44 / 78
第Ⅰ章 ゲーム本編①
42.主人公マリアの覚醒
しおりを挟む
突然、周囲に結界が張り巡らされた。
アイザックに向かって飛んでいた黒い霧が止まる。
振り返ると、シエナとアーロの姿があった。
アーロがウィリアムの傷口に手を翳し、魔力の流失を止めている。
シエナがノエルに歩み寄った。
「マリアは間に合わない。君が中和術を使え。結界が視界を遮断する。この場にいる者以外に、漏洩の心配はない」
言葉が返せず、口を噤んだ。
「このままでは、皇子殿下二人が命を落とす。それだけは、何としても避けねばならん」
(やっぱり、シエナは私の中和術を知っていた。禁忌は見逃すってことか。でも)
後ろのマリアを振り返る。
ノエルの目から見ても、状況は厳しい。
(本当は、マリアでないと。マリアが解呪しないと、意味がない)
「迷う暇はないぞ。アイザック皇子の魔力はつきかけている」
「ユリウスは、何処ですか?」
ふと感じた疑問が、口を付いて出た。
シエナとアーロが来ているのに、ユリウスがいないのは不自然だ。
「保護者がいないと中和術は使えんか?」
シエナがノエルを見下ろす。
「いいえ。この場にユリウス先生がいないのは、ノア様の足止め、ですか?」
「わかっているなら、急げ。あっちも只では済まないぞ」
隠すことなくあっさりと、シエナが認めた。
(これだけ大掛かりな真似をしたんだ。この場に来ないのは、意味ないよな)
ノエルは立ち上がり、風魔法でアイザックの頭上に飛んだ。
感電が弱まり、アイザックからまた氷の矢が飛び始める。
(シエナとロキが攻撃を防いでくれている。今のうちに、上から中和術を落とし入れる)
胸の前で、すでに練り上げた白い光を大きくしていく。
「ノエル、危ない!」
「しまっ……」
目の前に大きな氷の矢が迫る。
横から飛んできたロキが、ノエルに体当たりした。
ロキの腹に氷の矢が突き刺さる。
「ロキ、ロキ!」
地面に落ちるロキをシエナが受け止める。
「ノエル、前を見ろ!」
アイザックから放たれる総ての矢が、ノエルに向かって飛んできた。
(この矢、魔力に引き寄せられて飛んでいるのか。だから、やたらに的中率が良いんだ)
咄嗟に防御結界を張ったが、総てを遮ることができなかった。
腕や足を矢が掠めて血が噴き出す。頭部に当たった矢のせいで、出血が視界を遮る。
「やば……見えな……」
背中に強い衝撃を受けて、体が前に仰け反った。
足下の魔法陣が消えて、体が落下する。
一瞬、意識が飛んだ。
「……エル、ノエル! 目を開けろ!」
シエナに頬を叩かれて、飛び起きた。
地面の上でシエナに膝枕されていたらしい。
(どれくらい寝てた。今、どうなってる?)
周囲を見回す。アイザックは相変わらずだ。
近くにシエナがいて、そのすぐ傍にロキが倒れている。腹には氷の矢が刺さったままだ。
ウィリアムは『呪い』に魔力を吸われて意識がもうろうとしている。
アローが傷口からの魔力流出を抑えてレイリーが治癒魔法をかけているが追いついていない。
(状況的に、やばいかもしれない)
マリアの姿を探す。
防御結界の中に、姿はなかった。
「マリアは? どこに……」
「あそこだ」
シエナが指さした先は、アイザックが佇む場所だ。
真っ黒な魔力の塊の姿のアイザックに向き合って、マリアが立っていた。
「もうやめて、アイザック。大事な人たちを、これ以上、傷つけないで」
マリアの全身から白いオーラが揺らいでいる。
白の中にオーロラのように七色を反射する光魔法が、全身から立ち昇っている。
「自分も辛いのに、自分じゃ、止まれないのよね。だから、私が、止めてあげる」
マリアが魔力の塊に手を伸ばす。
腕から伸びた白いオーラが、闇色の魔力を掻き消した。
「マリア!」
立ち上がろうとするノエルを、シエナが制した。
「見ていろ、ノエル。あれが光魔法単一の、治癒系魔法を極めた中和術だ」
マリアの腕がアイザックの首に回される。
全身から吹き出したオーラが、ベールになって黒い塊を包み込む。
闇を溶かすように消すと、アイザックの姿が顕わになった。
「まり、あ……?」
意識が混濁しているのか、アイザックがぼんやりした目でマリアを探す。
