち!」
「もう少しだからね」
対面キッチンからリビングに声をかけて、炊いたご飯を柔らかく煮えたミネストローネの中に入れて、上から粉チーズを振りかけると、粉チーズが蕩けて糸を引く。
お鍋のまま鍋敷きをテーブルに置いて、ミネストローネ雑炊を持って行けば、レオシュは幼児用の椅子によじ登って待っていた。ダーシャも手を洗って食べるのを待っている。
それぞれお椀に注いで、レオシュの分は丹念に吹き冷ましてから、アデーラがスプーンで食べさせる。とろとろに蕩けた粉チーズの混ざったミネストローネ雑炊は、トマトの味がよく出ていて美味しい。熱さにもめげず、レオシュは顔を真っ赤にしながら食べている。
「もうちょっと、塩コショウが欲しいところね」
「卓上の塩コショウで味を足して」
レオシュ用に味付けは控えめにしてあるので、ダーシャには薄すぎたようだが、卓上の塩コショウで味を調えて食べている。レオシュが食べ終えると、アデーラも急いで食べてしまって、お風呂の用意をした。
レオシュは猫なのにお風呂を嫌がらない。
それどころか、お風呂に一度入れると出るのを嫌がる。
身体と頭を洗って、バスタブにレオシュを立たせて、大急ぎでアデーラも体と髪を洗って、レオシュとバスタブに入ると、玩具のカップを渡される。
「あい!」
「ありがとう」
「ぱーい!」
「はい、かんぱーい!」
乾杯をして遊んでいるとお湯は段々ぬるくなってくるのだが、レオシュはそんなことを気にしない。ずっと遊び続けようとするレオシュがくしゃみをする。
「くちん!」
「もう出よう?」
「やーの!」
「風邪ひいちゃうよ?」
「やーのおおおおお!」
泣き出しそうなレオシュを毎回説得して何とか脱衣所に出すと、ダーシャが待っていてくれる。ダーシャにレオシュを渡して、アデーラはバスルームに戻って体を拭いている間に、レオシュとダーシャは戦争をしている。
「オムツ、はくわよ!」
「やーの!」
「服も着るわよ」
「ふしゃああああああ!」
威嚇するがレオシュは分かっているのか、一度も噛み付いたことも引っ掻いたこともなかった。獣人国の皇子は部屋をボロボロにするくらい暴れ回って手が付けられず、着替えは寝ている間にして、食べ物は部屋の中に置いて勝手に食べさせていたという話だから、レオシュは絶対に皇子ではないという確信がアデーラにはあった。
レオシュは捨てられた猫の獣人の子ども。
アデーラは信じ込んでいた。
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