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天使のホワイトデー 後編
天使のホワイトデー ④
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俺がアマテラスを利用する目的の1つに、広範囲への情報の発信というのがある。
終戦宣言を可能な限り多くの人に聞いてもらいたい。出来ることなら見てもらいたい。
──それにはどうすればいいのか?
テレビでもあれば話は簡単だったのだが、異世界にテレビはない。テレビ局も当然ない。あとラジオもない。
これではリアルタイムでというのは不可能だ。
そこで、何でもありの悪魔たちに何とかならないかと相談したのだが、情報や報道というワードには、珍しくいい返事が返ってこなかった。
セバスは『諦めろ』とだけ言い、二クスは『難しいですねー』とやんわりと無理だと言いやがった。
そんな中で唯一、『……後で少しお話しが』とナナシだけが含みをもたせた。
その場はそれでお開きにして、俺はセバスたちに気づかれないように執事からアマテラスの話を聞いた。
執事が俺にした話には、初めて天国に行った時からずっと気になっていた、ガブリエルさんのアレコレが関わっていた。
目もないのに見えていたし、耳もないのに聞こえていたという不思議な現象。
あれはどういう仕組みなのかと、あれも天使のスキルなのかと考えていたんだ。
しかし、それを担うのがアマテラスという警備システムだと知り、ガブリエルさんはその管理者だと知った。
後は、それをなんとか借りるべく行動したという感じだ。
初めは知り合いの天使たちに、『ガブリエルさんにアマテラスを貸してくれないか聞いて?』と言ったのだが誰1人として『うん』とは言わないし、全員逃げだすというありさまだった。
そうなっては俺が直接交渉しに行くしかないとなったのが……結果は散々だったよね。
今こうしてアマテラスが俺の手にあるのは、あの時に俺の知らない何かがあったからだよね。
と、分からないことを気にしても仕方がない。ここまで長くなってしまったが、アマテラスは無事借りられ、扱いに関しても及第点を頂いた。
残る疑問は、『アマテラスに何が出来るのか』ということだろう?
空にあるアマテラスからどうやって情報を発信するのかといと、ヤツにはそんなことが可能になる装備が星の数くらい搭載されている。
簡単かつ分かるようにいうとね、アマテラスにはガ◯ダムとかに出てくるようなビットが大量に搭載されているんだよね。
そのビットの種類は3種。目と耳と手だ。ちなみに口は全部に付いている。つまりよく喋る!
目と耳は説明不要だと思うから省略する。で、手についてだがこいつは何もビットに指があるわけではない。
アマテラス本人に聞いたわけではないのだが、俺はこの手について見覚えがあった。
理屈とかの詳しい事は俺には分からないが、あれは見た感じ天使ビームと同じものだと思う。
そいつが伸縮可能な指となるようだ。次に──
『長いですご主人様。アマテラスは飽きました。もう帰りたいです』
…………。飽きたらしいので手早く終わらせる。あと、ご主人様については触れないでほしい。
俺が呼ばせているわけではないとだけ理解してほしい。では、実際にやってみよう!
『ご主人様、がんばってー』
まったくヤル気の感じられない頑張ってだったね。この調子では本当に手を貸す気は無いらしい。
回線とかがショートして死ねばいいと思う。
「16個というところか。しかし」
オート操作が出来ない(ヤツが空気なので)俺は、マニュアル操作にてビット攻撃を行わなくてはならない。
しかし、ニュータイプでない俺には無理だろう。
1個1個を自力で動かすとか死ぬくらいに疲労する。こういった場合には、予め用意してあった技名を叫ぶように設定しておいた。
「プリズン」
意味は分かるな? 技名を唱えたことにより会場内のビットが必要数勝手に集まり、狙った場所に繋ぎ合わされる。すると、ビットより発射された天使ビームで囲われた牢獄が完成する。
鉄格子のやつをイメージするといいと思う。
「えっ、プロデューサー殿。アマテラスを使えるんですか?」
アマテラスにて構成されている今日の舞台である足場が、突如として牙を剥いたクソ執事とミカエルのおっさんは一瞬で檻の中。
呆気にとられているクソ執事と、ビックリするほど真顔のおっさん。
「ふん、何を今更。このまま地上に落とすのもいいかもしれないな。もはや全て俺のさじ加減1つだし」
「馬鹿な。これでは……」
「何を言ってんだ。貴様が俺にすすめたんだろうが! こんな事が出来るようになるまで、どれだけ俺が無茶な努力させられたと思ってんだ!」
血の滲むような……実際、血は多少出たけど。努力があったんだ。
このくらい出来るようにならなければ、もう本当にやってられない。休みを消費して何をしていたんだよとなってしまう。
「いや、ガブリエル殿もアマテラスの補助も無しで操作するとか! 実はプロデューサー殿は人間ではなかったのですか!?」
「──かもな! それよりどうなりたい。大人しく席に戻るか、そのまま地上に戻るか選べ! 余計な手間をかけさせやがってーーっ。あと、手を貸せと言ったのに一切何もしやしない!」
勝手なヤツしかいないのか。クソ野郎共が。
ビーム出るなら全員ハチの巣にしてやりたいくらいだ。
『また、オシオキですか。ご主人様』
「──ご主人様って言うな! あと、『また』って何だ。どこからそんな言葉が出てくるんだ!」
『そう言いつつ後でオシオキするんでしょ! ──とか。──とかするんでしょ!』
しない。というか、しようがないよ?
確かにブン殴れるなら殴りたいけど、姿もないヤツにどうやって何かするのよ。
それと、どっからその禁止用語は出てくるのか……。
※
「お呼びですか。お姫様」
「──来るのが遅い!」
ミカエルのおっさんを席に戻し、執事はその隣に置いてきた。次は放り投げると釘を刺し、見張りとして目を残してきた。
それで、やっとお姫様のところまでたどり着いた。ここまで来るのに怒られるくらいの時間がかかった……。
「すいません。無数のおっさんたちとバカと役立たずのせいで遅くなりました。で、なんか問題か?」
「さっきからミカの挙動がおかしい……。時間が経つごとにおかしくなってるの」
どうやらミカの緊張は限界を迎えているらしい。
仕方ないと言えば仕方ないのだが、まだ始まってないのにそれでは不安しかない。
これはお姫様に相談するわけにもいかないし、俺がフォローするしかないか。
「単なる緊張だろ。どれ、このプロデューサーに任せなさい!」
アマテラスにお姫様とお話ししていなさいと頼み、ミカのところへと向かう。
これなら役立たずも素直に聞くだろうからね!
『ねぇねぇ、お姉様。アマテラス、お姉様に聞きたいことがあるの』
「うっ──、あんたどっから声が出てんのよ」
『この小さいやつだよ。それに、あんたじゃなくてアマテラスだよ』
「慣れない。何回見ても聞いても慣れない! ちょっと、周りをブンブン飛ばないで! これ置いていかないでよ!」
『お姉様。これ、じゃなくてアマテラスだよー』
ほらね、あいつもお姫様大好きだからね! いったいどうなってんだよ。あと、お姉様って何だよ!
まあ……どうでもいいか。しばらくソイツを頼むぞ、お姉様。
「ミカ、大丈夫か? お姫様も心配してるぞ」
「だだだだ、大丈夫よ。なななな、何も問題ないわ!」
カタカタ震えてるし、それが口にも影響している。
ミカはそれらを誤魔化そうと水の入ったグラスを持つが、震えで中身が全部こぼれてなくなる。
「バグってんのかというくらいに大丈夫じゃないな。あんまり考え過ぎるな──」
「──無理に決まってんでしょ! せっかくのご馳走も喉を通らない。もっと言うと吐きそうよ! もう帰りたい!」
ここまでやって帰られては困るので、もう始めるしかないか。
準備が出来たとアマテラスが言ってこないのだが、ミカが限界みたいだからな。
「アマテラス。お姫様が嫌がってるからこっち来なさい」
『それは嫉妬? ご主人様は嫉妬深いタイプなの?』
このように一応。呼べば来る。言うことを聞くかどうかは別問題だが呼べば来るのだ。
しかし、正直やかましいし、ロクなことを言わないので黙っていてほしい。
「違う。もう始める時間になっただけだ。それと繰り返すが、ご主人様はやめなさい。それでだね。頑張ってもらってるとこ申し訳ないが、キミ少し準備に時間がかかりすぎだよ」
『それならとっくに終わってるけど?』
「……聞いてないんだけど?」
『聞かれてないんだけど?』
「──いつから準備が終わってた!」
『ここで前回までを振り返ると──、くらいから』
「ずいぶん前からだね。言えよ!」
終戦宣言を可能な限り多くの人に聞いてもらいたい。出来ることなら見てもらいたい。
──それにはどうすればいいのか?
