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第二十一章 武器が出来るまで
第三百二十八話 ナイフ製作の打ち合わせ
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翌日。
イズミ達はドワーフ工房に顔を出し、ボンネビルに声をかけた。
「ボンネビルさん、来ましたよ」
「おぉ、来てくれたか。取り敢えず…確認してくれ」
工房の奥から現れたボンネビルは試作品だろうナイフを持ってはいるが、何処か自信無さげである。
ナイフを受け取ったベリアが構えて魔力を込めるも、魔力の流れが悪いのか風の動きに違和感があるようで首を傾げている。
「なんか…違うなぁ」
「だろ?工房にある魔石を選りすぐっても、ここ迄しか出来なくてな」
工房の裏手にある広場で試し斬りをしてみるが、ベリアの納得出来る仕上がりでは無いようだ。
「精密攻撃は難しいな、大雑把に使うなら問題無いけど」
試し斬りを済ませたベリアが肩を叩きながら戻って来た。
「忘れる前に渡しておきます、コレがウチの持っている魔石です」
「すまねぇ…なんじゃコリャァ!」
魔石を受け取ったボンネビルだったが、マジマジと確認をしていると叫びだした。
「上質な魔石だろ?」
「上質ってレベルじゃない。こんな規格外の魔石があるとはな」
「どうにかなりそうか」
「この魔石を使って下手なのを作ったら、末代までの笑われ者だな」
ボンネビルはベリアの元へ向かうと、ナイフの使い心地を確認する。
「持ってみて、どうだ?」
「そうだな。バランスはそこまで…少し重心バランスが崩れているような、そんな感じだな。感覚的な話になって悪いが、長期戦に持ち込まれた時に響いてきそうだ」
「ナイフを全体的にもう少し薄くするか…アダマンタイトならもう少し薄くしても強度は問題無いしな。ガッツリ肉抜きもするか?」
「軽量さも大事だけど、重視するのは耐久性だな。戦闘中に歪んだり折れたりするリスクは、少ない方が良い」
ベリアとボンネビルが綿密な打ち合わせをしている側で、イズミは工房の入口近くにある売り物をまったりと見ている。
自分では扱いこなせない武器だが、見ているだけでも楽しいものである。
「刃はどうする?素材が素材だからな、薄く斬れ味重視でも刃毀れはまずしないと思うが」
「そうだなぁ、今までの使い方だと戦闘から薪割までだからな。それを見越した奴が良い」
「なら、取り敢えず気持ち厚めにしてみるとしよう」
打ち合わせが終わったのか、工房の前までベリアが戻って来た。
「次は3日後位に来てくれ。この魔石を使えば、大分良い感じに仕上がるとは思うが…使い心地は要調整だからな」
「分かりました、では3日後に」
ボンネビルに別れを告げた後、ベリアが冒険者ギルドに顔を出したいと言うので帰りの途中で馬車を停めて貰う。
大したことでは無いと言うが、イズミは良い印象を持っていないので心配ではある。
少ししてベリアが戻って来ると、満面の笑みで馬車に乗り込んで来た。
「報酬の支払い準備が出来たって言うから、受け取って来た」
「それがメインだったのか?」
「まさか、スタンピード調査の進捗確認だよ。調査隊は編成済みで、明日から動くって」
グラテミアが言うにはヒュミトールは対象地域から外れるだろうとの事だったが、それも含めて他の町も調べる必要があるのだ。
その点では、冒険者ギルドには頑張って貰わねばならない。
「屋敷に戻ったら、報酬の分前を改めて確認しようぜ」
「そうだな」
程なくして馬車は屋敷へ到着する。
一度マスタングの元へ向かうと、馬車置き場には当然の様に野良猫が寛いでいる。
「おぉイズミか。ご飯くれ」
「全く、仕方ないな」
図々しいと言うか太々しいと言うか、猫らしいと言えばそれまでだが、気に入ってくれているようなのでマスタングに実体化を頼む。
小皿に盛り付けて野良猫の近くに置くと、勢い良く食べ始めた。
「これは能力の平和的利用…なのか?」
