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ダンジョン篇
クイーンとの会話
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クイーンが突然入って来た。鑑定は自動的に作動する。
(レベルが1089!? 前見たときは1だったはずだ)
そして、案の定、鑑定は妨害され、情報が見えなくなる。いつも少しだけ見えるのは、鑑定妨害は見られてからでないとできないのか?
さらにお約束の悪寒。俺が鑑定されている。俺は鑑定の妨害の仕方が分からないから、相手からは丸見えだ。
クイーンはリズたちも鑑定しているようだ。
リズがクイーンと何やらやり取りしたのだろう。クイーンと向き合っていたリズが、突然口を開いた。
「そこのスケルトン、お前は何者だ?」
ハウントの魔法だ。霊を憑依させる。リズはクイーンに憑依させたのだろう。
クイーンがすぐに敵対しなくて、とりあえず俺はホッとした。
(スケルトンです。ダンジョンに入って最初の左側の部屋出身です)
「それは知っている。これまでに二度会ったであろう。私が聞いているのは、なぜ知能があるのか、ということだ」
俺と会ったことは覚えてるんだ。
(ここに転生したときからありました)
「やはりな。スケルトンへの乗り移りだな。で、ここで何をしている? いたいけな少女をはべらして、お前はロリコンか?」
ロ、ロリコン!?
(ロリコンではないです。前世の娘と同年代の女の子を悪の手から守っただけですよ。ロリコンは彼女たちをさらうよう指示しているどこかのアホのことです)
「どうかな。怪しいものだ」
さっきからクイーンを代弁しているリズの声だけがアリサとサーシャには聞こえており、俺の反論は届いていない。ロリコンと言われた後、心なしかアリサとサーシャが俺から距離をとったような気がする。
(変なこと言わないでもらえますか? 子供たちに気味悪がられたら、どうするんですか)
「ふん。見ず知らずの骨女から言われたぐらいで、ぐらつくような信頼関係ならば、チームなどやめてしまえ。で、もう一度聞く。ここで何をしている?」
(彼女たちが冒険者になりたいってことで、レベリングをしていて、ここで寝泊まりしています)
「寝泊まり? 生者を連れて、ここでか」
クイーンが随分と考え込んでいる。そもそもここはどういった場所なのだろうか。
「うーむ、ダメという決まりはないし。うむ、よいぞ。では、さらばじゃ」
(え? 終わりですか? あなた様はいったいどのような方なのでしょうか)
「おじさん、もう出て行かれました」
クイーン本体の方を見ると、さっきいた場所にいなかった。リズが指差した方向を見ると、一番向こうの扉から出て行くところだった。
俺は色々と聞きたいことがあったのだ。自分も含めたこのダンジョンに住むアンデッドたちのことを。
「おじさん、私、少し分かりました。クイーンのこと」
(本当か?)
「はい。クイーンは地上に向かっています」
(そうなのか。何をするんだろう)
「愛する人を助けるためのようです。生前のときの旦那様かお子様だと思います」
(何だか漠然としているな)
「はい、はっきりとは分からないのですが、憑依されたとき、助けたいという気持ちがすごく伝わって来ました」
(この前、見たときはレベル1だったのに、もう1000を超えていたが、レベリングしにダンジョンに戻っていたのか。いや、やられて、ホームでレベル1復活したのか。聖女は冒険者から呼ばれてダンジョンに入ったと思っていたが、ひょっとして、クイーンを追って来ていたのか)
「ちょっとあの扉、開けてみません?」
(そうだな。行ってみよう)
扉を開けたら、洞窟に繋がっていた。二メートルほどの高さのある洞窟を四人で歩いて進んで行くと、山の崖に出た。上も下も断崖絶壁の山の崖の岩肌のど真ん中にポツリと開いた空洞だ。
「おじさん、地上ですよ、ここ。セイントクレア山の有名な崖です」
クイーンも俺もスケルトンなので、飛び降りて、下でバラバラになっても、一分後に復活できるから、外には出られるが、ここに戻って来るのは無理そうだ。
(俺の外への出方は分かった。俺たちもレベル1000超えまでレベリングして、地上に出よう)
「レベル1000ですかっ。何だか、凄いですねっ」
ただ、俺には一抹の不安が。今のレベリングの仕方は、まるで夏休みの宿題を親がやってあげているようなものだ。こんな方法で、こいつら、きちんと自分で生きていけるのだろうか?
(レベルが1089!? 前見たときは1だったはずだ)
そして、案の定、鑑定は妨害され、情報が見えなくなる。いつも少しだけ見えるのは、鑑定妨害は見られてからでないとできないのか?
さらにお約束の悪寒。俺が鑑定されている。俺は鑑定の妨害の仕方が分からないから、相手からは丸見えだ。
クイーンはリズたちも鑑定しているようだ。
リズがクイーンと何やらやり取りしたのだろう。クイーンと向き合っていたリズが、突然口を開いた。
「そこのスケルトン、お前は何者だ?」
ハウントの魔法だ。霊を憑依させる。リズはクイーンに憑依させたのだろう。
クイーンがすぐに敵対しなくて、とりあえず俺はホッとした。
(スケルトンです。ダンジョンに入って最初の左側の部屋出身です)
「それは知っている。これまでに二度会ったであろう。私が聞いているのは、なぜ知能があるのか、ということだ」
俺と会ったことは覚えてるんだ。
(ここに転生したときからありました)
「やはりな。スケルトンへの乗り移りだな。で、ここで何をしている? いたいけな少女をはべらして、お前はロリコンか?」
ロ、ロリコン!?
(ロリコンではないです。前世の娘と同年代の女の子を悪の手から守っただけですよ。ロリコンは彼女たちをさらうよう指示しているどこかのアホのことです)
「どうかな。怪しいものだ」
さっきからクイーンを代弁しているリズの声だけがアリサとサーシャには聞こえており、俺の反論は届いていない。ロリコンと言われた後、心なしかアリサとサーシャが俺から距離をとったような気がする。
(変なこと言わないでもらえますか? 子供たちに気味悪がられたら、どうするんですか)
「ふん。見ず知らずの骨女から言われたぐらいで、ぐらつくような信頼関係ならば、チームなどやめてしまえ。で、もう一度聞く。ここで何をしている?」
(彼女たちが冒険者になりたいってことで、レベリングをしていて、ここで寝泊まりしています)
「寝泊まり? 生者を連れて、ここでか」
クイーンが随分と考え込んでいる。そもそもここはどういった場所なのだろうか。
「うーむ、ダメという決まりはないし。うむ、よいぞ。では、さらばじゃ」
(え? 終わりですか? あなた様はいったいどのような方なのでしょうか)
「おじさん、もう出て行かれました」
クイーン本体の方を見ると、さっきいた場所にいなかった。リズが指差した方向を見ると、一番向こうの扉から出て行くところだった。
俺は色々と聞きたいことがあったのだ。自分も含めたこのダンジョンに住むアンデッドたちのことを。
「おじさん、私、少し分かりました。クイーンのこと」
(本当か?)
「はい。クイーンは地上に向かっています」
(そうなのか。何をするんだろう)
「愛する人を助けるためのようです。生前のときの旦那様かお子様だと思います」
(何だか漠然としているな)
「はい、はっきりとは分からないのですが、憑依されたとき、助けたいという気持ちがすごく伝わって来ました」
(この前、見たときはレベル1だったのに、もう1000を超えていたが、レベリングしにダンジョンに戻っていたのか。いや、やられて、ホームでレベル1復活したのか。聖女は冒険者から呼ばれてダンジョンに入ったと思っていたが、ひょっとして、クイーンを追って来ていたのか)
「ちょっとあの扉、開けてみません?」
(そうだな。行ってみよう)
扉を開けたら、洞窟に繋がっていた。二メートルほどの高さのある洞窟を四人で歩いて進んで行くと、山の崖に出た。上も下も断崖絶壁の山の崖の岩肌のど真ん中にポツリと開いた空洞だ。
「おじさん、地上ですよ、ここ。セイントクレア山の有名な崖です」
クイーンも俺もスケルトンなので、飛び降りて、下でバラバラになっても、一分後に復活できるから、外には出られるが、ここに戻って来るのは無理そうだ。
(俺の外への出方は分かった。俺たちもレベル1000超えまでレベリングして、地上に出よう)
「レベル1000ですかっ。何だか、凄いですねっ」
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