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ミステリアスガール⑦
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家の中に入ると克服していたことに気づくまでの経緯をフランが話してくれた。
妖精たちの悪戯は、連携して鏡の反射を使いドア側から陽の光を取り入れ、フランに照射しようとしていたらしい。
細い光でも、太陽の光であることに変わりはない。
妙な気配を感じて目が覚めたフランは、光を反射する鏡に気づき必死に逃げていたが、追い詰められ顔を狙われたので手で光を遮った。
本来なら手が焼けるように熱くなり灰になるらしいが何も起こらず。
手をどけて顔に光を浴びてもただ眩しいだけ。
光魔法を疑ったが妖精が魔法を使っているようには感じなかった。
フランが驚く顔にキャハハと笑い転げ、悪戯の成功を喜ぶ妖精たち。
「ケーナの話、嘘じゃなかったでしょ」
と、プリツに言われ本当に陽の光を克服できたと思えたらしい。
ちょっと悪戯にしては脅かし過ぎだったかもしれないが、フランがそれ以上に克服できたことを喜んでくれてよかった。
「ヴァンパイアが陽の光を克服? 冗談キツイゼ」
グランジの心の声が外に漏れている。
「そうね、陽の光を克服したらもうヴァンパイアじゃないね」
「なんだ、そしたら悪魔か」
「逆よ、この可愛い見た目なら天使にしか見えないじゃない」
「ヴァンパイアから天使に転職か? 傑作だ、はははっ」
「何がそんなにおかしいのじゃ?」
「ヴァンパイアが天使になることさ。天地がひっくり返ってもそれはないな」
「そんなのやってみなきゃわからないじゃない。ね、フラン。本当に天使になってみる?」
「そうじゃな、ケーナができると言うのであれば今度は信じてみようかの。ヴァンパイアに拘りなはいしの。むしろヴァンパイアであったが故に色々あって飽き飽きしていたぐらいじゃ」
このままヴァンパイアでいても、またいつか誰かに捕まえられ私利私欲の道具にされるのかもしれない。
「じゃ、決まりだね」
手をフランの前にかざしナナスキル発動。
いつも頼りにしてるマインドプロンプトを使用。
《何をなさいますか?》
(フランの種族の変更したい)
《変更先の種族は何になさいますか?》
(天使)
《天使は過去に2人降り立っていましたが、現在この世界に天使はいません。新たに天使が降り立つことになりますがよろしいですか?》
(いいよ)
《変更しました。変更により種族によるステータス上限が変更になりました。種族による耐性・固有スキル・属性魔法適正を追加しました》
フランにかざしていた手をおろし
「おわったよ」
「ん? 何をしたのじゃ?」
「俺の目には何も変わってないように見えるのだが」
念のため鑑定眼で確かめたところ見事に天使だった。
---------------
フランメール・エルジェベート 599歳 聖魔天使
Lv744
HP 56221 MP 48551
STR 8402 VIT 6523 MND 7443 SPD 9540
DEX 6250 INT 7111 LUK 9
スキル
天使の祝福 天使の翼 天使の輪 不死 魔眼 操血術S 同調A 魅了B 身体強化B 高速再生B HP・MPドレインC 眷属化C 夜目C 体形変化C 空間収納D 感知D 探索D 阻害D 見切りD 美食家D 勝負師の魂D 地獄耳E
物理耐性SS 魔法耐性SS 火炎耐性S 水流耐性E 雷電耐性S 氷雪耐性S 土石耐性S 風圧耐性S 闇黒耐性S 聖光耐性S 痛覚耐性S 恐怖耐性S 腐食耐性S 毒耐性S 麻痺耐性S 疲労耐性S 病耐性S 魅了耐性S 混乱耐性S 沈黙耐性S 気絶耐性S 怒り耐性S 即死耐性S
属性魔法適性
闇 聖
---------------
「もう余も天使なのじゃな。実感はないが、ケーナそう言うのであればその内わかるじゃろ」
「グランジどうする? もうヴァンパイアがいなくなったから騒ぐ必要もないんじゃない?」
