正規ルートに反対!〜確定攻略対象者に近付きません‼︎〜

蒼葉

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 なーんて意気込んでいた時期が懐かしい。
 結局・・・予定通りにいかず、王都に居る父様の親族に伯爵様がいらっしゃって、預けられました。
 学園卒業まで。はぁ。

 こうなったらトコトン回避よ、回避。
 王子を筆頭に高位貴族は滅多に会わない。
 会わないったら、会わない。
 友達は欲しいけど、もれなく他の貴族がついてくるし、そこから高位貴族・・・ect.

 はぁ。ストレスでハゲそう。ハゲないけど。





 月日が流れるのって・・・早いわ。
 もう学園入学式なんだから。
 今日まで確定攻略対象者との接点がなかったのが救いね。
 このまま目立たず、問題起こさず、悪役令嬢に突っ掛からず、確定攻略対象者達は完全回避で‼︎
 よし。隠密でGO‼︎





 入学式の真っ最中です。
 学園長の話は長い。眠いかも。
 終わった後は新入生代表の言葉ね・・・王太子じゃない。
 目線逸らしとかないと。
 うっかり合っちゃったらシャレにならないもの。

 当たり障りのない季節の挨拶、勉学を頑張る、ハメを外さない学生でいる・・・当たり前の話を永遠に続ける。
 定型文なのかな?原稿要らないよね。

 外、お天気良いから、暖かくて気持ちよさそう~。
 
 余所見をしていたら、隣から突かれた。
 何?と振り向くと、何故か周り全員からの視線が突き刺さっていた。

「え?」

『私の挨拶は退屈かな?』

 マイクからの声が聞こえて来たと言う事は・・・。
 お、王太子がニコリと笑みを浮かべてこっちを見ているではないですかっ。

「す、すみません」

 謝罪は正義‼︎即座に謝る‼︎
 ペコリと頭を下げて、謝罪の言葉を出せばこれ以上の追求はしなくなった。
 はぁ、よかった。





 教室に入ると辺りを見回す。
 確定攻略対象者達はいない。よし。
 皆幼い頃からの知り合いだからなのか、既にグループが出来ていて、席が微妙な空き方。
 こういう時、ゲーム補正でいい場所が空いているのよね。
 あ、ほら。窓側の一番後ろが空いてる。
 誰かに座られる前に座っちゃお。
 

 椅子に座り鞄から筆記具を出す。
 まだ授業はないから。
 キョロっと周囲を見ると、さすが貴族。
 持ち物すら高そう。
 壊したりしたら弁償できないから、触らない様にしないと。

 担任の教師が来るまで、私は馬鹿な気を使いまくっていた。
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