29 / 74
2章:セントフィリアの冒険
25話.オルゴラズベリーの借金返済の冒険⑤:仲直りの決意
「うっ」
目が覚めると、そこはどこかの洞穴の中だった。
天井の少し欠けたところから光が差し込んでいる。
近くから波音がした。
他にもジメジメとした空気と僕が寝そべっていた硬い岩。
そして、ピチャリ、ピチャリと反響する水滴から僕は自分の現在地を判断する。
ここはおそらく、都市の外れにある洞穴、テナウ洞窟だろう。
セントラルフィリアは港町だ。
海岸に繋がる洞穴もいくつかあり、それらは観光地になっていた。
だが、魔獣四王の集結により観光客は寄り付かなくなった。
身代金等を目的として、誘拐事件を起こすのならば、絶好の隠れ家になる場所だろう、
と攫われた当人である領主の息子ロイド・エル・ハートブルクはそう推測した。
その推理は街を細かく知るものにしかできないもので、それは間違いなく領主の資質の1つであるが、本人はそのことに気づいていなかった。余談ではあるが。
さて、
僕は自身の状況を確認する。
両腕はロープで縛られていた。
口は塞がれていなかったが、おそらく叫んでも誰も来ないだろう。誘拐犯以外は。
バリュウ)
誘拐されたあの時、誘拐犯はおそらく馬龍と呼ばれる竜種の小型モンスターに馬車を全速力で引かせ、力づくで僕を無理矢理その馬車に乗せたんだろう。
だが、あの時は側にオルもいた。ふと思う。
魔獣四王のオルならば、あの状況でも僕を助けられたのではないかと。
そうしなかったのは、きっと僕に怒っているからだ。
そう考えると、胸が苦しくなる。
「お!お目覚めかな?」
そう言って、話しかけてきたのは、僕を誘拐した怪しい男だ。
小太りで、全身黒ずくめのスーツを着ており、帽子も黒だった。サングラスもしていて、顔はイマイチ分からない。
男はニヤニヤと薄笑いを浮かべ、胡散臭い顔でこちらに近づいてくる。
他にも仲間が2人いるようだった。彼らも小太りの男と同じような黒スーツの格好をしているが、どちらも小太りの男と違い長身だった。
「近寄るな!僕は、あの偉大な領主、カイル・エル・ハートブルクの息子、ロイド・エル・ハートブルクだぞ。こんな事してどうなるか分かってるのか」
精一杯の虚勢を張る。こんな状況でも屈してはいけないことだけは、自分の立場を1番理解しているからこそわかっていた。
「ええ、わかってますとも。だからこそ、あなたを誘拐したのですから。大都市の領主の息子ともなれば、一体いくらもらえるんでしょうかねぇ。考えるだけで震えが止まりませんよ」
男は下衆な顔で笑う。正直怖い。けど、父上の邪魔はしたくない。今こんな誘拐事件が明るみになれば、街の治安は悪くなる一方だ。復興も益々難しくなるだろう。
「来るな!舌を噛みちぎるぞ。そうなったらどうなるかわかるだろ!」
強気な態度を見せる。が、ハッタリだ。だが効果はあったらしい。
「よせっ!クソ生意気なガキめ!お前に死なれちゃ面倒なんだよ」
小太りの男はもうインテリの仮面をとり、本性を表した。
小物め。と内心毒づく。
すると、後ろにいた男がすごいスピードでこちらに駆け寄り、僕に蹴りを入れた。
「あうっ!」
僕は洞窟の岩に叩きつけられる。頭がガンガンして、うまく考えがまとまらない。
「人質なんて、生きてりゃ何したっていいんですよ。旦那。気絶させて黙らしておきましょう。最悪死んでも口八丁、手八丁で何とかできますって」
「おう、そうだな」
だめだ。やっぱり僕じゃ抗うこともできない。
「助けて。オル」
心の中で反射的に思って口に出してしまった。
ハッとする。
なんてね。僕にそんなこと思う資格なんてないのに。
どうせ死ぬなら、もっと踏み込んでみればよかったなぁ。
その時。
途轍もなく大きな爆発音がした。
ガラガラと音を立てて岩が崩落し、
洞窟が半壊する。
「なっ!?なんだ?いったい」
小太りの男は慌てふためいている。
「おー、いたいた。よかった。無事かぁ」
洞窟が崩れたことにより、半暗闇だった洞窟に、大量の光が差し込んだ。
その光の中から表れたのはやっぱり予想通りの人物だった。
「来てくれたんだ」
「もちろん、助けに来たぜ!ロイ。にしし」
ギザギザの歯を剥き出しにして、満面の笑みでオルは言った。
◇◇
「な、なんだ一体?あれは、ガキ?おい、お前一体何者だ!さっきの爆発と関係があるのか、なぁ!!」
小太りの男がこちらを見て、凄む。
