冷遇された公爵子息に代わって自由に生きる

セイ

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13.仲間にご挨拶

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お仲間さんは急いで追いついたらしい。
2人旅も良かったけど人数が増えるのもとても賑やかで楽しそう。

ファイは俺と一緒にいる時の落ち着いた雰囲気もかっこよくて好きだけど、仲間といる時は言い合いしてても楽しそうで子供のような姿が可愛い。

「ったく。もう少し空気読めよなぁ。ナルともう少し2人きりで旅したかったのに…」
「いつでも2人きりになれんだろ?いいじゃん!」

ファイの後ろからちょこんと頭を出して見ていると、仲間の3人がズイッと顔をのぞき込む様に近づいて俺の顔を観察してくる。

「あ…あの…初めまして。番のナル…です…」

自分で番だと自己紹介するのが恥ずかしくなってたぶん顔が赤くなってしまった。

「可愛いー!!何これ可愛い過ぎない!?ファイこんな小さな子騙して連れてきてないよねぇ!?君ファイやめて俺にしない?」
「騙してねぇよ!!ふざけんな!テメェ!離れろサイール!」
「俺エルフのサイール。魔術師だよ。魔法の事は俺に聞いてくれたら教えるよ!」
「わぁ…!!俺も魔法得意なんです!!まだまだ使えるのは少ないんで色々教えて欲しいです!!」
「俺は虎族のコーガだ。デカいけど怖くないぞ。泣くなよ?」
「コーガはいつも子供に泣かれるもんねぇ。僕は黒猫のルトラだよ。番ちゃんに甘いお菓子をお土産に持ってきたんだけど、甘い物好き?一緒に食べよぉ!!ここの男共は甘いの食べなくていつも一人で食べてるんだぁ…」
「え…あ、怖くないですよ?あ、甘い物も大好きです…。あまり…食べた事ないんですけど…食べれて嬉しい…です」
「「「かぁーわいー!!」」」
「え…あ…あのよろしく…お願いします…俺子供じゃなくて…18歳で成人してるので…その…子供扱いはあまり…嬉しくない…というか…その…ごめんなさい…」
「「「………成人済み!?え…!?」」」

あ…やっぱり子供にしか見えないかぁ…もう少し育たないかなぁ…。
「あ…ナル君謝らないで?むしろ僕たちが謝らなきゃいけないと思うんだけど…」
「ナル!成人してるなら酒!呑もうぜ!!」
「お酒…は飲んだ事ないです…」
「こらっ!!コーガ!何勧めてる!?やめろっ!!」
「いいじゃん、ファイも酒飲んだナルとか見たくね?」
「っぐ…それは…見たい…!!けどお前らと一緒に飲ませるかっ!!」
「コーガ!!ナル君は僕とお菓子食べるんだよ!!酒なんて飲ませないで!!」

…何かカオスになってきてるんだけど…?
どうしたらいいの?
とりあえず嫌われてはない…のかな?

「ねぇねぇ…ファイ…これ…俺仲間になれそう?」
「「「勿論!ナルは俺(僕)たちの仲間だよ!」」」
「へへ…嬉しい…」

仲間って言ってくれて嬉しくて顔がニヤけちゃう…。
と思ったらファイが抱きついてきた。

「仲間はいいけどあまりアイツらに近づくなよ」

ファイが言いたいことはわかるけど…仲良くなりたいんだけどなぁ…ファイの仲間だし…。

「え…でも俺仲良くしたい…んだけど…ダメ…?」
「ぐぅ…そんな可愛い顔しても……」

ダメ押しでコテンと頭をかしげてファイを見つめてみた。

「…ん~…くそ…なら…2人きりにはならないと約束して…?」

逆にファイが上目遣いで懇願するのが可愛かった…。

「うん、うん、2人きりにはならないから大丈夫!!ファイがいればいいもんね?ふふっ…俺の初めてのお友達になるかなぁ…へへ…」
「はぁ…仲間であり友達…だな。よかったな…」

ポンポン頭を撫でながらファイの許可も貰ったし初めてのお友達GETだ!!

「…番ちゃんちょっと天然入ってる?」
「いや、それよりも小悪魔だろ…。自分の武器わかっててやってんだろ…」
「ファイを上手くあしらってる感もあるよなぁ…」
「まぁとりあえず2人幸せそうだからいっか…」

と、3人はコソコソ話していたらしい…。









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