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5.拐われたジェルマン
小学校に行っているニコラを迎えに行って車から降りた時点で、ジェルマンは後ろから近付いてくる人物に気付いた。ニコラを車に乗せるときには必ずジェルマンが扉を開けて安全に乗ったかを確認してから運転席に乗るので、一度車から降りてニコラを待つことになる。
授業が終わるチャイムが鳴って子どもたちが出て来る気配がしているが、後ろから上着に隠して突き付けられた銃口の硬さに背中が引き攣って、ジェルマンは動くことができない。
そのまま違う車に乗せられるジェルマンを、校門から出てこようとするニコラが見ていた。
「ジェルマンー!」
「来てはいけません!」
叫んで遠ざけようとしても走って来るニコラ。車のドアが非情にも閉められて発車すると、ニコラが車道を走って追いかけて来るのが見える。助けたいが横から銃口がジェルマンを狙っているので逃げ出すことができない。
走り慣れていないニコラが転ぶのを見てどれだけ助け起こしたかったか。
そんなジェルマンの思惑を無視して、車は角を曲がってニコラの姿は見えなくなった。
連れて来られたのは安いラブホテルで、そこでようやくジェルマンは相手の顔を見た。以前遊んだことのあるアルファだ。搾り取られるのを気に入って、喜んでやってきていた被虐趣味のあるタイプだとジェルマンは認識していた。
「どうして、番を作ったんだ?」
「番なんていないよ」
「そのアルファの匂い、物凄く俺を威嚇してくる」
椅子に両手と両足を縛りつけられたジェルマンが動けないでいるのを良いことに、目の前のアルファの男はスラックスの前を開けて自分の萎えた中心を取り出した。
「舐めろ」
「誰がそんな汚いブツ、舐めるか」
「いいから、舐めろ! 頭を吹っ飛ばされたいのか!」
口に押し込まれて嫌悪感に吐きそうになったが、銃口をこめかみに突き付けられているのでどうしようもない。舌を動かしても口の中のそれはふにゃふにゃで全く育ちそうになかった。
「なんで……君となら最高の夜を過ごせたのに」
「役に立ちそうにないんだけど……」
「うるさい! 喋らずにご奉仕しろ」
舐めたところで芯も持っていないそれは役に立ちそうもない。アルファの中心と言えばもっと立派で逞しくそそり立つものだが、口の中のそれは小さく萎えてふにゃふにゃで全く欲情しない。それどころか気持ち悪いだけだった。
激しく安いラブホテルのドアが叩かれて、外から声がかけられる。
「大人しく扉を開けろ。さもないと、蹴破るぞ!」
「こいつがどうなってもいいのか!」
威嚇のために天井に向けてその男が銃を一発撃った隙を狙って、ジェルマンは口の中で萎えているそこに噛み付いた。血が出そうなくらいに噛み付かれて痛みに男が床に転がる。
その間に扉は蹴破られて警察が中に入って来た。
警察に保護されて供述を取られて口の中の写真も撮られてから、ニコラの待つ家に戻されると、ニコラと両親が待っていた。
「安全のためにニコラが君のチョーカーに発信機を仕込んでいたみたいなんだ」
「ジェルマン……大丈夫だった?」
駆け寄って来るニコラに口腔内と手を証拠採取の後に洗浄したもののしていたことを考えて抱き留められずにいると、ニコラがジェルマンの前で立ち止まって俯いた。よく見るとその手の平と膝の皮が剥けている。
「これ、転んだときに?」
「追いかけて、僕がジェルマンを助けたかった」
ほろほろと可憐に涙を流すニコラをジェルマンは抱き締めずにはいられなかった。転んで怪我をしてまでニコラはジェルマンを助けようと必死になって追いかけてくれた。
ニコラが怪我の治療で席を外した間、ジェルマンはニコラの両親に挟まれていた。
「寝ないし、食べないし、生気がなくて、あの子は本当に生きて行けるのかと心配だった」
「それが、君のためなら必死で走って追いかけるまでしたんだ。君がどれだけ大事に思われているか分かるよね?」
何を言わせたいのか分からないが、ニコラの両親はジェルマンを辞めさせる気がないのだけは確かなようだ。
「君とニコラに護衛をつけるよ」
