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【第9部〜巨人の王国編〜】
第37話 オリンポスからの脱出
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「ゼウスは、弟はどうした?」
ゼウスの兄であるポセイドンは、いきり立っていた。オリンポスの主神である弟が、突然に消息不明となったのだ、無理も無い事である。
「ポセイドン様、ゼウス様は恐らく…戦死されたものと思われます…」
「ふざけるな!」
戦神アレスの報告に思わずカッとなり、頬を打った。だが、ゼウスと妻(姉)のヘラが行方不明になったのは事実である。このままではオリンポスは陥落する。行方不明になった弟は、引き続き捜索させるとして、冥府の兄に援軍を求める書簡を送った。
「間に合わないかも知れない…」
巨人族は、かつてラグナロクで戦った時よりも更に力をつけている。援軍が到着するまでは、7日はかかるだろう。だがオリンポスは保って3日、よくて5日だろうと見積もった。
前述したゼウスの妻ヘラは、ゼウスの実の姉である。ゼウスは相当にヤバい奴であり、姉であろうが娘であろうが、息子の嫁であろうが美女であれば手籠にして孕ませていた。
ゼウスの父はクロノスで、母はレアと言うティターン神族だ。兄姉は1番上が姉のヘスティアで、2番目が姉のデーメーテル、3番目の姉がヘラで、続く兄のハーデス、同じく直ぐ上の兄がポセイドンで、1番下がゼウスである。
ヘラはゼウスの3人目の正妻であり、ゼウスの最初の妻であるメティスは、男子を産むとゼウスの地位(主神)を奪うだろうと予言された為に、孕っている時にゼウスによって丸呑みにされた。しかしこの時に、ゼウスの額を突き破って生まれて来たのが戦いの女神アテナであり、男子であれば殺されていたであろう。
2番目の正妻であるテミスは、ゼウスの実の叔母である。父クロノスと母レアも兄妹で結婚しており、その姉がテミスなのでゼウスからすれば叔母である。美しい叔母に一目惚れして婚姻を迫り、妻とした。
ヘラはゼウスの姉であり、ゼウスは美しい姉を何としても抱きたいと思い、他の女であればレイプする所だが、流石のゼウスも実の姉である為に、自分がどれほど姉を愛しているかと説得のアプローチを重ねた。ヘラは、自分を抱きたいのであれば正妻にしろと迫り、ゼウスは姉を抱く為に、妻である叔母と離婚したのだ。こうしてヘラは、ゼウスの妻となったのだ。しかし嫉妬深いヘラは、ゼウスの女好きに辟易しながらも別れようとはせず、逆にゼウスが手を出した相手に凄惨な仕打ちをした事で有名だ。
更に4番目の妻も、叔母であるディオネだ。ヘラが怖い為か、隠れて家庭を持ったのか、ディオネは正妻では無いが愛人でも無く、ゼウスの妻であった。
更には2番目の姉、ヘラの姉であるデーメーテルをレイプしてペルセポネーを生ませた。ヘラは説得したのに、デーメーテルをレイプしたのは、ヘラほど怖い姉では無かったからだろう。ちなみにペルセポネーは、ゼウスの兄ハーデスの妻となっているので、ハーデスは実の姪を妻にした事になる。
だがゼウスは、実の娘であるこのペルセポネーをもレイプして子供を生ませたのだ。生まれて来た子供は、ザグレウスと言う男子だったが、嫉妬で怒り狂ったヘラはブチ切れて巨人を指し向け、ザグレウスは巨人達に引きちぎられて喰われるのだ。この時アテナが、ザグレウスの心臓だけ持ち帰り、それをゼウスに渡すと飲み込んでセメレと性交してディオニュソスが生まれるのである。セメレはアフロディーテの孫であるから、ヘラは曽祖母(ひいおばあちゃん)に当たる。
