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未来の花嫁②
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トラントが気を許す数少ない親友とも言える3人の勇者。この3人の勇者は大富豪ではないが、住人としての扱いを受けている。
それだけお互いにとても厚い信頼がある。
この3人が先見の勇者と呼ばれ始めたのは約30年前、3人がそろって18歳を迎えた時だった。
たまたま同じ小さな村の同じ日に生まれ、仲良く3人ですくすくと育ってきた。
18歳を迎えた日に3人が同じ夢を見る。
丸いテーブルを3人で囲み、その中央には真っ赤なりんごが1つ。
どこからともなく、声が聞こえてくる。
「3人で話し合い、1人がそのリンゴを食べなさい」
当時は貧しく滅多に食べることができないリンゴを前に、そんな言葉などどうでも良かった。
夢の中でも仲が良かった3人は、独り占めなどせずに一口づつかじりながらリンゴを食べあった。
翌日、いつもの通りに野良仕事で会った3人。昨晩見た夢の話になり3人が同じ夢を見たことに驚き笑いあった。
そこに通りかかった1人の村娘、盛り上がってる3人に気づいて話しかけたのだ。
知り合いなので、挨拶をするのに顔を向ける。
3人がその村娘に目線を向けた時にスキルが発動された。
【運命の先読み】
3人の脳裏に村娘がこの後向かうであろう森で、複数のゴブリンに犯され殺されるイメージが浮かぶ。
あまりのリアルなイメージには3人とも青ざめ、ンダサはそのまま倒れてしまった。
ンダべも、カッペも動けずしゃがみ込む。
急な変化に慌てるも、村娘は森に行くことをやめて3人を介抱することに。
ンダサが意識を取り戻した時にはお昼が過ぎた頃。
ンダべもカッペも平常心を取り戻し、ンダサも悪い白昼夢を見たことにした。
お礼を言うため、3人がまた村娘の顔を見るが何も起こらなかった。
騒ぎを知った村長が3人から詳しい事情を聴いてギルドへの登録するように促した。
登録する際には必ずステータスを調べるので、それで何か分かるのではないかと狙っていたからだ。
村長の予想通り気づかないうちにスキル欄に【運命の先読み】が3人に追加されている。
ギルド側の資料でこのスキルがカテゴリー5に属するユニークスキルで、スキルレベルの存在しないEX(エクストラ)スキルでもあることがわかった。
それだけでなく勇者の称号までも3人が持っていることも判明した。
EXユニークスキル持ちの勇者が同時に3人誕生。
この出来事で人々は喜び、あっという間に噂が広がっていった。
ただEXユニークスキルである運命の先読みが資料に記載されていた効果と、3人が使う効果に大きな違いがあることに後々気づくことになる。
記録に残る運命の先読みは
・対象を直接見ることで任意で発動できる。
・対象の運命分岐点を知ることができる。
・対象の運命へ干渉できる
3人が使う運命の先読みは
・3人が同時に対象を直接見ることで1日1回強制的に発動する。
・対象の近いうちに起こりうる1番大きい運命の分岐点を知ることができる。
・対象の運命を変化させる。
3人一緒にいる場合にか使えず、強制発動で1日1回の制限があり、効果も弱体化したような状態になっていた。
なぜここまで違いがあるのか、周りの者はわからなかったが3人だけは心当たりがあった。
夢でリンゴを3人で食べたせいかもしれないことだ。
しかしそれが本当に原因なのかは分からないので、3人ともあの夢は忘れることにしたのだった。
勇者になったとはいえ、これまで戦闘などしてこなかった3人は周囲の期待に苦しんだ。
その上戦闘向けではない運命の先読みスキルが戦闘中に勝手に発動する可能性があることや、使う相手を間違えられないプレッシャーなどがあり十分に活かすことはできないでいた。
勇者としては完全に見劣りしてしまっていたのだ。
先見の勇者よりも農家の勇者と呼ばれるようになり、3人とも前の生活に戻りつつあった。
それでも運命の先読みを持つ3人に目をつけたのは、当時はただの商人だったトラントだ。
ギャンブル好きのトラントは3人の運命の先読みスキルをギャンブルで活用する儲け話を持ちかける。
野良仕事ではあまり稼げてなかったので試しに話し乗ってみることにしたのだ。
内容はシンプルでトラントが財産を全て賭けた大博打をするだけだった。
運命の先読みを使うとそれが運命の分岐点として機能して、あとは2分の1のギャンブルならどちらに賭ければいいかだけが分かればいい。
この策が見事にはまり、ギャンブルだけであっという間に成り上がったのだ。
時には命を狙われることもあった。
ただし命の危機の方が運命の分岐点として機能するので、白銀級の冒険者を護衛として数人雇い、家から出ないなどの方法で回避するだけでいい。
トラントが金持ちになるり有名になると、ちょこちょこ命を狙われるようになった。
それに嫌気がさしたトラントは効率よく簡単に命を守るために、信頼する者たちとゴールドラドを作ったのだった。
この3人の勇者のおかげで今のトラントがあるといっても過言ではない。