「待て待て、天使になりましたよ。はいそうですか。って簡単にいくかよ」
「天使になったなんて普通は信じないかもね。でも本当だよ」
「仮に本当に天使になっていたとしても教会にバレて見ろ、それはそれで聖人以上の騒ぎになるぞ」
「教会ならわかるものなの?」
「司祭は悪魔を見抜くって言われてるからな、逆に天使も見抜けるだろ」
「へーそうなんだ」
鑑定系スキルを持っているのかもしれない。調べるなら説得力のある司祭の方がいいかもしれないが、今は分かる人にしか分からない、それでいいと思った。
「おい! 見るのじゃ見るのじゃ! ホレ白き羽じゃ! 羽!」
頭には黄金に輝く輪を冠し、背中には白く輝く羽を広げフワフワと浮いている。早速スキルを試しているようだ。
呆然とするグランジを横目に
「フランそれ可愛い!」
「じゃろぉ!!」
「なんか凄く天使っぽい」
「でもな、まだ前のスキルも使えるのじゃ」
輪と羽を一旦消して体形変化で蝙蝠のような羽を生えさせ全身早変わり。
「おお!背まで高くなってる、初めて見た」
「かっくいいじゃろぉ! ヴァンパイアで本気を出すときの姿じゃ」
「かっくいい! だったら天使で本気を出すときの姿も考えようよ」
「いいのぉそれ!」
余興のようなスキル披露を堪能した後は夕食を皆で一緒とることにした。
特殊な体験をしたグランジには知りたいことがあったらしく、色々質問されたが全部はぐらかし念のためフランの事は口止めしておいた。
腑に落ちないことがあったのだろう、夕食後ブツブツ言いながら帰っていった。
「フランはもうこそこそ隠れる事なんてしなくて良くなったわけだけど、これからどうするの?」
「余はしばらくはここにいるつもりじゃ。良いかの?」
「構わないよ。そのかわり問題を持ち込まないようにするため普段は人族のフリしててね」
「それぐらいお安いことなのじゃ!」
妖精たちの悪戯は、連携して鏡の反射を使いドア側から陽の光を取り入れ、フランに照射しようとしていたらしい。
細い光でも、太陽の光であることに変わりはない。
妙な気配を感じて目が覚めたフランは、光を反射する鏡に気づき必死に逃げていたが、追い詰められ顔を狙われたので手で光を遮った。
本来なら手が焼けるように熱くなり灰になるらしいが何も起こらず。
手をどけて顔に光を浴びてもただ眩しいだけ。
光魔法を疑ったが妖精が魔法を使っているようには感じなかった。
フランが驚く顔にキャハハと笑い転げ、悪戯の成功を喜ぶ妖精たち。
「ケーナの話、嘘じゃなかったでしょ」
と、プリツに言われ本当に陽の光を克服できたと思えたらしい。
ちょっと悪戯にしては脅かし過ぎだったかもしれないが、フランがそれ以上に克服できたことを喜んでくれてよかった。
「ヴァンパイアが陽の光を克服? 冗談キツイゼ」
グランジの心の声が外に漏れている。
「そうね、陽の光を克服したらもうヴァンパイアじゃないね」
「なんだ、そしたら悪魔か」
「逆よ、この可愛い見た目なら天使にしか見えないじゃない」
「ヴァンパイアから天使に転職か? 傑作だ、はははっ」
「何がそんなにおかしいのじゃ?」
「ヴァンパイアが天使になることさ。天地がひっくり返ってもそれはないな」
「そんなのやってみなきゃわからないじゃない。ね、フラン。本当に天使になってみる?」
「そうじゃな、ケーナができると言うのであれば今度は信じてみようかの。ヴァンパイアに拘りなはいしの。むしろヴァンパイアであったが故に色々あって飽き飽きしていたぐらいじゃ」
このままヴァンパイアでいても、またいつか誰かに捕まえられ私利私欲の道具にされるのかもしれない。
「じゃ、決まりだね」
手をフランの前にかざしナナスキル発動。
いつも頼りにしてるマインドプロンプトを使用。
《何をなさいますか?》
(フランの種族の変更したい)
《変更先の種族は何になさいますか?》
(天使)
《天使は過去に2人降り立っていましたが、現在この世界に天使はいません。新たに天使が降り立つことになりますがよろしいですか?》
