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恋友の約束
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何か楽しみがあると仕事を
頑張る原動力になる。
そらは、仕事を流れに乗ってこなし
家事もどちらかというと楽しみながら
できた。
さとるや茉里に対しては、
愛ちゃんへの気持ちは友情と
整理をつけてなるべく後ろめたさが
ないように気持ちを、整えた。
それでも、さとるに対して
いつもより優しくなったり、
気持ちが広くなっていることに
気が付く。
金曜日
仕事が終わると
一度家でお風呂に入り着替えをして
簡単にメイクをした
水色のワンピースに
ミルクティー色のカーディガンを
羽織った。
髪はセミロングで毛先が
パーマの名残で肩先で
ふわふわと踊っている。
約束の時間より15分早く
Denny'sに到着した。
着席して愛ちゃんに
《先に入ってるね~
奥の右の方の席だよ》
とラインをした。
愛ちゃんが来るまでの間
メニューに目を通した。
前から食べたかった
秋のキノコクリームソースのパスタ。
栗のモンブランを見ていると、
「おまたせ~!」
愛ちゃんの声がした。
クリーム色のシャツに
ジーパン。
髪はポニーテールにしてる。
下のほうで後れ毛が揺れている。
「お疲れ様!お腹すいたでしょ」
と言いながら、メニューを渡した。
メニューを見る愛ちゃんをみつめる。
この前の公園では
気が付かなかったけど
少し痩せた気がする。
「そらさんは何にしますか?
きのこのクリームソース?」
メニューから目を離して
聞いてきた。
「うん、よくわかったね。」
にっこり笑って答えた。
「なんとなくわかっちゃうんですよぉー。
だって私も食べたいから。」
と愛ちゃんはけらけら笑いながら
言った。
「やっぱり秋は食べたくなるよね。
あとはモンブラン頼もうかな。」
とそらは、デザートのメニューを
愛ちゃんに見せた。
「やっぱりモンブランは、
外せませんよね。
でも、私太っちゃうからなぁー
悩むなぁ。」
と愛ちゃんは
右の腕をさすった。
出会った頃の愛ちゃんは
肌が浅黒くて髪はショートだった
今は女性らしく髪を伸ばして、
しぐさも女性らしい。
医師に毅然と間違いを指摘してた
強気な愛ちゃんのイメージが
強かったけど、
この前見た泣き顔は
女性的で弱い部分をみた感じがする。
3ヶ月の間に変わるもんだなぁと
見つめてると、
「大丈夫?ぼっーとして。
疲れモードですか?」
と愛ちゃんは聞いてきた。
「うん、大丈夫。」
女性らしくなったなんて言ったら
怒られてしまうと思って
何も言わなかった。
結局愛ちゃんは同じものを頼み
食事を楽しんだ。
ラインのやり取りの内容には
何も触れなかった。
愛ちゃんの
《本当に天然なんですね。》
の後にそらがした返信は、
以下のような物だった
《私は、愛ちゃんの事を
友達や後輩だと思うと同時にそれ以上の
好きという感情があるかもしれない。
うまく言えなくてごめんね。
友情と、恋愛感情の真ん中なの。》
その返信は愛ちゃんの
納得のいくものだった。
《私も同じです。》
こうして二人の気持ちを、
確認しあってからの、食事だ。
デザートのモンブランを
食べ始めるとそらは、
ラインの話を、はじめた。
「友達と恋人の間ってなんだろうね。
わかりにくい関係だよね。
名前をつけるとしたら恋友かな。」
と、頭で考えながら
一つ一つ説明するように言った。
「あっ、良いですね。」
と愛ちゃんも恋友の承諾をした。
そして恋友のいくつかの約束を作った。
1、キス、ハグはOK。
2、恋人優先。
3、愛ちゃんに恋人ができたら
別れる。
最後は、愛ちゃんのことを
思ってのものだった。
愛ちゃんの恋路の邪魔は
したくないというそらの考えだ。
こうして2人は恋友の関係を結んだ。
