ここまで生配信中!

mineko

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これって運命ですか?

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4月ーそれは多くの人にとって浮足立つ、新緑の木々が香る新たな人生の1ページが刻まれるにふさわしい季節。
鳥はさえずり、空は青く我々の門出を祝福している!そうとしか思えない晴れやかな空の元、家を出ることにした。

私、日比谷みなもはー晴れて聖カタリナ高校の1年生になります。

聖カタリナ高校。東京でも一等地に立っている、有名な高校だ。
そんな高校の新入生になることになった。

「初登校、するのって緊張するなあ。」
ドキドキしながら、制服を改めて見る。かわいいエンブレムがちょこん、と胸に貼られている。緑色の制服だ、スカートはプリーツが入っている。
この制服が着たくて、この高校を選んだんだよね!とみんなが言うほど、この制服はとても人気だ。

「うーんやっぱりかわいい!ここにして正解じゃん」
新しい制服に身を包み、カバンを持って家を出て10分、20分・・。
やっと駅についた。ここから乗り換えて、学校へ。
電車の中、私はどうしても見たかったものを見ることにした。
イヤホンを耳につけるーそして、動画再生サイトの動画を見るために、画面をタッチ。

ーはじまった。
『はーい!今日も一日いかがかな?摩耶っこのみんな!摩耶TVへようこそ!』

何がはじまった、のかというと。一部のゲーマーやオタクに人気沸騰中。有名配信者の摩耶の配信だ。
私は摩耶の大ファン。かれこれ2年は追っかけているし、配信もかかさず見ている。
これが日々の生きがいと言ってもいいかも。だって、摩耶、マジかっこいいし。

『摩耶っこは学校かな?仕事かな?一日をしっかり生きてるね!』
そうそう、摩耶は人を労ってくれるし、心遣いもできるところがファンになっちゃうんだよなあ。

摩耶ー動画配信サイトMovetubeでは登録者数10万人の化け物配信者だ。
主にゲーム、雑談、レビューやイケボを生かしたASMR動画などを上げている。
この声がたまらん!個人的ベスト3に入る配信者である。
口元のほくろも萌えポイントのひとつ。

おっと、おたく語りはここまでにして、わたしは学校に行かなければいけない。
ピンポーン、降りる駅だった。
慌てて降りる羽目になっちゃった。いけないいけない。

駅から降りて10分ほど歩くと、聖カタリナ高校の門が見えてきた。
やっと、やっとだ!
私は晴れて聖カタリナ高校の一員になれた!

でも、もちろん不安はあってー
馴染めるかな、ここの学校でやっていけるかな、そう普通の人と同じ悩みがあったのだ。

実はこの事を摩耶に、スパチャ(スーパーチャット:投げ銭のこと)で聞いたんだった。
私「新しい学校生活が不安です!どうしたらいいですか?」
摩耶「はいきたー!、よし、生徒会入っちゃおう!物語はそこからはじまるんだよ?」
なんてことを言われたっけ・・。

席について、窓の外を見る。窓の外は桜が満開だ。ピンク色が青空に映えている。
暖かな陽気のもと、学校生活が今、始まろうとしている。

「はい、皆さん席についてー」
どうやら先生が入ってきたようだ。

「今日からみんなの担任をすることになった、宮野透だ。よろしくな。」
宮野、透かあ。いくつなんだろう。スーツ姿の先生はチョークを使って名前を黒板に書いていく。
字、キレイだし、手・・・。

なんてことを思っていた。
先生の声、どこかで聞いたことがあるなあ・・・。
なあんて・・。

「おい!そこ!新学期早々居眠りとはなんだ!」
ぐーぐー。
ぴょっ。
「げげっ。す、すみませ・・」
よだれを拭きながら、顔をあげる。まずい、先生がこっちに来た。

「起きたか?もう居眠りはするなよ」
「は、はい・・」
先生、近い・・。近いって。距離が近づいてびっくりしてしまった。
「ん・・???」
先生の顔を見る。口元のほくろ。優しげな目。サラサラした前髪。
メガネをくいっと上げる先生。
怪訝な顔をされてしまった。
「なにかついてるのか?」
「えーっと・・いえ、そうじゃなくて」
そうじゃなくて。そう。あれ?
あれ???

頭が混乱している!
みなも!落ち着け!急接近されたから、超混乱してる!
口元のほくろで思い出しちゃったじゃん!

摩耶ー私の推し・・!
「摩耶みたいに口元にほくろがありますね」
って言ってもわからないし!

