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はじまりの街的な
2 (軽度)スライム×♀
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このゲームは、エロゲだけどRPG要素もある。
最終目的は、……MMORPGなのでありません。
自由に世界を楽しめるものである、とだけ。
RPG要素といえば、ダンジョンがあったりモンスターとの戦闘でレベル上げが出来ることかな。
かといって血なまぐさい戦いばかりじゃない。
相手をイかせ、体力がなくなった方が負けだ。
そう、戦闘とはセックスである。
普通のRPGであれば『力』や『STR』等の表記が通常だと思うが、ここではちょっと違う。
『口淫』『手淫』『膣孔』『尻孔』『特殊』になる。
さらに『体力』『精力』『感度』がメインになるのだ。
まあ、男女で違いがあるのだけどわかりやすいよね。
男には膣がないから、女体主人公はステータスに『膣孔』、男体主人公はこれが『陰茎』となる。
これらは経験を積めばレベルが上がる。
ようするに、『ヤってヤってヤりまくれ』ばいいのだ。
負けたらジ・エンド。
ゲームの神秘。
あたしが学んだことを簡単に言えばこんなところである。
※※※※※※※※※※
目を覚ましたあたしが居たのは、どこかの部屋だった。
華美でも派手でもない、普通の白基調の部屋。
キョロキョロしながら部屋を出れば、神官服の女性とばったり遭遇!
先程のステータス等の話は、喜びいっぱいのこの女性がそう教えてくれた。
これがチュートリアルの始まりか、と呑気に構えていた自分を殴りたい。
そして渡されたのは小さなスライム。
このスライムは吸収することでなにかしらのスキルを与えてくれるんだって。
神様の遣わした使徒らしい。
両手で収まるサイズのスライムはぷるぷる震えていてとても可愛かった。
「それではスライムを収めましょう」
「え?」
「どうぞベッドへ」
きょとんとするあたしが止める間もなくスライムが神官さんの手に戻ると、神官さんはにっこりと微笑んであたしをベッドへと誘う。
訳もわからないままあたしはベッドの縁に腰かけ、神官さんを見上げた。
「何するんですか……?」
「ふふ、大丈夫、痛くありませんからね」
微妙に答えていない神官さんがあたしの足元に跪くと、神官さんの掌からぽよん、とスライムは飛び降りた。
すると脚に絡みつき、ぬるぬると脚を上ってくる。
「えっ、えっ?」
あたしは膝丈のワンピース姿で、スライムはその無防備な隙間からぬるぬると這い上がってくる。
慌てて脚に力を入れてスライムを挟んで止めようとするけど、そんなんじゃスライムは止まらなかった。
「ひゃわああ!?」
スライムのぬるぬるな動きに背中がぞくりと粟立つ。
慌てるあたしにお構い無しにスライムはあたしの股間へと辿り着くと、下着の隙間へと器用に滑り込んだ。
「ひゃ、ちょ……!?」
そんなスライムを阻止しようと太ももをぴったりとくっつけて持ち上げつつ、前屈みになって両手で服の上から抑えつけようとした。
「えい」
「はわ……?」
神官さんの可愛い掛け声と共にあたしはころん、と転がった。
簡単なことだ、あたしはお尻でしか体を支えていなかった。
体育座り?三角座り?皆がどういう風に呼んでいるかはわからないけど、体育の授業とかで地べたに膝を立てて腕で抱えるだろうその体勢に近い。
そして両足は僅かに地面から浮いていた。
そりゃあか弱い神官さんでも足裏をぐいっと押し上げるだけであたしはひっくり返るに決まっている。
神官さんの目の前で無様にも転がったあたし、そして丸見えの下着。
スライムはそんなあたしの下着の中を進み、ぬるぬる滑るようにお尻へと進んでいく。
「ひあ、あやや!?」
そして若干の違和感はあるものの、すんなりとお尻の中へと収まってしまった。
いくら下着が隠していたとしても、膝をついていた神官さんの目の前で、一部始終を見られてしまった。
羞恥で顔が熱くなってくるが、神官さんはスライムが収まったと満足げに頷いていた。
そんな羞恥プレイとスライムの説明が終わり、神官さんに貰った地図を片手に街道を1人歩く。
お尻の違和感にちょこっと不格好になっているのはスルーしてほしい。
(うう……お尻が変……。でも流石っていうのかな?実際にお尻に入ってるっぽい感覚がする。これはリアルで満足出来なくなっちゃうっていうレビューもわかるわ。)
リアルとプレイは違うものだとわかってはいるけど、ハマってしまいそうだ、と1人苦笑する。
(あ、そうだ。ステータスとか確認しておかないとね。)
ニヤニヤしてしまいそうな顔を必死に引き締めて独りごちる。
街道の端に寄り、地図を見ているフリをしながら視界を見回すと右上に小さな逆三角形があり、そこを頭の中でクリックする。
すると隠されていた色々なタブが現れるのだ。
ステータス、スキル、アイテム、装備、MAPと出てくる。
(……うん?システムが……ない……?)