「ニコラと婚約してくれるよね?」
「こ、婚約!?」
ニコラは現在8歳、ジェルマンは32歳。親子ほど年が離れている。しかもジェルマンの方がオメガでニコラがアルファなので、結婚したとして子どもを産むのはジェルマンの方になる。
「孫の顔が見たくないんですか?」
「最近は高齢出産も安全になってきてるからね」
恐ろしいことを言われているような気がするが、ジェルマンとしてもニコラが可愛いことには違いなかった。アルファの男に囚われて、考えていたのはニコラの元に帰ることだけだった。
もうどこにも帰る場所なんてない。実家は借金のカタに売られてしまった。
それならば、この話は渡りに船ではないのだろうか。
ジェルマンの心は揺れていた。
まだ8歳のニコラだから大きくなっても気持ちが変わらなければという条件でジェルマンは婚約を受け入れたが、ニコラの手の平と膝の怪我を見て動揺していたからであって正気になってみるとそれがどれだけ困難なことかを思い知る。
奔放に遊んでいたジェルマンにとっては身体を交わす快楽は人生において欠かせない楽しみの一つになっている。そんなジェルマンが婚約者以外の相手と遊ぶわけにはいかない。遊ぼうとしてもジェルマンのフェロモンはなぜかアルファに効かなくなっているし、アルファはニコラのオーラを感じ取って中心が反応しなくなっている。
「禁欲生活……ニコラが結婚できる年まで……」
現実を突き付けられたジェルマンは呆然と立ち尽くしていた。
ニコラの両親は慌ただしく仕事に戻り、ニコラは両方の手の平と膝を消毒して特殊な水に濡れても平気な絆創膏を貼られて戻って来た。体液を吸う絆創膏の膨らみが痛々しい。
「ニコラ様、平気ですか?」
「ジェルマン……婚約してくれるって?」
「それは……ニコラ様が大きくなっても気持ちが変わらなければ」
無難ともいえる返事をしたジェルマンにニコラが両腕を広げる。抱き上げると首に腕を絡めて耳元で囁かれた。
「ねぇ、知ってる? この国では15歳から同意があればセックスは合法なんだよ?」
15歳。
8歳のニコラは後7年で15歳になる。
耳元での囁きにぞわりと背筋に快感が走り、下腹が熱く疼く。
後7年も我慢できるのだろうか。
ただでさえニコラの囁きにジェルマンの身体は反応してしまっている。
こくりと喉を鳴らしたのが分かったのだろう、ニコラが耳元でくすくすと笑う。その吐息すらくすぐったく心地よいのだからどうしようもない。
「本当のことが知りたいの。何をされたの?」
抱き上げた腕から降りて椅子に座ったニコラが、太ももの上にジェルマンの頭を乗せて黒い髪を撫でて問いかける。優しい仕草とは対照的な硬い声に、ジェルマンは包み隠さず話すことにした。
「ラブホテルに連れて行かれて、両手両足を椅子に拘束されました。その状態で性器を舐めるように強要されました」
「なめたの?」
「銃を突き付けられていたので、言うとおりにしました」
これに対してニコラが嫉妬したりジェルマンを叱責したりしても仕方がないとジェルマンは覚悟していた。けれどニコラの態度は全く違うものだった。
「言いなりになるのはつらかったでしょう。そうしてまで命を守って、僕の元に戻って来てくれてありがとう」
優しくニコラの手がジェルマンの髪を撫でる。慰めるような、労わるようなその動きにジェルマンは自分がとても恐ろしい状況にあったのだと今更ながらに実感していた。
あのアルファにジェルマンを殺せるような度胸があるとは思っていなかったが、それでも一歩間違えれば命が危なかった。
「ジェルマン、あいしてる」
拙くも熱っぽい告白と共にこめかみに振って来たキスに、ジェルマンは自分が涙を流していることに気付いた。誰かにこんなに優しい言葉をかけられたことがあっただろうか。
両親はジェルマンがオメガとして生まれた時点で家を継げないと諦めていた。周囲もジェルマンをオメガにしては体格が良すぎると馬鹿にして、それでいてフェロモンで誘ったときだけ快楽を享受していた。全部自分主導で相手を搾取していたと思い込んでいただけで、ジェルマンに好きにさせることによって相手は楽に愉悦を味わっていたのかもしれない。
