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第九章 海を目指して
第百十三話 ドラゴンを撃ち落とす
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マスタングが平原を走る。
タイヤが土を巻き上げながら、力強く大地を駆ける。
太陽が空高く輝き、雲一つ無い空の下は絶好のドライブ日和である。
イズミは1人旅を満喫しつつ、大雑把な予定で海を目指していた。
その筈だった。
「マスタング!近くに隠れられそうな場所は無いか?」
「マスター。ここは平原です。そんな場所は無いと思った方が良いかと」
走っているマスタングの後ろで、派手に爆発が起きる。
直撃はしなかったものの、1発でも当たったらイズミもマスタングも一瞬でお陀仏になりそうな威力の、軽自動車サイズの火球が飛んで来たのだ。
雲一つ無い空の下を走る筈のマスタングが影に入った。
イズミは運転席側の窓を開けて空を見上げる。
「マスタング、何度見てもアレはドラゴンだ!」
「マスター。既に3回、ドラゴンだと説明しています」
「んな事言われても、簡単に信じられるかっての!」
イズミはブレーキを踏んでドラゴンの後ろに付くと、ステアリングを右に切って逃走を続ける。
「スキャン完了しました。下位のレッドドラゴンで全長は尻尾を含めて18メートル、炎属性です。対応可能武器は…マシンガン以上の大型装備となります」
「じゃあマシンガンを出してくれ!討伐は出来なくても撃退はしないと俺が死ぬ!」
マスタングがマシンガンを実体化させた。
筋肉モリモリマッチョマンが敵から奪って使用したマシンガン、とあるベトナム戦争帰還兵が軍のトラックから強奪して田舎町で大暴れした時に使用したマシンガンである。
イズミが使用する武器の中で、現状最も装弾数が多く高威力の武器である。
「知らないうちにドラゴンの縄張りにでも入ったか?」
「単に我々が目立っていたからではないでしょうか?」
マシンガンの準備を済ませてから、射撃が出来るタイミングを作るべくドラゴンの様子を伺う。
ドラゴンに追われつつ走行していると、遠くに馬車が見えた。
これはマズい。
知らない人間を巻き添えにしてしまうのは、非常によろしくない。
帝国の兵士なら構わないが…
イズミはステアリングを左に切り、馬車から離れるように走行する。
ミラー越しにまた火球が飛んでくるのが見えたので、またステアリングを切って避ける。
火球の着弾を確認するのと同時に、イズミは準備していたマシンガンを構えて、マスタングに自動運転を頼んでからドラゴンに向けて撃ち込んだ。
胴体から翼辺りを狙って撃ったのだが、有効打は与えきれていないようだ。
ドラゴンが旋回してマスタングの正面から攻撃をする体勢になっている。
「次の攻撃で駄目なら、ガトリングを使おう」
「分かりました」
イズミとマスタングは次のプランまで考えつつ、ドラゴンの接近に備えた。
ドラゴンが火球を吐く前にマシンガンを撃ち込む。
翼に命中したのかドラゴンの飛行経路がズレて、マスタングから逸れながら地面に落ちた。
砂煙が収まるのを待ってから、地面を這って襲いかかるドラゴンの胴体にマシンガンを撃つ。
ドラゴンが倒れ込んだのはイズミから10メートルも無い、目と鼻の先と言っても良いだろう距離だった。
「…君子あやうきに近寄らず。このまま去るか?」
そんな事を考えながらマシンガンを構え直していたら、戦闘中に見えた馬車が近付いて来るのが見えた。
念の為にマシンガンを隠して、ドラゴンから距離を取りつつ馬車の動向を伺った。
タイヤが土を巻き上げながら、力強く大地を駆ける。
太陽が空高く輝き、雲一つ無い空の下は絶好のドライブ日和である。
イズミは1人旅を満喫しつつ、大雑把な予定で海を目指していた。
その筈だった。
「マスタング!近くに隠れられそうな場所は無いか?」
「マスター。ここは平原です。そんな場所は無いと思った方が良いかと」
走っているマスタングの後ろで、派手に爆発が起きる。
直撃はしなかったものの、1発でも当たったらイズミもマスタングも一瞬でお陀仏になりそうな威力の、軽自動車サイズの火球が飛んで来たのだ。
雲一つ無い空の下を走る筈のマスタングが影に入った。
イズミは運転席側の窓を開けて空を見上げる。
「マスタング、何度見てもアレはドラゴンだ!」
「マスター。既に3回、ドラゴンだと説明しています」
「んな事言われても、簡単に信じられるかっての!」
イズミはブレーキを踏んでドラゴンの後ろに付くと、ステアリングを右に切って逃走を続ける。
「スキャン完了しました。下位のレッドドラゴンで全長は尻尾を含めて18メートル、炎属性です。対応可能武器は…マシンガン以上の大型装備となります」
「じゃあマシンガンを出してくれ!討伐は出来なくても撃退はしないと俺が死ぬ!」
マスタングがマシンガンを実体化させた。
筋肉モリモリマッチョマンが敵から奪って使用したマシンガン、とあるベトナム戦争帰還兵が軍のトラックから強奪して田舎町で大暴れした時に使用したマシンガンである。
イズミが使用する武器の中で、現状最も装弾数が多く高威力の武器である。
「知らないうちにドラゴンの縄張りにでも入ったか?」
「単に我々が目立っていたからではないでしょうか?」
マシンガンの準備を済ませてから、射撃が出来るタイミングを作るべくドラゴンの様子を伺う。
ドラゴンに追われつつ走行していると、遠くに馬車が見えた。
これはマズい。
知らない人間を巻き添えにしてしまうのは、非常によろしくない。
帝国の兵士なら構わないが…
イズミはステアリングを左に切り、馬車から離れるように走行する。
ミラー越しにまた火球が飛んでくるのが見えたので、またステアリングを切って避ける。
火球の着弾を確認するのと同時に、イズミは準備していたマシンガンを構えて、マスタングに自動運転を頼んでからドラゴンに向けて撃ち込んだ。
胴体から翼辺りを狙って撃ったのだが、有効打は与えきれていないようだ。
ドラゴンが旋回してマスタングの正面から攻撃をする体勢になっている。
「次の攻撃で駄目なら、ガトリングを使おう」
「分かりました」
イズミとマスタングは次のプランまで考えつつ、ドラゴンの接近に備えた。
ドラゴンが火球を吐く前にマシンガンを撃ち込む。
翼に命中したのかドラゴンの飛行経路がズレて、マスタングから逸れながら地面に落ちた。
砂煙が収まるのを待ってから、地面を這って襲いかかるドラゴンの胴体にマシンガンを撃つ。
ドラゴンが倒れ込んだのはイズミから10メートルも無い、目と鼻の先と言っても良いだろう距離だった。
「…君子あやうきに近寄らず。このまま去るか?」
そんな事を考えながらマシンガンを構え直していたら、戦闘中に見えた馬車が近付いて来るのが見えた。
念の為にマシンガンを隠して、ドラゴンから距離を取りつつ馬車の動向を伺った。
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