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天使のホワイトデー
なんかヤンキーに絡まれる
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♢9♢
出掛け際に天使に絡まれたことにより、駅に到着したのが電車の時間ギリギリになってしまった。
主な理由は俺の寝坊だと思う? ……ちょっとなにをいってるのかわからない。間に合ったんだからいいじゃない。
しかし、一愛には感謝しなくては。一愛が天使を引き受けてくれたからこそ、なんとか間に合ったんだからな。
そんな可愛い妹に、今日はお菓子くらい買ってあげようと思う。独りぼっちになってしまう天使にもか……。
自営業なので家に両親はいるが、それでも独りぼっちの時間の方が長いだろうからな。
帰りにコンビニでお菓子を買って帰ります。
「おはよう……ま、間に合った……」
「走ってきたのか? この時間の電車の乗るなんて珍しい。今日は学校で何かあるのか?」
息を整えながら改札を通り、ホームに出たところで幼馴染様を発見できた。
電車を待ちながら中学の同級生と話していた幼馴染様だが、向こうも俺に気づいて近寄ってきてくれたらしい。
「そうじゃないんだ……けど……ちょっと待って」
「どんだけ走ってきたんだよ……。もう電車くるぞ」
「ああ、できれば近いとこに乗って。話したいことがあるんだ」
と話している間に電車はホームに入ってきて、そのまま2人並んで電車に乗った。
ルイはいつもは友達たちと一緒なんだろうが、今日は俺に付き合ってもらいたい。じゅうぶんにホームで喋れる予定だったのが狂ってるし。
あと、都会の人とかは分からないと思うから説明すると、田舎である俺の住んでる地域では、通学に使える電車の数がそもそも少ない。
つまり電車を利用するやつらは、みんな同じ電車に乗る。なので、この時間帯だけは都会並みの満員電車となるんだ。もう、ぎゅうぎゅうなんだ。
だから、更に早い電車で学校に行くというのもよくある。そうしているやつも少なくない。
ちなみに俺は、いつもこの電車より1つ遅いやつで行く。この電車に乗ると遅刻ギリギリ、もしくは遅刻になるが、学生が少なくなり悠々と座れる。
それにボクね、早く学校に行く意味が分からないからさ。時間的には遅刻だろうと、授業開始までは教室に入れるし、要はバレなきゃいいんだし。
「こんでる。身動きもできない。これだから嫌なんだ。何が楽しくてこんな目に……」
「だけど、これに乗らないと間に合わないヤツが多いんだから仕方ないだろ。まあ、それはお前もなんだけどな。で、朝からなんなんだ?」
「ヒメちゃんのことを聞こうと思ってな」
「そっちか……」
なんだが微妙な表情の幼馴染様。
お姫様と昨夜一緒だったのだから、その際の様子を詳しく聞こうと思ってたのに。
あー、ちなみに幼馴染様は異世界のことは知らない。
異世界のことを知らない人たちにお姫様は、とおーーーーい親戚の子ということになっている。『もうそれは他人じゃない?』ってくらいの遠さだ。
これは俺とは違い信用のある一愛の発案であり、言ったことなので、問題なく信じられている……。
「もしかして何かあったか?」
「余計なことを言ったかも……」
「ルイ、ヒメちゃんに何を言ったんだい?」
「チョコレートの件は聞いたんだ。で、そんなヤツとは絶交して口も聞かなければいいと言った。そしたら、本気でそれをやるつもりになってしまったらしく……」
あのお姫様の態度は、こいつが犯人だったか。
余計な事とまでは言わないけど、お姫様は本気になってしまった。もう実行されているし。
「それじゃあダメなんだ」
「知ってる。喧嘩相手はヒメちゃんのこと、別に嫌いなわけじゃないんだろ?」
「そうなんだよ。ライバル意識が先行してるが、嫌いじゃない。むしろ好きだ。昨日もヒメちゃんに嫌われたと、それはそれは取り乱して大変だったんだ。ライバルではいたいが嫌われたくはない。なんともめんどくさい関係を希望しているようなんだ」
「それは確かにめんどくさいが、謝るのにすぐに追いかけてくるんだもんな。誰かと違って」
──ぐふっ!