体の関係がないのにこんなにも自分を慰めてくれて、オメガを抱きたいというわけでなく、ジェルマンという個人を愛してくれるニコラ。
まだ幼いニコラにジェルマンは溺れそうになっていた。
授業が終わるチャイムが鳴って子どもたちが出て来る気配がしているが、後ろから上着に隠して突き付けられた銃口の硬さに背中が引き攣って、ジェルマンは動くことができない。
そのまま違う車に乗せられるジェルマンを、校門から出てこようとするニコラが見ていた。
「ジェルマンー!」
「来てはいけません!」
叫んで遠ざけようとしても走って来るニコラ。車のドアが非情にも閉められて発車すると、ニコラが車道を走って追いかけて来るのが見える。助けたいが横から銃口がジェルマンを狙っているので逃げ出すことができない。
走り慣れていないニコラが転ぶのを見てどれだけ助け起こしたかったか。
そんなジェルマンの思惑を無視して、車は角を曲がってニコラの姿は見えなくなった。
連れて来られたのは安いラブホテルで、そこでようやくジェルマンは相手の顔を見た。以前遊んだことのあるアルファだ。搾り取られるのを気に入って、喜んでやってきていた被虐趣味のあるタイプだとジェルマンは認識していた。
「どうして、番を作ったんだ?」
「番なんていないよ」
「そのアルファの匂い、物凄く俺を威嚇してくる」
椅子に両手と両足を縛りつけられたジェルマンが動けないでいるのを良いことに、目の前のアルファの男はスラックスの前を開けて自分の萎えた中心を取り出した。
「舐めろ」
「誰がそんな汚いブツ、舐めるか」
「いいから、舐めろ! 頭を吹っ飛ばされたいのか!」
口に押し込まれて嫌悪感に吐きそうになったが、銃口をこめかみに突き付けられているのでどうしようもない。舌を動かしても口の中のそれはふにゃふにゃで全く育ちそうになかった。
「なんで……君となら最高の夜を過ごせたのに」
「役に立ちそうにないんだけど……」
「うるさい! 喋らずにご奉仕しろ」
舐めたところで芯も持っていないそれは役に立ちそうもない。アルファの中心と言えばもっと立派で逞しくそそり立つものだが、口の中のそれは小さく萎えてふにゃふにゃで全く欲情しない。それどころか気持ち悪いだけだった。
激しく安いラブホテルのドアが叩かれて、外から声がかけられる。
「大人しく扉を開けろ。さもないと、蹴破るぞ!」
「こいつがどうなってもいいのか!」
威嚇のために天井に向けてその男が銃を一発撃った隙を狙って、ジェルマンは口の中で萎えているそこに噛み付いた。血が出そうなくらいに噛み付かれて痛みに男が床に転がる。
その間に扉は蹴破られて警察が中に入って来た。
警察に保護されて供述を取られて口の中の写真も撮られてから、ニコラの待つ家に戻されると、ニコラと両親が待っていた。
「安全のためにニコラが君のチョーカーに発信機を仕込んでいたみたいなんだ」
「ジェルマン……大丈夫だった?」
駆け寄って来るニコラに口腔内と手を証拠採取の後に洗浄したもののしていたことを考えて抱き留められずにいると、ニコラがジェルマンの前で立ち止まって俯いた。よく見るとその手の平と膝の皮が剥けている。
「これ、転んだときに?」
「追いかけて、僕がジェルマンを助けたかった」
ほろほろと可憐に涙を流すニコラをジェルマンは抱き締めずにはいられなかった。転んで怪我をしてまでニコラはジェルマンを助けようと必死になって追いかけてくれた。
ニコラが怪我の治療で席を外した間、ジェルマンはニコラの両親に挟まれていた。
「寝ないし、食べないし、生気がなくて、あの子は本当に生きて行けるのかと心配だった」
「それが、君のためなら必死で走って追いかけるまでしたんだ。君がどれだけ大事に思われているか分かるよね?」
何を言わせたいのか分からないが、ニコラの両親はジェルマンを辞めさせる気がないのだけは確かなようだ。
「君とニコラに護衛をつけるよ」
「ニコラと婚約してくれるよね?」
「こ、婚約!?」
ニコラは現在8歳、ジェルマンは32歳。親子ほど年が離れている。しかもジェルマンの方がオメガでニコラがアルファなので、結婚したとして子どもを産むのはジェルマンの方になる。
