恋愛 出会いから婚約まで

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見合い

 エリーゼと厩舎で会うようになってから三ヶ月が経ち季節も夏から秋にかわろうとしていた。俺にとって嫌な社交界シーズンの到来だ。今年は二十歳になったこともあり親から縁談の話がいくつも上がってきていた。ついこの間も生家に帰ると母親が
「ドラガルどうなの、いい人は見つかった?」
「別に変わりはないが」
「そうなの、あなたも二十歳になるからそろそろ結婚を考えないと、気が付いた時には誰のも相手にされない年になっているわよ」
「あぁ」
俺はまたいつもの小言が始まったと意識を遠のかせた。
「ドラスリーは、やっといい人を見つけて結婚が決まったしドラジールはもう結婚しているからあとはあなたが決まれば安心なんだけど・・いいご令嬢はいないかしら一応何人か姿絵は預かっているんだけど・・後で見てもらうから部屋に持って行くわね」
母親は真剣な表情で考え込みながら何かぶつぶつと独り言を言いながら去っていった。
ドラスリーは兄でこの間社交界で出会った子爵令嬢と恋に落ち結婚が決まった。家柄は相手の方が上ではあったが令嬢の両親の理解があり男爵家である我が家に嫁ぐことが決まった。出会って最初のころは子爵家だから難しいのではと家族内で懸念する声が聞かれていたが今となっては結婚が決まり本当に良かったと思っている。二人は傍から見ても仲が良く恋愛に疎い俺でも羨ましく思ったほどだ。ドラジールは弟で幼馴染の男爵令嬢と十八歳になるのを待って結婚し今は一児の父親になっている。この二人も子どもの頃から仲が良くずっと一緒に遊んでいたから結婚が決まったと聞いた時まぁそうなるだろうと思ったことを覚えている。どちらにしてもお互い思いあって結婚出来ることは正直羨ましい。貴族間の結婚は恋愛で決まることは少なく利害など政治的な思惑から結婚が決まることが多い。俺の両親は恋愛から結婚に至ったこともあり傍から見ていても仲の良さが伺える。そんなことを考えながら自室で過ごしているとドアをノックする音がした。
「いいかしら」
あぁ来たか、俺はそう思いながら返答した。
「どうぞ」
「今回はいい姿絵が何枚も届いているのよ。どれから見る?」
母親は嬉しそうに何枚もの姿絵を俺の前のテーブルに広げてきた。
「見てみてこのご令嬢はあなたと年が同じで子爵令嬢だけどご令嬢が三人いて末娘だからあなたに嫁いでも大丈夫だそうよ。このご令嬢はおとなしいけど子どもが好きと聞いたわ。このご令嬢はどうだったかしら忘れちゃった。どうあなたはどのご令嬢がいい」
俺は仕方なく数枚の姿絵に視線を落としたが・・どうせいつもの通り実際に会って俺の顔をみたら目をそらし後で断りの連絡が入るのだろう。しかしいつまでも独り身では親に心配をかけることになるから適当な令嬢と結婚をすればいいのだが・・欲を言うと俺の容姿に関係なく俺自身を気に入ってくれて結婚となればいいのだが・・そんなうまくいく話はないだろうなぁ。そう思いながら現実逃避していると
「やっぱり見合いは嫌?別にパーティーとかに出席して相手を自分で見つけてくれてもいいんだけど」
「あぁ」
「どうする。じゃぁ①縁談を受ける ②社交界でいい相手を見つける のどちらかってことで決めましょう。そうしないとあなたはいつまでたっても引き延ばしていくでしょ。どっちにする」
母親はよっぽど切羽つまっているみたいで選択肢で選ばせる方法をとってきた。縁談は返事が差し迫っていたこともありすぐに断りの連絡を入れることにし、社交界で手を打つことで渋々同意した。しかし、社交界は今まで何度か出席していたが傷を負ってからは出席を拒んでいた。護衛勤務にあたっている時でさえ令嬢とすれ違うと必ずと言っていいほど陰口をたたかれたり、あからさまに視線を外されたりしている状況で誰が好き好んで相手をしてくれるだろう。まぁ仕方ないかとあきらめた時、ふとエリーゼの顔が浮かんだ。エリーゼなら俺の相手をしてくれるだろうか。いつも何かお礼がしたいと口にしていたから頼んでみても大丈夫だろうか。エリーゼも社交界は嫌いだと言っていたからやはり無理だろうか。どちらにしても一度相談してみよう、いい返事をもらえるといいのだが、俺はそう考えエリーゼに相談することにした。