ゲームには通常システムだとか機能という表示があるものだろう。
何故ならセーブだったりロードだったり、果てはログアウトだったり音量設定だったりをプレイヤーが選べるのだから。
それがない。
右を見ても左を見ても、上にも下にも見当たらない。
さぁ、と血の気が引いていくのがわかった。
(え、え……なんで?どうして?なにこれ?)
混乱する頭で必死に考える。
けれど何も浮かばない。
いくら探しても、システムなんてどこにもない。
(……なんで……まるでここがゲームじゃないみたい……そんなばかな……)
そんなことあるはずがない、と震える息を吐き出す。
深呼吸を何度も繰り返して1度目をぎゅ、と閉じる。
ゆっくりと目を開いて、思いつくままに試す。
(どこかにあるはず……システム……機能……ない、か……。じゃあステータス……ない。スキル……ない。アイテム…………ない……。装備…………ない…………)
目を動かして舐めるように見つめてみるけれど、望む機能がない。
(……思い出せ。今までのゲームで、他にメニュー画面を開ける場所はなかったか?いや、もしかしたらまだチュートリアルが終わってないのかもしれない。そう、そうだ。慌てる必要はない。きっとまだ機能使えないんだよ、うん)
可能性を見つければ僅かに肩から力が抜ける。
いつの間にか握り締めていた地図は、ちょっとくしゃくしゃになってた。
(きっとどこかにセーブポイントがあるんだよ、うん。宿屋かな?教会とか?しまった、さっき確認しておけば良かったんだー……。……うん、何でこんなに焦ってたんだろ。不思議………あんまりにもリアルだからかな?そりゃVRなんだから当たり前じゃんね、うん)
付いてしまった皺を伸ばして、深く息を吐き出す。
そうして地図に示された場所へと向かい、足を進めた。
※※※※※※※※※※
目の前にどどーんと建つのは立派といえる建物だ。
周囲の建物が普通の一戸建てや、平屋ばかりなので余計に立派に見えるのかもしれない。
だけど入口からして大きい。
アバターは見た目美少女風だけど、身長は自分と同じ163にしておいたのに大きいと感じる。
2mはゆうに超えるだろう。
(こんな大きな扉なかなかないよ……)
開かれたままの入口を、恐る恐るくぐり抜けてみると、やはり天井が高かった。
そしてそこに居る何人かは、周囲の人から頭1個も2個も飛び出している。
その周囲の人達すら、あたしから見たら高いのに。
建物が立派!というより、図体のデカイ人達が集まる場所だから大きめな作りになっている模様。
(お、おっきい人いるなぁ……狼だけど)
すすす、と隅の方へ移動しつつ辺りを観察する。
周囲から頭が飛び出している狼がガハハ、と大きな口を開けて笑ってた。
この世界には人間だけじゃなく、様々な種族が存在している。
人族、獣族、エルフ族、妖精族、などなど。
そして皆露出度が高い。
べらぼうに高い。
流石に素っ裸の人はいないみたいだけれど、もっこりブーメランパンツにマントの人もいる。
Tバックの紐パン1丁の人もいる。
どこの露出狂だ。
女性も大概であるが……。
貝殻ビキニ姿で颯爽と扉から出ていく美女がいた。
その後ろを追いかけていくパンツ一丁の若い男の子もいたけれど、基本誰も気にしていない。
あっちには腰にはパレオを巻いているけど、乳首になにか付けているだけ、とか。
女性も大事な所をささやかに隠している程度でしかない。
むしろワンピースのあたしがめちゃくちゃ見られている。
ガン見とは言わないが、チラチラと視線を向けられているのがわかる。
(これは目立つ!ヤバイ、早くここから出ないと!)
