マリアンヌは、今日も元気です。

桃次郎

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夕食の時間になり、淑女教育で満身創痍のマリアンヌはよろよろとソファから立ち上がる。

キャロラインが帰った後、マリアンヌはソファにぐったりと座っていた。

もう、指の1本も動かせない程、疲れ切っていた。

メイドが、夕食の時間を知らせに来たので、立ち上がる。

歩く度に、ギシギシと体のあちこちから音がしそうだ。

膝も腰もガクガクで、まったく公爵令嬢らしくない歩き方だ。

メイドが哀れみの目で見つめている。

マリアンヌが食堂に着くと、すでにクリス、ジェシカ、デヴィッド、ブロス、ジャックが席に着いていた。

よろよろとしながら、なんとか席に着く。

クリスは、そんな姿のマリアンヌを見て、キャロライン・ターナーに殺意が湧く。

「マリアンヌ、大丈夫かい?」

あのババァめ。よくも我が家の天使をこんな目に合わせたな。

心の中で、悪態をつく。

ジェシカは、自分自身も子供の頃に厳しい淑女教育を受けていたので、キャロラインの指導に理解はしている。

マリアンヌは、淑女教育がよその子供よりも遅れているので、厳しく指導を受けているのは仕方がない。と思っているのだ。

「お父様。大丈夫ですよ。」

マリアンヌは、心配するクリスにニコリとほほ笑む。

ここで、淑女教育をやりたくない。と言ってしまったら剣の稽古が出来なくなってしまう。

マリアンヌは、強くなって『渡り鳥 少年アンディ』のように、旅をしながら悪者を成敗したいのだ。

「えらいな。マリアンヌ。」

デヴィッドが、デザートのシャーベットをマリアンヌに譲った。

「えへへ。お兄様、ありがとう。」

自分のデザートをすでに、食べ終えていたマリアンヌは、デヴィッドの分のシャーベットを食べ始めた。



素振りよりも、淑女教育に体力を削られていたマリアンヌは、思うように大好きな剣の稽古が出来なくなってしまった事に、ストレスが溜まっていた。


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