598 / 625
第二十八章 梅雨が明けるまで
第五百八十四話 打ち上げ
しおりを挟む
「これほどの代物を受け取ったのだ、礼をするのが筋というものだな」
魔王2人はイズミのショルダーバッグに手をかざすと、アイテムボックスに干渉して2丁拳銃用のホルスターを取り出した。
マスタングのトランクに置いていた2丁拳銃をホルスターに納めると、青紫色の光に包まれる。
「イズミよ、装着したまえ」
「分かりました」
イズミは魔王から促されるままにベルトホルスターを装着すると、身体に吸い込まれるようにして消えてしまった。
「な!?」
「心配するでない。あのホルスターに魔法をかけた…今後はイズミがホルスターに付けている武器を使いたいと念じれば、例え外部から魔法を封じられていようと身体を拘束されていようと、いつ如何なる時でも実体化出来るようにしたのだ。背中側に隠した、もう1つの銃もな」
イズミはものは試しと軽く念じてみると、なんの違和感も無くホルスターが実体化された。
更には右の拳銃だけや、バックアップのリボルバーだけと言う特殊なオーダーすら完璧に対応したのだ。
更には予備の弾倉をまとめていたポーチもカスタムされており、ベルトに装着してあるのは弾倉2個用のポーチに変更され、ショルダーバッグから自動的に補給される機能まで搭載されていた。
イズミからしたら有難すぎるカスタムである。
「ショルダーバッグ内の在庫が空になったら、アーティファクトから直接補給も出来るぞ。これは銃に対する礼だ。バイクの礼は…そうだな、この世界で寿命を迎えたら、魂を聖樹に預かってもらうように手配してやろう。異世界から正しい手順で転移をしていない魂は、死んだ後の行き先が無いのでな」
「聖樹にですか」
「行き先が無いと消滅するのだが、そうなるとイズミのもたらした全ての物が消滅するのだ。それは我としても旨味が無い、我々から創造の女神への嫌がらせも兼ねた礼になる」
魔王の説明によると、自分の魂がこの世界から完全に消滅した場合、マスタングやマスタングで実体化した物が全て消滅してしまうらしい。
それだとグラテミアに渡したネックレスやレシピ本も消えてしまうので、イズミとしても美味しくはない。
「イズミよ。異世界から持ち込んだオリジナルの私物はあるか?」
「あるにはありますが…」
イズミは久し振りに宝物の腕時計をマスタングから取り出した。
角形のクロノグラフ腕時計だ。
魔王はこの腕時計にも魔法をかけた。
「生きている内に活用する事は無いだろうが、誰かに預けた時に便利な魔法を掛けておいた。魂だけの存在になっても有効だ」
前魔王の説明によると、イズミとマスタングの存在を魔力レベルでリンクさせており、生前でも死後でも腕時計を経由してやり取りが可能になるそうだ。
「これで聖樹の元で暇になっても、この腕時計を預けた者とは連絡が自由に取れる。マスタングは腕時計の近くであれば実体化も出来るだろう、イズミは何か魂を入れる器があればだな」
「そこまでする事は」
「何を言っている。魔王たる者に異世界の技術の結晶たる品々を献上した男に対して、それ相応の礼をしたまでの事だ」
腕時計を経由してアレコレ出来るようになると言う事は、宝物である腕時計を誰かに渡しておかないと活用出来ないと言う事だ。
つまりマスタングに仕舞ったままでは駄目になってしまった。
今の時点で預けておける人物で思い付くのは、グラテミアくらいである。
これは明日以降に相談してみるとしよう。
「イズミよ、そろそろ戻るとしよう。まだ酒盛りは終わっていないぞ」
魔王2人は壁をすり抜けるようにして酒盛りの席へ戻っていってしまった。
イズミはマスタングのトランクを締めてから、宝物の腕時計をマスタングに仕舞った。
「全く理解が追いつかん。死んだ後の話までされても、何も実感も湧かない」