まさか服を着ている方が異常に見えるとは。
空いている受付を見つけて、若干俯きながら足早に移動する。
「いらっしゃいませぇ!ギルドへようこそ!」
地図に示されていたのは、所謂冒険者ギルドである。
ギルドで発行される証は身分証明書になり、(ヤり)倒したモンスターの記録がされる。
モンスター討伐などの依頼もあり、こなしていくとギルドレベルが上がる。
ここで1つ注意があった。
無差別な行為では経験値にならない、と。
更に冒険者には証に、犯罪歴として残るらしい。
この無差別とは、モンスター以外を相手にした場合の話である。
「国によって色々ありますが……未来はないとお考えくださいね」
にっこりと受付嬢が微笑むと背中がゾワッと震えた。
あたしの後ろでもヒソヒソ声が聞こえてる。
「き、肝に命じます……」
それでも強姦事件はなくならないんですけどね、と小さな声で呟く受付嬢にどこでもあるんだなぁ、となんだか残念に思った。
(あたしは無差別にヤるつもりはないけど……ヤられる可能性は考えておかなくちゃね)
どこにでも予定外というものは転がっているのだから。
──ぴこーん──
『メインクエスト:ギルドに行こう 完了』
最終目的は、……MMORPGなのでありません。
自由に世界を楽しめるものである、とだけ。
RPG要素といえば、ダンジョンがあったりモンスターとの戦闘でレベル上げが出来ることかな。
かといって血なまぐさい戦いばかりじゃない。
相手をイかせ、体力がなくなった方が負けだ。
そう、戦闘とはセックスである。
普通のRPGであれば『力』や『STR』等の表記が通常だと思うが、ここではちょっと違う。
『口淫』『手淫』『膣孔』『尻孔』『特殊』になる。
さらに『体力』『精力』『感度』がメインになるのだ。
まあ、男女で違いがあるのだけどわかりやすいよね。
男には膣がないから、女体主人公はステータスに『膣孔』、男体主人公はこれが『陰茎』となる。
これらは経験を積めばレベルが上がる。
ようするに、『ヤってヤってヤりまくれ』ばいいのだ。
負けたらジ・エンド。
ゲームの神秘。
あたしが学んだことを簡単に言えばこんなところである。
※※※※※※※※※※
目を覚ましたあたしが居たのは、どこかの部屋だった。
華美でも派手でもない、普通の白基調の部屋。
キョロキョロしながら部屋を出れば、神官服の女性とばったり遭遇!
先程のステータス等の話は、喜びいっぱいのこの女性がそう教えてくれた。
これがチュートリアルの始まりか、と呑気に構えていた自分を殴りたい。
そして渡されたのは小さなスライム。
このスライムは吸収することでなにかしらのスキルを与えてくれるんだって。
神様の遣わした使徒らしい。
両手で収まるサイズのスライムはぷるぷる震えていてとても可愛かった。
「それではスライムを収めましょう」
「え?」
「どうぞベッドへ」
きょとんとするあたしが止める間もなくスライムが神官さんの手に戻ると、神官さんはにっこりと微笑んであたしをベッドへと誘う。
訳もわからないままあたしはベッドの縁に腰かけ、神官さんを見上げた。
「何するんですか……?」
「ふふ、大丈夫、痛くありませんからね」
微妙に答えていない神官さんがあたしの足元に跪くと、神官さんの掌からぽよん、とスライムは飛び降りた。
すると脚に絡みつき、ぬるぬると脚を上ってくる。
「えっ、えっ?」
あたしは膝丈のワンピース姿で、スライムはその無防備な隙間からぬるぬると這い上がってくる。
慌てて脚に力を入れてスライムを挟んで止めようとするけど、そんなんじゃスライムは止まらなかった。
「ひゃわああ!?」
スライムのぬるぬるな動きに背中がぞくりと粟立つ。
慌てるあたしにお構い無しにスライムはあたしの股間へと辿り着くと、下着の隙間へと器用に滑り込んだ。
「ひゃ、ちょ……!?」
そんなスライムを阻止しようと太ももをぴったりとくっつけて持ち上げつつ、前屈みになって両手で服の上から抑えつけようとした。
「えい」
「はわ……?」
神官さんの可愛い掛け声と共にあたしはころん、と転がった。
簡単なことだ、あたしはお尻でしか体を支えていなかった。
体育座り?三角座り?皆がどういう風に呼んでいるかはわからないけど、体育の授業とかで地べたに膝を立てて腕で抱えるだろうその体勢に近い。
そして両足は僅かに地面から浮いていた。
そりゃあか弱い神官さんでも足裏をぐいっと押し上げるだけであたしはひっくり返るに決まっている。
神官さんの目の前で無様にも転がったあたし、そして丸見えの下着。
スライムはそんなあたしの下着の中を進み、ぬるぬる滑るようにお尻へと進んでいく。
「ひあ、あやや!?」
そして若干の違和感はあるものの、すんなりとお尻の中へと収まってしまった。
いくら下着が隠していたとしても、膝をついていた神官さんの目の前で、一部始終を見られてしまった。
羞恥で顔が熱くなってくるが、神官さんはスライムが収まったと満足げに頷いていた。
そんな羞恥プレイとスライムの説明が終わり、神官さんに貰った地図を片手に街道を1人歩く。
お尻の違和感にちょこっと不格好になっているのはスルーしてほしい。
(うう……お尻が変……。でも流石っていうのかな?実際にお尻に入ってるっぽい感覚がする。これはリアルで満足出来なくなっちゃうっていうレビューもわかるわ。)
リアルとプレイは違うものだとわかってはいるけど、ハマってしまいそうだ、と1人苦笑する。
(あ、そうだ。ステータスとか確認しておかないとね。)
ニヤニヤしてしまいそうな顔を必死に引き締めて独りごちる。
街道の端に寄り、地図を見ているフリをしながら視界を見回すと右上に小さな逆三角形があり、そこを頭の中でクリックする。
すると隠されていた色々なタブが現れるのだ。
ステータス、スキル、アイテム、装備、MAPと出てくる。
(……うん?システムが……ない……?)
ゲームには通常システムだとか機能という表示があるものだろう。
何故ならセーブだったりロードだったり、果てはログアウトだったり音量設定だったりをプレイヤーが選べるのだから。
それがない。
右を見ても左を見ても、上にも下にも見当たらない。
さぁ、と血の気が引いていくのがわかった。
(え、え……なんで?どうして?なにこれ?)
混乱する頭で必死に考える。
けれど何も浮かばない。
いくら探しても、システムなんてどこにもない。
(……なんで……まるでここがゲームじゃないみたい……そんなばかな……)
そんなことあるはずがない、と震える息を吐き出す。
深呼吸を何度も繰り返して1度目をぎゅ、と閉じる。
ゆっくりと目を開いて、思いつくままに試す。
(どこかにあるはず……システム……機能……ない、か……。じゃあステータス……ない。スキル……ない。アイテム…………ない……。装備…………ない…………)
目を動かして舐めるように見つめてみるけれど、望む機能がない。
(……思い出せ。今までのゲームで、他にメニュー画面を開ける場所はなかったか?いや、もしかしたらまだチュートリアルが終わってないのかもしれない。そう、そうだ。慌てる必要はない。きっとまだ機能使えないんだよ、うん)
可能性を見つければ僅かに肩から力が抜ける。
いつの間にか握り締めていた地図は、ちょっとくしゃくしゃになってた。
(きっとどこかにセーブポイントがあるんだよ、うん。宿屋かな?教会とか?しまった、さっき確認しておけば良かったんだー……。……うん、何でこんなに焦ってたんだろ。不思議………あんまりにもリアルだからかな?そりゃVRなんだから当たり前じゃんね、うん)
付いてしまった皺を伸ばして、深く息を吐き出す。
そうして地図に示された場所へと向かい、足を進めた。
※※※※※※※※※※
目の前にどどーんと建つのは立派といえる建物だ。
周囲の建物が普通の一戸建てや、平屋ばかりなので余計に立派に見えるのかもしれない。
だけど入口からして大きい。
アバターは見た目美少女風だけど、身長は自分と同じ163にしておいたのに大きいと感じる。
2mはゆうに超えるだろう。
(こんな大きな扉なかなかないよ……)
開かれたままの入口を、恐る恐るくぐり抜けてみると、やはり天井が高かった。
そしてそこに居る何人かは、周囲の人から頭1個も2個も飛び出している。
その周囲の人達すら、あたしから見たら高いのに。
建物が立派!というより、図体のデカイ人達が集まる場所だから大きめな作りになっている模様。
(お、おっきい人いるなぁ……狼だけど)
すすす、と隅の方へ移動しつつ辺りを観察する。
周囲から頭が飛び出している狼がガハハ、と大きな口を開けて笑ってた。
この世界には人間だけじゃなく、様々な種族が存在している。
人族、獣族、エルフ族、妖精族、などなど。
そして皆露出度が高い。
べらぼうに高い。
流石に素っ裸の人はいないみたいだけれど、もっこりブーメランパンツにマントの人もいる。
Tバックの紐パン1丁の人もいる。
どこの露出狂だ。
女性も大概であるが……。
貝殻ビキニ姿で颯爽と扉から出ていく美女がいた。
その後ろを追いかけていくパンツ一丁の若い男の子もいたけれど、基本誰も気にしていない。
あっちには腰にはパレオを巻いているけど、乳首になにか付けているだけ、とか。
女性も大事な所をささやかに隠している程度でしかない。
むしろワンピースのあたしがめちゃくちゃ見られている。
ガン見とは言わないが、チラチラと視線を向けられているのがわかる。
(これは目立つ!ヤバイ、早くここから出ないと!)
まさか服を着ている方が異常に見えるとは。
空いている受付を見つけて、若干俯きながら足早に移動する。
「いらっしゃいませぇ!ギルドへようこそ!」
地図に示されていたのは、所謂冒険者ギルドである。
ギルドで発行される証は身分証明書になり、(ヤり)倒したモンスターの記録がされる。
モンスター討伐などの依頼もあり、こなしていくとギルドレベルが上がる。
ここで1つ注意があった。
無差別な行為では経験値にならない、と。
更に冒険者には証に、犯罪歴として残るらしい。
この無差別とは、モンスター以外を相手にした場合の話である。
「国によって色々ありますが……未来はないとお考えくださいね」
にっこりと受付嬢が微笑むと背中がゾワッと震えた。
あたしの後ろでもヒソヒソ声が聞こえてる。
「き、肝に命じます……」
それでも強姦事件はなくならないんですけどね、と小さな声で呟く受付嬢にどこでもあるんだなぁ、となんだか残念に思った。
(あたしは無差別にヤるつもりはないけど……ヤられる可能性は考えておかなくちゃね)
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