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エレメント正邪激闘編
389話 ギルド対抗戦(予選) その13
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迎撃態勢、全ての黒騎士が構える。
3対1、まずい――構図となった。琴葉なら、僕を第一に考える琴葉なら、こうすることは明白だったじゃないか。
制止できなかった――今さら、もう遅い。
「にぃにの障害は、全て私が消し去るっ!」
「姉貴、ここは俺っちに任せて先に行っててくれ」
ディアゴが大剣を手に、琴葉の攻撃を難なく防ぐ。
「遊びすぎて遅くなるなよ」
「了解ッス」
黒騎士2人が、ディアゴを残し――姿を消した。
大幅な敵戦力ダウンではあるが、助かったというわけにはいかない。この2メートルを超える大柄の黒騎士、ディアゴという存在だけでもここにいる全員――皆殺しにされる可能性がある。
それほどに、魔力の圧が別格だった。
「金髪の嬢ちゃん、威勢は認めるが――後悔しても遅いからな。せっかくの生き残れるチャンス、棒に振ったと思えよ」
ディアゴはやれやれといった風に言う。
「今の一撃で――大体の底は知れている。斬り掛かる動作、速度、威力、どれを取っても話にならないからな」
「当たり前でしょ。手加減したんだから」
「はぁっ?」
琴葉は剣を華麗に振りながら、
「あの2人、超絶――強いよね。だからこそ、見切りが早い。さすがの私も3人同時相手にするのは厳しいからね」
「面白いな。フェイクだって言うのか」
「嘘かどうか、すぐわかるでしょ」
「それもそうか。あんた、その装備から察するに――剣士だよな?」
「そっちは黒騎士、戦う組み合わせとしては最高じゃないかな」
「ジョブの相性による優劣がない。純粋な腕で勝負は決まるだろうな」
「あっはは! 最高じゃんっ!」
ディアゴが天高く大剣を掲げる。
隕石のような一撃を放った構え、周囲に重苦しい魔力が充満していく。
琴葉、勝算はあるのか?
「大口叩いたんだ。失望させてくれるなよ」
「なに、その上から目線――大っ嫌いなやつだわ。ボコしてにぃにの前で土下座させてやるよ」
剣士と黒騎士、最強の殺し合いが始まる。
3対1、まずい――構図となった。琴葉なら、僕を第一に考える琴葉なら、こうすることは明白だったじゃないか。
制止できなかった――今さら、もう遅い。
「にぃにの障害は、全て私が消し去るっ!」
「姉貴、ここは俺っちに任せて先に行っててくれ」
ディアゴが大剣を手に、琴葉の攻撃を難なく防ぐ。
「遊びすぎて遅くなるなよ」
「了解ッス」
黒騎士2人が、ディアゴを残し――姿を消した。
大幅な敵戦力ダウンではあるが、助かったというわけにはいかない。この2メートルを超える大柄の黒騎士、ディアゴという存在だけでもここにいる全員――皆殺しにされる可能性がある。
それほどに、魔力の圧が別格だった。
「金髪の嬢ちゃん、威勢は認めるが――後悔しても遅いからな。せっかくの生き残れるチャンス、棒に振ったと思えよ」
ディアゴはやれやれといった風に言う。
「今の一撃で――大体の底は知れている。斬り掛かる動作、速度、威力、どれを取っても話にならないからな」
「当たり前でしょ。手加減したんだから」
「はぁっ?」
琴葉は剣を華麗に振りながら、
「あの2人、超絶――強いよね。だからこそ、見切りが早い。さすがの私も3人同時相手にするのは厳しいからね」
「面白いな。フェイクだって言うのか」
「嘘かどうか、すぐわかるでしょ」
「それもそうか。あんた、その装備から察するに――剣士だよな?」
「そっちは黒騎士、戦う組み合わせとしては最高じゃないかな」
「ジョブの相性による優劣がない。純粋な腕で勝負は決まるだろうな」
「あっはは! 最高じゃんっ!」
ディアゴが天高く大剣を掲げる。
隕石のような一撃を放った構え、周囲に重苦しい魔力が充満していく。
琴葉、勝算はあるのか?
「大口叩いたんだ。失望させてくれるなよ」
「なに、その上から目線――大っ嫌いなやつだわ。ボコしてにぃにの前で土下座させてやるよ」
剣士と黒騎士、最強の殺し合いが始まる。
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