「孫の顔が見たくないんですか?」
「最近は高齢出産も安全になってきてるからね」
恐ろしいことを言われているような気がするが、ジェルマンとしてもニコラが可愛いことには違いなかった。アルファの男に囚われて、考えていたのはニコラの元に帰ることだけだった。
もうどこにも帰る場所なんてない。実家は借金のカタに売られてしまった。
それならば、この話は渡りに船ではないのだろうか。
ジェルマンの心は揺れていた。
まだ8歳のニコラだから大きくなっても気持ちが変わらなければという条件でジェルマンは婚約を受け入れたが、ニコラの手の平と膝の怪我を見て動揺していたからであって正気になってみるとそれがどれだけ困難なことかを思い知る。
奔放に遊んでいたジェルマンにとっては身体を交わす快楽は人生において欠かせない楽しみの一つになっている。そんなジェルマンが婚約者以外の相手と遊ぶわけにはいかない。遊ぼうとしてもジェルマンのフェロモンはなぜかアルファに効かなくなっているし、アルファはニコラのオーラを感じ取って中心が反応しなくなっている。
「禁欲生活……ニコラが結婚できる年まで……」
現実を突き付けられたジェルマンは呆然と立ち尽くしていた。
ニコラの両親は慌ただしく仕事に戻り、ニコラは両方の手の平と膝を消毒して特殊な水に濡れても平気な絆創膏を貼られて戻って来た。体液を吸う絆創膏の膨らみが痛々しい。
「ニコラ様、平気ですか?」
「ジェルマン……婚約してくれるって?」
「それは……ニコラ様が大きくなっても気持ちが変わらなければ」
無難ともいえる返事をしたジェルマンにニコラが両腕を広げる。抱き上げると首に腕を絡めて耳元で囁かれた。
「ねぇ、知ってる? この国では15歳から同意があればセックスは合法なんだよ?」
15歳。
8歳のニコラは後7年で15歳になる。
耳元での囁きにぞわりと背筋に快感が走り、下腹が熱く疼く。
後7年も我慢できるのだろうか。
ただでさえニコラの囁きにジェルマンの身体は反応してしまっている。
こくりと喉を鳴らしたのが分かったのだろう、ニコラが耳元でくすくすと笑う。その吐息すらくすぐったく心地よいのだからどうしようもない。
「本当のことが知りたいの。何をされたの?」
抱き上げた腕から降りて椅子に座ったニコラが、太ももの上にジェルマンの頭を乗せて黒い髪を撫でて問いかける。優しい仕草とは対照的な硬い声に、ジェルマンは包み隠さず話すことにした。
「ラブホテルに連れて行かれて、両手両足を椅子に拘束されました。その状態で性器を舐めるように強要されました」
「なめたの?」
「銃を突き付けられていたので、言うとおりにしました」
これに対してニコラが嫉妬したりジェルマンを叱責したりしても仕方がないとジェルマンは覚悟していた。けれどニコラの態度は全く違うものだった。
「言いなりになるのはつらかったでしょう。そうしてまで命を守って、僕の元に戻って来てくれてありがとう」
優しくニコラの手がジェルマンの髪を撫でる。慰めるような、労わるようなその動きにジェルマンは自分がとても恐ろしい状況にあったのだと今更ながらに実感していた。
あのアルファにジェルマンを殺せるような度胸があるとは思っていなかったが、それでも一歩間違えれば命が危なかった。
「ジェルマン、あいしてる」
拙くも熱っぽい告白と共にこめかみに振って来たキスに、ジェルマンは自分が涙を流していることに気付いた。誰かにこんなに優しい言葉をかけられたことがあっただろうか。
両親はジェルマンがオメガとして生まれた時点で家を継げないと諦めていた。周囲もジェルマンをオメガにしては体格が良すぎると馬鹿にして、それでいてフェロモンで誘ったときだけ快楽を享受していた。全部自分主導で相手を搾取していたと思い込んでいただけで、ジェルマンに好きにさせることによって相手は楽に愉悦を味わっていたのかもしれない。
体の関係がないのにこんなにも自分を慰めてくれて、オメガを抱きたいというわけでなく、ジェルマンという個人を愛してくれるニコラ。
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