うわー、新入生早々にやっちゃったよ。こいつ、オタクじゃん!ってバレちゃう・・。
恥ずかしいよ~~~。
うう~。

先生も呆れてものが言えなくなってるよ、ね?
「・・・・・・」
うん?
顔が一瞬赤くなった、桃色の頬が見える。
「~~~っ、日比谷、あとからこっち来なさい」
「ええっ!は、はい・・。」

なんかやっちゃったんだろうか。早くも。
こんな事になるなんて、配信見てるんじゃなかった(泣)←泣きたいのは先生の方かな?

挨拶が終わり、皆が移動を始める。
先生の元へ行かなければー個室に呼ばれてしまったようだ。
ガラガラ。扉を開けると、先生が椅子に座って待ち構えていた。

「先生!先程はすみませ」
「いいか、これは秘密だぞ」

「・・・・へ?」
頭にはてなマークが飛んでしまった。ちんぷんかんぷん。
秘密。ヒミツ・・・・???

先生がこっちを見ている。やっぱり口元のほくろが印象的だ。
「ひ・み・つ」
口元でしーっ、と指をあてて、囁く。
そしてメガネを外したと思うとー

「っ、ま、摩耶ァ!?」
「ッバカ!声が大きい!」
口を塞がれてしまった!
「もごもごもご」
「だから嫌だってのに担任なんて」
「気づいちゃったかな?子猫ちゃん」

ひぃ・・どういうことなんだろう。口元を塞がれてうまく息ができない。
近い!近いよ先生。
先生は耳元で囁くように言った。

「俺との契約だ。お前は俺が摩耶だってこと、内緒にする。その為に俺と付き合え」

「んんん・・?」
「俺と付き合うことで共犯関係になり、ヒミツを守る。いいな。」
「ふぁ、ふぁい・・」

やっと手を離してもらえた。

「せん、せい・・?」
「お前が言った通り。俺は摩耶だ。」

「ッ、!?やっぱり・・・!」
嘘じゃなかった!眼の前にいるのは、嘘でもなんでもなく、摩耶そのものだった。
口元のほくろ、優しそうな目、サラサラした黒髪ー。
私がずっと恋い焦がれていた摩耶がここにいる。

ど、どういうことなんだろう。
状況が飲み込めなかった。

「これはお前の口封じ、な」
「んっ!ん・・・んん」
何がはじまったかと思った。摩耶、あらため宮野透。私の担任の先生。
と私みなもは・・熱いキスを交わしてしまいました。

「っぷは!ふぇ、ふぇんせい・・こんなこと・・」
「いけないのはどっちだ?居眠りなんかして、動画もこっそり見てたんだろ?」
「毎晩毎晩、俺の声でー」
先生。いや摩耶・・摩耶が私の中に入ってくる。声が、耳元に優しく、いじわるな声で、私をいじめてくる。

「そんなことっ・・」
言えない、摩耶の声でいつもイってるなんてこと。嘘、やだ、恥ずかしい・・!
きゅんって、どきどきして、たまらない。
摩耶ー宮野先生の手が私の胸を這う。
唇を塞がれて、いいようにされて。
たまらない。

胸を揉みしだく間、先生の舌はいやらしく私の舌と絡み合う。
「んっ、あ、ん、、ふぁ、いい・・」
乳房を優しく撫でるその手は、男の手だった。
どろどろになって、溶けてく感じだった。
一つになりたいーねえ摩耶、ずっと好きだったんだもん。
「せんせ、まや・・・おねがいします・・」
「なんて?きちんと言えない子にはお仕置きだぞ」

もうーだめだ。耐えられない。
「せんせいの、おっきいちんちんで、みなもを犯してください」
頭がふっとーしちゃいそう。ふっとーしてる。
「そうだなーこれで、ヒミツがもうひとつ増えた」
「内緒の契約」
そう言いながら先生は私の秘部に指を入れる。
「んっ!」
「そうそう、いい子いい子。」
椅子に座らされ、股を開くよう指示される。
こんなポーズ、恥ずかしいよお・・。