ぐらつく体をマリアが支えた。
「大丈夫、アイザックの『呪い』は私が全部、溶かして消してあげるから。だから、戻ってきて」
マリアがアイザックに口付けた。
アイザックの中にマリアの白い魔力が流れ込む。
白いベールがマリアとアイザックを包む。ベールが弾けて、残っていた黒い霧が一斉に払われた。
後には七色の光の粒子が、浄化するようにキラキラと降り注いだ。
アイザックが、マリアに向かって微笑んだ。
頬に手を添え、唇を重ねる。
「マリア……愛して、る」
倒れ込んだアイザックをマリアが抱きとめて、二人はその場に座り込んだ。
しっかりと抱き合い、肩に頭を預け合いながら、気を失っているようだった。
(なんて綺麗な中和術。実際のシナリオの、マリアがアイザックの『呪い』を解呪するシーンより綺麗だった)
何とも言えない感動で、ノエルの目に涙が潤んだ。
「覚醒したな」
シエナが呟き、後ろを振り返る。
「アーロ、ウィリアム皇子は、どうだ」
「魔力の流失は止まったが、『呪い』はそのままだ。状態は、安定しているぜ」
「わかった。では、アイザック皇子とマリアを運ぶのを手伝ってくれ」
シエナがノエルの肩に手を置いた。
「よく頑張ってくれた。僥倖だ。君にはウィリアム皇子の『呪い』の解呪を頼む」
シエナの表情が安堵している。
(安心していいのかな。まだ、残っているような気がする)
ぼんやりして、頭がうまく働かない。
シエナが結界を解くと、いつもの夏の庭の景色が鮮明になった。
休日で人が少なくて良かった、などと考えていたら、後ろから強い殺気が飛んできた。
アイザックに向かって飛んでいた黒い霧が止まる。
振り返ると、シエナとアーロの姿があった。
アーロがウィリアムの傷口に手を翳し、魔力の流失を止めている。
シエナがノエルに歩み寄った。
「マリアは間に合わない。君が中和術を使え。結界が視界を遮断する。この場にいる者以外に、漏洩の心配はない」
言葉が返せず、口を噤んだ。
「このままでは、皇子殿下二人が命を落とす。それだけは、何としても避けねばならん」
(やっぱり、シエナは私の中和術を知っていた。禁忌は見逃すってことか。でも)
後ろのマリアを振り返る。
ノエルの目から見ても、状況は厳しい。
(本当は、マリアでないと。マリアが解呪しないと、意味がない)
「迷う暇はないぞ。アイザック皇子の魔力はつきかけている」
「ユリウスは、何処ですか?」
ふと感じた疑問が、口を付いて出た。
シエナとアーロが来ているのに、ユリウスがいないのは不自然だ。
「保護者がいないと中和術は使えんか?」
シエナがノエルを見下ろす。
「いいえ。この場にユリウス先生がいないのは、ノア様の足止め、ですか?」
「わかっているなら、急げ。あっちも只では済まないぞ」
隠すことなくあっさりと、シエナが認めた。
(これだけ大掛かりな真似をしたんだ。この場に来ないのは、意味ないよな)
ノエルは立ち上がり、風魔法でアイザックの頭上に飛んだ。
感電が弱まり、アイザックからまた氷の矢が飛び始める。
(シエナとロキが攻撃を防いでくれている。今のうちに、上から中和術を落とし入れる)
胸の前で、すでに練り上げた白い光を大きくしていく。
「ノエル、危ない!」
「しまっ……」
目の前に大きな氷の矢が迫る。
横から飛んできたロキが、ノエルに体当たりした。
ロキの腹に氷の矢が突き刺さる。
「ロキ、ロキ!」
地面に落ちるロキをシエナが受け止める。
「ノエル、前を見ろ!」
アイザックから放たれる総ての矢が、ノエルに向かって飛んできた。
(この矢、魔力に引き寄せられて飛んでいるのか。だから、やたらに的中率が良いんだ)
咄嗟に防御結界を張ったが、総てを遮ることができなかった。
腕や足を矢が掠めて血が噴き出す。頭部に当たった矢のせいで、出血が視界を遮る。
「やば……見えな……」
背中に強い衝撃を受けて、体が前に仰け反った。
足下の魔法陣が消えて、体が落下する。
一瞬、意識が飛んだ。
「……エル、ノエル! 目を開けろ!」
シエナに頬を叩かれて、飛び起きた。
地面の上でシエナに膝枕されていたらしい。
(どれくらい寝てた。今、どうなってる?)
周囲を見回す。アイザックは相変わらずだ。
近くにシエナがいて、そのすぐ傍にロキが倒れている。腹には氷の矢が刺さったままだ。
ウィリアムは『呪い』に魔力を吸われて意識がもうろうとしている。
アローが傷口からの魔力流出を抑えてレイリーが治癒魔法をかけているが追いついていない。
(状況的に、やばいかもしれない)
マリアの姿を探す。
防御結界の中に、姿はなかった。
「マリアは? どこに……」
「あそこだ」
シエナが指さした先は、アイザックが佇む場所だ。
真っ黒な魔力の塊の姿のアイザックに向き合って、マリアが立っていた。
「もうやめて、アイザック。大事な人たちを、これ以上、傷つけないで」
マリアの全身から白いオーラが揺らいでいる。
白の中にオーロラのように七色を反射する光魔法が、全身から立ち昇っている。
「自分も辛いのに、自分じゃ、止まれないのよね。だから、私が、止めてあげる」
マリアが魔力の塊に手を伸ばす。
腕から伸びた白いオーラが、闇色の魔力を掻き消した。
「マリア!」
立ち上がろうとするノエルを、シエナが制した。
「見ていろ、ノエル。あれが光魔法単一の、治癒系魔法を極めた中和術だ」
マリアの腕がアイザックの首に回される。
全身から吹き出したオーラが、ベールになって黒い塊を包み込む。
闇を溶かすように消すと、アイザックの姿が顕わになった。
「まり、あ……?」
意識が混濁しているのか、アイザックがぼんやりした目でマリアを探す。
ぐらつく体をマリアが支えた。
「大丈夫、アイザックの『呪い』は私が全部、溶かして消してあげるから。だから、戻ってきて」
マリアがアイザックに口付けた。
アイザックの中にマリアの白い魔力が流れ込む。
白いベールがマリアとアイザックを包む。ベールが弾けて、残っていた黒い霧が一斉に払われた。
後には七色の光の粒子が、浄化するようにキラキラと降り注いだ。
アイザックが、マリアに向かって微笑んだ。
頬に手を添え、唇を重ねる。
「マリア……愛して、る」
倒れ込んだアイザックをマリアが抱きとめて、二人はその場に座り込んだ。
しっかりと抱き合い、肩に頭を預け合いながら、気を失っているようだった。
(なんて綺麗な中和術。実際のシナリオの、マリアがアイザックの『呪い』を解呪するシーンより綺麗だった)
何とも言えない感動で、ノエルの目に涙が潤んだ。
「覚醒したな」
シエナが呟き、後ろを振り返る。
「アーロ、ウィリアム皇子は、どうだ」
「魔力の流失は止まったが、『呪い』はそのままだ。状態は、安定しているぜ」
「わかった。では、アイザック皇子とマリアを運ぶのを手伝ってくれ」
シエナがノエルの肩に手を置いた。
「よく頑張ってくれた。僥倖だ。君にはウィリアム皇子の『呪い』の解呪を頼む」
シエナの表情が安堵している。
(安心していいのかな。まだ、残っているような気がする)
ぼんやりして、頭がうまく働かない。
シエナが結界を解くと、いつもの夏の庭の景色が鮮明になった。
休日で人が少なくて良かった、などと考えていたら、後ろから強い殺気が飛んできた。
0
あなたにおすすめの小説
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~
ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。
異世界転生しちゃいました。
そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど
チート無いみたいだけど?
おばあちゃんよく分かんないわぁ。
頭は老人 体は子供
乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。
当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。
訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。
おばあちゃん奮闘記です。
果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか?
[第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。
第二章 学園編 始まりました。
いよいよゲームスタートです!
[1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。
話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。
おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので)
初投稿です
不慣れですが宜しくお願いします。
最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。
申し訳ございません。
少しづつ修正して纏めていこうと思います。
異世界ほのぼの牧場生活〜女神の加護でスローライフ始めました〜』
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業で心も体もすり減らしていた青年・悠翔(はると)。
日々の疲れを癒してくれていたのは、幼い頃から大好きだったゲーム『ほのぼの牧場ライフ』だけだった。
両親を早くに亡くし、年の離れた妹・ひなのを守りながら、限界寸前の生活を続けていたある日――
「目を覚ますと、そこは……ゲームの中そっくりの世界だった!?」
女神様いわく、「疲れ果てたあなたに、癒しの世界を贈ります」とのこと。
目の前には、自分がかつて何百時間も遊んだ“あの牧場”が広がっていた。
作物を育て、動物たちと暮らし、時には村人の悩みを解決しながら、のんびりと過ごす毎日。
けれどもこの世界には、ゲームにはなかった“出会い”があった。
――獣人の少女、恥ずかしがり屋の魔法使い、村の頼れるお姉さん。
誰かと心を通わせるたびに、はるとの日常は少しずつ色づいていく。
そして、残された妹・ひなのにも、ある“転機”が訪れようとしていた……。
ほっこり、のんびり、時々ドキドキ。
癒しと恋と成長の、異世界牧場スローライフ、始まります!
崖っぷち令嬢は冷血皇帝のお世話係〜侍女のはずが皇帝妃になるみたいです〜
束原ミヤコ
恋愛
ティディス・クリスティスは、没落寸前の貧乏な伯爵家の令嬢である。
家のために王宮で働く侍女に仕官したは良いけれど、緊張のせいでまともに話せず、面接で落とされそうになってしまう。
「家族のため、なんでもするからどうか働かせてください」と泣きついて、手に入れた仕事は――冷血皇帝と巷で噂されている、冷酷冷血名前を呼んだだけで子供が泣くと言われているレイシールド・ガルディアス皇帝陛下のお世話係だった。
皇帝レイシールドは気難しく、人を傍に置きたがらない。
今まで何人もの侍女が、レイシールドが恐ろしくて泣きながら辞めていったのだという。
ティディスは決意する。なんとしてでも、お仕事をやりとげて、没落から家を救わなければ……!
心根の優しいお世話係の令嬢と、無口で不器用な皇帝陛下の話です。
【完結】竜王に嫁いだら、推しの半竜皇子の継母になりました〜冷酷な夫には興味ありませんが、闇落ち予定の皇子は私が全力で幸せにします!〜
せりもも
恋愛
転生したのは、web小説の世界だった。物語が始まる前の時間、隣国の竜王へ嫁ぐ薄幸の王女、デジレに。
結婚相手である竜王ワッツァは、冷酷非道で人間を蔑む恐ろしい竜人だ。彼はデジレを、半竜(半分竜で半分人間)である息子の養育係としかみていない。けれどその息子バートラフこそ、前世の「わたし」の最オシだった。
この世界のバートラフはまだ5歳。懸命に悪ガキぶっているけど、なんてかわいいの!? 小説のバートラフは、闇落ちして仲間の騎士たちに殺されてしまうけど、そんな未来は、絶対に許さないんだから!
幼いバートラフに対する、愛情いっぱいの子育ての日々が始まる。やがて彼の成竜への通過儀礼を経て、父の竜王は、デジレに対して執着を見せ始める。
ところが、竜と人間の戦争が始まってしまう。おとなになったバートラフは人間側につき、聖女の騎士団に入った。彼は、父の竜王に刃を向けられるのか? そして、転生者デジレに与えられたスキル「プロットを破断する者」を、彼女はどう発動させるのか。
異世界転生日録〜生活魔法は無限大!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
☆感想の受付開始しました。
【あらすじ】
異世界に転生したルイは、5歳の高熱を境に、記憶を取り戻す。一度は言ってみたい「ステータス・オープン」で、ステータスを見れることに気付いた。スキル「生活魔法∞(無限大)」を発見。その意味を知るルイは、仄かに期待を抱いた。
それと同時に、今世の出自である農家の四男は、長男大事な両親の態度に、未来はないと確信。
家族に隠れて、ステータスにあったスキルの一つ「鑑定」を使い、村のお婆(薬師)相手に、金策を開始。
十歳の時に行われたスキル鑑定の結果を父に伝えたが、農家向きのスキルではなかったルイは「家の役には立たない」と判断され、早々に家を追い出される。
だが、追放ありがとう!とばかりに、生活魔法を知るべく、図書館がある街を目指すことにしたルイ。
最初に訪れた街・ゼントで、冒険者登録を済ませる。だがそのギルドの資料室で、前世の文字である漢字が、この世界の魔法文字だという事実を知ることになる。
この世界の魔法文字を試したルイは、魔法文字の奥深さに気づいてしまった。バレないように慎重に……と行動しているつもりのルイだが、そんな彼に奇妙な称号が増えて行く。
そして、冒険者ギルドのギルドマスターや、魔法具師のバレンと共に過ごすうちに、バレンのお師匠様の危機を知る。
そして彼に会いにいくことになったが、その目的地が、図書館がある魔法都市アルティメットだった。
旅の道中もさることながら、魔法都市についても、色々な人に巻き込まれる運命にあるルイだったが……それを知るのは、まだ先である。
☆見切り発車のため、後日変更・追記する場合があります。体調が不安定のため、かける時に書くスタイルです。不定期更新。
☆カクヨム様(吉野 ひな)でも先行投稿しております。
所(世界)変われば品(常識)変わる
章槻雅希
恋愛
前世の記憶を持って転生したのは乙女ゲームの悪役令嬢。王太子の婚約者であり、ヒロインが彼のルートでハッピーエンドを迎えれば身の破滅が待っている。修道院送りという名の道中での襲撃暗殺END。
それを避けるために周囲の環境を整え家族と婚約者とその家族という理解者も得ていよいよゲームスタート。
予想通り、ヒロインも転生者だった。しかもお花畑乙女ゲーム脳。でも地頭は悪くなさそう?
ならば、ヒロインに現実を突きつけましょう。思い込みを矯正すれば多分有能な女官になれそうですし。
完結まで予約投稿済み。
全21話。
疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる