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■第7章: 雪上決戦!
【 第4話: ホワイト・クリスマス 】
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俺が次に目を覚ました時には、既に翌朝になっていた。
ベッドの横を見ると、そこにはミャーの姿はない。
ふと、窓の方を見ると、ミャーが外を見つめながら、ピョンピョンと跳ねるようにしていた。
ミャーの尻尾も波打って、かなり興奮しているようだ。
「ミャー、どうしたの?」
ミャーは、俺に気付くと振り向き、胸の前で手を合わせて、喜びながらこう言った。
「タロー、すごいにゃ♪ お外が真っ白にゃ♪」
「えっ? まさか、一晩で雪が積もった?」
「そうにゃ♪」
俺はベッドから出ると、窓から城の外の様子を見た。
すると、城の門の中も外も、一面綺麗に真っ白な綿の絨毯みたいに、雪が降り積もっていた。
「綺麗だにゃ~♪」
「ああ、ホントだね。今日は『ホワイト・クリスマス』だね……」
「ホワイト・クリスマス……?」
「うん。クリスマスの日に、雪で真っ白になっているから、ホワイト・クリスマス」
「へぇ~、何だか素敵だにゃ~♪」
ミャーは、そう言うと、俺の肩に頭を乗せて、右腕に抱きついてきた。
俺は、ミャーの絡みつく右手の甲に、左手を上から重ねて、ミャーの髪に頬をつける。
しばらく俺たちは、その体勢のまま、真っ白な雪の絨毯を眺めていた。
『コンコン……、コンコンコン……』
「タロー様、ミャー様、おはようございます。グリフでございます」
「ああ、グリフか。入っていいよ」
「失礼します」
『ガチャ……』
グリフの姿を見ると、ミャーは恥ずかしそうに、俺からサッと離れて背を向けた。
「どうしたんだ、グリフ」
「タロー様、大変でございます。只今、伝令の者から、ヤーシブの隊列が、ニヤ国へ入ったとの連絡がありました」
「何!? ヤーシブたち、もうこちらへ来たのか!?」
「どうやら、そのようでございます」
約束の期限は、クリスマスだったが、1日早くヤーシブたちは来てしまった。
「ヨシ! グリフ、すぐにあの作戦を実行するぞ! 全員、防御体制を取るように伝えてくれ!」
「分かりました、タロー様!」
遂にこの時がやってきてしまった……。
俺は、絶対にこの作戦を成功させてみせる。
ミャーやダガヤ王、この国の人たちを全員守るんだ。
ベッドの横を見ると、そこにはミャーの姿はない。
ふと、窓の方を見ると、ミャーが外を見つめながら、ピョンピョンと跳ねるようにしていた。
ミャーの尻尾も波打って、かなり興奮しているようだ。
「ミャー、どうしたの?」
ミャーは、俺に気付くと振り向き、胸の前で手を合わせて、喜びながらこう言った。
「タロー、すごいにゃ♪ お外が真っ白にゃ♪」
「えっ? まさか、一晩で雪が積もった?」
「そうにゃ♪」
俺はベッドから出ると、窓から城の外の様子を見た。
すると、城の門の中も外も、一面綺麗に真っ白な綿の絨毯みたいに、雪が降り積もっていた。
「綺麗だにゃ~♪」
「ああ、ホントだね。今日は『ホワイト・クリスマス』だね……」
「ホワイト・クリスマス……?」
「うん。クリスマスの日に、雪で真っ白になっているから、ホワイト・クリスマス」
「へぇ~、何だか素敵だにゃ~♪」
ミャーは、そう言うと、俺の肩に頭を乗せて、右腕に抱きついてきた。
俺は、ミャーの絡みつく右手の甲に、左手を上から重ねて、ミャーの髪に頬をつける。
しばらく俺たちは、その体勢のまま、真っ白な雪の絨毯を眺めていた。
『コンコン……、コンコンコン……』
「タロー様、ミャー様、おはようございます。グリフでございます」
「ああ、グリフか。入っていいよ」
「失礼します」
『ガチャ……』
グリフの姿を見ると、ミャーは恥ずかしそうに、俺からサッと離れて背を向けた。
「どうしたんだ、グリフ」
「タロー様、大変でございます。只今、伝令の者から、ヤーシブの隊列が、ニヤ国へ入ったとの連絡がありました」
「何!? ヤーシブたち、もうこちらへ来たのか!?」
「どうやら、そのようでございます」
約束の期限は、クリスマスだったが、1日早くヤーシブたちは来てしまった。
「ヨシ! グリフ、すぐにあの作戦を実行するぞ! 全員、防御体制を取るように伝えてくれ!」
「分かりました、タロー様!」
遂にこの時がやってきてしまった……。
俺は、絶対にこの作戦を成功させてみせる。
ミャーやダガヤ王、この国の人たちを全員守るんだ。
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