形のない入れ物に少しずつ
想いを流し込むように
想いの行き先はわからないまま
頑張る原動力になる。
そらは、仕事を流れに乗ってこなし
家事もどちらかというと楽しみながら
できた。
さとるや茉里に対しては、
愛ちゃんへの気持ちは友情と
整理をつけてなるべく後ろめたさが
ないように気持ちを、整えた。
それでも、さとるに対して
いつもより優しくなったり、
気持ちが広くなっていることに
気が付く。
金曜日
仕事が終わると
一度家でお風呂に入り着替えをして
簡単にメイクをした
水色のワンピースに
ミルクティー色のカーディガンを
羽織った。
髪はセミロングで毛先が
パーマの名残で肩先で
ふわふわと踊っている。
約束の時間より15分早く
Denny'sに到着した。
着席して愛ちゃんに
《先に入ってるね~
奥の右の方の席だよ》
とラインをした。
愛ちゃんが来るまでの間
メニューに目を通した。
前から食べたかった
秋のキノコクリームソースのパスタ。
栗のモンブランを見ていると、
「おまたせ~!」
愛ちゃんの声がした。
クリーム色のシャツに
ジーパン。
髪はポニーテールにしてる。
下のほうで後れ毛が揺れている。
「お疲れ様!お腹すいたでしょ」
と言いながら、メニューを渡した。
メニューを見る愛ちゃんをみつめる。
この前の公園では
気が付かなかったけど
少し痩せた気がする。
「そらさんは何にしますか?
きのこのクリームソース?」
メニューから目を離して
聞いてきた。
「うん、よくわかったね。」
にっこり笑って答えた。
「なんとなくわかっちゃうんですよぉー。
だって私も食べたいから。」
と愛ちゃんはけらけら笑いながら
言った。
「やっぱり秋は食べたくなるよね。
あとはモンブラン頼もうかな。」
とそらは、デザートのメニューを
愛ちゃんに見せた。
「やっぱりモンブランは、
外せませんよね。
でも、私太っちゃうからなぁー
悩むなぁ。」
と愛ちゃんは
右の腕をさすった。
出会った頃の愛ちゃんは
肌が浅黒くて髪はショートだった
今は女性らしく髪を伸ばして、
しぐさも女性らしい。
医師に毅然と間違いを指摘してた
強気な愛ちゃんのイメージが
強かったけど、
この前見た泣き顔は
女性的で弱い部分をみた感じがする。
3ヶ月の間に変わるもんだなぁと
見つめてると、
「大丈夫?ぼっーとして。
疲れモードですか?」
と愛ちゃんは聞いてきた。
「うん、大丈夫。」
女性らしくなったなんて言ったら
怒られてしまうと思って
何も言わなかった。
結局愛ちゃんは同じものを頼み
食事を楽しんだ。
ラインのやり取りの内容には
何も触れなかった。
愛ちゃんの
《本当に天然なんですね。》
の後にそらがした返信は、
以下のような物だった
《私は、愛ちゃんの事を
友達や後輩だと思うと同時にそれ以上の
好きという感情があるかもしれない。
うまく言えなくてごめんね。
友情と、恋愛感情の真ん中なの。》
その返信は愛ちゃんの
納得のいくものだった。
《私も同じです。》
こうして二人の気持ちを、
確認しあってからの、食事だ。
デザートのモンブランを
食べ始めるとそらは、
ラインの話を、はじめた。
「友達と恋人の間ってなんだろうね。
わかりにくい関係だよね。
名前をつけるとしたら恋友かな。」
と、頭で考えながら
一つ一つ説明するように言った。
「あっ、良いですね。」
と愛ちゃんも恋友の承諾をした。
そして恋友のいくつかの約束を作った。
1、キス、ハグはOK。
2、恋人優先。
3、愛ちゃんに恋人ができたら
別れる。
最後は、愛ちゃんのことを
思ってのものだった。
愛ちゃんの恋路の邪魔は
したくないというそらの考えだ。
こうして2人は恋友の関係を結んだ。
形のない入れ物に少しずつ
想いを流し込むように
想いの行き先はわからないまま
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