後日、俺はいつものように朝食を準備しエリーゼの仕事が終わるであろう時間に厩舎を訪れた。
「エリーゼ、おはよう、朝食を持ってきたがどうだ」
俺がそう声を掛けるとエリーゼは振り返り
「あっいつもありがとうございます。今終わったところなので上で待っていてもらえますか」
エリーゼにそう言われたため俺はいつもの通り厩舎の二階にあがり朝食の準備をしエリーゼが上がってくるのを待った。
「お待たせしました」
エリーゼは笑顔でそう言うと俺の向かいの席についた。
「いただきます。やっぱり食堂の焼きたてパンはおいしいですよねぇ。仕事終わりに食べるとさらにおいしさが増すというか・・」
エリーゼはそういいながら朝食を頬張っていた。その様子があまりにも可愛くついつい顔が綻んでしまった。朝食をとりながらたわいもない会話をした後、俺はエリーゼにパーティー参加についての頼みをすることにした。
「今日は、エリーゼに頼みがあって来たのだが・・」
「えっドラガル様からの頼み事って珍しいですねぇ、初めてかしら」
エリーゼは興味津々と言った表情で頼みごとが言われるのを待っていた。
「実は親から縁談話が何度かきていて断っていたんだが、俺ももう二十歳になるから親が将来を心配して・・今回は縁談を断る代わりにパーティーに参加しろと言われた。俺はこんな容姿をしているから嫌だったのだがどうしても今回は断れず・・」
俺が言葉を濁しながら話していると
「一人で出るのが嫌だから私に一緒に出てほしいってことですか」
とエリーゼはすぐに言いたいことを理解した。
「あぁそういうことになるのだが」
「いいですよ。いつもお世話になってるドラガル様の頼み事ですし、それでお返しになるのなら・・でも一つだけ条件があります」
エリーゼはそう言うと耳元で囁いた。
「あぁわかった」
「じゃぁ決まりってことで。じゃぁどうします。お揃いの色でも身につけます?ドラガル様かっこいいから何色でも似合うと思うんですけど・・やっぱり騎士様だから正装になるんですよねぇ。同じ色を身につけるのは難しいですか」
「いやそんな大きなパーティーでなければ、騎士の正装でなくてもいいから、ハンカチーフやスカーフを揃えることはできるが・・」
「そうなんですか、じゃぁドラガル様が強く見えるように赤とかどうでしょう。でも赤だと派手派手しい感じが・・そうだ。ワインレッドにしましょう。ワインレッドだったらちょっと大人な感じもしますし私のドレスもあまり目立たないようにできると思うので、どうですか」
「あぁ、エリーゼに任せる」
「じゃぁ、決まりってことで。私もあまり社交界は好きではないですけどドラガル様が一緒だったらちょっと楽しみです。あっダンスの練習もしないと。ドレスは急いで準備して・・」
そう言うとエリーゼは真剣な表情で何やらぶつぶつと呟いていた。
どのパーティーに出席するかは後で告げると言うと
「どのパーティーか言っていただいたら紹介状はこちらで準備してもらえると思うので大丈夫です」
と返答があった。紹介状はその家と好意にしていないともらえないはずだが大丈夫なのだろうかとも考えたがエリーゼが大丈夫というので任せることにした。
それから幾日が経ち、パーティー当日となった。俺は黒の上着にワインレッドのスカーフとハンカチーフを身につけ会場に向かった。この会場の主催者は畏まった形式が好きでないためそれぞれが受付を通り会場に入っていく形式をとっていた。俺は受付を通りホールへと入っていった。すると驚くばかりの人だかりが部屋の隅にあった。気にも留めずエリーゼの姿を探すが見当たらず壁にもたれかかっていると一人の令嬢が足早に移動している姿が目に入った。彼女の移動に連なるように人だかりが移動していた。ふとその令嬢がワインレッドの装いをしていることに気が付いた