イズミは口直しに軽くドワーフ酒を飲むと、酒盛り中の家に戻るのだった。
ヒュミトールで行なう最後の酒盛りは、用意していた酒が全て底を尽きてからが本番だった。
男神様達は勿論、魔王様も精霊達もイズミのアーティファクトであるマスタングが酒を出せる事を知っているので、異世界の酒へと手を伸ばし始めたのだ。
イズミが腕時計を見るとまだ夜の8時を過ぎたくらいであり、皆が過去4回行った酒盛りよりもハイペースで飲んでいるのが分かる。
「…今回は特別ですよ」
マスタングに頼んで大量の酒を用意すると更に盛り上がり始めて、イズミとメーレルはカクテル作りに集中する事になった。
ベリアとオリヴィアも途中まではグラスを運んだり洗ったりしてくれていたが、流石に疲れているのが分かる。
完全にお開きになったのは、日が変わる少し前の事だった。
「…終わったな」
「イズミ、マジで疲れたんだけど」
片付けを終えたメーレルとロレッタは一足先に帰っており、明日改めて屋敷にて話をする予定に調整をしてはいるが、家に居る3人は疲労困憊である。
「お二人さん、何か飲むか?俺達だけの打ち上げがてら、作るよ」
「良いのか?なら先ずはジントニックが良い!」
ベリアはテーブルに倒れ込んでいた身体を起こすと、元気にジントニックをオーダーする。
オリヴィアは飲んだ事が無いが、同じものをとオーダーした。
今回は全ての材料をマスタングに実体化してもらったが、いずれは異世界の材料だけでも容易に作れる環境になって欲しいものである。
「おまちどうさん…それじゃ皆、お疲れ!」
「「お疲れ!」」
3人がグイッとジントニックを飲むと、脱力するようにため息をついた。
「やっぱ美味いなぁ!単にドワーフ酒を飲むのとは全然違うぜ」
「キツイ酒かと思ったけど、飲みやすいね!冷えてるのが疲れた身体に染み入るよ」
オリヴィアはメーレルが何度も何度も作っていた、ジントニックなる飲み物が何故神々や精霊達に人気なのかがようやく分かったようだ。
少し緊張がほぐれているのか、レザースーツのジッパーを気持ち下ろし気味であり、臍がギリギリ見えない程度にまで下ろしているので目のやり場に少し困った。
「これで梅雨明け迄はほぼフリーになったな」
「ほぼって事は、何かやる事自体はあるんだな?」
「小物作りがちょっとな」
「細かい作業はパスで」
ベリアはイズミが見せたブレスレット用の石を見ると、即答で断りを入れた。
どうも苦手な分野のようだ。
「時間がある時に、まったりと作るさ」
「運動不足は?」
「…それも頑張るとしよう」
万年運動不足な身体では、やはり戦闘後は筋肉痛で辛いのだ。
日常生活に運動を盛り込んで、健康維持もしつつ肉体の改良をする必要がある。
「だったらアタシが運動メニューを考えるよ」
「オリー、本当にお手柔らかに頼みたい」
「しっかりとベリアさんと一緒に考えるから、安心して」
「オリヴィア、アタイの呼び方はベリアで良いぞ。さん付けはなんかゾワゾワしちまって駄目だ」
少しづつだがベリアとオリヴィアの距離感は近くなっているようだ。
「そう言えばオリー、加護を授かったらしいが実感は?」
「うーん…今のところは、特に何も」
「説明も無かったのか?」
「旅をしていればいずれ分かるとだけ」
「旅をしてれば、か。魔物を討伐したり、ベリアに同行する形でダンジョンに入れば何か分かりそうだな」
イズミは自分用のドワーフ酒をテーブルに置きながら呟くと、ベリアから指摘が入った。
「まだオリヴィアの武器も買って無いだろ」
「そうだった、武器無しじゃ話にならないな。オリー、今度武器屋に一緒に行こう」
「分かったよ」
軽い打ち上げのつもりだったが、腕時計を見ると日を跨いでしまった。