だが、オルはそんな事お構いなしだ。
トコトコとこちらに駆け寄り、倒れた僕を起こしてくれた。
「大丈夫か?」
オルは爪で僕の両手を縛るロープを切ってくれた。
「うん、何とか」
だが、蹴られた時にできた僕の頬の痣と転んでできた擦り傷を見て、オルの顔が歪む。
「その傷」
「大丈夫、なんともないから」
「ちょっと待っててな」
くるりと振り返り、オルは言った。
「これやったのお前らか?」
小太りの男はその問いに答えずに、啖呵をきる。
「こっちの質問の方が先やろがい。ボケが。お前が何者かしらねーけどな、こっちには大事な計画があるんじゃ、邪魔してくれやがって。おい、やっちまえ」
長身の男2人が、オルに向かって走る。
「消えてろ!ガキ」
さっき、僕にやったように蹴りをかます気だ。
あの2人の動きが、素人離れしていることは僕でも分かった。
詳しくは知らないが、冒険者や騎士など魔獣と戦うプロたちはきっとこんな動きをするんだろう。
けど、所詮その程度だ。本物の怪物には敵わない。
「うるせぇよ」
今までのオルからは信じられない冷たい声でオルは言い、
手のひらを大きく開いて、オルは長身の男の顔を掴むと、思いっきり地面に叩きつけた。
硬い洞窟の岩が粉々に砕け散る。
長身の男はピクリとも動かなくなった。
生きてる、のかな?
「な!?」
もう1人の長身の男は狼狽しているが、容赦はない。
オルは目にも映らない速さで男に近づき、蹴りを入れた。
長身の男は吹き飛び、これまたピクリとも動かなくなった。
「オル…」
オルは怒ってくれているのだ。僕のために。
「なっ!なんなんだよぉ、おまえぇ!!」
小太りの男は、尻もちをつき後退りするが、オルは歩いて近いた。
「よくも、私の友達を傷つけたな。絶対に許さない。グチャグチャにしてやる」
「ひっ、ひぃぃぃ」
オルの発言を聞き、小太りの男は泡を拭いて気絶する。
ズボンからは、液体が流れ出てきていた。それが何かは触れないでおこう。
この状況じゃ仕方ないとは言え、やっぱりこの小太りの男、小物だったか。
と僕は心の中で思った。
それにしても友達か。
「さっ、終わったぞ。帰ろう。私ロイに言いたいこともあるし」
寂しげに笑ってオルが言う。
「僕も一言言いたい事があるんだ。オル!」
やっぱり、僕もオルにちゃんと向き合うべきだ。
そして、僕はオルに近づく。
その時だった。
バコォンという、またもや洞窟が崩壊する音がした。
不運なことにその衝撃は僕を巻き込んだ。
あまりに一瞬のことに何が起きたか分からないまま。吹き飛ばされる。
辛うじて見えたのは、とてつもなく巨大なタコ足とオルが驚いている顔だ。
これは、やば…
意識が遠のく。
オルの顔が驚きの色から絶望の色に変わったのが分かった。
ああ、クソッ。まだオルに言えてないことがあるのに。
今ならちゃんとオルと向き合えそうなのに。
そのまま僕は瞼を閉じた。
___________________________
読んでくださり、ありがとうございます。
次回投稿は4月7日(金)の20時からになります。
もし少しでも気に入っていただけたのであれば
お気に入り登録お願いします。(>_<)
気になった点があればお気軽に感想を書いてくださると嬉しいです。
目が覚めると、そこはどこかの洞穴の中だった。
天井の少し欠けたところから光が差し込んでいる。
近くから波音がした。
他にもジメジメとした空気と僕が寝そべっていた硬い岩。
そして、ピチャリ、ピチャリと反響する水滴から僕は自分の現在地を判断する。
ここはおそらく、都市の外れにある洞穴、テナウ洞窟だろう。
セントラルフィリアは港町だ。
海岸に繋がる洞穴もいくつかあり、それらは観光地になっていた。
だが、魔獣四王の集結により観光客は寄り付かなくなった。
身代金等を目的として、誘拐事件を起こすのならば、絶好の隠れ家になる場所だろう、
と攫われた当人である領主の息子ロイド・エル・ハートブルクはそう推測した。
その推理は街を細かく知るものにしかできないもので、それは間違いなく領主の資質の1つであるが、本人はそのことに気づいていなかった。余談ではあるが。
さて、
僕は自身の状況を確認する。
両腕はロープで縛られていた。
口は塞がれていなかったが、おそらく叫んでも誰も来ないだろう。誘拐犯以外は。
バリュウ)
誘拐されたあの時、誘拐犯はおそらく馬龍と呼ばれる竜種の小型モンスターに馬車を全速力で引かせ、力づくで僕を無理矢理その馬車に乗せたんだろう。