しかしヘラは、この禁断の関係を許さず、自分を裏切った者達への残酷な復讐を計画する。それはゼウス自身の手で、愛するセメレを死に至らしめると言うものだった。
ヘラはセメレの乳母に化けて、ゼウスに永遠の愛を誓わせる方法を耳打ちする。それは愛の証しが欲しいので、ゼウスに冥府河に誓いを立てて欲しいと言わせてから証しとして、正妻であるヘラに会う時と同じ姿で会いに来ると誓わせると言うものであった。ゼウスは誓いを立てた後からこの証しを聞かされ、瞬時にヘラによってセメレが陥れられた事を悟ったが、どうにもならなかった。冥府河の誓いを破る事が出来なかったからだ。セメレは神の血を引いてはいたが、人間との子である為にゼウスは人間に化けて会っていた。ゼウスは常に身体に高電圧の雷を纏っている雷神であったからだ。半神であるセメレも、通常の人間よりも強靭な身体を持って生まれて来たが、至近距離からゼウスの雷を受けてはひとたまりもなく即死してしまう。
これにも懲りず、美しい実の娘ペルセポネーが忘れられないゼウスは、ペルセポネーの夫である兄に化けてまで娘を何度も抱いていた。とんでもないクソ野郎である。
更にこの後、またもや叔母であるムネモシュネ(元妻のテミスの直ぐ上の姉)を9日間抱き続けて、ムネモシュネは9人姉妹を生んだ。このうちの1人が、天道神君配下の魔王ミューズである。
この様にして、神々は親姉妹娘であっても子供を生ませても良いと言う道徳観を持ち、唯一の禁忌は同性愛であり、同性愛を禁じている理由は、子を成せないからであった。もっともこれは建前であり、ゼウスはガニュメデスと言う美少年に、神酒の給仕役にして側仕えとして可愛がった。可愛がったとは勿論、織田信長と森蘭丸の関係と同じと言う事である。近くに女性がいない時の慰み者としていたのだ。
ゼウスのイカれた淫行は、書くだけで数冊の小説が書けるほどである為、このくらいにさせて頂く。
ポセイドンは意を決して決死隊を募り、正面から戦わせている隙に、裏門から妹や姪達を優先に脱出させた。
ゼウスの兄であるポセイドンは、いきり立っていた。オリンポスの主神である弟が、突然に消息不明となったのだ、無理も無い事である。
「ポセイドン様、ゼウス様は恐らく…戦死されたものと思われます…」
「ふざけるな!」
戦神アレスの報告に思わずカッとなり、頬を打った。だが、ゼウスと妻(姉)のヘラが行方不明になったのは事実である。このままではオリンポスは陥落する。行方不明になった弟は、引き続き捜索させるとして、冥府の兄に援軍を求める書簡を送った。
「間に合わないかも知れない…」
巨人族は、かつてラグナロクで戦った時よりも更に力をつけている。援軍が到着するまでは、7日はかかるだろう。だがオリンポスは保って3日、よくて5日だろうと見積もった。
前述したゼウスの妻ヘラは、ゼウスの実の姉である。ゼウスは相当にヤバい奴であり、姉であろうが娘であろうが、息子の嫁であろうが美女であれば手籠にして孕ませていた。
ゼウスの父はクロノスで、母はレアと言うティターン神族だ。兄姉は1番上が姉のヘスティアで、2番目が姉のデーメーテル、3番目の姉がヘラで、続く兄のハーデス、同じく直ぐ上の兄がポセイドンで、1番下がゼウスである。
ヘラはゼウスの3人目の正妻であり、ゼウスの最初の妻であるメティスは、男子を産むとゼウスの地位(主神)を奪うだろうと予言された為に、孕っている時にゼウスによって丸呑みにされた。しかしこの時に、ゼウスの額を突き破って生まれて来たのが戦いの女神アテナであり、男子であれば殺されていたであろう。
2番目の正妻であるテミスは、ゼウスの実の叔母である。父クロノスと母レアも兄妹で結婚しており、その姉がテミスなのでゼウスからすれば叔母である。美しい叔母に一目惚れして婚姻を迫り、妻とした。
ヘラはゼウスの姉であり、ゼウスは美しい姉を何としても抱きたいと思い、他の女であればレイプする所だが、流石のゼウスも実の姉である為に、自分がどれほど姉を愛しているかと説得のアプローチを重ねた。ヘラは、自分を抱きたいのであれば正妻にしろと迫り、ゼウスは姉を抱く為に、妻である叔母と離婚したのだ。こうしてヘラは、ゼウスの妻となったのだ。しかし嫉妬深いヘラは、ゼウスの女好きに辟易しながらも別れようとはせず、逆にゼウスが手を出した相手に凄惨な仕打ちをした事で有名だ。
更に4番目の妻も、叔母であるディオネだ。ヘラが怖い為か、隠れて家庭を持ったのか、ディオネは正妻では無いが愛人でも無く、ゼウスの妻であった。
更には2番目の姉、ヘラの姉であるデーメーテルをレイプしてペルセポネーを生ませた。ヘラは説得したのに、デーメーテルをレイプしたのは、ヘラほど怖い姉では無かったからだろう。ちなみにペルセポネーは、ゼウスの兄ハーデスの妻となっているので、ハーデスは実の姪を妻にした事になる。
だがゼウスは、実の娘であるこのペルセポネーをもレイプして子供を生ませたのだ。生まれて来た子供は、ザグレウスと言う男子だったが、嫉妬で怒り狂ったヘラはブチ切れて巨人を指し向け、ザグレウスは巨人達に引きちぎられて喰われるのだ。この時アテナが、ザグレウスの心臓だけ持ち帰り、それをゼウスに渡すと飲み込んでセメレと性交してディオニュソスが生まれるのである。セメレはアフロディーテの孫であるから、ヘラは曽祖母(ひいおばあちゃん)に当たる。
しかしヘラは、この禁断の関係を許さず、自分を裏切った者達への残酷な復讐を計画する。それはゼウス自身の手で、愛するセメレを死に至らしめると言うものだった。
ヘラはセメレの乳母に化けて、ゼウスに永遠の愛を誓わせる方法を耳打ちする。それは愛の証しが欲しいので、ゼウスに冥府河に誓いを立てて欲しいと言わせてから証しとして、正妻であるヘラに会う時と同じ姿で会いに来ると誓わせると言うものであった。ゼウスは誓いを立てた後からこの証しを聞かされ、瞬時にヘラによってセメレが陥れられた事を悟ったが、どうにもならなかった。冥府河の誓いを破る事が出来なかったからだ。セメレは神の血を引いてはいたが、人間との子である為にゼウスは人間に化けて会っていた。ゼウスは常に身体に高電圧の雷を纏っている雷神であったからだ。半神であるセメレも、通常の人間よりも強靭な身体を持って生まれて来たが、至近距離からゼウスの雷を受けてはひとたまりもなく即死してしまう。
これにも懲りず、美しい実の娘ペルセポネーが忘れられないゼウスは、ペルセポネーの夫である兄に化けてまで娘を何度も抱いていた。とんでもないクソ野郎である。
更にこの後、またもや叔母であるムネモシュネ(元妻のテミスの直ぐ上の姉)を9日間抱き続けて、ムネモシュネは9人姉妹を生んだ。このうちの1人が、天道神君配下の魔王ミューズである。
この様にして、神々は親姉妹娘であっても子供を生ませても良いと言う道徳観を持ち、唯一の禁忌は同性愛であり、同性愛を禁じている理由は、子を成せないからであった。もっともこれは建前であり、ゼウスはガニュメデスと言う美少年に、神酒の給仕役にして側仕えとして可愛がった。可愛がったとは勿論、織田信長と森蘭丸の関係と同じと言う事である。近くに女性がいない時の慰み者としていたのだ。
ゼウスのイカれた淫行は、書くだけで数冊の小説が書けるほどである為、このくらいにさせて頂く。
ポセイドンは意を決して決死隊を募り、正面から戦わせている隙に、裏門から妹や姪達を優先に脱出させた。
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