(いいよ)
《変更しました。変更により種族によるステータス上限が変更になりました。種族による耐性・固有スキル・属性魔法適正を追加しました》
フランにかざしていた手をおろし
「おわったよ」
「ん? 何をしたのじゃ?」
「俺の目には何も変わってないように見えるのだが」
念のため鑑定眼で確かめたところ見事に天使だった。
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フランメール・エルジェベート 599歳 聖魔天使
Lv744
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STR 8402 VIT 6523 MND 7443 SPD 9540
DEX 6250 INT 7111 LUK 9
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天使の祝福 天使の翼 天使の輪 不死 魔眼 操血術S 同調A 魅了B 身体強化B 高速再生B HP・MPドレインC 眷属化C 夜目C 体形変化C 空間収納D 感知D 探索D 阻害D 見切りD 美食家D 勝負師の魂D 地獄耳E
物理耐性SS 魔法耐性SS 火炎耐性S 水流耐性E 雷電耐性S 氷雪耐性S 土石耐性S 風圧耐性S 闇黒耐性S 聖光耐性S 痛覚耐性S 恐怖耐性S 腐食耐性S 毒耐性S 麻痺耐性S 疲労耐性S 病耐性S 魅了耐性S 混乱耐性S 沈黙耐性S 気絶耐性S 怒り耐性S 即死耐性S
属性魔法適性
闇 聖
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「もう余も天使なのじゃな。実感はないが、ケーナそう言うのであればその内わかるじゃろ」
「グランジどうする? もうヴァンパイアがいなくなったから騒ぐ必要もないんじゃない?」
「待て待て、天使になりましたよ。はいそうですか。って簡単にいくかよ」
「天使になったなんて普通は信じないかもね。でも本当だよ」
「仮に本当に天使になっていたとしても教会にバレて見ろ、それはそれで聖人以上の騒ぎになるぞ」
「教会ならわかるものなの?」
「司祭は悪魔を見抜くって言われてるからな、逆に天使も見抜けるだろ」
「へーそうなんだ」
鑑定系スキルを持っているのかもしれない。調べるなら説得力のある司祭の方がいいかもしれないが、今は分かる人にしか分からない、それでいいと思った。
「おい! 見るのじゃ見るのじゃ! ホレ白き羽じゃ! 羽!」
頭には黄金に輝く輪を冠し、背中には白く輝く羽を広げフワフワと浮いている。早速スキルを試しているようだ。
呆然とするグランジを横目に
「フランそれ可愛い!」
「じゃろぉ!!」
「なんか凄く天使っぽい」
「でもな、まだ前のスキルも使えるのじゃ」
輪と羽を一旦消して体形変化で蝙蝠のような羽を生えさせ全身早変わり。
「おお!背まで高くなってる、初めて見た」
「かっくいいじゃろぉ! ヴァンパイアで本気を出すときの姿じゃ」
「かっくいい! だったら天使で本気を出すときの姿も考えようよ」
「いいのぉそれ!」
余興のようなスキル披露を堪能した後は夕食を皆で一緒とることにした。
特殊な体験をしたグランジには知りたいことがあったらしく、色々質問されたが全部はぐらかし念のためフランの事は口止めしておいた。
腑に落ちないことがあったのだろう、夕食後ブツブツ言いながら帰っていった。
「フランはもうこそこそ隠れる事なんてしなくて良くなったわけだけど、これからどうするの?」
「余はしばらくはここにいるつもりじゃ。良いかの?」
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「それぐらいお安いことなのじゃ!」
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