好き以外の感情なんてない。

小鳥遊 華凜

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出逢い

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一目惚れをするなんて今まで無いと思ってた。
けど、貴方を見た瞬間に時が止まったかのように周りの声も聞こえない…。

はじめて貴方に会った日、わたしはそれはそれは悲惨な一日だった。元恋人から連絡が来たと思えば復縁要請で、しかも相手は現恋人に嫉妬ほしいためにわたしを利用した。馬鹿げた茶番劇を目の前で繰り広げられるこっちの身にもなってほしいものだ。挙句の果てに興味もない新歓のコンパなんて…。
適当に挨拶だけ聞いて帰るかと席に着いた時に
隣に貴方が居たんだ。

「はじめまして、ーーです。」

綺麗な声だと思った。
名乗った後に少し照れて笑った貴方の表情にわたしは目を奪われたと同時にわたしにはこの人しかいないと瞬時に理解した。

「はじめまして、ーーです。
突然なんですけど、付き合ってくれませんか?」

「えっ!?初対面ですよ…。
嬉しいですけど、なんで?」

周りの騒がしい雑音すら気にならない。
もう貴方にしか目に映らない。

「一目惚れをしました。
貴方以外の人を考えられない。
ただ、純粋に側に居たいと思ったんです。」

貴方は、わたしの言葉に身体中の全ての熱が
顔に集まったのではないかと思うくらいに赤面し少し震えながら自分の手を乗せて一言。

「まずは、お友達からならいいですよ。
人付き合いとか得意じゃないから…。」

その言葉でわたしは満足した。
友達からでもなんで良かった。
ただ、ただ、側に居たいから。

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