明日は明日で予定があるので、3人は程々の飲みで切り上げて眠り支度をするのだった。
魔王2人はイズミのショルダーバッグに手をかざすと、アイテムボックスに干渉して2丁拳銃用のホルスターを取り出した。
マスタングのトランクに置いていた2丁拳銃をホルスターに納めると、青紫色の光に包まれる。
「イズミよ、装着したまえ」
「分かりました」
イズミは魔王から促されるままにベルトホルスターを装着すると、身体に吸い込まれるようにして消えてしまった。
「な!?」
「心配するでない。あのホルスターに魔法をかけた…今後はイズミがホルスターに付けている武器を使いたいと念じれば、例え外部から魔法を封じられていようと身体を拘束されていようと、いつ如何なる時でも実体化出来るようにしたのだ。背中側に隠した、もう1つの銃もな」
イズミはものは試しと軽く念じてみると、なんの違和感も無くホルスターが実体化された。
更には右の拳銃だけや、バックアップのリボルバーだけと言う特殊なオーダーすら完璧に対応したのだ。
更には予備の弾倉をまとめていたポーチもカスタムされており、ベルトに装着してあるのは弾倉2個用のポーチに変更され、ショルダーバッグから自動的に補給される機能まで搭載されていた。
イズミからしたら有難すぎるカスタムである。
「ショルダーバッグ内の在庫が空になったら、アーティファクトから直接補給も出来るぞ。これは銃に対する礼だ。バイクの礼は…そうだな、この世界で寿命を迎えたら、魂を聖樹に預かってもらうように手配してやろう。異世界から正しい手順で転移をしていない魂は、死んだ後の行き先が無いのでな」
「聖樹にですか」
「行き先が無いと消滅するのだが、そうなるとイズミのもたらした全ての物が消滅するのだ。それは我としても旨味が無い、我々から創造の女神への嫌がらせも兼ねた礼になる」
魔王の説明によると、自分の魂がこの世界から完全に消滅した場合、マスタングやマスタングで実体化した物が全て消滅してしまうらしい。
それだとグラテミアに渡したネックレスやレシピ本も消えてしまうので、イズミとしても美味しくはない。
「イズミよ。異世界から持ち込んだオリジナルの私物はあるか?」
「あるにはありますが…」
イズミは久し振りに宝物の腕時計をマスタングから取り出した。
角形のクロノグラフ腕時計だ。
魔王はこの腕時計にも魔法をかけた。
「生きている内に活用する事は無いだろうが、誰かに預けた時に便利な魔法を掛けておいた。魂だけの存在になっても有効だ」
前魔王の説明によると、イズミとマスタングの存在を魔力レベルでリンクさせており、生前でも死後でも腕時計を経由してやり取りが可能になるそうだ。
「これで聖樹の元で暇になっても、この腕時計を預けた者とは連絡が自由に取れる。マスタングは腕時計の近くであれば実体化も出来るだろう、イズミは何か魂を入れる器があればだな」
「そこまでする事は」
「何を言っている。魔王たる者に異世界の技術の結晶たる品々を献上した男に対して、それ相応の礼をしたまでの事だ」
腕時計を経由してアレコレ出来るようになると言う事は、宝物である腕時計を誰かに渡しておかないと活用出来ないと言う事だ。
つまりマスタングに仕舞ったままでは駄目になってしまった。
今の時点で預けておける人物で思い付くのは、グラテミアくらいである。
これは明日以降に相談してみるとしよう。
「イズミよ、そろそろ戻るとしよう。まだ酒盛りは終わっていないぞ」
魔王2人は壁をすり抜けるようにして酒盛りの席へ戻っていってしまった。
イズミはマスタングのトランクを締めてから、宝物の腕時計をマスタングに仕舞った。
「全く理解が追いつかん。死んだ後の話までされても、何も実感も湧かない」
イズミは口直しに軽くドワーフ酒を飲むと、酒盛り中の家に戻るのだった。