テレビでもあれば話は簡単だったのだが、異世界にテレビはない。テレビ局も当然ない。あとラジオもない。
これではリアルタイムでというのは不可能だ。
そこで、何でもありの悪魔たちに何とかならないかと相談したのだが、情報や報道というワードには、珍しくいい返事が返ってこなかった。
セバスは『諦めろ』とだけ言い、二クスは『難しいですねー』とやんわりと無理だと言いやがった。
そんな中で唯一、『……後で少しお話しが』とナナシだけが含みをもたせた。
その場はそれでお開きにして、俺はセバスたちに気づかれないように執事からアマテラスの話を聞いた。
執事が俺にした話には、初めて天国に行った時からずっと気になっていた、ガブリエルさんのアレコレが関わっていた。
目もないのに見えていたし、耳もないのに聞こえていたという不思議な現象。
あれはどういう仕組みなのかと、あれも天使のスキルなのかと考えていたんだ。
しかし、それを担うのがアマテラスという警備システムだと知り、ガブリエルさんはその管理者だと知った。
後は、それをなんとか借りるべく行動したという感じだ。
初めは知り合いの天使たちに、『ガブリエルさんにアマテラスを貸してくれないか聞いて?』と言ったのだが誰1人として『うん』とは言わないし、全員逃げだすというありさまだった。
そうなっては俺が直接交渉しに行くしかないとなったのが……結果は散々だったよね。
今こうしてアマテラスが俺の手にあるのは、あの時に俺の知らない何かがあったからだよね。
と、分からないことを気にしても仕方がない。ここまで長くなってしまったが、アマテラスは無事借りられ、扱いに関しても及第点を頂いた。
残る疑問は、『アマテラスに何が出来るのか』ということだろう?
空にあるアマテラスからどうやって情報を発信するのかといと、ヤツにはそんなことが可能になる装備が星の数くらい搭載されている。
簡単かつ分かるようにいうとね、アマテラスにはガ◯ダムとかに出てくるようなビットが大量に搭載されているんだよね。
そのビットの種類は3種。目と耳と手だ。ちなみに口は全部に付いている。つまりよく喋る!
目と耳は説明不要だと思うから省略する。で、手についてだがこいつは何もビットに指があるわけではない。
アマテラス本人に聞いたわけではないのだが、俺はこの手について見覚えがあった。
理屈とかの詳しい事は俺には分からないが、あれは見た感じ天使ビームと同じものだと思う。
そいつが伸縮可能な指となるようだ。次に──
『長いですご主人様。アマテラスは飽きました。もう帰りたいです』
…………。飽きたらしいので手早く終わらせる。あと、ご主人様については触れないでほしい。
俺が呼ばせているわけではないとだけ理解してほしい。では、実際にやってみよう!
『ご主人様、がんばってー』
まったくヤル気の感じられない頑張ってだったね。この調子では本当に手を貸す気は無いらしい。
回線とかがショートして死ねばいいと思う。
「16個というところか。しかし」
オート操作が出来ない(ヤツが空気なので)俺は、マニュアル操作にてビット攻撃を行わなくてはならない。
しかし、ニュータイプでない俺には無理だろう。
1個1個を自力で動かすとか死ぬくらいに疲労する。こういった場合には、予め用意してあった技名を叫ぶように設定しておいた。
「プリズン」
意味は分かるな? 技名を唱えたことにより会場内のビットが必要数勝手に集まり、狙った場所に繋ぎ合わされる。すると、ビットより発射された天使ビームで囲われた牢獄が完成する。
鉄格子のやつをイメージするといいと思う。
「えっ、プロデューサー殿。アマテラスを使えるんですか?」
アマテラスにて構成されている今日の舞台である足場が、突如として牙を剥いたクソ執事とミカエルのおっさんは一瞬で檻の中。
呆気にとられているクソ執事と、ビックリするほど真顔のおっさん。
「ふん、何を今更。このまま地上に落とすのもいいかもしれないな。もはや全て俺のさじ加減1つだし」
「馬鹿な。これでは……」
「何を言ってんだ。貴様が俺にすすめたんだろうが! こんな事が出来るようになるまで、どれだけ俺が無茶な努力させられたと思ってんだ!」
血の滲むような……実際、血は多少出たけど。努力があったんだ。
このくらい出来るようにならなければ、もう本当にやってられない。休みを消費して何をしていたんだよとなってしまう。
「いや、ガブリエル殿もアマテラスの補助も無しで操作するとか! 実はプロデューサー殿は人間ではなかったのですか!?」
「──かもな! それよりどうなりたい。大人しく席に戻るか、そのまま地上に戻るか選べ! 余計な手間をかけさせやがってーーっ。あと、手を貸せと言ったのに一切何もしやしない!」
勝手なヤツしかいないのか。クソ野郎共が。
ビーム出るなら全員ハチの巣にしてやりたいくらいだ。
『また、オシオキですか。ご主人様』
「──ご主人様って言うな! あと、『また』って何だ。どこからそんな言葉が出てくるんだ!」
『そう言いつつ後でオシオキするんでしょ! ──とか。──とかするんでしょ!』
しない。というか、しようがないよ?
