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国都を出て
さんじゅうよんわめ
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ヤりすぎて腰が抜けたらしいエロフ君を背中に、俺はエロフ君の村へとお邪魔することになった。
実は俺と一緒に居たゼルに、エロフ君を味わっている最中にジューク達へと伝言を頼んだから、無用な心配はかけないだろう……多分。
エロフ君は現在一人暮らしで、ベッドにエロフ君を寝かせた俺は台所を漁っている。
別に盗もうとかそういうんじゃなくて、お茶とかないかな、って思っただけよ。
残念ながら嗜好品的なものは見つからず、お水だけになっちゃったけどね。
「んー……竃の使い方……わかんないや。いっか」
お腹もすいたから何かないかと思ったけど、そっちも勝手がわからず収納からご飯を取り出すことにした。
お盆にコップとご飯を乗せてエロフ君の所へ戻ろうとしたら、言い争うような声が聞こえて足を止める。
「あいつなんだよ! なんでお前を背負って来たんだ! それに……なんでそんな……!」
「や、やめ……、やだ……!」
「今までそんな……っ、くそぉ!」
おっと、どうやら件の幼馴染君かな。
ここに来るまでに多少は落ち着いたとはいえ、後半は連続してイってたエロフ君だ。
漏れ出てるんだろうな、エロさが。
――戻りました、シオン様――
そこに聞こえてきたゼルの声に、俺はゼルに指示を出しながらエロフ君の元へと足を進めた。
そうして見たのは……エロフ君に圧し掛かり犯そうとしているエルフ。
涙を零して嫌がっているエロフ君に、怒り心頭といった感じだ。
その目には怒りだけでなく、悲しみも含まれているみたいだけど知ったことではない。
「おいおい、エルフってのは高尚な存在じゃなかったのか」
ま、エロフ君は高尚じゃないけどね。
絶頂の気持ち良さを知ったエロフ君は、そりゃもう率先して腰振ってたからね。
めっちゃエロい顔で。
あ、思い出したら勃ってきそう。
「貴様……! コイツになにをした!」
「何って……ねぇ?」
「~~~ッ! テメェ……!」
「た、助けて……シオン様!」
「……、」
手にしていたお盆をテーブルに乗せ、ズカズカとベッドに歩み寄るとエルフ君を引き剥がし床に落とす。
俺に助けを求めたエロフ君に衝撃を受けたらしく、エルフ君はされるがままだ。
ベッドに腰掛けエロフ君を抱き締め、髪を撫でて落ち着かせる。
「大丈夫だ、俺がいるからな」
「うう……シオンさまぁ……っ」
俺の胸に顔を埋めて、しっかりと抱き着いてくるエロフ君は可愛いね。
ちらりと幼馴染君に目を向ければ、目ん玉飛び出しそうなほど目を丸くしていた。
「な、んで……」
「なんでって……ちょっと話聞いただけだけど、君、この子をどうしたかったの?」
「俺は、好きで……一緒に……」
茫然としたまま呟く幼馴染君は、言っちゃなんだが滑稽だ。
独りよがりな愛情をぶつけた所で、誰が応えるのだろうか、っていうね。
エロフ君のあのエロい顔をコイツは知らないんだろうし、思い知らせてもいっかな。
「君はコイツが好き?」
そう問いかければ胸に顔を埋めたまま、エロフ君は首を横に振った。
「じゃあ君はどうしたい?」
「……ボク、は……シオン様といたい」
「フェリオっ!?」
「ボク、シオン様が好きです。だから、ボク……貴方と一緒に行きたいです」
ぎゅーっと抱き着いてくるエロフ君の頭にちゅ、とキスをして幼馴染君の方を向けば……顎が外れたんじゃないかってぐらい大きな口を開けてまん丸お目目でエロフ君を見つめていた。
よし、見せつけてやろ。
っと、その前にお水飲ませてあげないと。
それにこの距離だから飛び掛かられても困るし……ゼルの出番だね!