ヒュミトールで行なう最後の酒盛りは、用意していた酒が全て底を尽きてからが本番だった。
男神様達は勿論、魔王様も精霊達もイズミのアーティファクトであるマスタングが酒を出せる事を知っているので、異世界の酒へと手を伸ばし始めたのだ。
イズミが腕時計を見るとまだ夜の8時を過ぎたくらいであり、皆が過去4回行った酒盛りよりもハイペースで飲んでいるのが分かる。
「…今回は特別ですよ」
マスタングに頼んで大量の酒を用意すると更に盛り上がり始めて、イズミとメーレルはカクテル作りに集中する事になった。
ベリアとオリヴィアも途中まではグラスを運んだり洗ったりしてくれていたが、流石に疲れているのが分かる。
完全にお開きになったのは、日が変わる少し前の事だった。
「…終わったな」
「イズミ、マジで疲れたんだけど」
片付けを終えたメーレルとロレッタは一足先に帰っており、明日改めて屋敷にて話をする予定に調整をしてはいるが、家に居る3人は疲労困憊である。
「お二人さん、何か飲むか?俺達だけの打ち上げがてら、作るよ」
「良いのか?なら先ずはジントニックが良い!」
ベリアはテーブルに倒れ込んでいた身体を起こすと、元気にジントニックをオーダーする。
オリヴィアは飲んだ事が無いが、同じものをとオーダーした。
今回は全ての材料をマスタングに実体化してもらったが、いずれは異世界の材料だけでも容易に作れる環境になって欲しいものである。
「おまちどうさん…それじゃ皆、お疲れ!」
「「お疲れ!」」
3人がグイッとジントニックを飲むと、脱力するようにため息をついた。
「やっぱ美味いなぁ!単にドワーフ酒を飲むのとは全然違うぜ」
「キツイ酒かと思ったけど、飲みやすいね!冷えてるのが疲れた身体に染み入るよ」
オリヴィアはメーレルが何度も何度も作っていた、ジントニックなる飲み物が何故神々や精霊達に人気なのかがようやく分かったようだ。
少し緊張がほぐれているのか、レザースーツのジッパーを気持ち下ろし気味であり、臍がギリギリ見えない程度にまで下ろしているので目のやり場に少し困った。
「これで梅雨明け迄はほぼフリーになったな」
「ほぼって事は、何かやる事自体はあるんだな?」
「小物作りがちょっとな」
「細かい作業はパスで」
ベリアはイズミが見せたブレスレット用の石を見ると、即答で断りを入れた。
どうも苦手な分野のようだ。
「時間がある時に、まったりと作るさ」
「運動不足は?」
「…それも頑張るとしよう」
万年運動不足な身体では、やはり戦闘後は筋肉痛で辛いのだ。
日常生活に運動を盛り込んで、健康維持もしつつ肉体の改良をする必要がある。
「だったらアタシが運動メニューを考えるよ」
「オリー、本当にお手柔らかに頼みたい」
「しっかりとベリアさんと一緒に考えるから、安心して」
「オリヴィア、アタイの呼び方はベリアで良いぞ。さん付けはなんかゾワゾワしちまって駄目だ」
少しづつだがベリアとオリヴィアの距離感は近くなっているようだ。
「そう言えばオリー、加護を授かったらしいが実感は?」
「うーん…今のところは、特に何も」
「説明も無かったのか?」
「旅をしていればいずれ分かるとだけ」
「旅をしてれば、か。魔物を討伐したり、ベリアに同行する形でダンジョンに入れば何か分かりそうだな」
イズミは自分用のドワーフ酒をテーブルに置きながら呟くと、ベリアから指摘が入った。
「まだオリヴィアの武器も買って無いだろ」
「そうだった、武器無しじゃ話にならないな。オリー、今度武器屋に一緒に行こう」
「分かったよ」
軽い打ち上げのつもりだったが、腕時計を見ると日を跨いでしまった。
明日は明日で予定があるので、3人は程々の飲みで切り上げて眠り支度をするのだった。
31
あなたにおすすめの小説
彼に勇者は似合わない!
プリン伯爵
ファンタジー
連日の残業で終電帰りのサラリーマン、神無月無名21歳。
ある夜、突然足元の光に包まれ異世界へと召喚されてしまう。
そこは豪華絢爛な王宮。
第一王女ラクティスは、彼を含む男女5人を「勇者」として召喚したと告げる。
元の世界では時間がほぼ止まっているという説明を受け、半ば強制的に魔国との戦いに協力することになった無名たち。
発現した無名の紋章は歴代でも最高クラスを示し万能の勇者と称され、周囲を驚愕させる。
元の世界への帰還を条件に口頭で協力を約束する勇者たちだが、無名だけは王家に対し警戒心を抱き、王に元の世界への帰還とこの世界で得た力を持ち帰ることを書面で約束させる。
協調性がないと周囲から思われながらも、己の最適解を優先する無名は、果たして他の勇者たちと協力し、魔国を打ち倒して元の世界へ帰ることができるのか。
それぞれの思惑が交錯する中、勇者たちの戦いが幕を開ける。
これは社会不適合者が歩む成長の物語。
不死身のボッカ
暁丸
ファンタジー
逓信(ていしん)ギルドに所属する甲殻人ボッカ。歩荷(ぼっか=運搬人)だからボッカと素性を隠す特急便の運搬人。
小柄な身体に見合わぬ怪力、疾風のスピードと疲れ知らずのスタミナで、野を越え山越え荷物を運ぶ。
逓信ギルドの運搬人になったのは、危険な迷宮には入りたく無いから。面倒と危険を避けてすんなり仕事を終わらせたいのに、時にギルド支部長に命じられ行きたくも無い魔獣狩りの運搬人として駆り出される。
割とチートな身体能力を持ちながら、戦闘能力はからっきしで過剰な期待はされたく無い。こんな殺伐とした異世界生活なんかとっとと終わらせて眠るように死にたいと願う、そんな<不死身の歩荷>のお話。
※種族名とか用語は前作と共通にしてますが、別の世界の物語です。世界観も若干違います。
※「歩荷」とは一般的にいう「ポーター」のことですが、長距離運送も兼任しています。
※作者が設定厨なので、時々本筋に関係ない解説回が入ります。
※第16回ファンタジー小説大賞にエントリーしてみました。
僕だけ入れちゃうステータス欄 ~追放された凄腕バッファーは、たまたま出会った新人冒険者たちと真の最強パーティーを作り上げる~
めでめで汰
ファンタジー
バッファーの少年カイトのバフスキルは「ステータス欄の中に入って直接数字を動かす」というもの。
しかし、その能力を信じなかった仲間からカイトは追放され迷宮に置き去りにされる。
そこで出会ったLUK(幸運)値の高い少女ハルと共にカイトは無事迷宮から生還。
その後、カイトはハルの両親を探すため地下迷宮の奥へと挑むことを決意する。
(スライム、もふもふ出てきます。女の子に囲まれるけどメインヒロインは一人です。「ざまぁ」もしっかりあります)
やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
龍と旅する。
水無月
ファンタジー
治安が良くない島々や国を龍と旅する物語。
主人公たちが探すのは「龍の卵」。だがそれを狙うのは彼らだけではなく、「龍狩り」や貴族とも争うことになる。
出会いと別れを繰り返して、ロッドとレリスは大海原を渡る。
・海龍 ロッド……最強。頼りになる。こいつ一人でいいんじゃないかと思われるが、とある理由からレリスと行動している。威厳のある話し方をするが、中身は幼い男の子。
・人間 レリス……男性。人間基準で言えば強いが、あくまで人間の枠組みの中でのこと。お人好し。
※注意
〇喧嘩しまくりの異種族同士ですが、彼らはお互いを家族だと認識しています。家族愛です。
〇レリスが生まれ持った性質のせいで「龍の卵」なみに狙われる時があります。徐々に巻き込まれヒロインみたいになります。
〇上記のふたつが無理な方はお気を付けください。表紙と挿絵は手描きです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる