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第2話 「〝死ね変態っ〟!」
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鬼ごっこを始めてどれくらい経っただろう。
ルーイはまだ逃げていた。ガルムたちも、まだ追っていた。
ルーイは当然だが、ガルムたちも諦める気は毛頭なさそうだった。
逃げ回る道中で同じような野獣の群れを何度か発見する度に、ルーイは目標をなすり付けようと試みたが全て徒労に終わっていた。
――ガルムの前足が外套をかすめる。
鋭い爪で掻かれ、一張羅が縦三本に裂けるもそれだけだ。
幸い、外套を裂かれただけで肉には届いてなかった。
「だあああ! これ高かったんだぞ! こんちくしょー!」
振り向きざま左手をガルムたちにかざし、ルーイは声高に魔術を唱える。
「〝紫電〟!」
左手のひらに六芒星を基調とした魔術方陣が展開される。
紫紺の魔術方陣にルーイの身体から魔素が供給され、供給された魔素は魔術の方程式をなぞり、唱えた魔術名の通り紫電へと変わる。
紫色を帯びた雷撃は先頭を駆けていたガルムの鼻っ面にぶち当たった。
鋭い衝撃音に続いてガルムの断末魔の咆哮。
魔獣とはいえ動物と変わらない肉体を持っている。生き物の焼ける匂いが風に乗って異臭とともに鼻を突いてきた。
それでも足は止めずに駆け続ける。
多少でも怯んでくれれば儲けもの、の精神で行使したが、効果は然程も無かった。
「やっぱそんな上手くはいかねぇな!」
いくら一撃必殺が可能とはいえ、ルーイの実力で対応出来るのは一撃で一頭。
これが野獣の類であればまだ何とかなっただろうが、相手は魔獣だ。それも十頭以上の群れ。
ガルムたちは仲間の屍を一顧だにせず軽々飛び越え、四足で力強く向かってくる。
ルーイへの追い風は全く吹かず、向かい風の中を懸命に走る。
「うおおおおおぉおぉおおっ!」
道なき道を、木々の間を、霧深く薄暗い広大な森の中を、ルーイは全力で逃げ続ける。
ここまで不利な状況下でもなんやかんやで何とかなっているのは、偏にルーイが要所要所で撃破を続けてきたからだ。
武器は使い物にならないが、魔素ならまだ余裕はあった。
あったのだがしかし、肝心の体力が限界に近かった。
(さすがにここいらで一発どでかいのでもかまして……!)
――不意に視界が開けた。
薄暗かった森に光が差し込む。突然のことに目を焼かれたルーイの視界が、真っ白に染まる。
手で日差しを作るも時すでに遅し。
「! うっお!」
一瞬の浮遊感、それに続く盛大な水音。
身体全体を張り手されたような衝撃。水柱が高く上がる。
アイスクリームをスクープで削り取るように森にポッカリと現れた空間。そこに猫の額ほどの泉があった。
ルーイは突然現れた猫の額に気付けず、頭から盛大に突っ込んでいた。
ごぼごぼと口からあぶくを吐き出し、両手両足を掻いて前後左右を必死に確かめようとする。
実際のところ、勢いそのままミサイルのように突っ込んでも、頭を泉の底にぶつけるには至らない程度の深さはあったが、一般的な成人男性程度の身長があれば溺れるような深さではなかった。
せいぜいルーイのへそより少し上くらいの水位だろうか。
「み、水……! う、がぼ、ぐ! ……ぼが、が!」
だが、ルーイはまるで大海原に突然投げ出されたかの如く暴れる。暴れ回る。
水面を叩き、ブーツで泉の底を何度も蹴っているというのに、まるで気付いていない様子だ。
その様相はガルムに追われていた先ほどより余程必死に見えた。
それもそのはず。
ルーイはとんでもないかなづちだった。
水を見ることすら出来ない、といった忌避や嫌悪の類ではない。
飲水や料理に使用する分には問題ないし、シャワーだって微量であれば浴びられる。だが、好んで自ら湯船に浸かろうとはしない程度には水が苦手だった。
川で身体の汗や汚れを洗い流すのにもおっかなびっくり、といった具合だ。
ルーイにとって今のこの状況は、ガルムとの鬼ごっこを頭から完全に吹き飛ばすほどに衝撃的だった。
否応なしに鼻と口に大量の水が入ってくる。何が助けになるか分からない状況で無意味にただ四肢をバタつかせた。
――!
水中をもがく左手の指先が何かに触れた。藁をも掴む思いでそちらに手を伸ばす。
今度は掠りもしなかった。諦めずもがく。なにしろかなづちなのだ。
何かを掴まなければ、何かに縋りつかねば溺れてしまうのだ、という勘違いがルーイを焦らせる。
――ふにょん。
手のひらに柔らかく温かい感触があった。泉にあるまじき感触と温度。しかし、掴むには至らない。
今度こそ! とばかりに両手を伸ばし、懸命に足をバタつかせて感触の元へ。
犬かきですらない、ただ水中で暴れているだけの挙動であったが、
――ふにょにょん――。
届いた。
確かに何かを掴んだ。柔らかく温かい。先ほどと寸分変わらぬ感覚が、今度は両手のひらから確かに伝わってくる。
何かを掴めた、という意識から幾分か冷静になる。
すると、先程から自分が何度も泉の底を蹴っていることに気付き、両足を着けられるような深さであったことにようやく気付いた。
それとほぼ同時に水面からわずかに出ていた耳が、水音以外の音を拾った。
「〝焔〟」
凛と響いた音色に、水中という危機的な状況下ではあったが思わず聞き惚れてしまった。
だが、轟く爆音が意識を強引に覚醒させた。続いてガルムたちの魂の咆哮を耳が捉える。
「ぶはっ! がは、げほっ! あー……かはっ」
ようやく泉の底に足を着け、ルーイは顔を上げた。
肺に空気を目一杯送ろうと呼吸。瞬間、数瞬前にも嗅いだ肉の焦げた臭気にむせて自然と涙目になる。
朧気な視界に広がるのは、自分を餌として追い回していたガルムたちの群れ十数頭。どうやら逃げ回っている内に、更に増えていたらしい。
それが今やあちこちで焼け焦げ、物言わぬ骸と化していた。
「これは……」
唖然とする。前髪から垂れる水滴が、ポタポタと水面で音を立てた。
目の前に広がる光景には当然ながら全く覚えがない。
ガルムの群れから盛大に逃げ回っていたルーイだが、戦闘には少なくない覚えがある。
ガルムはさして強い魔獣ではない。
群れで襲い掛かってくることを除けば、単体での戦闘力などたかが知れている。
実際、ルーイは走りながらも何頭も撃退していた。
とはいえ咄嗟の状況判断、正確で的確な魔術の選択。
加えて先ほど聞こえたのは〝焔〟。炎熱系の中位魔術だ。
威力は言わずもがなで、何の魔術的な対策もしていなければ、生き物を瞬時に炭化させるに十分な威力をもつ。
それゆえに扱いは簡単でないが、周りの木々には一切延焼しておらず、制御力の高さも伺える。
そして、それを詠唱破棄で唱える技術。
相当に高位の魔術師《メイジ》にしか出来ない芸当だった。
――殺気――。
ガルムたちにも負けず劣らず、いや、それ以上の殺気を感じたルーイは振り向きざま、腰に佩いたサバイバルナイフを逆手に抜いた。
半ばで折れて、残った刀身も血に塗れたサバイバルナイフだが、先ほどの魔術を見るに相手の腕前は折り紙付き。
それだけの手練れに折れたサバイバルナイフ一本で挑むなど、分が悪いどころの話ではなかったが、相手はもう眼前だ。四の五の言っている時間などなかった。
「――!」
だが、目の前に立つ相手を見た途端、ルーイから恐怖や敵対心といった感情は消え去った。
深く熟成させた赤ワインを思わせるボルドーの髪は艷やかで、滴る湖の水が陽の光に反射しキラキラと輝いている。
可愛らしい小ぶりな鼻と桜色の小さな唇。肌はまるで処女雪のように白くきめ細かい。
右手で慎ましやかな双丘を覆い、左手をルーイへ何の躊躇いもなく向けている。
頬を桃色――を通り越して真っ赤に上気させ、歯を食いしばってこちらを睨みつけている瞳は翡翠。
その視線は真っ直ぐ飛ぶ矢のような力強さを感じさせる。
――まるで睨んだ相手を射殺さんばかりに。
絵画に描かれていてもおかしくなさそうな美貌を持つ少女は、明確な殺意を持ってルーイを睨みつけていた。
「……」
逆手に構えたサバイバルナイフを下ろす。
こちらへの殺気を隠しもしない目の前の少女に対し愚行の極みだったが、それでもルーイの男子たる本能がそうさせた。
「……あの」
だが、ルーイが声を発した直後、目の前の少女もまた小ぶりな口を開いた。
「〝死ね変態っ〟!」
声色はまるで鈴の音のように軽やかな響きで〝魔術名〟を奏でる。
少年が少女に対して、如何様な感想をその胸に抱いたのか誰にも分からないまま。
少年はガルムたちとなんら変わらない消し炭と化した。
ルーイはまだ逃げていた。ガルムたちも、まだ追っていた。
ルーイは当然だが、ガルムたちも諦める気は毛頭なさそうだった。
逃げ回る道中で同じような野獣の群れを何度か発見する度に、ルーイは目標をなすり付けようと試みたが全て徒労に終わっていた。
――ガルムの前足が外套をかすめる。
鋭い爪で掻かれ、一張羅が縦三本に裂けるもそれだけだ。
幸い、外套を裂かれただけで肉には届いてなかった。
「だあああ! これ高かったんだぞ! こんちくしょー!」
振り向きざま左手をガルムたちにかざし、ルーイは声高に魔術を唱える。
「〝紫電〟!」
左手のひらに六芒星を基調とした魔術方陣が展開される。
紫紺の魔術方陣にルーイの身体から魔素が供給され、供給された魔素は魔術の方程式をなぞり、唱えた魔術名の通り紫電へと変わる。
紫色を帯びた雷撃は先頭を駆けていたガルムの鼻っ面にぶち当たった。
鋭い衝撃音に続いてガルムの断末魔の咆哮。
魔獣とはいえ動物と変わらない肉体を持っている。生き物の焼ける匂いが風に乗って異臭とともに鼻を突いてきた。
それでも足は止めずに駆け続ける。
多少でも怯んでくれれば儲けもの、の精神で行使したが、効果は然程も無かった。
「やっぱそんな上手くはいかねぇな!」
いくら一撃必殺が可能とはいえ、ルーイの実力で対応出来るのは一撃で一頭。
これが野獣の類であればまだ何とかなっただろうが、相手は魔獣だ。それも十頭以上の群れ。
ガルムたちは仲間の屍を一顧だにせず軽々飛び越え、四足で力強く向かってくる。
ルーイへの追い風は全く吹かず、向かい風の中を懸命に走る。
「うおおおおおぉおぉおおっ!」
道なき道を、木々の間を、霧深く薄暗い広大な森の中を、ルーイは全力で逃げ続ける。
ここまで不利な状況下でもなんやかんやで何とかなっているのは、偏にルーイが要所要所で撃破を続けてきたからだ。
武器は使い物にならないが、魔素ならまだ余裕はあった。
あったのだがしかし、肝心の体力が限界に近かった。
(さすがにここいらで一発どでかいのでもかまして……!)
――不意に視界が開けた。
薄暗かった森に光が差し込む。突然のことに目を焼かれたルーイの視界が、真っ白に染まる。
手で日差しを作るも時すでに遅し。
「! うっお!」
一瞬の浮遊感、それに続く盛大な水音。
身体全体を張り手されたような衝撃。水柱が高く上がる。
アイスクリームをスクープで削り取るように森にポッカリと現れた空間。そこに猫の額ほどの泉があった。
ルーイは突然現れた猫の額に気付けず、頭から盛大に突っ込んでいた。
ごぼごぼと口からあぶくを吐き出し、両手両足を掻いて前後左右を必死に確かめようとする。
実際のところ、勢いそのままミサイルのように突っ込んでも、頭を泉の底にぶつけるには至らない程度の深さはあったが、一般的な成人男性程度の身長があれば溺れるような深さではなかった。
せいぜいルーイのへそより少し上くらいの水位だろうか。
「み、水……! う、がぼ、ぐ! ……ぼが、が!」
だが、ルーイはまるで大海原に突然投げ出されたかの如く暴れる。暴れ回る。
水面を叩き、ブーツで泉の底を何度も蹴っているというのに、まるで気付いていない様子だ。
その様相はガルムに追われていた先ほどより余程必死に見えた。
それもそのはず。
ルーイはとんでもないかなづちだった。
水を見ることすら出来ない、といった忌避や嫌悪の類ではない。
飲水や料理に使用する分には問題ないし、シャワーだって微量であれば浴びられる。だが、好んで自ら湯船に浸かろうとはしない程度には水が苦手だった。
川で身体の汗や汚れを洗い流すのにもおっかなびっくり、といった具合だ。
ルーイにとって今のこの状況は、ガルムとの鬼ごっこを頭から完全に吹き飛ばすほどに衝撃的だった。
否応なしに鼻と口に大量の水が入ってくる。何が助けになるか分からない状況で無意味にただ四肢をバタつかせた。
――!
水中をもがく左手の指先が何かに触れた。藁をも掴む思いでそちらに手を伸ばす。
今度は掠りもしなかった。諦めずもがく。なにしろかなづちなのだ。
何かを掴まなければ、何かに縋りつかねば溺れてしまうのだ、という勘違いがルーイを焦らせる。
――ふにょん。
手のひらに柔らかく温かい感触があった。泉にあるまじき感触と温度。しかし、掴むには至らない。
今度こそ! とばかりに両手を伸ばし、懸命に足をバタつかせて感触の元へ。
犬かきですらない、ただ水中で暴れているだけの挙動であったが、
――ふにょにょん――。
届いた。
確かに何かを掴んだ。柔らかく温かい。先ほどと寸分変わらぬ感覚が、今度は両手のひらから確かに伝わってくる。
何かを掴めた、という意識から幾分か冷静になる。
すると、先程から自分が何度も泉の底を蹴っていることに気付き、両足を着けられるような深さであったことにようやく気付いた。
それとほぼ同時に水面からわずかに出ていた耳が、水音以外の音を拾った。
「〝焔〟」
凛と響いた音色に、水中という危機的な状況下ではあったが思わず聞き惚れてしまった。
だが、轟く爆音が意識を強引に覚醒させた。続いてガルムたちの魂の咆哮を耳が捉える。
「ぶはっ! がは、げほっ! あー……かはっ」
ようやく泉の底に足を着け、ルーイは顔を上げた。
肺に空気を目一杯送ろうと呼吸。瞬間、数瞬前にも嗅いだ肉の焦げた臭気にむせて自然と涙目になる。
朧気な視界に広がるのは、自分を餌として追い回していたガルムたちの群れ十数頭。どうやら逃げ回っている内に、更に増えていたらしい。
それが今やあちこちで焼け焦げ、物言わぬ骸と化していた。
「これは……」
唖然とする。前髪から垂れる水滴が、ポタポタと水面で音を立てた。
目の前に広がる光景には当然ながら全く覚えがない。
ガルムの群れから盛大に逃げ回っていたルーイだが、戦闘には少なくない覚えがある。
ガルムはさして強い魔獣ではない。
群れで襲い掛かってくることを除けば、単体での戦闘力などたかが知れている。
実際、ルーイは走りながらも何頭も撃退していた。
とはいえ咄嗟の状況判断、正確で的確な魔術の選択。
加えて先ほど聞こえたのは〝焔〟。炎熱系の中位魔術だ。
威力は言わずもがなで、何の魔術的な対策もしていなければ、生き物を瞬時に炭化させるに十分な威力をもつ。
それゆえに扱いは簡単でないが、周りの木々には一切延焼しておらず、制御力の高さも伺える。
そして、それを詠唱破棄で唱える技術。
相当に高位の魔術師《メイジ》にしか出来ない芸当だった。
――殺気――。
ガルムたちにも負けず劣らず、いや、それ以上の殺気を感じたルーイは振り向きざま、腰に佩いたサバイバルナイフを逆手に抜いた。
半ばで折れて、残った刀身も血に塗れたサバイバルナイフだが、先ほどの魔術を見るに相手の腕前は折り紙付き。
それだけの手練れに折れたサバイバルナイフ一本で挑むなど、分が悪いどころの話ではなかったが、相手はもう眼前だ。四の五の言っている時間などなかった。
「――!」
だが、目の前に立つ相手を見た途端、ルーイから恐怖や敵対心といった感情は消え去った。
深く熟成させた赤ワインを思わせるボルドーの髪は艷やかで、滴る湖の水が陽の光に反射しキラキラと輝いている。
可愛らしい小ぶりな鼻と桜色の小さな唇。肌はまるで処女雪のように白くきめ細かい。
右手で慎ましやかな双丘を覆い、左手をルーイへ何の躊躇いもなく向けている。
頬を桃色――を通り越して真っ赤に上気させ、歯を食いしばってこちらを睨みつけている瞳は翡翠。
その視線は真っ直ぐ飛ぶ矢のような力強さを感じさせる。
――まるで睨んだ相手を射殺さんばかりに。
絵画に描かれていてもおかしくなさそうな美貌を持つ少女は、明確な殺意を持ってルーイを睨みつけていた。
「……」
逆手に構えたサバイバルナイフを下ろす。
こちらへの殺気を隠しもしない目の前の少女に対し愚行の極みだったが、それでもルーイの男子たる本能がそうさせた。
「……あの」
だが、ルーイが声を発した直後、目の前の少女もまた小ぶりな口を開いた。
「〝死ね変態っ〟!」
声色はまるで鈴の音のように軽やかな響きで〝魔術名〟を奏でる。
少年が少女に対して、如何様な感想をその胸に抱いたのか誰にも分からないまま。
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