「……うわっ!? なんだ!?」
廊下に潜んでいたゼルが音もなく幼馴染君に絡みつく。
驚きの声にエロフ君も俺にしがみついてきたけど、その背中をぽんぽんと叩いて宥める。
「そのスライムは俺の使い魔でさ。別にキミを甚振るとかはしないから安心して」
ゼルは幼馴染君を拘束するとにゅーっと一部分が伸びて、テーブルのお盆を俺に差し出してくる。
それを受け取り、ぽかーんとしているエロフ君に水を差しだす。
「喉乾いてるでしょ? 飲みなよ」
「あ、ありがとう……ございます」
素直にコップを傾けるエロフ君に、ゼルに口を塞がれている幼馴染君が何か言ってるけど聞こえない。
本当はご飯も食べようと思ってたんだけど……ねぇ?
空になったコップを受け取り、ゼルにお盆を渡せばそれをテーブルへ戻してくれる。
一息ついたエロフ君の髪を撫で、その耳に顔を近づける。
「ねぇ、見せつけちゃおうか?」
「え……?」
「君がどれだけエロくて可愛いかをさ、幼馴染君に見せてわからせちゃう?」
「……そ、れは……」
「俺が君のナカをズボズボ犯す所、見せちゃう?」
「ぅ……」
「俺の上で腰振ってさ、エッチな汁撒き散らしちゃう所、見てもらう?」
「……」
「君が俺を美味しく食べてる所……見てもらおうか」
「……はい……」
このエロフ君、快感に従順なのです。
いや、従順に俺がしちゃったともいうかな!
俺の声に蕩けた顔をして、服を脱いでいくエロフ君。
ローションとか拭いはしたけどまだベタついてるね。
「じゃ、ココに座って」
「はい」
ベッドに腰掛けた俺の足の間に座ったエロフ君。
当然幼馴染君はそんな俺達の目の前で、こっちを見るようにして拘束されているからね。
エロフ君の恥ずかしそうで、それでいて蕩けた顔が丸見えだろう。
信じられない、って顔をしてエロフ君を凝視している。
エロフ君のエロさはこんなものじゃないよ。
「じゃあ……エッチな所、ぜーんぶ見てもらおうね」
「……はいぃ……」
そう言って俺はエロフ君の肌に掌を這わせつつ、白い項に吸い付いた。
実は俺と一緒に居たゼルに、エロフ君を味わっている最中にジューク達へと伝言を頼んだから、無用な心配はかけないだろう……多分。
エロフ君は現在一人暮らしで、ベッドにエロフ君を寝かせた俺は台所を漁っている。
別に盗もうとかそういうんじゃなくて、お茶とかないかな、って思っただけよ。
残念ながら嗜好品的なものは見つからず、お水だけになっちゃったけどね。
「んー……竃の使い方……わかんないや。いっか」
お腹もすいたから何かないかと思ったけど、そっちも勝手がわからず収納からご飯を取り出すことにした。
お盆にコップとご飯を乗せてエロフ君の所へ戻ろうとしたら、言い争うような声が聞こえて足を止める。
「あいつなんだよ! なんでお前を背負って来たんだ! それに……なんでそんな……!」
「や、やめ……、やだ……!」
「今までそんな……っ、くそぉ!」
おっと、どうやら件の幼馴染君かな。
ここに来るまでに多少は落ち着いたとはいえ、後半は連続してイってたエロフ君だ。
漏れ出てるんだろうな、エロさが。
――戻りました、シオン様――
そこに聞こえてきたゼルの声に、俺はゼルに指示を出しながらエロフ君の元へと足を進めた。
そうして見たのは……エロフ君に圧し掛かり犯そうとしているエルフ。
涙を零して嫌がっているエロフ君に、怒り心頭といった感じだ。
その目には怒りだけでなく、悲しみも含まれているみたいだけど知ったことではない。
「おいおい、エルフってのは高尚な存在じゃなかったのか」
ま、エロフ君は高尚じゃないけどね。
絶頂の気持ち良さを知ったエロフ君は、そりゃもう率先して腰振ってたからね。
めっちゃエロい顔で。
あ、思い出したら勃ってきそう。
「貴様……! コイツになにをした!」
「何って……ねぇ?」
「~~~ッ! テメェ……!」
「た、助けて……シオン様!」
「……、」
手にしていたお盆をテーブルに乗せ、ズカズカとベッドに歩み寄るとエルフ君を引き剥がし床に落とす。
俺に助けを求めたエロフ君に衝撃を受けたらしく、エルフ君はされるがままだ。
ベッドに腰掛けエロフ君を抱き締め、髪を撫でて落ち着かせる。
「大丈夫だ、俺がいるからな」
「うう……シオンさまぁ……っ」
俺の胸に顔を埋めて、しっかりと抱き着いてくるエロフ君は可愛いね。
ちらりと幼馴染君に目を向ければ、目ん玉飛び出しそうなほど目を丸くしていた。
「な、んで……」
「なんでって……ちょっと話聞いただけだけど、君、この子をどうしたかったの?」
「俺は、好きで……一緒に……」
茫然としたまま呟く幼馴染君は、言っちゃなんだが滑稽だ。
独りよがりな愛情をぶつけた所で、誰が応えるのだろうか、っていうね。
エロフ君のあのエロい顔をコイツは知らないんだろうし、思い知らせてもいっかな。
「君はコイツが好き?」
そう問いかければ胸に顔を埋めたまま、エロフ君は首を横に振った。
「じゃあ君はどうしたい?」
「……ボク、は……シオン様といたい」
「フェリオっ!?」
「ボク、シオン様が好きです。だから、ボク……貴方と一緒に行きたいです」
ぎゅーっと抱き着いてくるエロフ君の頭にちゅ、とキスをして幼馴染君の方を向けば……顎が外れたんじゃないかってぐらい大きな口を開けてまん丸お目目でエロフ君を見つめていた。
よし、見せつけてやろ。
っと、その前にお水飲ませてあげないと。
それにこの距離だから飛び掛かられても困るし……ゼルの出番だね!
「……うわっ!? なんだ!?」
廊下に潜んでいたゼルが音もなく幼馴染君に絡みつく。
驚きの声にエロフ君も俺にしがみついてきたけど、その背中をぽんぽんと叩いて宥める。
「そのスライムは俺の使い魔でさ。別にキミを甚振るとかはしないから安心して」
ゼルは幼馴染君を拘束するとにゅーっと一部分が伸びて、テーブルのお盆を俺に差し出してくる。
それを受け取り、ぽかーんとしているエロフ君に水を差しだす。
「喉乾いてるでしょ? 飲みなよ」
「あ、ありがとう……ございます」
素直にコップを傾けるエロフ君に、ゼルに口を塞がれている幼馴染君が何か言ってるけど聞こえない。
本当はご飯も食べようと思ってたんだけど……ねぇ?
空になったコップを受け取り、ゼルにお盆を渡せばそれをテーブルへ戻してくれる。
一息ついたエロフ君の髪を撫で、その耳に顔を近づける。
「ねぇ、見せつけちゃおうか?」
「え……?」
「君がどれだけエロくて可愛いかをさ、幼馴染君に見せてわからせちゃう?」
「……そ、れは……」
「俺が君のナカをズボズボ犯す所、見せちゃう?」
「ぅ……」
「俺の上で腰振ってさ、エッチな汁撒き散らしちゃう所、見てもらう?」
「……」
「君が俺を美味しく食べてる所……見てもらおうか」
「……はい……」
このエロフ君、快感に従順なのです。
いや、従順に俺がしちゃったともいうかな!
俺の声に蕩けた顔をして、服を脱いでいくエロフ君。
ローションとか拭いはしたけどまだベタついてるね。
「じゃ、ココに座って」
「はい」
ベッドに腰掛けた俺の足の間に座ったエロフ君。
当然幼馴染君はそんな俺達の目の前で、こっちを見るようにして拘束されているからね。
エロフ君の恥ずかしそうで、それでいて蕩けた顔が丸見えだろう。
信じられない、って顔をしてエロフ君を凝視している。
エロフ君のエロさはこんなものじゃないよ。
「じゃあ……エッチな所、ぜーんぶ見てもらおうね」
「……はいぃ……」
そう言って俺はエロフ君の肌に掌を這わせつつ、白い項に吸い付いた。
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