だが、あの時は側にオルもいた。ふと思う。
魔獣四王のオルならば、あの状況でも僕を助けられたのではないかと。
そうしなかったのは、きっと僕に怒っているからだ。
そう考えると、胸が苦しくなる。
「お!お目覚めかな?」
そう言って、話しかけてきたのは、僕を誘拐した怪しい男だ。
小太りで、全身黒ずくめのスーツを着ており、帽子も黒だった。サングラスもしていて、顔はイマイチ分からない。
男はニヤニヤと薄笑いを浮かべ、胡散臭い顔でこちらに近づいてくる。
他にも仲間が2人いるようだった。彼らも小太りの男と同じような黒スーツの格好をしているが、どちらも小太りの男と違い長身だった。
「近寄るな!僕は、あの偉大な領主、カイル・エル・ハートブルクの息子、ロイド・エル・ハートブルクだぞ。こんな事してどうなるか分かってるのか」
精一杯の虚勢を張る。こんな状況でも屈してはいけないことだけは、自分の立場を1番理解しているからこそわかっていた。
「ええ、わかってますとも。だからこそ、あなたを誘拐したのですから。大都市の領主の息子ともなれば、一体いくらもらえるんでしょうかねぇ。考えるだけで震えが止まりませんよ」
男は下衆な顔で笑う。正直怖い。けど、父上の邪魔はしたくない。今こんな誘拐事件が明るみになれば、街の治安は悪くなる一方だ。復興も益々難しくなるだろう。
「来るな!舌を噛みちぎるぞ。そうなったらどうなるかわかるだろ!」
強気な態度を見せる。が、ハッタリだ。だが効果はあったらしい。
「よせっ!クソ生意気なガキめ!お前に死なれちゃ面倒なんだよ」
小太りの男はもうインテリの仮面をとり、本性を表した。
小物め。と内心毒づく。
すると、後ろにいた男がすごいスピードでこちらに駆け寄り、僕に蹴りを入れた。
「あうっ!」
僕は洞窟の岩に叩きつけられる。頭がガンガンして、うまく考えがまとまらない。
「人質なんて、生きてりゃ何したっていいんですよ。旦那。気絶させて黙らしておきましょう。最悪死んでも口八丁、手八丁で何とかできますって」
「おう、そうだな」
だめだ。やっぱり僕じゃ抗うこともできない。
「助けて。オル」
心の中で反射的に思って口に出してしまった。
ハッとする。
なんてね。僕にそんなこと思う資格なんてないのに。
どうせ死ぬなら、もっと踏み込んでみればよかったなぁ。
その時。
途轍もなく大きな爆発音がした。
ガラガラと音を立てて岩が崩落し、
洞窟が半壊する。
「なっ!?なんだ?いったい」
小太りの男は慌てふためいている。
「おー、いたいた。よかった。無事かぁ」
洞窟が崩れたことにより、半暗闇だった洞窟に、大量の光が差し込んだ。
その光の中から表れたのはやっぱり予想通りの人物だった。
「来てくれたんだ」
「もちろん、助けに来たぜ!ロイ。にしし」
ギザギザの歯を剥き出しにして、満面の笑みでオルは言った。
◇◇
「な、なんだ一体?あれは、ガキ?おい、お前一体何者だ!さっきの爆発と関係があるのか、なぁ!!」
小太りの男がこちらを見て、凄む。
だが、オルはそんな事お構いなしだ。
トコトコとこちらに駆け寄り、倒れた僕を起こしてくれた。
「大丈夫か?」
オルは爪で僕の両手を縛るロープを切ってくれた。
「うん、何とか」
だが、蹴られた時にできた僕の頬の痣と転んでできた擦り傷を見て、オルの顔が歪む。
「その傷」
「大丈夫、なんともないから」
「ちょっと待っててな」
くるりと振り返り、オルは言った。
「これやったのお前らか?」
小太りの男はその問いに答えずに、啖呵をきる。
「こっちの質問の方が先やろがい。ボケが。お前が何者かしらねーけどな、こっちには大事な計画があるんじゃ、邪魔してくれやがって。おい、やっちまえ」
長身の男2人が、オルに向かって走る。
「消えてろ!ガキ」
さっき、僕にやったように蹴りをかます気だ。
あの2人の動きが、素人離れしていることは僕でも分かった。
詳しくは知らないが、冒険者や騎士など魔獣と戦うプロたちはきっとこんな動きをするんだろう。
けど、所詮その程度だ。本物の怪物には敵わない。
「うるせぇよ」
今までのオルからは信じられない冷たい声でオルは言い、
手のひらを大きく開いて、オルは長身の男の顔を掴むと、思いっきり地面に叩きつけた。
硬い洞窟の岩が粉々に砕け散る。
長身の男はピクリとも動かなくなった。
生きてる、のかな?