「…多分」
そんな呟きをしたイズミに対して、ベリアは困りつつ言葉を返した。
イズミ達はドワーフ工房に顔を出し、ボンネビルに声をかけた。
「ボンネビルさん、来ましたよ」
「おぉ、来てくれたか。取り敢えず…確認してくれ」
工房の奥から現れたボンネビルは試作品だろうナイフを持ってはいるが、何処か自信無さげである。
ナイフを受け取ったベリアが構えて魔力を込めるも、魔力の流れが悪いのか風の動きに違和感があるようで首を傾げている。
「なんか…違うなぁ」
「だろ?工房にある魔石を選りすぐっても、ここ迄しか出来なくてな」
工房の裏手にある広場で試し斬りをしてみるが、ベリアの納得出来る仕上がりでは無いようだ。
「精密攻撃は難しいな、大雑把に使うなら問題無いけど」
試し斬りを済ませたベリアが肩を叩きながら戻って来た。
「忘れる前に渡しておきます、コレがウチの持っている魔石です」
「すまねぇ…なんじゃコリャァ!」
魔石を受け取ったボンネビルだったが、マジマジと確認をしていると叫びだした。
「上質な魔石だろ?」
「上質ってレベルじゃない。こんな規格外の魔石があるとはな」
「どうにかなりそうか」
「この魔石を使って下手なのを作ったら、末代までの笑われ者だな」
ボンネビルはベリアの元へ向かうと、ナイフの使い心地を確認する。
「持ってみて、どうだ?」
「そうだな。バランスはそこまで…少し重心バランスが崩れているような、そんな感じだな。感覚的な話になって悪いが、長期戦に持ち込まれた時に響いてきそうだ」
「ナイフを全体的にもう少し薄くするか…アダマンタイトならもう少し薄くしても強度は問題無いしな。ガッツリ肉抜きもするか?」
「軽量さも大事だけど、重視するのは耐久性だな。戦闘中に歪んだり折れたりするリスクは、少ない方が良い」
ベリアとボンネビルが綿密な打ち合わせをしている側で、イズミは工房の入口近くにある売り物をまったりと見ている。
自分では扱いこなせない武器だが、見ているだけでも楽しいものである。
「刃はどうする?素材が素材だからな、薄く斬れ味重視でも刃毀れはまずしないと思うが」
「そうだなぁ、今までの使い方だと戦闘から薪割までだからな。それを見越した奴が良い」
「なら、取り敢えず気持ち厚めにしてみるとしよう」
打ち合わせが終わったのか、工房の前までベリアが戻って来た。
「次は3日後位に来てくれ。この魔石を使えば、大分良い感じに仕上がるとは思うが…使い心地は要調整だからな」
「分かりました、では3日後に」
ボンネビルに別れを告げた後、ベリアが冒険者ギルドに顔を出したいと言うので帰りの途中で馬車を停めて貰う。
大したことでは無いと言うが、イズミは良い印象を持っていないので心配ではある。
少ししてベリアが戻って来ると、満面の笑みで馬車に乗り込んで来た。
「報酬の支払い準備が出来たって言うから、受け取って来た」
「それがメインだったのか?」
「まさか、スタンピード調査の進捗確認だよ。調査隊は編成済みで、明日から動くって」
グラテミアが言うにはヒュミトールは対象地域から外れるだろうとの事だったが、それも含めて他の町も調べる必要があるのだ。
その点では、冒険者ギルドには頑張って貰わねばならない。
「屋敷に戻ったら、報酬の分前を改めて確認しようぜ」
「そうだな」
程なくして馬車は屋敷へ到着する。
一度マスタングの元へ向かうと、馬車置き場には当然の様に野良猫が寛いでいる。
「おぉイズミか。ご飯くれ」
「全く、仕方ないな」
図々しいと言うか太々しいと言うか、猫らしいと言えばそれまでだが、気に入ってくれているようなのでマスタングに実体化を頼む。
小皿に盛り付けて野良猫の近くに置くと、勢い良く食べ始めた。
「これは能力の平和的利用…なのか?」
「…多分」
そんな呟きをしたイズミに対して、ベリアは困りつつ言葉を返した。
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