「待ち合わせをしているので一人にしていただけますか」
令嬢の声が聞こえてきて驚いた。エリーゼの声だったからだ。俺は急いでその令嬢に駆け寄った。彼女はやはりエリーゼで俺が行くと助かったとばかりに近寄ってきた。
「彼女に何か。彼女は私の連れだ。今日は私以外と踊る予定になっていないためお引き取り願おうか」
俺はそう言うとエリーゼの腰を自身へと引き寄せた。エリーゼは顔を赤らめながら俺の顔を見つめていた。そう言い終えると人だかりは雲を散らしたようになくなった。あらためてエリーゼを見て驚いた。髪はいつもみたいに後ろで一つに束ねず、髪に白いリボンを絡めるようにして後ろに結い上げパールが所々についていた。ドレスは、白のフリルで一部切り替えが施されパールを随所に散らしたワインレッドのドレスでやや胸元が広く大人の女性の色気を出していた。化粧もいつもの薄化粧ではなく輪郭を強調した化粧が施され美しさの中にも気品が感じられた。
「エリーゼ、驚いた、凄く綺麗だ」
「ありがとうございます。今日はドラガル様に喜んでもらえるように気合入れてきました・・ドラガル様も素敵です。前髪は後ろに投げ上げずに楽な感じにおろしてこられたんですねぇ。いつもと雰囲気が違って驚きました。凄くかっこいいです」
エリーゼは満面の笑みで手を差し伸べてきた。俺は膝を折るとエリーゼの手に口づけダンスを申し込んだ。ホールに移動しダンスを踊りだすとエリーゼの運動神経の良さが伺えた。ワルツはさほど感じなかったがテンポの速いダンスになると実に楽し気にステップを踏むのだ。ついつい俺自身もいつの間にか笑顔で踊ってしまっていたぐらいだ。
「やっぱり、久し振りに踊ると疲れますね」
エリーゼが何曲目かのダンス中そう言ってきた
「じゃあ、この曲が終わったらテラスで休憩しようか」
俺はよかったと内心思いながら返答した。騎士をしているので体力はあるので、別の理由からだった・・エリーゼとダンスを踊っていると周りで踊っている男たちが曲が終わるたびにエリーゼにダンスを申し込もうと近寄ってくるからだ。俺はエリーゼとの約束もあったがそれ以外の気持ちもあったように思う。俺は他の男たちがエリーゼにダンスの申し込みができないようにエリーゼに声を掛けられないように立ち振る舞った。まぁ他の男たちが声を掛けたくなるのも仕方ないこの会場でエリーゼ以上に魅力的な令嬢はいなかったからだ。ダンスの曲が終了すると、二人でテラスで寛ぐことにした。
「今日は来てよかったです。凄く楽しい。最初にドラガル様に約束を守ってもらえたから殿方から声を全く掛けられなかったしずっと傍に居てもらったから心細さもなかったし本当に楽しいです。やっぱり広いところで他の人たちとダンスをするのは楽しいですねぇ。体を動かすと凄く気持ちもいいです。それに、ドラガル様のリードが上手かったので凄く踊りやすかったです。こんなパーティーだったらまた来てもいいかなぁ」
エリーゼは、テラスの柵から身を乗り出すようにして夜空を眺めながら笑顔で話していた。その笑顔を見ていると無性に彼女に触れたくなり、気付くと夜空を眺めている彼女を後ろから抱き締めていた。自分でも自分の行動に驚いたが、やってしまったことは消すことができずもう開き直りそのまましばらく時を過ごした。最初彼女は驚き体を硬直させていたがしばらくすると硬直も解け気付くと俺の手に手を重ねてきていた。
どれくらいの時間が過ぎただろう・・
「寒くないか」
「そうですねぇ、少し・・」
彼女はそう言うと俺が緩めた腕の中で向きをかえ顔を赤らめながら俺の顔を見つめてきた。また彼女に触れたい衝動に駆られたが今度はしっかり理性を働かせ衝動を抑え込んだ。
「じゃぁ中に戻ろうか」
そう言って彼女に手を差し出した。
「えぇ」
彼女は俺の手に手を重ねるといつもと変わらぬ笑顔を向けてきた。その後二人で軽食を摘まみながら談笑した後、帰路についた。
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