「な!?」
もう1人の長身の男は狼狽しているが、容赦はない。
オルは目にも映らない速さで男に近づき、蹴りを入れた。
長身の男は吹き飛び、これまたピクリとも動かなくなった。
「オル…」
オルは怒ってくれているのだ。僕のために。
「なっ!なんなんだよぉ、おまえぇ!!」
小太りの男は、尻もちをつき後退りするが、オルは歩いて近いた。
「よくも、私の友達を傷つけたな。絶対に許さない。グチャグチャにしてやる」
「ひっ、ひぃぃぃ」
オルの発言を聞き、小太りの男は泡を拭いて気絶する。
ズボンからは、液体が流れ出てきていた。それが何かは触れないでおこう。
この状況じゃ仕方ないとは言え、やっぱりこの小太りの男、小物だったか。
と僕は心の中で思った。
それにしても友達か。
「さっ、終わったぞ。帰ろう。私ロイに言いたいこともあるし」
寂しげに笑ってオルが言う。
「僕も一言言いたい事があるんだ。オル!」
やっぱり、僕もオルにちゃんと向き合うべきだ。
そして、僕はオルに近づく。
その時だった。
バコォンという、またもや洞窟が崩壊する音がした。
不運なことにその衝撃は僕を巻き込んだ。
あまりに一瞬のことに何が起きたか分からないまま。吹き飛ばされる。
辛うじて見えたのは、とてつもなく巨大なタコ足とオルが驚いている顔だ。
これは、やば…
意識が遠のく。
オルの顔が驚きの色から絶望の色に変わったのが分かった。
ああ、クソッ。まだオルに言えてないことがあるのに。
今ならちゃんとオルと向き合えそうなのに。
そのまま僕は瞼を閉じた。
___________________________
読んでくださり、ありがとうございます。
次回投稿は4月7日(金)の20時からになります。
もし少しでも気に入っていただけたのであれば
お気に入り登録お願いします。(>_<)
気になった点があればお気軽に感想を書いてくださると嬉しいです。
あなたにおすすめの小説
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?
つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。
平民の我が家でいいのですか?
疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。
義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。
学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。
必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。
勉強嫌いの義妹。
この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。
両親に駄々をこねているようです。
私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。
しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。
なろう、カクヨム、にも公開中。
【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……
buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。
みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
転生したので好きに生きよう!
ゆっけ
ファンタジー
前世では妹によって全てを奪われ続けていた少女。そんな少女はある日、事故にあい亡くなってしまう。
不思議な場所で目覚める少女は女神と出会う。その女神は全く人の話を聞かないで少女を地上へと送る。
奪われ続けた少女が異世界で周囲から愛される話。…にしようと思います。
※見切り発車感が凄い。
※マイペースに更新する予定なのでいつ次話が更新するか作者も不明。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流@3/19書籍発売!
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
異世界に召喚されたが勇者ではなかったために放り出された夫婦は拾った赤ちゃんを守り育てる。そして3人の孤児を弟子にする。
お小遣い月3万
ファンタジー
異世界に召喚された夫婦。だけど2人は勇者の資質を持っていなかった。ステータス画面を出現させることはできなかったのだ。ステータス画面が出現できない2人はレベルが上がらなかった。
夫の淳は初級魔法は使えるけど、それ以上の魔法は使えなかった。
妻の美子は魔法すら使えなかった。だけど、のちにユニークスキルを持っていることがわかる。彼女が作った料理を食べるとHPが回復するというユニークスキルである。
勇者になれなかった夫婦は城から放り出され、見知らぬ土地である異世界で暮らし始めた。
ある日、妻は川に洗濯に、夫はゴブリンの討伐に森に出かけた。
夫は竹のような植物が光っているのを見つける。光の正体を確認するために植物を切ると、そこに現れたのは赤ちゃんだった。
夫婦は赤ちゃんを育てることになった。赤ちゃんは女の子だった。
その子を大切に育てる。
女の子が5歳の時に、彼女がステータス画面を発現させることができるのに気づいてしまう。
2人は王様に子どもが奪われないようにステータス画面が発現することを隠した。
だけど子どもはどんどんと強くなって行く。
大切な我が子が魔王討伐に向かうまでの物語。世界で一番大切なモノを守るために夫婦は奮闘する。世界で一番愛しているモノの幸せのために夫婦は奮闘する。