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【第5部〜旧世界の魔神編〜】
第3章 兄バァル
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私が拘束したレミュラを連れてベルゼブブの所に来ると、ダルカンは倒されて地面に転がっていた。ベルゼブブは、バァル神になっていた。
「げっ!」
私は兄のバァルの妻だった事がある。3人の兄弟が私を奪い合って殺し合いを始め、誰かの妻にならないと収まりがつかない状態になったからだ。妻になったと言う事は当然、Hもした。それこそ、妻でいる間は毎晩の様に求められた。私もそれが妻の務めだと思っていたので、拒絶はしなかった。内心は勿論、嫌だった。神々には近親相姦の概念など無い。例え親子でも子供を作り合う倫理観だ。今の人類の感覚だと、おかしいと思えるそれが、当時の神々ではおかしいと思う方がおかしいと言う感覚だったのだ。
そして、兄のバァルはまだ私を諦めてはおらず、寄りを戻そうとしているのだ。私は兄としては愛しているが、恋人や夫に感じる愛とは違うので、寄りを戻したくはない。やっと解放されたのだ。冗談では無い。兄でありながら元カレにして元夫だ。正直、会いたくはない。不幸中の幸いにして、父ヤハウェによって一度私は消滅して生き返った。つまり、兄に穢された身体を、真っ新にしてリセットされたのだ。だからもう、指一本だって触れられたくは無い。
兄に犯されたと知った父は、バァルの身体を2つに引き裂いた。片方はベルゼブブに、もう片方はバエルとなって魔界に堕とされたのだ。実は父も私を狙っていて、嫉妬の為に行われたと知ったのは、ずっと後の事だ。
兄であるから当然バァルもXNUMX人だ。私が天界を攻めた時、数万年ぶりに1つの身体に戻り、まだ本調子では無かった為にそれほど強くは無かった。しかし今の兄には勝てないかも知れない、そう思った。
「げっ、とは何だ?げっ、とは!」
「ごめんねお兄ちゃん。お久しぶりね?」
「そんな他人行儀な喋りは止めろよ。勝手知った仲じゃないか?お前が何処を責められたら感じるのか、知り尽くしているぞ俺は」
「イヤらしい。勝手に触らないで。犯罪なのよ、知らないの?」
「夫が妻に触れて何が悪い?」
「いつの話をしているのよ!もうお兄ちゃんは、私の夫なんかじゃないわよ?」
「別れたつもりは無い!」
「私は別れたつもりで、何人もの男に抱かれたわよ(←嘘)!」
「何だと!この売女がぁ!」
往復ビンタを喰らって地面に倒れた所を馬乗りにされて、服を剥ぎ取られた。
「嫌だぁ!犯される!誰かぁ、誰か助けてぇ!!!」
馬乗りになっていたバァルの襟首を掴んで放り投げた者がいた。
「何しやがる!って…お、親父に母ちゃん…」
唯一神ヤハウェと母アシェラが立っていた。
「妹に何て事をしているのだ、バァルよ!」
「妹だが、コイツは俺の妻だぞ!妻を抱いて何が悪い!」
「まだ反省が足りない様だな?」
父に睨まれるとバァルは、タジタジになって怯んだ。
「違うわよ!この売女が私の可愛い息子をたぶらかしたのよ!」
そう言うなり母に殴られて鼻血が止まらなくなり、鼻を押さえたがお構いなしに何度も頬を打たれた。
「お母さん止めて!私だって、お母さんの子供じゃない?」
「こんな、はしたない娘を生んだ覚えは無いわ!」
情け容赦無く母は私を殴り続けた。
「うわぁ~ん、お父さん助けてよぉ」
「おぉ、可哀想に私の可愛い娘よ…」
父にイヤらしく抱きしめられて慰められたが、母の暴力から逃れるには、父のセクハラに耐えるしか無かった。父は母から私を庇うフリをしながら、服の中に手を滑り込ませて胸を揉んでいた。
(お父さん、止めて…お母さんに見られる。もっと酷い目に合わされるよ、私…)
「よしよし、可哀想に、今夜は父と一緒に寝ような?」
ゾワゾワっと鳥肌が立った。文字通り父と一緒に寝る(抱かれる)事になってしまう。兄と父のどちらに抱かれる方がマシか?と言う究極の選択だが、父とHしたら母に間違いなく殺されるし、逃れる事が出来たとしても生涯母に恨まれ、疎まれ続ける事になる。それくらいなら、まだ兄に抱かれた方が良い。母に恨まれず、兄は元夫だから何度も抱かれた事がある。私が我慢すれば家庭は丸く治まるのだ。
「あ、あの!まだ他にもXNUMX人がいるんだよ。今はルシファーとミカエルが戦っているの。加勢に行かないと」
「その必要は無い」
「どうして?」
「ルシフェルもミカエルもXNUMX人だからだ」
「えっ?」
「地球の神々の中で『エル』を冠する者はXNUMX人なのだ。ただ私とアシェラの子では無いがな」
知らなかった。初めて聞いた話だ。すると、ガブリエルやバエルとかもそう言う事なのか?