「な、なんの話かな?」
今のはチクリではなくグサリときた。
心なしか動悸が激しくなってる気がする。
「何年も気づかないで後々になって、今更かよってなってから、ようやく謝りに来るヤツだっているのになぁ。と思ってさ」
ぎゃあああああああ──
「そ、それはもう済んだことだろう」
「そうだな。からかっただけだ」
悪いのは俺なので何も言い返せません。
この件に関しては、からかわれようと、グサリとこようとです。 ──おっと!
「悪い」
電車が揺れたのと一緒に横に振られたルイを、肩に手を置き上手いこと支えてやる。
「つかまるものもないから仕方ない。やっぱりこの電車は慣れないな。俺はお菓子学校に行かなくて良かったー。毎日これに乗らなきゃ間に合わないなら、俺は毎日遅刻だ」
説明したと思うが、学生電車と化しているこの電車内はかなりぎゅうぎゅうである。
その車内で俺は背中がついているけど、ルイはただ立ってるだけ。揺れたりするとふらつき、バランスを崩したり、近くの人にぶつかってしまう。
これが逆だと、俺が壁ドンしているみたいになってしまいそうなので。一度なってしまったら終点までそのままで行くことになりそうなので。
「見られんだろ……いい加減に離せ」
「──すいません!」
うっかり掴んだ肩をそのままにしてしまっていた! イチャイチャしていると思われてしまう!
ぎゅうぎゅうということは周囲には人間だらけ。それも顔見知りばっかなんだ。田舎だし。
学生電車に乗る高校生は大体知ってる。
ひょっとすると名前が分からない人がいるだけで、もれなく全員見知ってはいるかもしれない……。
「デカイ声をだすな」
「すいません……」
バランスが安定したっぽいルイから手を離して、急に電車のスピードが緩まったと思ったら、なんのことはない次の駅に着いたらしい。
しかし、ここで降りるやつは少ないのだ。この近くにある高校は1つだけだからな。
つまり降りるやつより、乗るやつの方が多い。
ぎゅうぎゅうの電車内に更に人が乗り込んでく……──もう無理じゃない!? 無理だと思う!
乗車率が100%以上になってると思う。身動きもできないし、迂闊に動くことすら無理だと思う!
「う、嘘だろ? いくら次で乗り換えになるとはいえ、こんなに乗れんの?」
「みんな学校の時間があんだよ。仕事の人だっているんだ。みんな零斗みたいに、1分前登校なんてしないんだよ」
「いや、これはうっかり事故が起きるよ? 冤罪だよ?」
「うっかり触ったら足踏むからな……」
それは誰に? 誰に対して? この中で電車が揺れたら誰かには触れるよ?
揺れても平然としているような、そんなバランス感覚はない! 絶対に無理!
こうして二駅たらずではあるが、ぎゅうぎゅう電車に乗りました。時間にするとほんの10分だが、慣れない! 俺は慣れない!
よくもまあ、みんな毎朝こんなのに乗ってられるな。俺には無理だ。
「はぁ……やっとぎゅうぎゅうから解放された。その日によって乗る人数に変動があるのか……覚えておこう」
こんな俺でも何度か乗ったことはあったが、今日は過去最高にぎゅうぎゅうだった……。
日直の人とかが多い日だったのか? 学校の行事とかか?
