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第五章 カレンの故郷
第六十二話 ダンジョンの玄関口
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ちゃんと探索に使える明かりを準備出来たので、イズミとカレンの2人で階段を下り始めた。
イズミが先頭、数歩後ろにカレンがついて来ている。
右手にソードオフショットガンを腰溜めで持ち、左手にライトを逆手に持ち肩の高さで保持するスタイルで、一歩ずつ確実に進んで行った。
階段は滑りにくく普通に下りる事が出来たが、幅がそこまで広くないので圧迫感がある。
ライトで確認する限り、階段の終わる所までにワイヤー系のトラップも無さそうだった。
変な反射も階段の違和感も無い。
緊張で数え忘れていたが、100段は無いだろう階段を下り終えた2人は、周囲をゆっくり照らしてみた。
「どうなってる?」
イズミは思わず呟いた。
目の前には大きい広場のような空間が広がっていたのだ。
広場は長方形で左右に1本ずつ通路があり、奥には頑丈そうな両開きの扉が見える。
等間隔とまでは言い難いが、壁際には燭台も多数あった。
魔物の姿は見当たらない。
ダンジョンだからなのだろうか、空気が薄い気もしなかった。
普通に探検時の拠点に出来そうな空間だった。
人間は道が右と左に分かれていたら、左を選ぶ割合が多いらしい。
イズミはそんな話を思い出しつつ、ご多分に漏れず左の通路から調べてみる事にした。
通路の距離は目測10メートル位で、奥に広い空間があるのが見える。
入ってみると空間内は正方形であり、床には魔法陣のような文字列や模様が刻まれていた。
左右前方、上部に扉や通路は無かった。
ここにも燭台があるので、冒険者ギルドが調査に来たら魔法陣の用途を聞いてみよう。
反対側の通路も調べたが、そこも正方形の部屋であり、違いは床に描かれた魔法陣くらいに感じた。
具体的にどう違うのかは説明出来ないが、模様に違いがあるように見えた。
イズミは長方形の広場に戻り、両開きの扉をライトで照らす。
扉はイズミの背よりもかなり高く、顔の位置に施錠用の板があった。
縁には豪華とは言わないが模様が彫られていた。
「触ら…ない方が良さそうだな」
イズミはそう呟きつつ、扉を見ながら後ろへと下がった。
扉の全体像を軽く照らしてから、ため息をついた。
『触らぬ神に祟りなし』
今は無闇に、興味本位で触らない方が良いだろう。
イズミは扉から先はギルドの調査に任せようと思い、地上に戻る事にした。
「階段を下ったら広場があった。左右には通路が1つずつ。広場の奥には両開きの扉があったが、触れずに戻って来たよ」
マスタング付近で待機していたガルシア達に、イズミは見てきた状況を地面に木の枝でレイアウトを大雑把に書いて説明する。
「魔物の姿は無かったのですが、扉の向こうには居ます。気配はありました」
カレンが感じた気配や魔力は、ダンジョンであるが故に強弱すらも曖昧だったと言う。
「扉を開ければ、もっと分かったかもしれませんが…」
「それは冒険者ギルドの調査隊に任せれば良いだろう。俺達が出しゃばって勇み足を踏む必要は、今のところ無いからな」
イズミは装備を片付けつつ今後の動きを考えたが、とりあえずカレンの故郷へ一旦戻って冒険者ギルドの対応を見ようと言う事で、話がまとまった。
イズミが先頭、数歩後ろにカレンがついて来ている。
右手にソードオフショットガンを腰溜めで持ち、左手にライトを逆手に持ち肩の高さで保持するスタイルで、一歩ずつ確実に進んで行った。
階段は滑りにくく普通に下りる事が出来たが、幅がそこまで広くないので圧迫感がある。
ライトで確認する限り、階段の終わる所までにワイヤー系のトラップも無さそうだった。
変な反射も階段の違和感も無い。
緊張で数え忘れていたが、100段は無いだろう階段を下り終えた2人は、周囲をゆっくり照らしてみた。
「どうなってる?」
イズミは思わず呟いた。
目の前には大きい広場のような空間が広がっていたのだ。
広場は長方形で左右に1本ずつ通路があり、奥には頑丈そうな両開きの扉が見える。
等間隔とまでは言い難いが、壁際には燭台も多数あった。
魔物の姿は見当たらない。
ダンジョンだからなのだろうか、空気が薄い気もしなかった。
普通に探検時の拠点に出来そうな空間だった。
人間は道が右と左に分かれていたら、左を選ぶ割合が多いらしい。
イズミはそんな話を思い出しつつ、ご多分に漏れず左の通路から調べてみる事にした。
通路の距離は目測10メートル位で、奥に広い空間があるのが見える。
入ってみると空間内は正方形であり、床には魔法陣のような文字列や模様が刻まれていた。
左右前方、上部に扉や通路は無かった。
ここにも燭台があるので、冒険者ギルドが調査に来たら魔法陣の用途を聞いてみよう。
反対側の通路も調べたが、そこも正方形の部屋であり、違いは床に描かれた魔法陣くらいに感じた。
具体的にどう違うのかは説明出来ないが、模様に違いがあるように見えた。
イズミは長方形の広場に戻り、両開きの扉をライトで照らす。
扉はイズミの背よりもかなり高く、顔の位置に施錠用の板があった。
縁には豪華とは言わないが模様が彫られていた。
「触ら…ない方が良さそうだな」
イズミはそう呟きつつ、扉を見ながら後ろへと下がった。
扉の全体像を軽く照らしてから、ため息をついた。
『触らぬ神に祟りなし』
今は無闇に、興味本位で触らない方が良いだろう。
イズミは扉から先はギルドの調査に任せようと思い、地上に戻る事にした。
「階段を下ったら広場があった。左右には通路が1つずつ。広場の奥には両開きの扉があったが、触れずに戻って来たよ」
マスタング付近で待機していたガルシア達に、イズミは見てきた状況を地面に木の枝でレイアウトを大雑把に書いて説明する。
「魔物の姿は無かったのですが、扉の向こうには居ます。気配はありました」
カレンが感じた気配や魔力は、ダンジョンであるが故に強弱すらも曖昧だったと言う。
「扉を開ければ、もっと分かったかもしれませんが…」
「それは冒険者ギルドの調査隊に任せれば良いだろう。俺達が出しゃばって勇み足を踏む必要は、今のところ無いからな」
イズミは装備を片付けつつ今後の動きを考えたが、とりあえずカレンの故郷へ一旦戻って冒険者ギルドの対応を見ようと言う事で、話がまとまった。
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