「XNUMX人って、何人も地球にいるの?」
「ああそうだ。だから、コイツらも複数いるだろう?拠点の中にはまだいるぞ」
「お父さんとお母さんが来たのは偶然って訳じゃないのね?」
「地球は、私の管轄だ。余所者に口出しさせる訳にはいかん」
「誰の星に手を出したのか教えてやるのよ」
ひゅう~。お母さんは、相変わらず怖いわ。
ルシファーとミカエルが戦っている場所に私達は向かった。
「げっ!」
私は兄のバァルの妻だった事がある。3人の兄弟が私を奪い合って殺し合いを始め、誰かの妻にならないと収まりがつかない状態になったからだ。妻になったと言う事は当然、Hもした。それこそ、妻でいる間は毎晩の様に求められた。私もそれが妻の務めだと思っていたので、拒絶はしなかった。内心は勿論、嫌だった。神々には近親相姦の概念など無い。例え親子でも子供を作り合う倫理観だ。今の人類の感覚だと、おかしいと思えるそれが、当時の神々ではおかしいと思う方がおかしいと言う感覚だったのだ。
そして、兄のバァルはまだ私を諦めてはおらず、寄りを戻そうとしているのだ。私は兄としては愛しているが、恋人や夫に感じる愛とは違うので、寄りを戻したくはない。やっと解放されたのだ。冗談では無い。兄でありながら元カレにして元夫だ。正直、会いたくはない。不幸中の幸いにして、父ヤハウェによって一度私は消滅して生き返った。つまり、兄に穢された身体を、真っ新にしてリセットされたのだ。だからもう、指一本だって触れられたくは無い。
兄に犯されたと知った父は、バァルの身体を2つに引き裂いた。片方はベルゼブブに、もう片方はバエルとなって魔界に堕とされたのだ。実は父も私を狙っていて、嫉妬の為に行われたと知ったのは、ずっと後の事だ。
兄であるから当然バァルもXNUMX人だ。私が天界を攻めた時、数万年ぶりに1つの身体に戻り、まだ本調子では無かった為にそれほど強くは無かった。しかし今の兄には勝てないかも知れない、そう思った。
「げっ、とは何だ?げっ、とは!」
「ごめんねお兄ちゃん。お久しぶりね?」
「そんな他人行儀な喋りは止めろよ。勝手知った仲じゃないか?お前が何処を責められたら感じるのか、知り尽くしているぞ俺は」
「イヤらしい。勝手に触らないで。犯罪なのよ、知らないの?」
「夫が妻に触れて何が悪い?」
「いつの話をしているのよ!もうお兄ちゃんは、私の夫なんかじゃないわよ?」
「別れたつもりは無い!」
「私は別れたつもりで、何人もの男に抱かれたわよ(←嘘)!」
「何だと!この売女がぁ!」
往復ビンタを喰らって地面に倒れた所を馬乗りにされて、服を剥ぎ取られた。
「嫌だぁ!犯される!誰かぁ、誰か助けてぇ!!!」
馬乗りになっていたバァルの襟首を掴んで放り投げた者がいた。
「何しやがる!って…お、親父に母ちゃん…」
唯一神ヤハウェと母アシェラが立っていた。
「妹に何て事をしているのだ、バァルよ!」
「妹だが、コイツは俺の妻だぞ!妻を抱いて何が悪い!」
「まだ反省が足りない様だな?」
父に睨まれるとバァルは、タジタジになって怯んだ。
「違うわよ!この売女が私の可愛い息子をたぶらかしたのよ!」
そう言うなり母に殴られて鼻血が止まらなくなり、鼻を押さえたがお構いなしに何度も頬を打たれた。
「お母さん止めて!私だって、お母さんの子供じゃない?」
「こんな、はしたない娘を生んだ覚えは無いわ!」
情け容赦無く母は私を殴り続けた。
「うわぁ~ん、お父さん助けてよぉ」
「おぉ、可哀想に私の可愛い娘よ…」
父にイヤらしく抱きしめられて慰められたが、母の暴力から逃れるには、父のセクハラに耐えるしか無かった。父は母から私を庇うフリをしながら、服の中に手を滑り込ませて胸を揉んでいた。
(お父さん、止めて…お母さんに見られる。もっと酷い目に合わされるよ、私…)
「よしよし、可哀想に、今夜は父と一緒に寝ような?」
ゾワゾワっと鳥肌が立った。文字通り父と一緒に寝る(抱かれる)事になってしまう。兄と父のどちらに抱かれる方がマシか?と言う究極の選択だが、父とHしたら母に間違いなく殺されるし、逃れる事が出来たとしても生涯母に恨まれ、疎まれ続ける事になる。それくらいなら、まだ兄に抱かれた方が良い。母に恨まれず、兄は元夫だから何度も抱かれた事がある。私が我慢すれば家庭は丸く治まるのだ。
「あ、あの!まだ他にもXNUMX人がいるんだよ。今はルシファーとミカエルが戦っているの。加勢に行かないと」
「その必要は無い」
「どうして?」
「ルシフェルもミカエルもXNUMX人だからだ」
「えっ?」
「地球の神々の中で『エル』を冠する者はXNUMX人なのだ。ただ私とアシェラの子では無いがな」
知らなかった。初めて聞いた話だ。すると、ガブリエルやバエルとかもそう言う事なのか?
「XNUMX人って、何人も地球にいるの?」
「ああそうだ。だから、コイツらも複数いるだろう?拠点の中にはまだいるぞ」
「お父さんとお母さんが来たのは偶然って訳じゃないのね?」
「地球は、私の管轄だ。余所者に口出しさせる訳にはいかん」
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