「明日からは普段と同じ電車で通えよ。そうするとお前の分、スペースが空くから」
結局、足を踏まれました。理由は身体に少し接触したためです。何にどう接触してしまったのかは想像にお任せします。
ただ、ルイちゃんの顔は赤く、本気で足を踏まれました。それと天使くらいの破壊力! 以上です。
「悪かったって。しかし、事故だ。事故!あたたかーいの買ってやるから。怒らないで?」
ルイは乗り換えだが、その電車の出発までは少し時間がある。
寝坊と満員に気を取られて何もできていないから、もう少しある時間を有効に使いたい。
「……じゃあ売店のやつ」
「よしきた! ほら、ホーム向こうだろ?」
こうしてルイの学校の方向に行く電車が出発するまで、あたたかーい飲み物を飲みつつ、あたたかーい電車の中でお話ししました。
うっかりそのまま発車してしまうところでした。
※
『2人を仲良くさせるにはどうすればいいと思う?』
『原因が原因だからな……。バレンタインでやらかしたんだから、ホワイトデーで挽回じゃないか?』
『それはすでに考えた。それでは天……ミカエラは帰ってしまうんだ。あいつは1週間ほどで帰ってしまう』
『そうなのか?』
『それに、その間ずっと無視し続けられた場合、大変だと思わないか。ホワイトデー前にどうにかしないといかんのです』
『んーーっ、じゃあひな祭りじゃないか?』
『──それだ! いい案だ。そっか、ひな祭りがあったな。あれも使えるかもしれない!』
『だいたい分かったけどさ。お前、自分が手伝うの嫌なだけだろ?』
『そ、そんなことはない。スーパーなやつではあるけど。なんやかんや毎年やってるしーー』
と、いい話も聞けた。早起きしたかいがあった!
男だからかすっかり忘れていた。ひな祭り。柏餅。ちらし寿司。
何より女の子の祭りであり、女の子は姫だよね? 姫たちにはちょうどいいイベントであり、ちょうどいい……痛え。
「あっ、すいません」
ホームに向かう角のところで人にぶつかってしまった。こんな時、俺は素直に謝れる人だ。間違っても、
「いってーな。テメェどこ見て歩いてんだ。あぁん!?」
──とか言ったりはしない。
硬いもの同士がぶつかるから揉めるのだ。どっちかが柔らかければ大丈夫!
目の前に金髪のヤンキーが現れた!
出掛け際に天使に絡まれたことにより、駅に到着したのが電車の時間ギリギリになってしまった。
主な理由は俺の寝坊だと思う? ……ちょっとなにをいってるのかわからない。間に合ったんだからいいじゃない。
しかし、一愛には感謝しなくては。一愛が天使を引き受けてくれたからこそ、なんとか間に合ったんだからな。
そんな可愛い妹に、今日はお菓子くらい買ってあげようと思う。独りぼっちになってしまう天使にもか……。
自営業なので家に両親はいるが、それでも独りぼっちの時間の方が長いだろうからな。
帰りにコンビニでお菓子を買って帰ります。
「おはよう……ま、間に合った……」
「走ってきたのか? この時間の電車の乗るなんて珍しい。今日は学校で何かあるのか?」
息を整えながら改札を通り、ホームに出たところで幼馴染様を発見できた。
電車を待ちながら中学の同級生と話していた幼馴染様だが、向こうも俺に気づいて近寄ってきてくれたらしい。
「そうじゃないんだ……けど……ちょっと待って」
「どんだけ走ってきたんだよ……。もう電車くるぞ」
「ああ、できれば近いとこに乗って。話したいことがあるんだ」
と話している間に電車はホームに入ってきて、そのまま2人並んで電車に乗った。
ルイはいつもは友達たちと一緒なんだろうが、今日は俺に付き合ってもらいたい。じゅうぶんにホームで喋れる予定だったのが狂ってるし。
あと、都会の人とかは分からないと思うから説明すると、田舎である俺の住んでる地域では、通学に使える電車の数がそもそも少ない。
つまり電車を利用するやつらは、みんな同じ電車に乗る。なので、この時間帯だけは都会並みの満員電車となるんだ。もう、ぎゅうぎゅうなんだ。
だから、更に早い電車で学校に行くというのもよくある。そうしているやつも少なくない。
ちなみに俺は、いつもこの電車より1つ遅いやつで行く。この電車に乗ると遅刻ギリギリ、もしくは遅刻になるが、学生が少なくなり悠々と座れる。
それにボクね、早く学校に行く意味が分からないからさ。時間的には遅刻だろうと、授業開始までは教室に入れるし、要はバレなきゃいいんだし。
「こんでる。身動きもできない。これだから嫌なんだ。何が楽しくてこんな目に……」
「だけど、これに乗らないと間に合わないヤツが多いんだから仕方ないだろ。まあ、それはお前もなんだけどな。で、朝からなんなんだ?」
「ヒメちゃんのことを聞こうと思ってな」
「そっちか……」
なんだが微妙な表情の幼馴染様。
お姫様と昨夜一緒だったのだから、その際の様子を詳しく聞こうと思ってたのに。
あー、ちなみに幼馴染様は異世界のことは知らない。
異世界のことを知らない人たちにお姫様は、とおーーーーい親戚の子ということになっている。『もうそれは他人じゃない?』ってくらいの遠さだ。
これは俺とは違い信用のある一愛の発案であり、言ったことなので、問題なく信じられている……。
「もしかして何かあったか?」
「余計なことを言ったかも……」
「ルイ、ヒメちゃんに何を言ったんだい?」
「チョコレートの件は聞いたんだ。で、そんなヤツとは絶交して口も聞かなければいいと言った。そしたら、本気でそれをやるつもりになってしまったらしく……」
あのお姫様の態度は、こいつが犯人だったか。
余計な事とまでは言わないけど、お姫様は本気になってしまった。もう実行されているし。
「それじゃあダメなんだ」
「知ってる。喧嘩相手はヒメちゃんのこと、別に嫌いなわけじゃないんだろ?」
「そうなんだよ。ライバル意識が先行してるが、嫌いじゃない。むしろ好きだ。昨日もヒメちゃんに嫌われたと、それはそれは取り乱して大変だったんだ。ライバルではいたいが嫌われたくはない。なんともめんどくさい関係を希望しているようなんだ」
「それは確かにめんどくさいが、謝るのにすぐに追いかけてくるんだもんな。誰かと違って」
──ぐふっ!
「な、なんの話かな?」
今のはチクリではなくグサリときた。
心なしか動悸が激しくなってる気がする。
「何年も気づかないで後々になって、今更かよってなってから、ようやく謝りに来るヤツだっているのになぁ。と思ってさ」
ぎゃあああああああ──
「そ、それはもう済んだことだろう」
「そうだな。からかっただけだ」
悪いのは俺なので何も言い返せません。
この件に関しては、からかわれようと、グサリとこようとです。 ──おっと!
「悪い」
電車が揺れたのと一緒に横に振られたルイを、肩に手を置き上手いこと支えてやる。
「つかまるものもないから仕方ない。やっぱりこの電車は慣れないな。俺はお菓子学校に行かなくて良かったー。毎日これに乗らなきゃ間に合わないなら、俺は毎日遅刻だ」
説明したと思うが、学生電車と化しているこの電車内はかなりぎゅうぎゅうである。
その車内で俺は背中がついているけど、ルイはただ立ってるだけ。揺れたりするとふらつき、バランスを崩したり、近くの人にぶつかってしまう。
これが逆だと、俺が壁ドンしているみたいになってしまいそうなので。一度なってしまったら終点までそのままで行くことになりそうなので。
「見られんだろ……いい加減に離せ」
「──すいません!」
うっかり掴んだ肩をそのままにしてしまっていた! イチャイチャしていると思われてしまう!
ぎゅうぎゅうということは周囲には人間だらけ。それも顔見知りばっかなんだ。田舎だし。
学生電車に乗る高校生は大体知ってる。
ひょっとすると名前が分からない人がいるだけで、もれなく全員見知ってはいるかもしれない……。
「デカイ声をだすな」
「すいません……」
バランスが安定したっぽいルイから手を離して、急に電車のスピードが緩まったと思ったら、なんのことはない次の駅に着いたらしい。
しかし、ここで降りるやつは少ないのだ。この近くにある高校は1つだけだからな。
つまり降りるやつより、乗るやつの方が多い。
ぎゅうぎゅうの電車内に更に人が乗り込んでく……──もう無理じゃない!? 無理だと思う!
乗車率が100%以上になってると思う。身動きもできないし、迂闊に動くことすら無理だと思う!
「う、嘘だろ? いくら次で乗り換えになるとはいえ、こんなに乗れんの?」
「みんな学校の時間があんだよ。仕事の人だっているんだ。みんな零斗みたいに、1分前登校なんてしないんだよ」
「いや、これはうっかり事故が起きるよ? 冤罪だよ?」
「うっかり触ったら足踏むからな……」
それは誰に? 誰に対して? この中で電車が揺れたら誰かには触れるよ?
揺れても平然としているような、そんなバランス感覚はない! 絶対に無理!
こうして二駅たらずではあるが、ぎゅうぎゅう電車に乗りました。時間にするとほんの10分だが、慣れない! 俺は慣れない!
よくもまあ、みんな毎朝こんなのに乗ってられるな。俺には無理だ。
「はぁ……やっとぎゅうぎゅうから解放された。その日によって乗る人数に変動があるのか……覚えておこう」
こんな俺でも何度か乗ったことはあったが、今日は過去最高にぎゅうぎゅうだった……。
日直の人とかが多い日だったのか? 学校の行事とかか?
「明日からは普段と同じ電車で通えよ。そうするとお前の分、スペースが空くから」
結局、足を踏まれました。理由は身体に少し接触したためです。何にどう接触してしまったのかは想像にお任せします。
ただ、ルイちゃんの顔は赤く、本気で足を踏まれました。それと天使くらいの破壊力! 以上です。
「悪かったって。しかし、事故だ。事故!あたたかーいの買ってやるから。怒らないで?」
ルイは乗り換えだが、その電車の出発までは少し時間がある。
寝坊と満員に気を取られて何もできていないから、もう少しある時間を有効に使いたい。
「……じゃあ売店のやつ」
「よしきた! ほら、ホーム向こうだろ?」
こうしてルイの学校の方向に行く電車が出発するまで、あたたかーい飲み物を飲みつつ、あたたかーい電車の中でお話ししました。
うっかりそのまま発車してしまうところでした。
※
『2人を仲良くさせるにはどうすればいいと思う?』
『原因が原因だからな……。バレンタインでやらかしたんだから、ホワイトデーで挽回じゃないか?』
『それはすでに考えた。それでは天……ミカエラは帰ってしまうんだ。あいつは1週間ほどで帰ってしまう』
『そうなのか?』
『それに、その間ずっと無視し続けられた場合、大変だと思わないか。ホワイトデー前にどうにかしないといかんのです』
『んーーっ、じゃあひな祭りじゃないか?』
『──それだ! いい案だ。そっか、ひな祭りがあったな。あれも使えるかもしれない!』
『だいたい分かったけどさ。お前、自分が手伝うの嫌なだけだろ?』
『そ、そんなことはない。スーパーなやつではあるけど。なんやかんや毎年やってるしーー』
と、いい話も聞けた。早起きしたかいがあった!
男だからかすっかり忘れていた。ひな祭り。柏餅。ちらし寿司。
何より女の子の祭りであり、女の子は姫だよね? 姫たちにはちょうどいいイベントであり、ちょうどいい……痛え。
「あっ、すいません」
ホームに向かう角のところで人にぶつかってしまった。こんな時、俺は素直に謝れる人だ。間違っても、
「いってーな。テメェどこ見て歩いてんだ。あぁん!?」
──とか言ったりはしない。
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