スカートをまくしあげられ、先生の眼の前に私の秘部がおもむろに現れる。
「やっ」
気持ちよさに勝てない。
指を出し入れされ、ヌポヌポといやらしい音がする。
「んっ♡ああっ♡んんっ。気持ちいっ♡」
先生、早く・・じらさないで・・
涙が滲む。
そう懇願するように先生を見つめると、先生に気持ちが通じたのか、否か、
先生の男根が見えた。
「せんせ・・っあ!」
「いい子いい子」
ヌチュッ。ヌルッ、抜いてー入れて-
それだけなのに、なんでこんなにいやらしいんだろう。
ピストンがだんだん激しくなる。息が上がってくる。先生の汗が流れてくる。
「先生っあ♡ん♡ん、ん、んっ、んっうう♡」
パンパンパンパンパンッ
先生の男根がわたしの秘部を貫く。吸い付くように子宮が息をしている。
きゅんっ。メリメリメリッ。
吸い付いて離れない。
ぬちゅぬちゅぬちゅっ♡
ぬっぬっぬっ
「はっあ、あん、あ、あんっ♡」
「いい声してるじゃないか」
きつく抱きしめられ、耳元で囁かれる、推しにー。
こんな幸福があっていいのかな?
ねぇー
「あっ♡んっ♡あ♡ん♡ああ♡」
「セックスが好きなの?いけない子」
「やっ、あ、ちが・・」
「ちがうならやめちゃうよ」
「んんっ・・ああっ・・やめないで・・」
言いなりにされる。支配される。この甘い、声に。
気持ちいい・・頭の中がとろとろに溶けていく。
舌が絡み合う。口元の快楽もとめられない。

「まったく、こんなにどろどろにしちゃって・・」
「やだ・・」
秘部から白い白濁のものが流れてくる。
とろとろと、先生はそれを指で舐めて、私に飲ませた。

男根を優しく引き抜くと、先生は私の顔の前に持ってきてこういった。
「舐めて、口に含んで」
「へぁ、や・・」
「ここまでして、できないっていうの?」
抗えない。気持ちよさに、もっと、したい。

先生の男根は固く、とても熱を持っていた。白濁色の精液がダラダラと、先っぽからしたたっていた。
ぺろ、ぺろと自信なさげに舐めていく。
「口に入れて」
「ふごっ、ふ」
男根が口に入ってくる。先生のモノが、私の中に。
ぬっ、ぬっ、ぬっ。
「ふぁ、ん♡」
「いやらしい子、いつもこうやって俺でヌいてたんだな」
「っちが・・」
違うなんて否定しても、身体は正直で・・・

「そこに四つん這いになって」
先生の言われた通り、体勢を変える。
「こう・・ですか?」
先生に、秘部も、蕾も見られ、あられもない姿を晒して・・
わたしってなんていけない子なんだろう。
でも、ハヤク気持チヨクナリタイ。
四つん這いになると先生はまたー
私に先生そのものを抜き差ししてくれる。
「あっ♡あっあっあああっ♡はっ♡はあ♡らめ♡」
ぐぽっぬちゅぬちゅぬぽっぬぽっ パンパンパンパンパン
だんだん激しくなっていくピストンに、私の身体も自然と動いてしまう。
「先生とセックスしちゃういけない子です、って言って」
「んんっ」
先生のいじわる。すごい気持ちよくして、だめにしてくる。
「あ、せ、せんせいとセックスしちゃう、いけない子、です」
「よしよし、いい子。ご褒美にもっとよくしてあげる」
そういうと胸を激しく揉みしだきながら、どろどろになった秘部を掻き乱すのだった。
パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパン
「あっあっあっ♡ああん♡も、だめ♡すき♡」
子宮がキュン、としているのが良く分かる。吸い付いて離さない。
ぐちょぐちょにされて、乱されて、わたし、どうなちゃうんだろう・・。

パンパンパンパンパン
「あーーーーっ♡はぁっ♡」
快楽の波が押し寄せる。これが・・イくってことなの?
ぬっぬっぬっヌチャッ
「はーっ、はっ・・・」
せんせいも息が上がったみたい。
わたしたち、一つになれたんだ・・・。
先生・・・あの、摩耶と。
好きで、好きで、すきで。夜な夜な思い出す摩耶と。

このセックスを期に、わたしと先生の奇妙な関係は始まった。
共犯関係・・本当はイケないことだけど・・
好きになっちゃったかも。


セックスが終わったら、先生は冷たくなった。
わたしは、摩耶と繋がれたのが嬉しくて、またしたい、なんて言い出せなかったのだけど、先生は私に一度キスをしてくれて、それからまた今度な。
そう言い残して去って行った。
先生ー摩耶。こんなことにして、こんなわたしにしてさよならなんてひどいよ。
身体が火照って、たまらない。

この一夜から、私は先生にセックスをせがむようになってしまったのだった。







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