マリアンヌは、今日も元気です。

桃次郎

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『渡り鳥 少年アンディ』

アンディは、次の街へと辿り着いた。

すると、人だかりを見つけた。

何事か?と人だかりに近づくと、女性が泣いており、女性を抱きしめながら男性も泣いていた。

二人を囲んでいる人達も一緒に悲しんでいる。

女性と男性は、夫婦だという。

アンディは、声をかけて事情を訊ねてみると、この領地を治めている領主が、泣いている夫婦の娘を攫って行ったという。

夫婦の娘は、心優しく、この街で一番の美少女だという。

アンディは、こんなに街の人達に愛されている少女を助けたい。と思った。

悲しんでいる夫婦に、アンディは少女を必ず助ける。と約束した。


その夜、アンディは領主の住む邸へと来ている。

高い塀に囲まれている邸は、簡単に忍び込む事が出来そうにない。

アンディは、塀のそばに高い木を見つけた。

「よし、この木から塀へ飛び移ろう。」

アンディは、リスのようにスルスルと軽快に登っていく。

そして、塀の方へと伸びている枝をつたって、塀へ飛び移った。

そのまま、邸の庭へと飛び降りる。

「少女は、どこにいるのだろうか?」

邸の者に見つからないように、邸へ忍び込む。

使用人の部屋を見つけ、使用人の服に着替える。

使用人になりすまして、堂々と邸内を歩いて少女のいる部屋を探す。

すると、すすり泣く声が聞こえる。

そっと、扉を開くと少女が泣いている。

部屋の中には、少女以外、誰もいない。

チャンスだ。

「助けに来たよ。」

少女の手を取り、窓の外に出る。

この部屋は、2階だ。

「どうやって、降りるの?」

アンディは、少女を抱きかかえる。

「こうやって、おりるのさ。」

アンディは、少女を抱きかかえたまま、ベランダの手すりに足をかけ、飛び降りた。

少女が声を出さないように、頭を胸に押し付ける。

「・・・・・・!!!!」

少女は、恐怖で声が出なかった。

アンディは、今度は少女を背におぶり、庭の木を登り、塀に飛び移って邸を脱出した。

無事に、少女を両親のもとへと帰したアンディは、とても感謝された。

アンディは、この領主を成敗しなければ。と、ふたたび邸へと向かった。

邸の中は、少女がいなくなった。と大騒ぎしている。

アンディは、領主の前に姿を現すと、

「少女誘拐、許すまじ。成敗!」

領主が、二度と立ち上がれないぐらいに、木剣で打ちつけた。


この地に平和が戻った。



アンディの旅は続く。


====================================



「はぁ~~~。新作16巻も素晴らしいわ。」

マリアンヌは、新作を一気に読み終えた。


「剣だけではなく、木登りも練習しなければならないわね。」


なんだか、ジェシカの夢がますます遠のいていきそうだ。

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