確かにブン殴れるなら殴りたいけど、姿もないヤツにどうやって何かするのよ。
それと、どっからその禁止用語は出てくるのか……。
※
「お呼びですか。お姫様」
「──来るのが遅い!」
ミカエルのおっさんを席に戻し、執事はその隣に置いてきた。次は放り投げると釘を刺し、見張りとして目を残してきた。
それで、やっとお姫様のところまでたどり着いた。ここまで来るのに怒られるくらいの時間がかかった……。
「すいません。無数のおっさんたちとバカと役立たずのせいで遅くなりました。で、なんか問題か?」
「さっきからミカの挙動がおかしい……。時間が経つごとにおかしくなってるの」
どうやらミカの緊張は限界を迎えているらしい。
仕方ないと言えば仕方ないのだが、まだ始まってないのにそれでは不安しかない。
これはお姫様に相談するわけにもいかないし、俺がフォローするしかないか。
「単なる緊張だろ。どれ、このプロデューサーに任せなさい!」
アマテラスにお姫様とお話ししていなさいと頼み、ミカのところへと向かう。
これなら役立たずも素直に聞くだろうからね!
『ねぇねぇ、お姉様。アマテラス、お姉様に聞きたいことがあるの』
「うっ──、あんたどっから声が出てんのよ」
『この小さいやつだよ。それに、あんたじゃなくてアマテラスだよ』
「慣れない。何回見ても聞いても慣れない! ちょっと、周りをブンブン飛ばないで! これ置いていかないでよ!」
『お姉様。これ、じゃなくてアマテラスだよー』
ほらね、あいつもお姫様大好きだからね! いったいどうなってんだよ。あと、お姉様って何だよ!
まあ……どうでもいいか。しばらくソイツを頼むぞ、お姉様。
「ミカ、大丈夫か? お姫様も心配してるぞ」
「だだだだ、大丈夫よ。なななな、何も問題ないわ!」
カタカタ震えてるし、それが口にも影響している。
ミカはそれらを誤魔化そうと水の入ったグラスを持つが、震えで中身が全部こぼれてなくなる。
「バグってんのかというくらいに大丈夫じゃないな。あんまり考え過ぎるな──」
「──無理に決まってんでしょ! せっかくのご馳走も喉を通らない。もっと言うと吐きそうよ! もう帰りたい!」
ここまでやって帰られては困るので、もう始めるしかないか。
準備が出来たとアマテラスが言ってこないのだが、ミカが限界みたいだからな。
「アマテラス。お姫様が嫌がってるからこっち来なさい」
『それは嫉妬? ご主人様は嫉妬深いタイプなの?』
このように一応。呼べば来る。言うことを聞くかどうかは別問題だが呼べば来るのだ。
しかし、正直やかましいし、ロクなことを言わないので黙っていてほしい。
「違う。もう始める時間になっただけだ。それと繰り返すが、ご主人様はやめなさい。それでだね。頑張ってもらってるとこ申し訳ないが、キミ少し準備に時間がかかりすぎだよ」
『それならとっくに終わってるけど?』
「……聞いてないんだけど?」
『聞かれてないんだけど?』
「──いつから準備が終わってた!」
『ここで前回までを振り返ると──、くらいから』
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