3人もスキルの有用性に気づいてくれたトラントには恩義を感じている。
そのためトラントとこの3人はお互いに信頼を置いているのだ。
それだけお互いにとても厚い信頼がある。
この3人が先見の勇者と呼ばれ始めたのは約30年前、3人がそろって18歳を迎えた時だった。
たまたま同じ小さな村の同じ日に生まれ、仲良く3人ですくすくと育ってきた。
18歳を迎えた日に3人が同じ夢を見る。
丸いテーブルを3人で囲み、その中央には真っ赤なりんごが1つ。
どこからともなく、声が聞こえてくる。
「3人で話し合い、1人がそのリンゴを食べなさい」
当時は貧しく滅多に食べることができないリンゴを前に、そんな言葉などどうでも良かった。
夢の中でも仲が良かった3人は、独り占めなどせずに一口づつかじりながらリンゴを食べあった。
翌日、いつもの通りに野良仕事で会った3人。昨晩見た夢の話になり3人が同じ夢を見たことに驚き笑いあった。
そこに通りかかった1人の村娘、盛り上がってる3人に気づいて話しかけたのだ。
知り合いなので、挨拶をするのに顔を向ける。
3人がその村娘に目線を向けた時にスキルが発動された。
【運命の先読み】
3人の脳裏に村娘がこの後向かうであろう森で、複数のゴブリンに犯され殺されるイメージが浮かぶ。
あまりのリアルなイメージには3人とも青ざめ、ンダサはそのまま倒れてしまった。
ンダべも、カッペも動けずしゃがみ込む。
急な変化に慌てるも、村娘は森に行くことをやめて3人を介抱することに。
ンダサが意識を取り戻した時にはお昼が過ぎた頃。
ンダべもカッペも平常心を取り戻し、ンダサも悪い白昼夢を見たことにした。
お礼を言うため、3人がまた村娘の顔を見るが何も起こらなかった。
騒ぎを知った村長が3人から詳しい事情を聴いてギルドへの登録するように促した。
登録する際には必ずステータスを調べるので、それで何か分かるのではないかと狙っていたからだ。
村長の予想通り気づかないうちにスキル欄に【運命の先読み】が3人に追加されている。
ギルド側の資料でこのスキルがカテゴリー5に属するユニークスキルで、スキルレベルの存在しないEX(エクストラ)スキルでもあることがわかった。
それだけでなく勇者の称号までも3人が持っていることも判明した。
EXユニークスキル持ちの勇者が同時に3人誕生。
この出来事で人々は喜び、あっという間に噂が広がっていった。
ただEXユニークスキルである運命の先読みが資料に記載されていた効果と、3人が使う効果に大きな違いがあることに後々気づくことになる。
記録に残る運命の先読みは
・対象を直接見ることで任意で発動できる。
・対象の運命分岐点を知ることができる。
・対象の運命へ干渉できる
3人が使う運命の先読みは
・3人が同時に対象を直接見ることで1日1回強制的に発動する。
・対象の近いうちに起こりうる1番大きい運命の分岐点を知ることができる。
・対象の運命を変化させる。
3人一緒にいる場合にか使えず、強制発動で1日1回の制限があり、効果も弱体化したような状態になっていた。
なぜここまで違いがあるのか、周りの者はわからなかったが3人だけは心当たりがあった。
夢でリンゴを3人で食べたせいかもしれないことだ。
しかしそれが本当に原因なのかは分からないので、3人ともあの夢は忘れることにしたのだった。
勇者になったとはいえ、これまで戦闘などしてこなかった3人は周囲の期待に苦しんだ。
その上戦闘向けではない運命の先読みスキルが戦闘中に勝手に発動する可能性があることや、使う相手を間違えられないプレッシャーなどがあり十分に活かすことはできないでいた。
勇者としては完全に見劣りしてしまっていたのだ。
先見の勇者よりも農家の勇者と呼ばれるようになり、3人とも前の生活に戻りつつあった。
それでも運命の先読みを持つ3人に目をつけたのは、当時はただの商人だったトラントだ。
ギャンブル好きのトラントは3人の運命の先読みスキルをギャンブルで活用する儲け話を持ちかける。
野良仕事ではあまり稼げてなかったので試しに話し乗ってみることにしたのだ。
内容はシンプルでトラントが財産を全て賭けた大博打をするだけだった。
運命の先読みを使うとそれが運命の分岐点として機能して、あとは2分の1のギャンブルならどちらに賭ければいいかだけが分かればいい。
この策が見事にはまり、ギャンブルだけであっという間に成り上がったのだ。
時には命を狙われることもあった。
ただし命の危機の方が運命の分岐点として機能するので、白銀級の冒険者を護衛として数人雇い、家から出ないなどの方法で回避するだけでいい。
トラントが金持ちになるり有名になると、ちょこちょこ命を狙われるようになった。
それに嫌気がさしたトラントは効率よく簡単に命を守るために、信頼する者たちとゴールドラドを作ったのだった。
この3人の勇者のおかげで今のトラントがあるといっても過言ではない。
3人もスキルの有用性に気づいてくれたトラントには恩義を感じている。
そのためトラントとこの3人はお互いに信頼を置いているのだ。
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